綿矢りさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレAudibleで聴了。
率直な感想は「怖かった」です。
特に表題作『嫌いなら呼ぶなよ』での不倫した夫の響かない謝罪や、『老は害で若も輩』でのインタビュアーとの噛み合わない応酬。
音声で聴くと、まるで自分が「透明人間」としてその場に閉じ込められ、逃げ場のない密室で罵倒や言い訳の応酬を目撃させられているような息苦しさがありました。
登場人物たちは大量の言葉を尽くしていますが、誰とも分かり合えておらず、ただ一方的に傷つけ合っている。「一生分かり合えない断絶」をまざまざと見せつけられました。
しかし、その怖さと同時に、人間が「言葉を選び抜く」ことによって、ここまで他者を攻撃できるのかという凄みに -
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最悪。
日曜日21時から読み始めて読み終わったの3時。
6時間ぶっ通しで読んでしまった。。
片方がレズビアン、片方はノンケで、
中学生の青春時代を過ごす中で当時の時代背景とか中学生という狭い世界も関係し、お互い両想いだったのにすれ違いが起きてしまう。32歳で再会。
昔読んだBL漫画作品の「エスケープジャーニー」小説版と言ったところか。
あらすじ自体にはどこか見覚えがあった。
「レズビアンーノンケ」という二項対立もそうだけど、
「地方ー東京」「外国人ー日本人」「昭和ー令和」
みたいな文脈での問題(と言っていいのか?)、
要は「前時代的な考えと、その時代に合った考え方」が様々出てきて、単純な -
Posted by ブクログ
ネタバレずっと手に取ってなかった事を後悔した 衝撃的に面白い 面白くて悔しい、しかし巡り会えた今が読みどきだったと思える
嫌い/苦手なあの人も、裏でこんぐらい頭グルグルして傷付いたり諦めたり諦めきれなかったりちょっと強がったり、な人間的要素が多い人だったら良いな もしそうだったらちょっとは周りの人のことを好きになれるかも 人の優しさを信じる小説は好きだし心の支えになるけど、たいぶ精神整ってる時以外は、これはフィクションだ!って結局閉じちゃうから 人の愉快さを信じるっていう方向性は初めてもらえた物差しかも
グルグルグルグル考えるのがしんどくて何も考えない日々に逃げよう慣れようとしてたけど 私も私な -
Posted by ブクログ
これは私だ、と何度も思った。思考が分かりすぎて胸が苦しくなる。
特に、自己愛というか自己防衛本能が強すぎる故の被害妄想癖があるところや、自分の駄目なところをなおす気なんてさらさらないどころか駄目な自分をそのまま愛して欲しいと本気で考えている傲慢なところ。
他人になりすまして同窓会を開くなんて、なんとその方法があったか!と唸った。狂ってるけど。
「猛烈にイチが恋しくなる。いや私が恋しいのは現実のイチじゃない、私が心のなかで勝手に暖め続けていたイチの幻影だ。」
これはほんとにそう、心の中のイチと過ごす時間が長くなりすぎて現実のイチでは心を満たすことができないって超わかる。現実のイチは欲しい言葉も -
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最高でした。綿矢さん初だったんですが、1文目から天才だと思いました。
強い主観で描かれる主人公の脳内が痛快。人のことをよく見てよく理解しているかのようで、他人からはやや敬遠されたり青臭く映ったりしていて、そうした都合の悪い現実は素通り、、というより彼女の身体には通過すらしてないようなとこなんかも痛快です。
終始キレッキレの文章で読んでて爽快感すらありました。視野見だったり、恋に嵌ったらついやってしまうような言動を鋭い視点でガサガサと言葉にしていくところがとても好きです。
妄想癖があって自己中で、批評するわりに自分を客観視できてない。私にとってのこの主人公は、友達の友達として、ある意味ずっ -
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綿矢りささん
YouTubeの出版区(本屋さんについて行って一万円あげたら何を買う企画)に登場するってよ。(わたしにとっては重要なのです!!朝井リョウさんの宇野千代情報の詳細が知りたいし、朝井リョウさんへの反論も(笑))
っていうことで
この書籍を選んだのではなく、(笑)綿矢りささんさんが描く
女性がオリャーオリャー!!!((((#`Д´)⊃)゚з゚))))・゚・・゚・ブッ
ってすべてをぶっ潰すような作品が読みたかったから♡
綿矢りささんの毒っ気がたまに欲しくなるんですよねぇ~
1ページ目の一文を読んだ瞬間、わたしの欲しかった感覚がココに!って感じで、もぅ読破するまで楽しかった♡
主 -
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ネタバレ眼帯のミニーマウス
同僚の根掘り葉掘りがリアルすぎて鳥肌。
悪意がない顔で踏み込んでくるのを、耐えろと言われるのが現代なんだと思った。
勝手にキャラを作られて、そこにハマれないと浮く。
主人公が抜け出した方法に「その手があったか」と思わされたけど、
本気で対抗した途端、周りが割れ物扱いになる感じがいちばん気持ち悪い。
これが現実。
神田夕
現代のSNS時代のリアルそのもの。
推し活は流行っているけど、度を越えると
日常の自分とネット上の自分の境界線が壊れる。
仕事ではうまくやれているのに、
YouTubeのコメントでは平気で辛辣になり、アンチになる。
その良し悪しがわからなくなってい -
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ネタバレ『かわいそうだね?』
携帯盗み見たあとの真っ黒なページに「綿矢りさを読んでいる…!」と興奮した。
隆大の正義感は『かわいそう』が動機で、かわいそうな人ありきだから脆弱なのだろう。だってかわいそうな人などいないのだから。体格のいい見た目と、なまじっかなこの正義感が、樹理恵の震災へのトラウマを包み込んでくれそうに見えて、彼女を盲目にしたんじゃないかな。大阪弁はたしかに、アキヨさんのやわらかで、どこかほつれた印象とは真反対。アキヨさんが『隆大に寄りかかる』ことを選択した人生なら、ラストの樹理恵大阪弁大暴走シーンは、地震の克服もあいまって示唆的で良い。
『亜美ちゃんは美人』
リカちゃん人形の例え -
Posted by ブクログ
嫌いなら呼ぶなよで良い感じの毒と爽快っぷりの世界観にハマってしまい、
そこからの、またしても気になるタイトル。
彼氏の家に元カノが同棲するっていうとんでもない話から始まるんだけど、主人公は同棲が嫌なら別れるまで言われる。
そこまでか!?と主人公側が思うことからもやもや悩むけど、またそこで2人は海外に住んでいた経験やら、文化の違い?とか、まさかの火垂るの墓のいじわるなおばさんの話まで出てきたら、確かにな…って思えてきちゃってる自分もいて、でも、最後はもう本当にありがとう!ってこっちも気持ちすっきりした。
もう1つの作品はとにかく美人な友達と引き立て役としてずっと過ごしてきた2人の話なんだけど