綿矢りさのレビュー一覧
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ネタバレずっと共感の嵐。面白くて読むのが楽しみで私の読書スイッチを入れてくれた一冊。26歳の年になって、年齢で他人と比べてしまうことが増えた気がした時にこのタイトルが気になって手にとった。
①かわいそうだね?
アキヨみたいな女が一番苦手な私にとって、その感情をこの細かさで表現できるのかと何度も驚いた。旅館で隆大の携帯を見たところから特に面白くて続きが気になって眠れなくなった。ほら、まともに就活してないじゃん。隆大も都合いいじゃん。物語にのめり込んでしまって、ドパガキになりかけてた私をこの本が止めてくれた。隆大の前ではタバコも関西弁も禁止してた樹里恵が最後に関西弁で怒鳴り散らかして人の部屋って勝手にタ -
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館なのさんのレビューでこの本を手に取ったわけですが、非常〜にスカッとして面白かったです。
どうもありがとう!
綿矢りささんって私蹴りたい背中ぶりの再会なんでございますが(デビュー作じゃん)、こんな感じに羽化していたのですね。
見開きがね、蛍光ピンクで。
その蛍光ピンクの中表紙をめくると、蛍光緑が待ってるの。
気合いの入り方が違うよね。
中はもう言わずもがなよね。
じゃあ最近(ここ一年くらいのことね)にあった私的スッキリした話をひとつ。
私が長女の悪阻に苦しんでいた時のことです。
私の場合吐かないけどずっと気持ち悪い、寝ても覚めても気持ち悪い。オエっとしても何も出ない。そんでもってこの世 -
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タイトルを初めて見た時、グレタ・トゥーンベリを揶揄しているのかという嫌な気持ちになったが、結果として作品を読むとグレタ・トゥーンベリのことを意識しているのは分かった。相手は存在する女性だし妊婦と結びつけること、グレタとグレたのダブルネーミングは不謹慎だと感じなくもなかったが、グレタ・トゥーンベリの女性活動家としての思想に連帯をしている作品なのだと分かった。
女性の子を産む性の解放の啓蒙作品であると同時に、子育てをする夫婦の為の作品だと思った。
ただ、急に違う短編が入っててしばらく「??」となったが。
綿矢りさの作品は初めて読んだが、短編でも文字のサイズがでかくなってたけど、結構デフォルトな表現 -
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黒田みつ子33歳。独身彼氏なしの主人公が恋愛や今後の人生についての気持ちの揺らぎや葛藤を描いています。
脳内のAとの会話やノゾミさんとの会話、多田くんとの会話。そして、みつ子が聞いた他人の会話など。私はやっぱり綿矢さんの書く会話劇が本当に好き!
リアルで繊細な描写は読んでいて楽しいし、グサグサ刺さる!
イタリア旅行に行く飛行機のシーン。主人公のフライトに恐怖する様子が面白かったです!あまりにも丁寧で詳細すぎて綿矢さん自身の気持ち…?と思ってしまいました
物語が進むにつれ、みつ子が少しずつ前に進む様子もよかったです。前向きな気持ちになれる作品でした。
ラストのAへの感謝のメッセージも心が温 -
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中編二編
「かわいそうだね?」
自分の彼氏が元カノを家に居候させる話
アメリカ育ちの隆大はリベラル的で、困ってる人は助けてあげなけれはいけないという考えから元カノ、アキヨを居候させるという
主人公樹里恵は抵抗しつつも結局受け入れてしまうーー
どうなる?話なんだろうと思いながら読むと、主人公は自分の思う道に進む方を自分の意思をもって選んでた
樹里恵は、かわいそうだから助けてあげると、うそぶいてたときの胡散臭い自分より、損得の計算せずに本心をぶつける自分のほうが、よほど好きだと言ってて、その行動力は痛快だった。これから泣いたり後悔したりするかもしれないけどそれは今じゃないとニコチン一服。自分 -
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ネタバレp.170
これほどたくさんの星があるのに、どの星とも交流せずに幾多の命を乗せて回っている地球は孤独だ。この宇宙のどこかに、地球以外にも生命体がいるとすれば、と考えると気が遠くなりそうだが、本当に地球にしか生命体がいない、と考えた方が余計恐ろしかった。宇宙では流れている時間の尺も桁違いだから、もし違う星に生命体がいたとしても、もう何億年も前に滅びたとか、何億年もあとにならないと生まれないとか、誕生する時期が違ったらめぐり会えない。
p.196
「そもそもあんたは奏のこと好きなの?」
返答に困る質問を萌音は簡単にしてくる。好きだの愛だのという言葉を聞くと、どうしてもかつての拒否反応が甦ってきて -
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純文学は、一か所でも知っている感情に出会えればいい。
というわけで私が知っていた感情。↓
「自分の内側ばっかり見ているから、何も覚えていない。学校にいる間は、頭の中でずっとしゃべっているから、外の世界が遠いんだ。」
ここだ。
これはまさしく高校生の時の私だ。
なんならおばさんになった今でも若干そうだ。
綿矢りさと同世代なので、雑誌を集めたり、ラジオを聴いたり、ライブに行ったり…あの感じがリアルに想像できた。まぁ同世代じゃなくても想像できるだろうけど、90年代後半~00年代前半のあの感じ。
ていうか、主人公よりもにな川にシンパシーを感じてしまっている(笑)
好きなアーティストに心酔して、 -
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「いなか、の、すとーかー」は、綿矢りささん特有のオチが読めるのに奇妙で、あり得ないだろっていう描写がたっぷりなのに人間の"あるある"が詰め込まれてる感じ。
表題作である「ウォーク・イン・クローゼット」は、特に28歳の私自身の"あるある"が詰まっていてちょっと苦しくなった。
主人公の早希は自意識過剰で自己肯定感が低くて生きづらくて人に期待しては傷ついていく弱くて強い女の子。
親友のだりあは反骨精神で生きてて強いけど純粋で実は柔らかい女の子。
そんな2人の幼馴染のシスターフッドが描かれている。
「死んだら皆が泣いて惜しむような人間になろうって」と気高く生 -
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どこに共感できたか。
恋に狂気がかるくらい情熱的な奈世と、いかにも冷静なユヅルのお話。好きになればなるほど、度がいきすぎてしまうナヨに、私と通ずる部分があって、自分も気をつけようと思った。
ナヨの父親も言っていたが、「結婚とは、努力して得た結果ではなく、流れで、スムーズになるもんだ」という言葉が印象に残った。
今の私と彼は、付き合いが続くように、無理矢理頑張っている状態だと思った。その結果、お互いの心が疲れてしまい、結婚しても幸せを手に入れられないと考えてしまう。
私は、そんな彼との関係性を客観的に見直せる作品だったと感じるし、カップルにはカップルなりタイミング・流れがあり、無理して