綿矢りさのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
綿矢りささん初めましてだったけどこの人の本好きだー
誰もが苦しめられたコロナに対してその渦中の中心ともいえる中国の都市に体一つで飛び込む菖蒲の姿にどうしようもない背中のでかさを感じた。
自分は怖がりで心配性という自覚はあるが、意外と行き当たりばったりだし一人でどこかに行くこと自体は平気だけど
でもいつもどこか後ろめたさではないけど、”一人で来ている”ということ自体に劣等感を感じることも多かった(今はそうでもないけど一人暮らし時代はそうだった。。)
この本を読んでからはそんな思いするほうがばかばかしく感じてきて、過去のそういう自分を心の底から笑い飛ばせるいい機会になった。
劣等感を感じ -
Posted by ブクログ
テンポの良いキレッキレの文章でつづられる由衣の暴れっぷりや俊貴のオロオロっぷりがとにかく面白く、電車で笑いをこらえるのに困るほど。
こうありたいと思う自分をイメージして髪型やメイク、ファッションを寄せてみたりという経験のある人は自分を含めていると思うけど、ここまでする人は今までお目にかかったことがない。
でも、この社会に起こっている理不尽なことたちに真剣に抗おうと思ったら、ここまでやらないと難しいのかもとちょっと思ったり。
由衣と、天地がひっくり返るようレベルのパートナーの変化に食らいついて共に歩む俊貴にあっぱれ。
このファミリーの今後の姿もみたい。 -
Posted by ブクログ
なかなかの長編小説で本自体が重いので、比較的在宅時間が長い夏休みの課題図書にしました(勝手に)
主に、京都で過ごした中学時代と大人になり東京で働く現在の様子が鮮明に描かれています。
前半は、子ども特有の狭い世界での苦悩が読んでいる側にも、しんどさが伝わってきました。まだまだ広く世界を知らない子どもだからこその大変さって、、本当辛い。
後半になれば、今度は大人らしい大変なことがたくさん描かれているけれど、人は皆それぞれ、精一杯もがきながら生きていく意味とかを探していくんだろうなーと思いながら、読みました。
ページ数も少し多めで、
ドラマに例えたら一話から最後までフルで堪能できる
色々な場面を -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
恋という言葉では到底つつみきれない、たくさんの感情と人生のシーン。
第一線の現代人気作家たちの手で紡がれる、繊細で豪華なアンソロジー!
島本理生 『最悪よりは平凡』特別な名を持つ平凡な容姿の私。唯一無二の存在になるにはどうすれば。
綿矢りさ 『深夜のスパチュラ』バレンタインに手作りチョコを!壮絶な一夜の奮闘の結果は?
波木銅 『フェイクファー』大学の手芸サークルで知った着ぐるみの魅力。数年後……
一穂ミチ 『カーマンライン』日米で分かれて育った双子のケントとアサミが19歳で再会した。
遠田潤子 『道具屋筋の旅立ち』容姿に関して隠したい過去を持つ優美は、初めての彼氏の