綿矢りさのレビュー一覧

  • 激しく煌めく短い命

    Posted by ブクログ

    あっという間に読んだ。
    同じ世代で、あの時代を思い出しながら、懐かしみながら読んだ。今年読んだ本の中でも圧巻です。心の本棚に大切にしまいました。

    0
    2025年10月24日
  • 生のみ生のままで 上

    Posted by ブクログ

    最近は綿矢さんの本を多く読んでますが、この本は特に良かったです。
    逢衣(あい)、彩香(さいか)を巡るストーリーと美しくもあり鋭く緊張感のある文章に没入しました。

    0
    2025年10月21日
  • 生のみ生のままで 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ▼メモ
    ・逢衣(あい)、彩香(さいか)

    ・私は完璧じゃない。だから他人にいくら笑われてもしょうがない。でも自分だけは自分を笑っちゃいけない。私の頑張りを一番近くで見ているのは私だから。

    ・どんな退屈な毎日の連続でも、同じ場所には留まってはいられない。絶えず時間を移動し肉体を衰えさせて確実に死に近づいていく。骨や肺や塵になる、それまでの短いひととき、なんで自分を、もしくは誰かを、むげに攻撃する必要があるだろうか。同じ時代を生きているだけでも奇跡のような巡り合わせの周りの人たちを。

    0
    2025年11月15日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    僕は忘れてない。ずっと働きづめで疲れていた君にこの僕が提供できるのは、結婚してもいつまでも恋人同士みたいな濃密な空気感なのだと。
    なぜこれがわかっていて不倫ができるのか。この気持ちを持って、行動に移してくれた人にどんだけの信頼をおいているのか。本当に怖くなった。彼女を愛しているという気持ちがありながら、あくまでも被害者意識で、仕方がなかったという気持ちで不倫ができるのか、全てにおいてそうなれるのがすごい

    0
    2025年10月20日
  • かわいそうだね?

    Posted by ブクログ

    3周目。1作目は、男脳と女脳の違いが顕著に表れていて、勇気がもらえる。2作目は女性なら誰でも感じた事があるであろう感情がこれでもかってくらい散りばめられてて、読むのに体力を使うが、綿矢りささんの小説では上位に入る。歳をとっても忘れたくない感情が沢山綴られていて、大好きな一冊。

    私的にりゅうちんは、ナシ。女々しい!

    0
    2025年10月18日
  • 生のみ生のままで 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    正論を言っているつもりなのに、一言発する度に気が重くなって動揺した。確かにどんな熱い想いもずっと放っておけば冷める。でもそれはどういう生き方なんだろう。生きていると言えるのだろうか。

    本文中より抜粋
    刺さりました。

    0
    2025年10月17日
  • 激しく煌めく短い命

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分が1番幸せでいられる選択をするのは多様性の時代である今らしい選択だった。周りと同じようにしないといじめられたり、大人になる過程での体の変化や異性を意識する態度など中学生の頃の嫌な感じを思い出してしまった。大人になるまでの経験から、人間は違うことが当たり前だと学ぶのだけど、中学生だと悪意なく揶揄ってしまったりするんだと思う。

    0
    2025年10月16日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

    Posted by ブクログ

    タイトルに衝撃を受け購入。
    誰もが感じたことのある日常生活で訪れる苦難や生きづらさに対して、はっきりと皮肉や文句を言う登場人物達にスカッとした。
    特に最後の話は語り手に共感しまくりで、オチで爆笑してしまった。

    0
    2025年10月15日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

    Posted by ブクログ

    綿谷りさ…表紙が可愛くて思わずジャケ買い。
    短編ながら、中身もめっちゃおもろかった。
    表現が秀逸だし、ところどころ声出して
    笑えたところもありました。アベノマスクのところは想像すると最高に面白い。

    0
    2025年10月15日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

    Posted by ブクログ

    綿矢りさの比喩表現は随一です。マリトッツォとシュークリームの違いを胸で例えるのは恐れ入った。綿矢節が効いた文体と鮮烈な話に読む手が止まらない。ものすっごいおもしろかった~~~!!ぜんぶの話が大好き。

    0
    2025年10月14日
  • 手のひらの京(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    女三姉妹。本当にバラバラな性格の3人。姉妹の理想型ともいえる、くっつきすぎず、でも何かあれば絶対に助けてくれる力強いつながり。

    一番きょうかんできたのは、母の主婦定年宣言!退職金も欲しいくらい。

    0
    2025年10月11日
  • ひらいて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お気に入りの小説を読み返そう週間!(「生きてるだけで、愛。」と二作連続でヒロインが全裸になっていた)
    登場人物の"たとえ"が好みすぎたっていう程度の記憶しかなかったけど、読んでるうちにみるみる思い出してきた。

    ステレオタイプな陽キャJKだった愛が、属性の異なるたとえにうっかり(&どっぷり)恋をしてしまい、どんどんどんどん欲望を剥き出しにして、向こうみずの狂気で暴れていく姿を美しいと思った。
    愛はたとえの彼女である美雪のことを妬んで酷いことをするのに、美雪はどこまでも優しくて素直で可愛らしい。
    たとえと美雪。二人のかけがえのない関係(百パーセントの相手だな)は、愛が介入して

    0
    2025年10月08日
  • しょうがの味は熱い

    Posted by ブクログ

    最初の一文から心が奪われた。
    私が普段感じていてもなかなか言語化できない、常にある感情が言語化されていて、一つ一つの言葉が響いた。感動する場面じゃないのに気づいたら涙出てた。こんな感覚初めて。
    大好きになりました。綿矢さんの本全部読む。

    0
    2025年10月07日
  • パッキパキ北京

    Posted by ブクログ

    主人公が好き過ぎる。自分はこういう生き方に憧れるんだなというのを思い出させてくれる一冊だった。観光ガイドも兼ねられるぐらい北京の描写が生々しくて良かった。

    0
    2025年10月07日
  • パッキパキ北京

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最高だ!!
    最高すぎる!

    精神勝利法、これこそ今の日本人に必要だ。

    最近病んでたけどなんかどうでも良くなってきた。
    本当にパワーをもらった。
    自分が主役の人生なのに病むなんてバカだ。
    誰のために生きてるのか。

    これは人生の1冊になる。
    何回でも読みたい。
    電子で買ったけどハードカバーで買い直す予定。

    0
    2025年10月04日
  • 激しく煌めく短い命

    Posted by ブクログ

    オイラの好きな作家さんのお一人、綿矢りささん。
    その綿矢さんが600ページ強の長編小説を刊行!

    これは読まねばならぬ笑。

    主に600ページ強をかけて、2人の登場人物の心情を「繊細」に書かれています。

    600ページ強の大作が短く感じました。

    ご一読をお勧めします。

    0
    2025年10月01日
  • パッキパキ北京

    Posted by ブクログ

    主人公に憧れた。どんな境遇や立場に置かれてもそれを楽しめるかどうかは自分次第。どうあれ自分を見捨てずに無駄に落ち込んだりせず、楽しんで生きることこそが大事だと感じさせられた。

    0
    2025年09月29日
  • ひらいて

    Posted by ブクログ

    恋の描写がすごく良くて、痛々しいけど惹き込まれた。愛にすごく共感してしまった。
    思春期特有の勢いとかモヤモヤとか悶々とした気持ちの圧がすごくて打ちのめされた。個人的に終盤はハマらなかったけど、中盤までが好きすぎて最高だった。あとたとえ君が好き。

    0
    2025年09月28日
  • 激しく煌めく短い命

    Posted by ブクログ

    2025/10/5

    悠木久乃と朱村綸で、勇気りんりんチーム。いいね。

    中学女子の「すき」
    同性愛やいろんな差別がテーマなのだろうけれど、日常の描き方がすごく上手くて何度も自分自身が中学生に戻ってた。
    600P超えの大作だから分厚くて、通勤読書には大変だったけど、中盤からのめり込んで一気読み。

    別に誰が誰を好きでもいいのにね。
    橋本くんがいてくれて良かった。
    綸はそのうち逃げそうだけど....


    -------

    本当は大人にこそ言ってほしい、若いだけなんて価値が無い、若い女子が特別なわけもない、自分たちはガキなんかに興味ない、年取ってからの方こそ楽しいって。でも若い子たちを買ってるのは

    0
    2025年10月05日
  • パッキパキ北京

    Posted by ブクログ

    小説なのにエッセイを読んでるかのよう。というか、名言集のよう。

    主人公が清々しいほどに人間してて心地良い。強そうだけどその強さは思考や努力で培われたものであって、少し弱さが垣間見えるところが人間らしくてすごくいい。明日からもう少し自分らしく生きていこうかなと思える話だった。

    冒頭からグイっと綿谷りさの世界観に浸からせてもらって、あっという間に読んでしまった。あと、北京に行ったこともないのに行ったつもりになった。

    0
    2025年09月26日