綿矢りさのレビュー一覧

  • 嫌いなら呼ぶなよ

    Posted by ブクログ

    巻末の話「老は外で若は輩」が特におもしろかった。めんどくさいやつっているし、あーもうなんでもいいってなる内田に共感したw その点では(?)若輩者のよう

    0
    2026年03月22日
  • 二周目の恋

    Posted by ブクログ

    恋愛アンソロジー。

    どの作品も、一筋縄ではいかないけれど読後に希望の残る。こういうアンソロジーでは珍しく、どの作品も何かしら心に残る箇所があったのでとても得をした気持ち。

    特に「深夜のスパチュラ」のとりとめがないけどキュートな読み味や、「道具屋筋の旅立ち」のラスト、「海鳴り遠くに」のタイトルの意味が分かった瞬間が特に心に残った。

    0
    2026年03月21日
  • パッキパキ北京

    Posted by ブクログ

    富士急行ってフジヤマもええじゃないかも乗ってきました!みたいな読後感。コロナの閉塞感とは対照的に、びゅんびゅんと疾走感MAXで駆け回る。ブランド品を買い漁り、辛い食べ物食いまくり、さらっと浮気する。のに、全くいやらしさがなく清々しい!読んでて気持ちイイ!これを読んだら、自分もまだまだやれる気がしてきた。もっと弾けていい気がしてきた。

    0
    2026年03月20日
  • しょうがの味は熱い

    Posted by ブクログ

    隣にいるのに分かっているようで何も分かっていなくて、近くにいるのに分かろうとし合えない絶妙な関係性。わかる、わかりすぎるこの痛み、、

    弦が感じている一緒に過ごす時間が長いだけでは溶け合わないこだわりや価値観も、奈世が漠然と感じているこんなにも長くいるのに結婚することの覚悟すら固められないのねという大きな失望感も。奈世の両親の感じも痛いほど身に覚えがあるからこそ、なんだかこの小説は刺さりすぎました、、

    弦と奈世、果たして本当に結婚することはできるのでしょうか?わたしは、お父さんが言った通りこのままでは上手くいかないだろうな、って思ったな、、

    0
    2026年03月19日
  • 激しく煌めく短い命

    Posted by ブクログ

    綿矢さん、初めての長編。蹴りたい背中のときも感じたが、思春期の子の微妙な感情や葛藤を書くのがとてもうまいなと感じた。テーマはシスターフッド。 連帯しながら、かたちにこだわらずに生きていく、ラストも良かったです。

    0
    2026年03月19日
  • かわいそうだね?

    Posted by ブクログ

    サクサク読めて面白かったー!綿矢りささんの本初めて読んだけど、情景描写の文章がめちゃめちゃ分かりやすい。アキヨの人物像とかすごい具体的に頭にスッと入ってくる感じがして他の本も読みたくなった。二つの話どっちも面白かった!亜美ちゃんは美人は読んでて、確かに美人の隣にずっといるのはしんどいよと思いながら、でも当の本人は自分に全く関心を持ってない人に対して心開くんかぁと思った。けど!崇志はあかん!

    0
    2026年03月18日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

    Posted by ブクログ

    まず装丁がびびっとな感じで好き。
    内容も負けないくらいファンキー短篇集。

    読みやすかったので一気読みでした。

    「嫌いなら呼ぶなよ」
    怒られてるのに変な所に
    気が行っちゃう感じ、
    トイレから脱走する妄想、
    親に怒られてた昔の自分そのもの共感。笑

    「老は害でも若も輩」も大好き。
    ババア死ね。返信が気になります。

    0
    2026年03月18日
  • ひらいて

    Posted by ブクログ

    19.11.24
    愛とたとえ、美雪の恋模様を描いた作品、作者自身の物事の考え方がまず圧倒的に少数派で物語に出てくる人物のそれぞれの心理描写がそこから来る訳だから他の作家と違う深みのある文章が多かった。特に愛と美雪の絡みの描写は秀逸だった。

    0
    2026年03月17日
  • パッキパキ北京

    Posted by ブクログ

    女の子の考え方が潔くて、羨ましくなってしまった
    私はどちらかというと夫側の人間だから

    心の中に女の子を宿しておけば、辛い時悩んだ時助けてくれそう笑

    0
    2026年03月17日
  • 生のみ生のままで 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    綿谷りさは本当に読者の情緒をぐちゃぐちゃにするのがお上手ですね(褒めてる
    でも、途中の断絶とぐちゃぐちゃがあってこその、再び結ばれた絆の強さ、とも思います。
    青春小説を読んだような、爽やかな読後感でした。
    2人が、2人でずっとしあわせに生きていけますように。

    0
    2026年03月15日
  • 蹴りたい背中

    Posted by ブクログ

    綿矢りささんの著書は本当に早く読める。不思議なくらい。本作も1時間ちょっとで読み切った。
    たまにティーンズ文学に分類されていることがあるけど、ティーンズを題材にした成人向け小説だと思った。ハツの蹴りたい衝動に共感はしないけど、キュートアグレッションに近かったりするのかな。
    中学高校ならではの、自我と周囲との差を痛くも気持ちよく思う感覚がこんなに具体的に表現できるなんてさすがです。プールの着替えの喩えとか、男性は共感できるかわからないけど女性には刺さる気がする。

    0
    2026年03月14日
  • 激しく煌めく短い命

    Posted by ブクログ

    少女たちの10代中学生の頃と、30代大人になってからの2部構成で描く、恋愛と生き方の物語。
    中学生の頃の学校生活での日々の煌めき、大人になってからの時間と命の輝き。子供の頃は目の前や周りが気になって、大人になってからは生活する事に必死になって。それでも大好きな日との事が忘れられない切ない気持ち。
    ちょっとしたすれ違いや些細な出来事でぶつかり合ったりする気持ちの描き方が繊細でリアルで、630ページ以上あるのに彼女たちのこれからをまだまだ見ていたくなった。
    毎日を大事に生きたいと思ったよ

    0
    2026年03月14日
  • 激しく煌めく短い命

    Posted by ブクログ

    長くて2度読むのは無理そうだがかなり面白かった
    綿矢さんは、体の一部を抉られるような切実な表現が多くてくるしくなる。

    0
    2026年03月12日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

    Posted by ブクログ

    街角や社内にいたら、少し有名人になりそうな人々の、いわゆる“悪目立ち”しそうな人々の見ていそうな景色を疑似的に見せつけてくる4つの作品の短編集。
    表題作「嫌いなら呼ぶなよ」は少し主観の人物の考え方が理解できてしんどくなる。
    社会が求める人物像と、自信から出力できる人物像のベン図の、重なっているところの自分というものをせっかく作り上げたのだから、それで享受できるものを素直に受け取って何が悪い事があるのか、という感じ。
    どの時代にも“絶対的な正義”となる立ち位置はあって、そこを確保した者は、強い。

    0
    2026年03月12日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

    Posted by ブクログ

    難しい理屈をこねまわすような小説ではない。
    フツーの人が、せっかくなんとか平穏に消化していた日々に、突然、イレギュラーの神や、蹉跌の悪魔がやってきたときの、やるせない心理描写を、丁寧にやさしく描いてくれている。ニンゲンはかくも哀しい毎日を送っていて、それでもブツブツ言いながら生きていくものだ、と、わかってくる。とてもありがたく、ちょっと元気がでる(かもしれない)中(短)編集。

    0
    2026年03月09日
  • パッキパキ北京

    Posted by ブクログ

    痛くたっていいじゃん!
    自分の好きなように生きている菖蒲。
    かっこいい。
    テンポ良く進む文章が面白くて。
    北京の風景や時折り出てくる中国語も、うれしい。
    差不多!わかるわー大差ないの。
    桜でも桃でも梅でも良いの。

    くすっと笑って元気でました!

    0
    2026年03月09日
  • ひらいて

    Posted by ブクログ

    利己的で暴力的な愛の行動に嫌悪感を抱くひとは多いだろう。しかし、欲望に忠実で、己の保身を顧みず傷つきながらもたとえと美雪に接触する彼女は、残酷なほど煌めいて見えた。虚しく朽ちていくとわかっていながら、破滅に向かう彼女の姿に目が離せない。若さゆえの危うさと瑞々しいエネルギーに満ち溢れた彼女を追っていると、まぶしくて目眩がする。終盤の怒涛の展開から静謐で叙情的な情景へと移りゆく過程は、心にぽっかり穴が空いたような気持ちになった。桜井幸子さんと真田さんが演じたドラマ『高校教師』の最後のシーンを思い出した。

    0
    2026年03月09日
  • しょうがの味は熱い

    Posted by ブクログ

    我が家の方針は同棲反対だった。
    母曰く、同棲は女に妻の真似事をさせておきながら男の決心を鈍らせるものだそうだ。「同棲するくらいなら結婚しろ」と口酸っぱく言っていた。

    きっと母は同棲に対して苦い経験があるのだろう。
    でも、同棲は相手が自分にとって必要なのかどうか、その先の将来を考える上で重要な期間だと思う。きっと相手は母を選ばなかったのだ。


    「煮え切らない男と煮え切った女」という表現がぴったりな2人。奈世(「なせ」じゃないんかい)のねっとりした、ややテンパった愛情、弦のやや神経質な面倒くさい男感がリアル。

    私も将来結婚するからと努力(転職活動)もせず、後先考えず仕事も辞めたので、奈世の事

    0
    2026年03月08日
  • パッキパキ北京

    Posted by ブクログ

    無性に元気が出る^_^こんな華やかなで便利な時代に何うつむいてるんだ!ってなるし、根拠のない自信が湧いてくる(^^)!!!綿矢さんの筆が乗ってきた時の文章のアツさが毎回たまらない。コロナ禍でも異国の地でも何の心配もせず、自分を大事にできるマインド、それこそ高級ブランドよりも最高の持ち物だよ。カッコよすぎ、、、落ち込んだ時にまた読みたい1冊。

    0
    2026年03月08日
  • 激しく煌めく短い命

    Posted by ブクログ

    あまりの本の分厚さにおののいたが、読み始めるとなんとさらさらと進んでいくことか。誰もが似た経験に思い当たりそうな前半の中学生時代。小学生でもない高校生でもない、面はゆい時期ならではの異性や同性、先生や親たちとのあれこれ。その舞台は綿矢さんの生まれ育った京都であり、私自身も生まれてからずっといる場所なので、本を読んでいるというより自分のちょっと隣の学区の人の思い出を一緒に眺めているような、新鮮な読書体験だった。細やかな町の描写、地域性、中学生の京都弁などなど、ほんとうにリアル。特に2人の京都弁は、環境や性格を鑑みてか少し描き分けられていて印象的。そして後半、東京編。潔く20年近くが過ぎている。2

    0
    2026年03月08日