綿矢りさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
綿矢りさ作品を読むのは、2年ぶり7作目。
劇薬的表現が多く、ポリティカル・コレクトネス的配慮に息が詰まる感覚を持ったことがある人ならば、スカッと爽快な気持ちになれるのではないだろうか。
四作品とも似たテイストの作品で纏められている中、ひとつめの「眼帯のミニーマウス」がいちばん面白かった。プチ美容整形をカミングアウトしたあとの職場のさまざまな反応に対して強気に立ち向かう主人公が超越的でカッコいいような、出来るだけ近付かない方がよいような。
最後のお話は、作者がほぼ実名に近い形で登場する。(名前綿矢、最年少芥川賞受賞作家、として)人物像が本人にどのくらい近いのか分からないが、編集者やインタビ -
Posted by ブクログ
泣いたし笑ったし、こんなに感情のジェットコースターを体験したのは初めてかもしれない。不妊治療に取り組んでいるけど結果に繋がらない、という立場で読んで、共感して涙がぽろぽろとこぼれたかと思いきや、おかしくてフッと笑ってしまう。1冊を通して大きな展開があるというわけでもないが、私にとっては今後もお守りにしたい一冊。
義母から妊娠したことを「ラッキーだったね」と言われて、由依がヘッドバンキングするシーンは共感しつつ面白すぎた。由依がデコったマタニティマークほしいな。
101「この経験を生かしたいとか、そんなつもりは無いけど、でももし将来子どもができなくても、妊活したことは決して無駄じゃない。いつか -
Posted by ブクログ
妊娠した妻が突然孫悟空のような話し方に変わり、紫色の坊主にして、服装もパンキッシュに。
漫画のようなコミカルな文体で、楽しく読めた。ところどころ文字がデカくなったり視覚でも楽しませてもらいました。
コミカルな中にも、妊婦さんや、小さい子供がいる人に対しての世間の冷たさや、不妊治療中の人と、妊娠できた人、子供がいる人の中でも考え方の違いがあるなあというのを気づかせてくれました。
印象に残ったのは、主人公の妻のユイが所属する活動でのスピーチ後の質問タイムの中で、不妊治療中の観客から、結局あなたは妊娠できた側で、その人からどんな女性も明るく自由に生きるべきと言われても説得力がない。不妊治療中から活