綿矢りさのレビュー一覧
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「いなか、の、すとーかー」は、綿矢りささん特有のオチが読めるのに奇妙で、あり得ないだろっていう描写がたっぷりなのに人間の"あるある"が詰め込まれてる感じ。
表題作である「ウォーク・イン・クローゼット」は、特に28歳の私自身の"あるある"が詰まっていてちょっと苦しくなった。
主人公の早希は自意識過剰で自己肯定感が低くて生きづらくて人に期待しては傷ついていく弱くて強い女の子。
親友のだりあは反骨精神で生きてて強いけど純粋で実は柔らかい女の子。
そんな2人の幼馴染のシスターフッドが描かれている。
「死んだら皆が泣いて惜しむような人間になろうって」と気高く生 -
Posted by ブクログ
ずーーっと大好きな綿矢りさ先生新作✨
募る期待にどかーんと答えてくれて、読むのがもったいなかった߹~߹
『パッキパキ北京』からファンキーな感じが続いてて、『手のひらの京』とかとはガラッと違うテイストでどちらも好きです!!
フォントも凝っててまあーー面白い笑
しかも現在妊娠中の私。
自分もこんな妊婦生活を送っていたのか…?と思うと、ゾッとするような笑えるような…笑 困り果てた夫の顔が浮かびました。さすがにお宮参りの装いはウケる笑
でも結果的に良い方に変化したんだなあと思いました。私にはそんな勇気は無いけど、変わるなら今!って思えたのが妊娠期間で、素直に表現できた主人公には感服です。これぐらい楽 -
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どこに共感できたか。
恋に狂気がかるくらい情熱的な奈世と、いかにも冷静なユヅルのお話。好きになればなるほど、度がいきすぎてしまうナヨに、私と通ずる部分があって、自分も気をつけようと思った。
ナヨの父親も言っていたが、「結婚とは、努力して得た結果ではなく、流れで、スムーズになるもんだ」という言葉が印象に残った。
今の私と彼は、付き合いが続くように、無理矢理頑張っている状態だと思った。その結果、お互いの心が疲れてしまい、結婚しても幸せを手に入れられないと考えてしまう。
私は、そんな彼との関係性を客観的に見直せる作品だったと感じるし、カップルにはカップルなりタイミング・流れがあり、無理して -
Posted by ブクログ
ネタバレ「愛してくれてるなら、もっとうまくやれよ。」に共感。浮気は絶対許さない派だったけど、この本を読んで浮気許せる派になった。浮気しても彼女に隠したい、バレないようにしようと思ってるならまだ彼女のことを傷つけたくないと思ってるし、彼女のことがまだ好きだと思う。隠そうとしなくなった時点で終わりなのかなあと。
隆大はずっと中途半端で何が1番欲しかったのか、大切だったのか分からない。イライラした。どっちかにしろ。
塩対応の友達に構いたくなる気持ち、分かるなあ。
私は、客観的に見たらよく笑う子なのに自分のことをあまり語らない人に魅力を感じます。気になります。 -
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良かった!
他の方も書いているが分厚い書籍で、読み切る自信がなかった。が、読み始めてすぐ、惹き込まれた。
寝る間も惜しんで、読み進めた!
読みやすい文章だ
久乃も綸も幼稚でワガママで実に自己中
綸が久乃に惹かれた理由はよくわからない
というか綸の体たらくなとこや、久乃の失言、卒業式での暴力騒動、清盛と別れたといいつつ久乃を裏切った綸、、、
久乃と綸どちらにもイライラしたり、自分ならどこかのタイミングで別れるなと多々思った。
だから駄作だったのかと問われると「否」だ
間違いなく良作だった
↑
上のように読者に感じさせたのは、こういうダラダラな関係や理屈だけでは語れないのが現実の恋愛でリア -
Posted by ブクログ
綿矢さんは金原さんとの芥川賞ダブル受賞で名前は知っていたが今まで作品を手に取ったことはなかった。SNSで面白いと話題になっていたのが手に取るきっかけだった。
インパクトのあるセリフが迫力あるサイズのフォントで表現されており、思わず笑ってしまう。かと言って終始笑いに走るでもなく不妊治療というナイーブな側面を丁寧に描かれている。印象的だったのが由依が講演した際、お客さんから言われてセリフ。
「だって結局妊娠に成功しないと表にも出れないし、明るくもなれないって、あなたの存在が証明しちゃってませんか?」
その場では上手いこと返答した由依だが、読み進めると、これで良かったのか、どう答えるのが良かっ -
Posted by ブクログ
読みやすいので、長いが気負いなく楽しめた。ディティールの積み重ねがとても良い。恋愛小説でありながら、平成と令和史にもなっている。特にTwitterに関する部分はとても共感した。主人公の久乃も、リンも、性格に難ありだったのが良かった。ただただ眩しいのは同級生の男の子。良いやつすぎる。
時代が変わっても、差別は自分の中にある。結局は自分がどう腹を括るかだなと感じた。
決してドラマチックではないクライマックスも、ラストの数行も素晴らしかったと思う。学生時代は楽しい事ばかりじゃなかったはずなのに、振り返ると眩しいくらい「大事」が詰まってるんだよな。