綿矢りさのレビュー一覧

  • かわいそうだね?

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    激オモ二篇、結末が面白すぎてガーってよんだ
    人を好きになること、すきでい続けることって脳のバグだよなと最近悟り出したアラサー

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    2025年09月20日
  • かわいそうだね?

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    今までで一番面白く読めた綿矢りさ作品かもしれない。
    「かわいそうだね?」も「亜美ちゃんは美人」もどちらもキャラが魅力的。
    特に「かわいそうだね?」は好き。
    アキヨのキャラもだいぶ強いが、アキヨからのメールをたくさん見たあとの樹理恵の怒涛の内心が駆け巡る様が痛快。
    流れるように読んでしまった。
    そして、何よりも突撃が最高。
    好き勝手やったろやないかと最高。
    綿矢りさ作品で描かれる今までずっと心をすり減らして自分を我慢して殺してきた主人公が爆発する様は大好き。
    この作品はそれが一番大爆発な気がした。
    大阪弁でまくし立てる姿は格好良かったし、清々しかった。
    隆大は誰からもやさしい人に見られたいクズで

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    2025年09月19日
  • インストール

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    綿谷りささんが17歳の時に書いたデビュー作で文藝賞を受賞した作品。17歳の綿谷さんがこの作品を書いたなんて本当にびっくり!
    毎日みんなと同じ生活を続けることに疑問を感じる朝子は、友人の光一から「まあもし疲れてるんなら、一回学校休んで休養とったら?」「いいじゃない休みたいだけ休んだら」と言われ、登校拒否児になる。
    お母さんの目を盗んで夜中に自分の部屋にあるピアノや家具など全部捨ててしまうというという大胆極まりない行動には本当に驚かされた。いくらなんでもそこまではしないだろう。徹底している。
    古いコンピューターを捨てた時に知り合った男子小学生のかずよしに誘われ、風俗チャットのアルバイトを日中するこ

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    2025年09月11日
  • 勝手にふるえてろ

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    追う恋か追われる恋か、遥か昔から人間は飽きもせずいつまでも言ってるよな。
    ラストの”私はいままでとは違う愛のかたちを受けとめることはできるのか?”という心境がしっくりきて、これは20代前半の頃に読みたかったな〜と思うけど、小説を読んだところで、自分で追いかけて破滅するまで心には沁みないものですよね。
    とは言え、普通の文庫より字が大きくて読みやすいし特に若い人たちにお勧めしたい!

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    2025年09月06日
  • オーラの発表会

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    ネタバレ

    みるこの個性を潰さずに周りで支えてくれる家族と友達たちがすてき‥みるこの独特さに笑ってしまう笑
    周りから見たら独特かもしれないけど本人は気付いていなしとても幸せそうだった!
    成瀬に近いものを感じてなお嬉しい!

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    2025年08月28日
  • パッキパキ北京

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    やばい。
    まさにみんながお盆休み満喫してる期間に仕事頑張った自分へのご褒美としてTiffanyのネックレス買おうと思ってた 笑
    精神勝利法じゃんと思って笑えた
    確かに、家族でのんびりしてる人に対する嫌悪感からくる反抗心というか体力的にも精神的にも弱ってるときにハイブラは欲しくなる
    独身の私の嫌悪感の対象が、きっと仕事サボる人や出来ない人や自分より家族にお金使う人に対してだから見る人が見たら負け惜しみなのかもしれないけど、実際頑張ったからこそできる自分へのご褒美であって、それを負けとも思いたくないしむしろ自分を愛でてあげたいわって心意気でやっぱり銀座に買いに行こうと思う。

    自分の人生この先、い

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    2025年08月19日
  • パッキパキ北京

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    やっぱり綿矢りさの描く女の子は芯があって好き。このくらい自分の人生楽しむためだけに行動できたらいいな。

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    2025年08月17日
  • 私をくいとめて

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    ネタバレ

    ◾️record memo

    一人で生き続けてゆくことになんの抵抗もない、と思っていた。一日の大半を過ごす勤め先にはたくさんの人間がいるし、否が応にも彼らとはコミュニケーションを取らなくてはいけないし、休日はときどきは一緒に遊ぶ友達もいるし、実家にもたまに帰る。また気に入ったスポットへ一人で出没するのが、私の趣味でもあり日課でもあるから、休日はいくらあっても足りないくらいだ。むしろ一人でいる時間を一日のうちでなかなか見つけられないので、帰宅後一人の時間が短くなるのがもったいなくて、ついつい夜ふかししてしまうほどだ。

    男性も家庭も、もはや私には遠い存在になっている。女友達のなかには、二十代のう

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    2025年08月11日
  • 手のひらの京(新潮文庫)

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    作者の文章の巧さに驚いた。京都を描く筆が実に見事である。解説に綿矢版『細雪』とあるが、たしかにそれも納得できる。特に四季の風景描写においては京都に住んだことのある人なら、実感をもってイメージできるだろう。京都が舞台だからこそ紡げる物語がある。

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    2025年08月10日
  • かわいそうだね?

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    ネタバレ

    かわいそうだね?
    友達の恋バナを聞いているようでとても面白かった
    アキヨと隆大には、大きなバチが当たって欲しいけど、こういう人達ってどこかにいそうだよな〜と思った

    亜美ちゃんは美人
    こういう女性の心理ってすごく共感できるな〜と思ったし、こちらまで少し涙ぐんでしまった、いいお話しでした、とても面白かった

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    2025年08月04日
  • ひらいて

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    こういう狂気の文学を読みたかった時に読めてよかた。
    若さの尖りが溢れる文章が好き。

    2004年、綿谷りさが芥川賞受賞した時に、早稲田に通ってる友達に連絡して、早稲田に遊びに行ったことがある、ということを思い出したりもした

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    2025年07月10日
  • かわいそうだね?

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    ネタバレ

    文章の密度の濃さに圧倒されたが、それが心地よく、ガンガン読んでしまった。
    『かわいそうだね?』でも『亜美ちゃんは美人』でも人のことを理解するのも難しいし、自分の本当の気持ちにも到達するのは難しいと痛感した。

    どっちもとっても面白かった。

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    2025年06月12日
  • 蹴りたい背中

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    群れからはみ出した高校生2人の、息苦しさと不器用な共鳴。
    「蹴りたい」衝動に滲むのは、
    苛立ちと憧れが混じる思春期の本音。
    自分でも説明できない感情が、誰にもあると気づかされる一冊。

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    2025年05月31日
  • ひらいて

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    娘から薦められて読んだ。薦められたのは二回目。

    素直な感想は、凄く良かったです。悩みに悩む思春期の高校生たちの、複雑に入り組んだ感情が絡みまくる。

    下手に長編にすることなく、短いながらも納得がいく感じは作者の技術の賜物。この作者の作品をまた読んでみたいと思った。

    ただ、結構性的な表現があるこの作品を小6の娘が読んだと言う複雑さ。しかも父親に薦めるという。
    さらに、ママは読んじゃダメって、なんか逆な気がする。

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    2025年05月22日
  • 憤死

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    「トイレの懺悔室」の後半、わー!怖い怖いっていう展開でガクプル((( ;゚Д゚)))「人生ゲーム」の世にも奇妙な物語みたいなストーリー展開。表題作の自殺未遂をした幼馴染みの病室を訪れる話の「憤死」の佳穂のキャラクターが秀逸!さわやかじゃない綿矢作品集

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    2025年05月17日
  • オーラの発表会

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    タイトルはそうゆう意味か‼‼
    めちゃくちゃ面白かった(泣)
    社会人として自分が永遠に戻れない大学生生活をもう一度体験できて泣きそう、、、、そうだよね色んな人と接して自分の世界をどんどん広げていく時期だよね、、、最後海松子も成長してて親目線で泣きそうになりそうやった、、、、、後自分らしくいることが結果的に人に好かれるんだね、、、なんでこんな簡単な事わからなかったんだろう、、、もう一度やり直したい大学生活

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    2025年05月16日
  • 私をくいとめて

    購入済み

    孤独を感じた時に

    孤独感に押しつぶされそうな時に読み返したい小説でした。主人公の一言一言に終始共感してしまいました!すごくイメージしやすくて読みやすかったです。私も食品サンプルを作ってテレビの前に飾ろうと思いました笑

    #ほのぼの

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    2025年05月12日
  • 100万分の1回のねこ

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    有名作家による絵本「100万回いきた猫」のトリビュート作品集。
    人それぞれの作品が詰まっていて面白い。
    一冊の絵本からこんなに物語が生まれるんだなぁと感心。

    この本から一人の気になる作家さんとの出会いがありました。
    井上荒野さん。
    他の作品も読んでみたくなりました。
    トリビュート作品って、こういう出会いがあるのも魅力ですね。

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    2025年05月05日
  • オーラの発表会

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    面白かった。
    海松子を通して生き辛さを表現しつつ、ありのまま生きることを肯定してくれているような、素敵なお話。

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    2025年04月29日
  • 二周目の恋

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    めちゃ豪華な女性作家を集めたアンソロ。恋のお話なんだけれど、読後感が違うのが良きりお気に入りは、着ぐるみ同好会のお話、波木銅 「フェイクファー」と、久しぶりに再開する双子のお話、一穂ミチ 「カーマンライン」。

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    2025年04月29日