綿矢りさのレビュー一覧

  • 生のみ生のままで 上

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    今までこういう本を読んだことがなかったから、面白かった。女性ならではの、わかるっと共感出来る女性の神秘的感覚があったり。メイクやファッション、香水の事など細かく描かれて、きっと女の子を好きになったら、男性と恋愛するときとは違う目線になるんだろうなと思った。堕ちるべくして堕ちていく、ただの好意からその人の全てを見落とさず意識するようになる瞬間は、きっと一番人が興奮して高ぶっている瞬間。表現の仕方や細やかな描写がさすがだなっといったところ。とても面白く下巻も忘れる前に読みたい。

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    2025年04月07日
  • オーラの発表会

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    明日からまた出勤ねと
    エプロンの緒を締めた
    日曜の夕方。

    夕飯の支度をしなきゃ
    と思いつつ、

    途中で止められず最後
    まで読み切ってしまい
    ました。

    主人公のミルコに触発
    されて、

    いま私はまわりの人に
    あだ名を付けたい欲に
    駆られています。

    ピュアで浮世離れして
    いるミルコ。

    こんな子現実にいない
    よね。

    いてくれたらいいのに
    ・・・

    だんだんまぶたが重く
    なってきました。

    うん、あだ名を考える
    のはまた明日。

    皆さまおやすみなさい
    zzz

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    2025年03月30日
  • 勝手にふるえてろ

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    ネタバレ

    モモコグミカンパニーさんのYouTubeを見て、読んでみたくなった。
    突飛な嘘をついたり、皮肉がすごく的確だったり、するする読めて、よかった。
    最後に、ニを名前で呼ぶシーンは痺れた。
    著者の他の作品も読んでみたくなった。

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    2025年03月30日
  • 勝手にふるえてろ

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    妄想、というか、思い込みというか、とにかくひとりでひたすら突っ走るヨシカから目が離せない笑

    心情の移り変わりに共感できる部分もあるけれど、終始「落ち着け!」と言ってあげたい気持ちでいっぱいでした笑

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    2025年03月29日
  • 憤死

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    読みやすく、面白かった。
    あまり本のあらすじを見ずに読んだので、こういうタイプの本か〜!!がすごかった…

    どの短編も面白かったけど、トイレの懺悔室の破壊力が凄かった。
    順に読んでいったので、その次の憤死もびくびくしながら読んでしまった…
    綿矢さんの所々にある、彼女の目線のセンスや毒、文章の上手さを感じました。

    また時間が経ってから読みたいし、人に勧めたい。

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    2025年03月21日
  • オーラの発表会

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    ちょっとおかしいなって思って目瞑りたくなっちゃう主人公だけど、一方でこういう人かっこいいな、と思うキャラクターでもあって。なれないからこそ憧れちゃう感じ。いいね

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    2025年03月17日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    松任谷由美デビュー50周年を記念して、6人の女性作家さんたちが書き下ろしたユーミン曲がテーマのオリジナル小説集。題名見るだけで惹かれるものがあり、即購入。

    収録されている話は以下、
    ・あの日にかえりたい(小池真理子)
    ・DESTINY(桐野夏生)
    ・夕涼み(江國香織)
    ・青春のリグレット(綿矢りさ)
    ・冬の終り(柚木麻子)
    ・春よこい(川上弘美)

    いずれの曲も知っていたが、あらためて思ったのは、その曲に対する偶像イメージは『人それぞれ』ということ。特にユーミンなどは僕らの年代は誰もが知っていて、その曲に対する絵が脳裏に自然と浮かぶ。
    ただ、それをいざ物語化してみたら、作家が描くストーリーが

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    2025年03月07日
  • 憤死

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    綿矢さんが書くまっすぐな女の人が好き。噴死の友達とは仲良くはなれないけどどこかで「あーいうふうに人の目より自分を大切にできたら」と憧れるんだろうな

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    2025年03月04日
  • ひらいて

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    今で言う負けヒロインのお話。
    おもしろいのは綿矢りさだから当たり前で、今まで読んできた主人公たちに通ずるような性格の、移り変わりの激しい時期特有の心情を生々しく体験できた。
    こんな狂気を納得してしまう説得力、圧巻でした。

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    2025年02月23日
  • オーラの発表会

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    綿矢りさ先生の作品を読むのは3作目かな?前回読んだ作品にも驚かされましたが、今回も圧倒されました。
    独特な世界観にあるユーモアと言葉選びがとても好きです。読み進めるにつれて、海松子含め、登場人物全員のことが好きになるような作品でした。

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    2025年02月09日
  • 憤死

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     読みやすかった。
     貧乏性だから命を無駄に消費できないのなら、生きることにあまり執着できずにただ時を過ごしている私は「豊か」なのだろうか。

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    2025年01月27日
  • オーラの発表会

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    村田沙耶香さんが書きそうな世界観。
    自分の中でしか通じないあだ名をつけるのはちょっと面白そうと思った。
    わたしも結局恋って何?ってなってしまうから、海松子が恋が何なのかわからなくても人を大切にしたい感情に気づけてよかったと思う。
    結局オーラが何なのかはよくわからなかった))

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    2025年01月11日
  • オーラの発表会

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    綿矢りささんの本は初めて読みましたが、ワードセンスが素晴らしいと思った。ギャグセンも高くクスッとなるシーンも多かった。変わった言い回しでも全部イメージが出来る素敵な表現が多い。他書籍も読んでみたい。

    主人公のミル子のキャラクターが面白い。
    親にも敬語だし、変なあだ名を悪気なく脳内で付けちゃうし。一見変わった人付き合いが苦手な子だけど、ピュアで可愛く、そしてちゃんも恋愛に悩みを抱え、ミル子なりに成長をしていく。
    恋愛を通して、「1人で足りている」から」他人と味わう喜びを知っていく」に変わっていくのもアンドロイドから人間になる変化を見た気がして感動した。

    周りのキャラも良い。
    ズバズバ、ミル子

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    2024年12月30日
  • オーラの発表会

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    みるこ変わり者すぎるだろwwww
    お気に入りポイントは、イケメン社会人から好意を寄せられたときに欲に忠実すぎるあのシーン。笑ってしまった。

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    2024年12月28日
  • インストール

    匿名

    購入済み

    テンポが良くてどんどん読み進められました。それにしても女子高生時代にこういう世界を知っている綿矢さんの早熟ぶりに驚きです。僕なんてその頃は何考えてたか⋯。

    #ドキドキハラハラ #エモい #切ない

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    2024年12月25日
  • 生のみ生のままで 下

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    衝撃的な下巻の幕開けから、怒涛の。
    単なる百合に落とさず、かと言って最近ありがちな多様性を強く説くようなものではなく、だからこそかリアルな当事者の心境が感じられた。
    絡みのシーンでは、興奮してしまうほどの描写であったが、官能だけにとどまらない、心境の描写があった。

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    2024年12月21日
  • オーラの発表会

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    asd味が強い
    お父さんが旧友の如くもてなしていた人のことをそんなに親しくないと評価するところに対人関係の質の評価に独特さがあるんだと感じ、自分にも通じるように思った。だから不安になる

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    2024年12月21日
  • 二周目の恋

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    二周目の恋ということで、ほろ苦い大人の恋物語を想像したけど、全ての短編がそういうわけではなかった。「海鳴り遠くに」の描写が綺麗だった。

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    2024年12月15日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ネタバレ

    松任谷由実デビュー50周年記念オリジナル小集。全作書き下ろし。ユーミンの名曲タイトルから6人の女性作家が新たに奏でる小説のハーモニー。令和4年7月1日発行。

    小池真理子 「あの日にかえりたい」(1975年)
    桐野夏生 「DESTINY」(1979年)
    江國香織 「夕涼み」(1982年)
    綿矢りさ 「青春のリグレット」(1985年)
    柚木麻子 「冬の終り」(1992年)
    川上弘美 「春よ、来い」(1994年)

    ユーミン世代ではないので、リアルに記憶にあるのは「春よ、来い」くらい。といっても、歌詞なんて気にしてなかった年頃だったので、いまいちよく分かっていない。本当は、曲を聞いて、歌詞を読んで

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    2024年12月11日
  • 蹴りたい背中

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    昔読んだときは高校生の日常かぁって思うだけだったけど、大人になって読むとまた感じ方が違う。
    先輩が言った「あんたの目、いつも鋭そうに光ってるのに…」のところは印象的だった。この先輩の言葉が例え虚勢だとしても、相手を傷つける、相手を黙らせる、相手より上に立つ、そういうものがこもった言葉って高校生でもそれより幼い子でも吐けるし、大人になってもそういう場面は日常に沢山あるんだよなぁ。

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    2024年12月10日