綿矢りさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
時代を感じる本で良かった
結婚して子供を産む
ということの捉え方が時代によって異なる
グラデーションのように変化する価値観を上手に描いてくれてる
男性側は仕事と家庭の考え方や時間の割く割合がリアルだし
女性側も産むことの大変さはもちろん、妊娠するまで、してから、産んでから、仕事の考え方など
両方の目線がわかりやすく共感できた
何よりの魅力は、嫁(ゆい)のキャラや行動・言動がめっちゃおもろい
読みながらクスクスくる
自分が経験していることだからこそ共感できたし
してない人も固定概念に縛られなくていいんだ
と感じれる本
【追伸】
別物語として描かれていた「深夜のスパチュラ」
これがおもろ -
Posted by ブクログ
4年に渡る不妊治療の末、妊娠を諦めた俊貴と由依。その矢先、由依の妊娠が発覚し、俊貴が帰宅すると、由依は坊主頭を紫に染め、頭に妊娠検査薬をつけ、八つ墓村と化している。これまでの奥ゆかしかった由依の様子が明らかにおかしいー。
俊貴目線であるためかろうじて感情移入できるが、由依の奇抜な姿や行動には最後までついていけなかった。ただ、綿谷さんの伝えたいであろう思想(妊婦やママになっても保守的になる必要はない、妊婦もママも自由に生きていくんだ!)には、まあまあ共感できる。あやしすぎる団体「すちぃむアイロン」で、奇抜な格好のプレママが講演してても絶対敬遠するし、産後の由依が「母はおとなしく家で子育てするべ -
Posted by ブクログ
ネタバレ性別も行き方も違うからあまりに自己投影しながら読めなかったけど、こういう人もいるのかなと思いながら読みました。
人からどう見られるのか、どう思われるのかは大事じゃないと言われる。でも実際一緒に仕事する仲だと同じ境遇や価値観の方が働きやすいのも事実。そうした中で主人公は普通になろう、馴染もうと嘘ついてしまった。LGBTQとか多様な価値観とか言われる時代だけど、自分の会社でもこうあるべきって価値観は皆もってるんだろうなと思いながら読んでた。
あと普通に主人公の同期?がフレネミーすぎた^^職場の人にはどこまでプライベートを話すか考えるべきだなと思いました。 -
Posted by ブクログ
ホント言葉のチョイスが上手いというか、表現力が凄いと感じる。柔らかくも的確で巧みな比喩表現が琴線に触れて、心地よく入り込める世界が提供されてクセになる感じ。
よくまぁこんなうまい言い回しが出来るもんだと冒頭から感じてしまう。「京都の空はどうも柔らかい。頭上に広がる淡い水色に、綿菓子をちぎった雲の一片がふわふわと浮いている。鴨川から眺める空は清々しくも甘い気配に満ちている。春から初夏にかけての何か始まりそうな予感が、空の色にも溶け込んでいる感じ。(p.5)」「意識を手放せないまま、すうっと夜が明け、カーテンを開けるとかさかさの心に朝焼けが差す。薄い光は傷に塗る消毒液みたいに少し心にしみて涙がにじ