綿矢りさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ綿矢りささんの比喩表現がとても好きだ。視覚的で、記憶の隅にあるような映像を思い出させてくれる。
主人公は自己中心的で、自分の気持ちを第一に優先させるタイプ。一言で言えば子供っぽい人だ。この性格のまま26歳にまでなっちゃったら大変だよなあ、と思う。子供っぽい人はふつう人から好かれないし、構ってくれる人もいない。そして孤独になって社交性を失って、より一層人が近寄らなくなる。
終盤、ヨシカの両親が電話越しに「もう少し大人になりなさい」と言ったシーンを読んで、正直かなりスッキリした。よくぞ言ってくれた、と思った。
最後のニとヨシカのシーンは、ニの態度に少し違和感を感じてしまった。 -
Posted by ブクログ
面白すぎて、ニヤニヤしながら一気に読み終わった!
不妊治療、妊娠、出産。
30代の私にはすごく身近なテーマだけど、その大変さにちゃんと触れながらも、コメディーとして描かれているのがすごく好きだった。
ファンキーすぎる変貌を遂げる主人公には何度も笑ったし、「これはフィクションでしょ!」と思いながら読んでいたのに、ホルモンに振り回される自分を思い返すと、「意外とノンフィクションなのかも」なんて思ってしまって、それもまた面白かった。
普段はブックカバーを外して持ち歩くんだけど、この本は外した瞬間にびっくり。
「これでもか!」というくらい持ち歩きづらいワードが並んでいて、思わず笑ってしまった。
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Posted by ブクログ
これって本当に「痛快小説」なのかな?
確かに、今が楽しければ良いという菖蒲の行動力や図太さは、後先を考えてしまう私からすれば羨ましい。
でも、なぜ彼女はこれほど勝ち負けに拘るのだろうか疑問に思った。マウント合戦や「精神勝利法」、他人の幸せに横槍を入れる姿など、ポジティブさの裏に、ちょっと黒い顔が見え隠れするんだよね。
ちょっと捻くれた見方かもしれないけれど、
エリートの夫やブランド品の鎧で身を固め、人生を楽しんでいるようだが、その実は、誰とも心から繋がれない孤独で可哀想な人だ。そう思うと、自分を肯定しようとする言動のすべてが滑稽に見えてくる。他者を威嚇し続ける愛犬のペイペイは、まさに彼女の