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今まで裸でいても、私は全然裸じゃなかった。常識も世間体も意識から鮮やかに取り払い、一糸纏わぬ姿で抱き合えば、こんなにも身体が軽い――。互いに男の恋人がいるのに、止めようもなく惹かれあう逢衣と彩夏。女性同士、心と身体のおもむくままに求め合い、二人は一緒に暮らし始めた。芸能活動をしていた彩夏の人気に火が付き、仕事も恋も順調に回り始めた矢先、思わぬ試練が彼女たちを襲う。切ない決断を迫られ、二人が選んだ道は? 女性同士のひたむきで情熱的な恋を描いた、綿矢りさの衝撃作!
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Posted by ブクログ
女性の同性恋愛小説。 題材は別に興味をそそられるわけではなく、むしろ苦手な部類。 しかし、読み進めいていく、引き込まれる。 性描写がある題材は、「キレイ」だと受け取れるか、「ちょっと気持ち悪い」と受け取れるかで、その作家さんの次の作品を読むかどうかを判断する。 人気の作家さんでも、自分に合わない性...続きを読む描写は、次の作品を読むことは無い。 綿矢さんの描写は「キレイ」と思える。 途中、バッドエンドになるのではと思いながら読んでいたが、素晴らしい終わり方。 惹かれ合うのに、性別は関係ない。 自分にも子供がいる。親の葛藤もわかる。 でも、本人達の気持ちに偽りがなければ、背中を押せる存在になりたい。
この時代に出会えたことですら奇跡なのに、どうして人を傷つける必要があるのだろうか!そうだ!あたしの今ほしい言葉はこれだった 読み始めはXで流れてきて何となくだったけれど本当に読んでよかった
再開してからの逢衣の覚悟と動き方がとても好き。嘘に対しての2人の感じ方が、都度変わっていくのもすごく感情移入できて良かった。
再会シーンはめちゃ泣いた。 最初から最後まで何もかも良かった。 幸せそうな2人がみれて良かった( ; ; )
同性愛の話かなと思って購入しましたが良い意味で裏切られました。 逢衣と彩夏の純愛の物語。 作者の美しい文章の表現力に読んでいて心を奪われました。 男とか女とか関係なく、 逢衣だから好きになった。 彩夏だから好きになった。 人を愛せることって素敵ですね。 そう思える作品です。
上巻と併せて。 面白かった 自分の愛を貫きながらそれぞれ生きる2人がかっこよくて 周りの人に受け入れられない場面はすごく胸が苦しかった
綿谷りささんは、わたしに一気読みをさせる天才なんだ。あらためてまずそこを実感。 同性愛とはつまり同じ性をもつ人間同士の繋がりなのであって、ことばや思想はさまざま行き交っているけど、 頭のうえを行き交っているだけで、 嫌悪感だったり理解し難いで片付けてしまったり、 わたしはまさしくその側の人間だった...続きを読む。 つまりちがう性をもつ人間同士の繋がりだけが きれいなのか。当たり前なのか。ただしいのか。すばらしいのか。 そこだけじゃない。上手く言えないけど、文章で泣ける物語は、テーマだけではない深いふかい部分があることの証明なんだと思わされる。 いちばんは、生のみ生のままで このタイトルだと思う。 駆け抜けていく最後もよかった。 やっぱり綿谷りささんは、いつもわたしを美しく裏切ってくれる。
ぐんぐん加速していった下巻。一目会うことさえ叶わなかった7年をはさんで、二人が一度クロスし、そして再び一本のラインとして交わりあっていく様子が、鮮やかに描かれていた。一方がむかし言っていたことをもう一方がずっと覚えていたり、現在と過去がシンクロしたりと、このふたりの長い年月を読者としてずっと追ってき...続きを読むた喜びが感じられた。 一度固く閉ざされてしまった彩夏の心がほぐされていった直接的なきっかけや、逢衣と両親のその後など、はっきりとは書かれていない。納得いかない読者もいるだろうが、現実って実際はこんなものだろうなと、むしろ自然に思われた。なにもすべてにおいて、はっきりした出来事をきっかけに心が動いていくのではない。ひかれあってしまうものはどうしてもそうなるというような、傍から見れば曖昧な、でも当人にとっては必然的な、自然な成り行きというものはたしかにある。 逢衣と彩夏が交わるシーンが全編を通して複数回、濃密に描かれるが、そのどれもがまったく同じでないことがすごいと思った。そこには二人の関係性における微妙な変化が、これ以上ないほどこまやかに映し出されている。私自身にはそんな経験が(たまたま)ないからなのかもしれないが、先入観にとらわれることなく、愛する人の身体をひとつずつ知っていく幸福をリアルに感じることができた。 同性愛に対する世間の風当たりがやや極端で画一的なのはちょっとひっかかった。とはいえ、本作の初出から7年が経っても、いまだに日本のトップに立つ政治家でさえ同性婚反対を声高に叫んでいる。これが現実かと思うと、逢衣と彩夏がたどり着いたラストの意味をあらためて考えさせられる。
7年もの時間が過ぎたのに、お互い結局ずっと想い合っていたところが本当に運命の2人って感じで憧れた。病気になって弱ってしまった彩夏を強引に引き取って看病していく中で徐々に2人の仲が以前と同じように深まっていくところがすごく良かった。
お互いの恋愛がすんなり受け入れてもらえない社会(人間関係)で在り続ける方法を模索し、全員に受け入れて貰えなくてもそのままで居ようと決意。 タイトル通りの恋愛を紆余曲折ありながら体現した。 世間にはありのままで居られなくても、自分自身はありのままでいる選択をし続けていて、真っ直ぐで気持ちいい。
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