綿矢りさのレビュー一覧

  • 夢を与える

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    顔と運に恵まれ、順調に芸能界で活躍していた女の子が男によってダメになってしまう。恋愛は人間をおかしくしてしまう、なのにまた恋愛をしてしまう。本能なんだろうと思う。私自身、会いたくて仕方がないとか冷められているのを分かっていても離れたくないという気持ちは共感してしまった。大人になった今は、冷静に恋愛ができるようになった気がするが、まだ高校生の夕子からしたら初めての恋でその上仕事や受験の重圧もあり、恋愛にのめり込んでしまったんだろうなと思った。母のようにはなりたくないと思いつつ、やはり親の影響は大きく受けてしまう。小さい頃から母と親友のようにずっとにいたことによって余計にだと思う。母の勝手にやって

    0
    2023年10月20日
  • 夢を与える

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1人の女優のデビューからブレイク、そして墜落、いわゆる「干された」になるまでが書かれた物語。
    テレビの前にいる私たちは簡単に「干された」と言う言葉を使うが、その裏にはたくさんの涙や苦労、絶望があるのだと分かった。
    ゆーちゃんは、良くも悪くも母親にそっくりだった。自分は好きな人の前で母親のような顔をしたくない、母親のようにはなりたくないと言っていたが、結局は親子。ゆーちゃんが正晃に異常にこだわるところは、母親譲りでもあるし、本当に何も知らないまま育ったからこそ得てしまったものなのだと思った。
    ゆーちゃんはこれからどうなるのだろうか。最後の取材をした記者が言っていたことはある程度予想できるが、ゆー

    0
    2023年09月24日
  • 生のみ生のままで 下

    Posted by ブクログ

    同性愛の話かなと思って購入しましたが良い意味で裏切られました。

    逢衣と彩夏の純愛の物語。
    作者の美しい文章の表現力に読んでいて心を奪われました。

    男とか女とか関係なく、
    逢衣だから好きになった。
    彩夏だから好きになった。

    人を愛せることって素敵ですね。
    そう思える作品です。

    0
    2023年07月22日
  • 憤死

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ホラー系な感じが多かった。憤死が1番好きだった。怒りが原因で死ぬってすごく面白い。
    ・「人生はゲームみたいなものなのさ、どれだけシンケンに生きても、結局運しだい。ゲームと変わらないほどにバカバカしいのさ」

    0
    2022年10月17日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    購入済み

    豪華なアンソロジー

    まずは参加している作家陣の豪華さです。そして、ユーミンの楽曲のとのコラボということで、面白くないわけがありません。個人的には綿矢りささんの「青春のリグレット」が好きでした。読んだ後で、楽曲を聞きなおしたくなるような一冊でした。

    #切ない #泣ける

    0
    2022年08月14日
  • 私をくいとめて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    めちゃくちゃ好き〜自尊心×自意識過剰×孤独→生み出されたAという存在。この人自尊心が損なわれる恐れがある行動は別人格でしかできないのよね。自分が起こした行動や思考なのに、「Aはすごいね、わたしにはできない」みたいなこと言ってるの不気味でしかないけど、彼女はそうしないと自分を保っていられないんだ。。恥ずかしい行動もちゃんと傷つくことも全てAに任せて、自分は高みの見物してるつもりになっているのがこわ面白かった。でもAも自分とちゃんと自認している上でのことなので、それもなんだか可愛い。
    歯医者とどうにかなれるかも、と考えるところとか、短いスカートでアピールする痛い女を描くところが綿谷さん意地悪ですき

    0
    2022年07月10日
  • ウォーク・イン・クローゼット

    Posted by ブクログ

    いなか、の、すとーかー/実際のストーカー案件で、こんな結末はあり得ない、というかリアル当事者に怒られそう。でも、好きですこのラスト。というか普通にホラー的で面白かった。\ウォーク•イン•クローゼット/こういう余韻を残したラストは記憶に残る。好き。
    2、3年後に再読したい。

    0
    2021年10月19日
  • ウォーク・イン・クローゼット

    Posted by ブクログ

    表題の方が後半に入っている構成が意外。2つもも面白かった。綿谷さんの本はどれも面白いな。ただ、面白いと言っても、それぞれ方向性が違いました。
    いなか、の、すとーかーは、ミステリーホラー小説を読んでいる感じだった。予想外の展開。でも、出てくる人物の誰もなんだか憎めないのが不思議。かなり酷いストーカーなのになぁ。ぞわぞわしながらも目が離せない展開でした。
    ウォークインクローゼットは、昔の自分を見ているかのような主人公だった。人にどんな風に見られているか、素の自分を出せず、人の事は品定めしてしまう。なんか分かるなぁと。決してモテない訳ではないけれど、果たして本当に人に好かれるとはなんなのだろうと迷う

    0
    2021年04月11日
  • 蹴りたい背中

    購入済み

    とてもよい

    0
    2021年01月26日
  • ウォーク・イン・クローゼット

    Posted by ブクログ

    いなか、の、すとーかー
    ウォーク・イン・クローゼット

    ふたつは全然違う物語だけれど、
    現代らしい人間くささがリアルだなあって思いました。
    表紙のかわいさで読み始めたけど、何より読みやすい

    わたしみたいな読書初心者にはめっちゃ良い

    苦しむ人間、苦しめる人間、
    どちらも物語の主人公になりえて、
    他人からは想像できないような苦悩があったりする

    嫉妬で人を悪く言ってしまうのはよくある
    けどわたしは他人の努力や実力その他もろもろへの称賛を
    素直に口に出せる人間になりたいな

    0
    2020年08月02日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    個人的には楽しめたけれど、予想以上に毒が利いていた(笑)。
    確かに絵本も毒は利いているんだけれどさ。
    何ていうか大人向け『100万回生きたねこ』。
    それぞれの小説はおもしろいんだけれどもさ。

    0
    2019年07月20日
  • インストール

    Posted by ブクログ

    これがデビュー作!そして当時高校生!
    っていうの無しで考えても文章がうまい。このテンポのよさと人生への向き合い方や考え方が好きである。

    0
    2018年06月16日
  • ひらいて

    ネタバレ

    宗教的哲学的作品

    この小説はティーンズの恋愛物というより、哲学的命題を含んだ福音書の一節という風に感じられた。
    物語の中に聖書を出してくるのも、そういったイメージを促そうとしているように思わせられた

    この小説の最重要なテーマは、いわゆる(柄谷行人氏のいう)「単独性」というやつだと思う。
    自分を自分たらしめるもの、他の誰にも見出せるものではないと信じられるもの、
    そしてそこから自分の生きるエネルギーが湧き出てくるよう感じられるもの
    私の「単独性」のイメージはそんな感じ。

    主人公の愛ちゃんは、たとえ君という、一見地味でそこまでモテるタイプに思えなかった青年に恋心を抱いたことで、
    そこに自らの「

    1
    2018年01月19日
  • インストール

    Posted by ブクログ

    高校三年生の野田朝子。自称変わり者。受験生になって一ヶ月。いわゆる五月病ではないけれども、昼食後の教室でちょっと愚痴ってみた。
    「私、毎日みんなと同じ、こんな生活続けてていいのかなあ。」
    その愚痴を捕まえてクラスメイト曰く「疲れてるせいだよ。」「一回学校休んで休養とったら?」
    そそのかされて休みを取った朝子のヴァカンス。

    2001年第38回文藝賞を単独で受賞した作品。主人公の主観に徹したインナーハードボイルドです。主人公の描写が難しい一人称で描かれていますが、それにもかかわらず、彼女の漠然とした日常や将来への不安が身近に感じられ好感が持てました。

    例えば、主人公が日常の不安を社会にぶつけ

    0
    2015年11月21日
  • 勝手にふるえてろ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    性別も行き方も違うからあまりに自己投影しながら読めなかったけど、こういう人もいるのかなと思いながら読みました。

    人からどう見られるのか、どう思われるのかは大事じゃないと言われる。でも実際一緒に仕事する仲だと同じ境遇や価値観の方が働きやすいのも事実。そうした中で主人公は普通になろう、馴染もうと嘘ついてしまった。LGBTQとか多様な価値観とか言われる時代だけど、自分の会社でもこうあるべきって価値観は皆もってるんだろうなと思いながら読んでた。

    あと普通に主人公の同期?がフレネミーすぎた^^職場の人にはどこまでプライベートを話すか考えるべきだなと思いました。

    0
    2026年05月03日
  • グレタ・ニンプ

    Posted by ブクログ

    たぶん実際の妊婦はもーっと大変!だってつらいところカットされまくりだから!
    でも、小説を通して少しでも理解してくれたらいいのかも。

    何も考えず読書したいときぴったり!元気出る!
    口調すぐ移る人間なので、読んでるあいだ普通に話すのに苦労しました。

    わたしがもし羽化したら自認ハム太郎になるので、全然物語にはならないと思います。

    0
    2026年05月02日
  • かわいそうだね?

    Posted by ブクログ

    思ったより読みやすかったけど恋愛めんどいなと思ってしまった。
    可愛い子は見た目が?な人と付き合ってること多いけどそうゆうことかーとなる

    0
    2026年05月01日
  • パッキパキ北京

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    北京滞在記のような小説。訪中団行く前に読んでおきたかった。もうちょい北京の土地勘ついて詳しくなってからまた読むと楽しそう!
    終わり方はちょっと微妙かな。

    0
    2026年05月01日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

    Posted by ブクログ

    すごい、語彙力の塊のような1冊でした。
    綿矢りささんの作品は初めて読みましたが
    全てこんなキレキレなのかな

    あとがきが、ふかわりょうさんでしたが
    完璧な締め方で変な鳥肌たったくらいです。笑

    0
    2026年05月01日
  • グレタ・ニンプ

    Posted by ブクログ

    やっぱり綿矢りささんの本は面白いー!
    私も妊娠期こんなに全力で楽しめてたら良かったなぁ♡夫さんの冷静に対応しつつ動揺している様と次第に妻の変貌に慣れていって、子育てを2人で乗り越えていく様が面白かった。本当に子育て中はみんな色々試行錯誤で必死で、振り返ると面白いし、それを夫婦で乗り越えてこそ相方という感じが共感でした。
    深夜のスパチュラも面白かったー!
    初めてのバレンタインで手作りお菓子作りのハードルを全て乗り越えていく感じが面白かった!

    0
    2026年04月29日