綿矢りさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんとなく手に取る機会がなかった
はじめての綿矢さん作品。
リボンモチーフのものが好きなわたしは
ただ単純にタイトルに惹かれ
装丁のイラストのタッチも好みだったから
パッと目についたのがきっかけ。
独身女性、母、妻、娘…女性が主人公の短編集。
「こたつのUFO」「怒りの漂白剤」そして
タイトルにもなっている「意識のリボン」が
好きだった。
ここしばらくの自分と重なるものが多すぎて
ちょっと苦笑いしてしまう場面も。
怒りは、ちょっと厄介だ。
そのまま放置していればどんどん膨れ上がり
いつか爆発、暴走しかねない。
かといって、ないものにはできない。
そこのところのさじ加減 -
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Posted by ブクログ
みなさんおっしゃってる通り、エッセイなのか小説なのか分からない不思議な短編ばかりだった!
「こたつのUFO」にあったように、書いたものからその筆者の人柄を判断してしまうのは多かれ少なかれあるなあ、と思った
何ならその人がどういう文章を読むかでも判断してしまうこともあるし
相手のことを知りたいと思ったときに、相手がどういうものを作るか・好むかから知ろうとするのってよくないのかな
とか言いつつ「怒りの漂白剤」を読んで、そうか綿矢さんの文章から感じるエネルギーって根底には怒りがあるのかなって納得してしまった
「意識のリボン」は、ちょうど同じタイミングで読んでた
全然雰囲気の違うような2作だけど、