綿矢りさのレビュー一覧

  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    久しぶりに綿矢りささんの本が読みたくなり読んでみました。
    コロナ禍がテーマになっているようで、当時の異常な空気感を思い出しながら読みました。
    あの時はワクチンを打たない、旅行するなど少数派の人には人権がないほどの非難が浴びせられました。
    違うものに対してはどんな攻撃をしてもいい、今回の短編4話からもそういう攻撃性がありありと感じられます。
    綿谷さんの書くリアルなこういう嫌な女性いるよねというのを噛み締めながら読むのが好きなのですが、今回もそこについては非常によかったです。ただ短編なので物足りなさはありますが…
    眼帯のミニーマウスで「マスクで口が隠れると、本当に怖かったのは口だとわかった。攻撃し

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    2026年03月07日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    コロナ禍が背景にあって今っぽく読みやすい本だったなあと思った
    不倫の章が特に、情景が具体的に想像できて自分が体験してるかのような気分になれて面白かった
    YouTuberの話もあーこういう人いるよねって笑えて面白かった

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    2026年03月07日
  • パッキパキ北京

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    主人公がギャルマインドでポジティブで良かった。
    綿谷さんの作品はほぼ初めてだったけど、ラフというかぶっきらぼうな文章が、お笑いのツッコミを感じでリズム良く読み進めることが出来た。この主人公に合わせた文章なのかは不明。
    軽快ではありながら核心をつくような表現もあり面白く読めた。

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    2026年03月04日
  • かわいそうだね?

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    「かわいそうだね?」と「亜美ちゃんは美人」
    どちらも、とんでもなく駄目な男に恋してしまう女性の物語
    そして、二人の女性と一人の男性をめぐる物語だ

    両作とも出だしから不穏な空気をまとっている
    それでも、しばらくは平常運転だ
    しかし、ある瞬間から急にアクセル全開
    華麗なドリフトターンを決め、とんでもない展開に突入していく
    ああ、いつもの綿矢りさだ

    どちらも、決してすっきりとした終わり方はしない
    でも、どちらもハッピーエンドだと思いたい
    今はそうじゃなくても、これからそうなると信じたい
    二人の主人公の行動、選択が間違っていなかったと願いたい

    そう、強く思わせる作品だ

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    2026年03月03日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    キャッチーな内容なのかなと思ったけど、毒々しい内面とか心理描写がひっくり返るほど気持ちよく、辛辣で正直にかかれてて、読んでて楽しかった

    「長所と短所は確実に繋がっていて、どちらかを失えばもう片方も消滅しちゃう、それが人間の抱える最大の因果だ」

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    2026年03月03日
  • 蹴りたい背中

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    特に何がいいたいとかはわからなかった。
    だけど、今まで誰にも話していない、誰からも聞いたことのない話や感情が綴られていて、好感持ちました^_^

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    2026年03月02日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    初めての綿矢作品でした。
    あまり見ない一人称視点の話し言葉が地の文で、慣れるまでは少し読みにくかった。(誤字なのか、わたしの語彙力不足なのか、理解できないところもあった…)

    が、読み進めるにつれて、あまりにも高解像度でイヤ〜な人間関係を描いているこの作品に没頭していた!
    あるある、と思わず頷いてしまう場面も。

    人間関係や心情だけでなく、この世界を見る上での視点が面白いと思った。
    特に好きだったのは、ネイルの隙間を笑っている口と表現していたこと!まさか、そんな風に見えるなんて思ってもいなかった。

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    2026年03月02日
  • かわいそうだね?

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    キレッキレで面白かった!
    関西弁の大爆発、笑ってしまった。
    怒りながら生きていきたい、人間は愛おしい

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    2026年03月02日
  • ひらいて

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    綿谷りさの作品は必ず後味がある。想定通りのストーリーにならない。人間の醜い部分がどこかあって、後半に目掛けて晒し出される。思春期特有の頭と行動の乖離にずっとついていけてない愛と、育つ中での環境で一足早く大人に近づいてる2人。
    自己肯定感まっくすでと自己中心的な行動を続ける愛と、自分のことには興味がない彼女。愛が変だと思っていた前半、この年齢でこの考え方をする彼女に対して普通ではないと思う。教室にいる地味な男の子を好きになる青春恋愛小説かと思ったが、突然脱線してみるみる堕落していく少女に見入ってしまった。この後味の悪さが綿谷りさを表しているのかと、どんな思考回路してんねんです。

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    2026年03月01日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    「いなか、の、すとーかー」と「ウォーク・イン・クローゼット」
    どちらも主人公が一つの事件をきっかけに自分の生き方を見直す物語
    しかし、それ以外にもう一つの要素が必要だ
    「いなか、の、すとーかー」は仕事
    「ウォーク・イン・クローゼット」は衣服
    最初はあまり共感できないな、と思っていた主人公がラストシーンではすっかり見違えた姿を見せてくれます
    時には滅茶苦茶に重い雰囲気を持つこともある綿矢りさ作品ですが、本書はコメディタッチなところもあり非常に読みやすいです
    (私はその滅茶苦茶に重い雰囲気が著者の一番の魅力だと思っていますが)
    ホラー、ミステリ、冒険活劇など様々な要素が花を添えているのも本書の魅力

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    2026年02月28日
  • ひらいて

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    こな描写は凄いなぁ、と感じ入る場面が多々あった。
    なかなか言語化出来ない感覚というか、感性というか、人の感情や性格的な側面、関係性などを、絶妙な比喩を用いた、うーんなるほど、まさしく、と違和感なく受入れる事の出来る描写が心地良い。
    例えば、心情とは全く異る自分の作られた笑顔のことを「ちょうどいま穿いているソックスの刺繍。表側の真白い生地には、四葉のクローバーの刺繍が施されているが、裏返せば緑色の糸がなんの形も成さず、めちゃくちゃに行き交い、ひきつれているだけ。」とか。
    たとえ君をめぐる愛と美雪の、3人の恋と嫉妬の青春物語は、其々の内面がぶつかり合い183pの小編ながら読み応えがあった。

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    2026年02月25日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    めっちゃ面白かった!綿矢りさ作品初めて読んだけど、かなりパンチ効いてて満足度高かった〜 強い言葉を使ってるのに、同時に繊細な描写もあってこの人はすごい才能の方なんだなと思ったわ

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    2026年02月25日
  • 生のみ生のままで 上

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    ネタバレ

    ここだけの話、私は一度だけ女の子に恋をしたことがある。別の子には友達として好きという感情しか湧いてこなかったけれど、その子に対しては、仲良くなりたての時から、タイプだと思ってしまったし、たとえ恋愛関係でなくとも、この子がいれば他の誰もいなくていいし、私はこの子と一緒になら生きていけると思った。
    この感情を自覚し始めた時から、このままではだめだ、こんな感情早くどこかへ放ってしまわないと。と思った、その気持ちを思い出した。そして、そんな気持ちこそを放って突き進んだ2人の関係がとても羨ましく感じた。

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    2026年02月22日
  • しょうがの味は熱い

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    同棲中の恋人がいて結婚をしたがっている女である姉から、同棲中の恋人がいて結婚をしたがっている女の私に送られた本。

    主人公のねっとりした視線やポエミーなところがユーモラスというよりも怖い。
    主人公の彼氏の潔癖さや冷淡な部分が誇張しすぎているように見えてリアル。つまり怖い。
    この本はかなり怖い本だった。

    20代後半の主人公は子どもが欲しいかどうか、という点には触れていない。それよりも「同棲したし、次のステップである結婚をしたい」というぼんやりとした理由から結婚を迫る。彼氏の方は「そんなぼんやりした感じで始まって大丈夫なわけがない」と考える。

    そもそも結婚ってなんでするんだろう。
    「好き同士で

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    2026年02月22日
  • かわいそうだね?

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    女として生きている上で、正直あるある…となってしまった。毒づいているけどどこか温かい展開と描写が上手い。脱帽。もっと綿矢作品読みたい。

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    2026年02月18日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    綿矢節がすぎる。作者を見ずに読んでも一瞬で綿矢作品とわかるであろう、ぶっ飛びにぶっ飛んでいる一冊。
    いつも突飛な発想と展開に驚かされ、登場人物には呆れもする。が、ページを繰る手が止まらないのは、「もしかして自分の中からも、菜箸で鍋底の奥の奥をつつきまくったら突然にゅるっと出てくる感情なのだろうか」と、うっすらと知らない私の気配を感じてしまうからなのかもしれない。
    どんどん濃度が増していく、綿矢さんの脳から放出された作品たち。これからもドキドキしながら追いかけていきたい。

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    2026年02月17日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    きっっったねぇ自分と再会する本。

    狂ったようにみえる登場人物たち。
    でも、そのどこかに、多分自分もいた。

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    2026年02月16日
  • かわいそうだね?

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    ネタバレ

    「かわいそう」という言葉の中には、同情だけでなく、優越感や依存などいろいろ混ざっていることを考えさせられた作品でした。
    序盤は内面描写が長く、正直読むのをやめそうになりましたが、中盤の出来事をきっかけに一気に引き込まれました。

    2つ目の「亜美ちゃんは美人」では、亜美のこれからを思うと、私は祝福しているさかきちゃんが「かわいそう」だと感じました。きっと亜美が困ったときにはさかきちゃんを頼るのでしょうし、その関係は簡単には終わらないはずです。さかきちゃんの優しさゆえにその関係から抜けられないのではないかと思いました。優しさは美徳ですが、ときに自分を縛る鎖にもなるのだと感じます。

    また、主人公で

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    2026年02月15日
  • 勝手にふるえてろ

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    やっぱイチがいいんだよね、わかるよ。でも、二もイチみたいな存在になるかもしれないから世の中わかんないよね。でもさ、本当にだいすきで思い続けたっていう事実が、自分の人生の支えになったりするよね。そんなことを思った。
    文章のリズムと言葉のチョイスがとってもすき。

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    2026年02月14日
  • 生のみ生のままで 下

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    ネタバレ

    女性同士の恋愛は、許されるのか。それは異常なことで、直されるべきなのか。
    そこで生まれてくる戸惑い、苦悩、ためらい、覚悟、情熱。
    恋愛というのが軸に話は進むが、それを超えた、人生の歩み方に通ずるような、人間の普遍性が散りばめられている。核心を突いた洞察がさらっと出てくるから気を抜けない。

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    2026年02月14日