綿矢りさのレビュー一覧

  • インストール

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    不登校で繊細な時期の高校生の主人公と、早くもインターネット時代を先行く小学生が風俗チャットアプリを通じて、主人公の葛藤を描いた物語。

    期待していたよりか面白みに欠けた部分があったが
    表現力が卓越しており、読み進めていてこの表現いいなぁと、言語化力半端ないとその世界に微力ながら片足を突っ込み眺めることができた。

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    2026年05月12日
  • 夢を与える

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    重いです。
    出てくる人それぞれが望む未来に向かって動いた結果の破滅。
    どこで誰がどうしていればよかったのか。

    本の裏表紙のあらすじだとまるで夕子によって起きた破滅の物語の様に読めるが、実際は両親ひいては日本中の人々によって起きたそれという気もしてくる。
    こういうイメージの人には、こういてくれないと困る、と言った漠然とした欲望がこの物語を生み出したのかもしれない。

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    2026年05月10日
  • 激しく煌めく短い命

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    単に恋愛モノという括りではなく、人生や生き方について考えさせられる。
    自分がどう生きたいのかという想いを貫くことで、自分にとっての幸せら得られる。でも、自分がどう生きたいのかを考えるにあたって、どうしても世間体や常識に囚われてしまう自分もいる。
    シンプルに自分の内側にのみ耳を傾けて、行動できる強さを身につけたい。

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    2026年05月06日
  • 激しく煌めく短い命

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    差別とか同性愛とか働き方とか色々考えさせられる話。
    タイトルから、ずっとどちらかが死ぬのかと思って読んでた。

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    2026年05月05日
  • ひらいて

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    ネタバレ

    愛の感情に対して自分にも見に覚えがあったような気がした。
    1番好きなシーンはたとえの父を殴るところ。

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    2026年05月05日
  • 勝手にふるえてろ

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    ネタバレ

    性別も行き方も違うからあまりに自己投影しながら読めなかったけど、こういう人もいるのかなと思いながら読みました。

    人からどう見られるのか、どう思われるのかは大事じゃないと言われる。でも実際一緒に仕事する仲だと同じ境遇や価値観の方が働きやすいのも事実。そうした中で主人公は普通になろう、馴染もうと嘘ついてしまった。LGBTQとか多様な価値観とか言われる時代だけど、自分の会社でもこうあるべきって価値観は皆もってるんだろうなと思いながら読んでた。

    あと普通に主人公の同期?がフレネミーすぎた^^職場の人にはどこまでプライベートを話すか考えるべきだなと思いました。

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    2026年05月03日
  • 夢を与える

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    今まで読んだ綿矢りさで一番好きかも
    夕子はわたしとは全然違う職業だし、背景も違うから
    感情移入できるか不安で読み進めていたけど

    ラストがとにかくよかった
    多摩に会いたいな

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    2026年04月25日
  • 手のひらの京(新潮文庫)

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    ホント言葉のチョイスが上手いというか、表現力が凄いと感じる。柔らかくも的確で巧みな比喩表現が琴線に触れて、心地よく入り込める世界が提供されてクセになる感じ。
    よくまぁこんなうまい言い回しが出来るもんだと冒頭から感じてしまう。「京都の空はどうも柔らかい。頭上に広がる淡い水色に、綿菓子をちぎった雲の一片がふわふわと浮いている。鴨川から眺める空は清々しくも甘い気配に満ちている。春から初夏にかけての何か始まりそうな予感が、空の色にも溶け込んでいる感じ。(p.5)」「意識を手放せないまま、すうっと夜が明け、カーテンを開けるとかさかさの心に朝焼けが差す。薄い光は傷に塗る消毒液みたいに少し心にしみて涙がにじ

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    2026年04月21日
  • 勝手にふるえてろ

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    綿矢さんってやっぱり天才、!

    なぜ綿矢さんの様なお綺麗な方が、こんな良い具合にキモめな女の子を描くことができるのか。笑
    本当に恐ろしいです。

    主人公ヨシカは、最初の下りで彼氏が二人いることが明かされていましたが、蓋を開けてみるとなんだか思っていたのと違くて、とても拗らせていて…

    本作はヨシカの妄想を中心に話が進められる形ですが、読んでいてすごく心がザワつきます。

    拗らせ女子や、自分にコンプレックスを抱えている人には特に読んでみてほしいです。

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    2026年04月05日
  • 蹴りたい背中

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    ネタバレ

    令和の推し活文化がすっかり浸透した現代に読んだわけだが、当時のオタクってこんなに肩身狭かったのかぁと思いながら読んでいた。

    とにかく人と群れていないとこちらが変わってる人扱い。そこは現代も当時も変わらないところかもしれない。多少受け入れられるようにはなったが…

    主人公のハツちゃん、孤独こそ感じるが、レベルの合わないクラスメートに合わせるよりも一人でいることを選べるしっかりした芯のある子という印象を受けた。
    にな川に対して感じるそれは今でいうところの、キュートアグレッシブなのだろう。
    フェチが開花するお話なのかと思いながら読んだが、見当違いでした。





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    2026年04月04日
  • 蹴りたい背中

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    初めての綿矢作品。
    今思えば、発刊当時に読まなかったのは、賞まで獲ってしまうような同い年の人への嫉妬からだろうなw

    やっと他人のすごさを認められる年齢になって読んでみて、高校生時代の激しく揺れ動く感情を言葉にするとこんなにも印象的な文章になるものなのか!?と驚いています。

    昔の自分を見ているような気持ちにもなり、少しざわついたけど、それも受け入れられる年齢でよかった。

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    2026年04月02日
  • 勝手にふるえてろ

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    クラスのいじられ役のイチが昔から大好きで発展しそうにない恋愛を取るか、職場の自意識過剰のニに好かれつまらない恋愛で初彼氏を作るか乙女心の葛藤が良かったです
    イチとニとそれぞれ男の子をそう呼んで物語りを作ってるところなども
    個人的には新しい傘を使って持ち手のビニールをどうするかの例えの発想が凄いと思いました
    最終局面で自分主義のニとの絡みも凄く好きな感じでした

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    2026年04月01日
  • 蹴りたい背中

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    高校生特有のクラスで1人で居る時の孤独感が、読んでいて恥ずかしさもあり、懐かしさもあり、不思議な気持ちになった。にな川へは、自分と同じ孤独を味わっていて、一歩引いてクラスメイトを見ている仲間だと思ってたけど、オルちゃんという自分の世界を持っていて、それに対する憧れや嫉妬みたいな気持ちがあったのかな?だから蹴りたいのかな?と思った。

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    2026年03月31日
  • ひらいて

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    愛の言動や行動にはとにかく衝動的なものが多く、僅か180ページほどの物語を読み進める中でハラハラさせられたり、クスッとなったり、イライラ(いい意味で)させられたりと感情が右往左往に振り回された。
    思春期の人間あるあるとないないがコミカルに、けれどシリアスに文章を構成していて、こういった作品をもっと読みたいと思わせる読後感だった。

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    2026年03月28日
  • ひらいて

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    高校生の恋愛モノかと思いきや、えげつない内容で仰天。 けれども、とんでもないことをしていく主人公に共感してしまった。

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    2026年03月27日
  • 夢を与える

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    最初から、読むのが止まらないほど引き込まれた。主人公やその親、周辺人物など、それぞれの想いに共感できてしまい、誰に一番共感するか悩ましいと思った。

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    2026年03月27日
  • 勝手にふるえてろ

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    ネタバレ

    自分のことが好きな人を好きになれない気持ちが痛いほど伝わってきて、それでも今までと違う愛し方ができるか、という主人公の葛藤もありながらも前に進むラストが素敵だった。また、主人公のぶっとんでる行動も踏まえて面白かった。

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    2026年03月25日
  • ひらいて

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    想像を超える大胆な言動がいくつもあり衝撃的でした。「たとえ」という人物名が出てくるたびに副詞の「たとえ」と勘違いしてしまいとても苛つきました。

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    2026年03月22日
  • 二周目の恋

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    恋愛アンソロジー。

    どの作品も、一筋縄ではいかないけれど読後に希望の残る。こういうアンソロジーでは珍しく、どの作品も何かしら心に残る箇所があったのでとても得をした気持ち。

    特に「深夜のスパチュラ」のとりとめがないけどキュートな読み味や、「道具屋筋の旅立ち」のラスト、「海鳴り遠くに」のタイトルの意味が分かった瞬間が特に心に残った。

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    2026年03月21日
  • しょうがの味は熱い

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    隣にいるのに分かっているようで何も分かっていなくて、近くにいるのに分かろうとし合えない絶妙な関係性。わかる、わかりすぎるこの痛み、、

    弦が感じている一緒に過ごす時間が長いだけでは溶け合わないこだわりや価値観も、奈世が漠然と感じているこんなにも長くいるのに結婚することの覚悟すら固められないのねという大きな失望感も。奈世の両親の感じも痛いほど身に覚えがあるからこそ、なんだかこの小説は刺さりすぎました、、

    弦と奈世、果たして本当に結婚することはできるのでしょうか?わたしは、お父さんが言った通りこのままでは上手くいかないだろうな、って思ったな、、

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    2026年03月19日