綿矢りさのレビュー一覧

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    これがデビュー作!そして当時高校生!
    っていうの無しで考えても文章がうまい。このテンポのよさと人生への向き合い方や考え方が好きである。

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    2018年06月16日
  • ひらいて

    ネタバレ

    宗教的哲学的作品

    この小説はティーンズの恋愛物というより、哲学的命題を含んだ福音書の一節という風に感じられた。
    物語の中に聖書を出してくるのも、そういったイメージを促そうとしているように思わせられた

    この小説の最重要なテーマは、いわゆる(柄谷行人氏のいう)「単独性」というやつだと思う。
    自分を自分たらしめるもの、他の誰にも見出せるものではないと信じられるもの、
    そしてそこから自分の生きるエネルギーが湧き出てくるよう感じられるもの
    私の「単独性」のイメージはそんな感じ。

    主人公の愛ちゃんは、たとえ君という、一見地味でそこまでモテるタイプに思えなかった青年に恋心を抱いたことで、
    そこに自らの「

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    2018年01月19日
  • インストール

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    高校三年生の野田朝子。自称変わり者。受験生になって一ヶ月。いわゆる五月病ではないけれども、昼食後の教室でちょっと愚痴ってみた。
    「私、毎日みんなと同じ、こんな生活続けてていいのかなあ。」
    その愚痴を捕まえてクラスメイト曰く「疲れてるせいだよ。」「一回学校休んで休養とったら?」
    そそのかされて休みを取った朝子のヴァカンス。

    2001年第38回文藝賞を単独で受賞した作品。主人公の主観に徹したインナーハードボイルドです。主人公の描写が難しい一人称で描かれていますが、それにもかかわらず、彼女の漠然とした日常や将来への不安が身近に感じられ好感が持てました。

    例えば、主人公が日常の不安を社会にぶつけ

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    2015年11月21日
  • グレタ・ニンプ

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    妊娠した瞬間ファンキーになった妻、それに戸惑う夫を描いた妊婦コメディ作品。
    コロナ禍のエッセイの文章は正直自分には合わなかったのだけれども、こちらは楽しく読めた。

    不妊治療、妊娠、出産、育児…
    どれも経験しているとはいえ、制度が目まぐるしく変わっている中で現役の方はまた違う感覚を持っているのかも。
    この分野に限ったことではないけど、経験者と驕らず謙虚に関わり学ばないといけないと感じた。

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    2026年07月26日
  • パッキパキ北京

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    最初はどんなことを言いたいのだろう、と考えてながら読んでいたが、途中から主人公のポジティブさ、自分にない考え方に引き込まれていった。
    また、北京での生活についてリアルに書かれていて、交通事情や話し声の大きさなど、近いのに知らないことがたくさんあって面白かった。

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    2026年07月26日
  • グレタ・ニンプ

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    面白くて一気読みしました。
    妊娠によって由依ほどは変化はないかもしれないけど、女性であれば多少の変化は起こるはず。そんな女性である妻をどう受け止めていくかで、今後の結婚性が変わるよな‥と感じました。

    男性にとって、妊娠中の女性の変化をどう捉えて受け止めているのか、女性にはわからない部分を夫の心情から感じ取りました。色んな葛藤と戦っていること、忘れちゃいけませんね。

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    2026年07月26日
  • 激しく煌めく短い命

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    前半の中学生時代は、懐かしい学生時代の空気を楽しめたけど、読むペースはゆっくりだった印象。後半の社会人になってからは、読む手が止まらなかった。

    2人とも女性として惹かれ合ったというより、「人間」として惹かれ合っていたように感じた。

    最後の人生の短さについて語られるシーンは、頭ではわかっているつもりだったけど、この作品の言葉で改めてその重みを実感した。人の目をつい気にしてしまうけど、たとえ人と違う人生を歩んで笑われることがあったとしても、自分が納得できる道を選べば、きっと死ぬ瞬間に自分を誇れる気がする。

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    2026年07月25日
  • グレタ・ニンプ

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    ●感想
    由依のぶっ飛びように、めちゃくちゃ元気もらえる。夫の俊貴目線で由依の変貌ぶりととまどいを追体験できて楽しい。やりたいようにやる!!という由依の振り切った言動が、俊貴の認識をも変えていく。

    ●本概要
    俊貴は控えめで笑顔が可愛い由依と結婚する。不妊治療を4年続けた末、夫婦2人で生きていくと決めた矢先、俊貴が仕事から帰宅すると、由依が珍妙な格好で踊っていた。「ヨウセイダーーーーッ!」。妊娠した喜びで(!?)由依は内面、外見ともに豹変。髪型はデニス・ロッドマンのように、喋り方は『ドラゴンボール』の孫悟空のようになる。
    「あああ、もう声出さねえと、やってられねえ!痛い!めちゃくちゃ痛い!腹ん中

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    2026年07月24日
  • パッキパキ北京

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    読んでいて楽しい。
    賢くて行動力あるけど、割と偏った人生を歩んできた菖蒲の目線を通し、知っていそうで知らない都市北京で暮らすという読書体験ができた。

    95%は楽しいし菖蒲が頼もしい、影響を受けたいと思えるし魅力的。 
    でも残り5%、人生における切なさも残る。
    今も菖蒲は、「なんか虚しい。ってのを私は経験したことが無い」のか?とか考えてしまった。
    疲れたときにまた読み返したい。

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    2026年07月24日
  • ひらいて

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    ネタバレ

    愛みたいな人はいない。だから面白かった。
    本能的なのか計算高いのか追いつけないところがあったが、たとえと美雪の反応も独特だった。

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    2026年07月24日
  • グレタ・ニンプ

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    妊婦が題材ということもあり、とても興味深く、自分の経験とも重ねながら読み進めた。
    ただ一つ、「なぜあのいでたちになったのか」は最後まで少し引っかかった。
    不妊治療による終わりの見えない我慢、周囲への気遣い、「ちゃんとした女性」でいなければというプレッシャー。そうした抑圧が積もり積もって、あの異様ないでたちは現実の姿というより、心の内側が外見となって現れた象徴だったのかもしれない。
    装丁のインパクトに負けない、考えさせられる面白い作品だった。

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    2026年07月20日
  • ウォーク・イン・クローゼット

    購入済み

    最年少受賞されてから

    お名前だけは存じていましたが
    他の作家さんや読書家さんがやたらオススメされるので
    とうとう読了

    ディグるかどうかはこれから決めようかと思います
    迷わず過去作品を全て読もうとまではなりませんでした。

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    2026年07月20日
  • パッキパキ北京

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    主人公・菖蒲の北京を楽しむ姿がパワフルすぎて脳汁がドバドバ出て元気になる。夫婦揃ってコロナにかかり寝込む場面ですら文章に勢いがあって大笑いした。菖蒲自身は謎の柑橘類を貪り啜って復活し、熱の高い夫には冷えピタ代わりに冷やしたフェイスパックを貼り喉の加湿のために顔用スチーマーを抱かせる。菖蒲が夫を労るハートフルな場面なのに絵面が面白すぎる。

    中国に行ったことない私が他人から聞いた話などで作り上げた中国の街や食に対してのイメージは、超高級なものから路地裏底辺まで幅広く存在して、一歩間違えば己の常識範囲外の物事に遭遇し、人によっては身体的精神的に病むみたいな感じ。私はたぶん北京を楽しめない側の人間だ

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    2026年07月19日
  • グレタ・ニンプ

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    サラーっと読めた。おもしろいのかもだけど不妊治療とか考えたことある人からしたらまた違う視点になるんかな?
    妊婦さんが変な人に絡まれるてヒロインの友達も言ってるけどその武装だと思ったらなんか妙に納得してしまった

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    2026年07月18日
  • かわいそうだね?

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    ネタバレ


    1つ目の話はすっきりした。
    後悔するだろうし、報われてはいないけど、我慢し続けるのは体に毒だよ。
    なんか昔のこと思い出した。
    ショックな出来事から自分を守るために思考を捻じ曲げて、大丈夫って思い込むこと。昔の自分も最後まで溜めて何も言わずに去らないで、こんな風に怒鳴り込みたかったね。
    アキヨ、気持ち悪い。この状況、どうしても許せなかった。物語の中の話なのに許せなくて、怒りでいっぱいになった。

    2つ目はわからん。
    過去にぐるぐるした感情抱いてても時間経てば優しい目で見られるってこと?
    経験したことないのもあって、想像力働かせても共感できなかった。

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    2026年07月18日
  • グレタ・ニンプ

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    お淑やかな妻が、妊娠をきっかけにグレた。
    表紙の紫坊主姿のインパクトそのままに、軽快に話が進んで一気読み。

    好きな箇所は義実家からの電話に
    「よっしゃ!代われ」からのお淑やかトーク。
    電話切ったあとの「またオメェの実家行こーな!」の切り替えぶり。
    笑ってしまった。

    妊娠、出産って人生の一大事。経験したことがないからその時その場にならなければどうなるかわからない。

    型にはめすぎず、自分らしく生きていけばいいじゃない。というエールをもらえた。

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    2026年07月18日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    ママ友会で不倫を暴露された男の本音がだだもれる話。他3編

    『老は害で若も輩』で吹き出しました笑。予想と違う本。物語性はあまりなくショートショートの主人公の心理描写を超分厚くした感じ。本音の吐露がぶっ飛び過ぎてて笑うしかないです。いやぁ面白い!

    タイトルのインパクトがいい。久しぶりの綿矢さんでした。感情を繰り出す能力とその表現力がすごいです。仁王像って笑。ブラックユーモアの塊

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    2026年07月18日
  • かわいそうだね?

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    おもしろかった。
    男女の友情は成立しないのかなーとかも思ったり、
    2つ目のお話はあんまり刺さらなかったかなーー、でも女の子とかが恋人に選ぶ条件の「自分に足りないところが補い合えるから」みたいなのと似てるのかなー。

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    2026年07月18日
  • かわいそうだね?

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    【かわいそうだね?】
    「かわいそう」という感情はどこまで通用するのか。一般的に考えればおかしな状況でも、「かわいそう」という一言で押し通されてしまう。その言葉の使い方や受け取り方について考えさせられた。

    そしてメールを見た後のジュリエの怒涛の感情表現が圧巻。思いつきそうで絶対に思いつかない、絶妙な比喩を次々と繰り出す綿矢りさの表現力がやっぱり好き。

    最後はもう「しゃーない。それが正解や」
    さぁ叫ぼう。「どないせっちゅーねん!」

    【亜美ちゃんは美人】
    こちらは一転して文学的な読後感。
    亜美をずっとそばで見てきたさかきちゃんには、好意だけではなく嫌悪や嫉妬も透けて見える。むしろ亜美は、自分を

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    2026年07月17日
  • ひらいて

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    主人公・愛にはどうしても共感できなかった。好きな人に恋人がいると知りながら想いをぶつけ、その恋が実らないとわかると、今度は相手の恋人に近づいていく。「積極的」という言葉では片づけられない、正直「やばいやつ」だと思う。それなのに、そんな愛を受け入れてしまう美雪の存在もまた不思議で。人の気持ちなんて簡単にわかるはずがないし、愛自身もわかってもらおうとしていない。読み終えた後、うまく言葉にできない感情だけが残った。理解できないからこそ心に引っかかる、不思議な魅力を持った作品だった。

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    2026年07月16日