綿矢りさのレビュー一覧

  • グレタ・ニンプ

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    内容も表現方法もぶっ飛んでる。
    とても出来た旦那さんで、訳が分からず不満がある中でも思いやりが感じられ、スゲーなと思った。
    最後の方で義父に言い返す所はグッときた。

    短編のスパチュラの方は頭から勢いが良すぎて笑いながら読んだ。
    話的にはこっちの方が好き。

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    2026年02月27日
  • ひらいて

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    こな描写は凄いなぁ、と感じ入る場面が多々あった。
    なかなか言語化出来ない感覚というか、感性というか、人の感情や性格的な側面、関係性などを、絶妙な比喩を用いた、うーんなるほど、まさしく、と違和感なく受入れる事の出来る描写が心地良い。
    例えば、心情とは全く異る自分の作られた笑顔のことを「ちょうどいま穿いているソックスの刺繍。表側の真白い生地には、四葉のクローバーの刺繍が施されているが、裏返せば緑色の糸がなんの形も成さず、めちゃくちゃに行き交い、ひきつれているだけ。」とか。
    たとえ君をめぐる愛と美雪の、3人の恋と嫉妬の青春物語は、其々の内面がぶつかり合い183pの小編ながら読み応えがあった。

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    2026年02月25日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    めっちゃ面白かった!綿矢りさ作品初めて読んだけど、かなりパンチ効いてて満足度高かった〜 強い言葉を使ってるのに、同時に繊細な描写もあってこの人はすごい才能の方なんだなと思ったわ

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    2026年02月25日
  • グレタ・ニンプ

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    読む前は色物っぽい作品なのかなと思い、あまり期待していなかった。
    話題になっていたので、とりあえず読んでみようという感じで手に取った。

    しかし、実際に読んでみると、ぶっ飛んだユーモアがとにかく衝撃的で、電車の中で読んでいた私は思わず笑ってしまい、周りから「変なおっさんがいる」と思われたかもしれない。

    それでも、自分の子どもが赤ちゃんだった頃のことを思い出すことができて、読んで本当に良かったと思える作品だった。

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    2026年02月24日
  • 生のみ生のままで 上

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    ネタバレ

    ここだけの話、私は一度だけ女の子に恋をしたことがある。別の子には友達として好きという感情しか湧いてこなかったけれど、その子に対しては、仲良くなりたての時から、タイプだと思ってしまったし、たとえ恋愛関係でなくとも、この子がいれば他の誰もいなくていいし、私はこの子と一緒になら生きていけると思った。
    この感情を自覚し始めた時から、このままではだめだ、こんな感情早くどこかへ放ってしまわないと。と思った、その気持ちを思い出した。そして、そんな気持ちこそを放って突き進んだ2人の関係がとても羨ましく感じた。

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    2026年02月22日
  • グレタ・ニンプ

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    怒涛の勢いだった。「グレタ」は「グレタ・トゥーンベリ」さんと「(ツッパリのように)グレた」と「呉田(ただの苗字)」がかかっているのかな。

    私も妊婦だが、由依のようにここまでハイテンションになったことはないし、むしろ安静に過ごさなきゃいけないとか、気を遣うことが多かった。だからか、由依のこのべらんめえ口調や破天荒な態度は見ていて面白かった。声がでかそうなことを除けば、一緒にいて楽しいし元気をもらえそうな気がする。

    由依の夫:俊貴からすれば、由依は突然豹変してしまったように思えるかもしれないが、私は彼女は根本的なところは変わっていないと思う。今まで閉じ込めていた自分が、妊娠したことをきっかけに

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    2026年02月22日
  • しょうがの味は熱い

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    同棲中の恋人がいて結婚をしたがっている女である姉から、同棲中の恋人がいて結婚をしたがっている女の私に送られた本。

    主人公のねっとりした視線やポエミーなところがユーモラスというよりも怖い。
    主人公の彼氏の潔癖さや冷淡な部分が誇張しすぎているように見えてリアル。つまり怖い。
    この本はかなり怖い本だった。

    20代後半の主人公は子どもが欲しいかどうか、という点には触れていない。それよりも「同棲したし、次のステップである結婚をしたい」というぼんやりとした理由から結婚を迫る。彼氏の方は「そんなぼんやりした感じで始まって大丈夫なわけがない」と考える。

    そもそも結婚ってなんでするんだろう。
    「好き同士で

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    2026年02月22日
  • グレタ・ニンプ

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    只事ではないタイトル、インパクト抜群の装幀。
    綿矢節が炸裂した最高にファンキーな物語だった。

    同じビルで働いていた俊貴と由依は恋愛を経て結婚。
    控えめで笑顔が可愛い由依は4年間の不妊治療の末、妊娠を果たす。

    だが、その日を境に彼女はまるで別人に。

    仕事から帰宅した俊貴の目に飛び込んできたのは、ムラサキ色の坊主頭に、ぶっ飛んだ言葉遣いの妻の姿だった。

    「様子がおかしい」なんてレベルじゃない。
    この豹変ぶりには、読者も思わずたじろぐはず。

    不妊治療の過酷さ、出産・育児の現実をユーモアと風刺で描き出す痛快で爽快な妊婦コメディ。

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    2026年02月21日
  • かわいそうだね?

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    女として生きている上で、正直あるある…となってしまった。毒づいているけどどこか温かい展開と描写が上手い。脱帽。もっと綿矢作品読みたい。

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    2026年02月18日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    綿矢節がすぎる。作者を見ずに読んでも一瞬で綿矢作品とわかるであろう、ぶっ飛びにぶっ飛んでいる一冊。
    いつも突飛な発想と展開に驚かされ、登場人物には呆れもする。が、ページを繰る手が止まらないのは、「もしかして自分の中からも、菜箸で鍋底の奥の奥をつつきまくったら突然にゅるっと出てくる感情なのだろうか」と、うっすらと知らない私の気配を感じてしまうからなのかもしれない。
    どんどん濃度が増していく、綿矢さんの脳から放出された作品たち。これからもドキドキしながら追いかけていきたい。

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    2026年02月17日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    きっっったねぇ自分と再会する本。

    狂ったようにみえる登場人物たち。
    でも、そのどこかに、多分自分もいた。

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    2026年02月16日
  • かわいそうだね?

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    ネタバレ

    「かわいそう」という言葉の中には、同情だけでなく、優越感や依存などいろいろ混ざっていることを考えさせられた作品でした。
    序盤は内面描写が長く、正直読むのをやめそうになりましたが、中盤の出来事をきっかけに一気に引き込まれました。

    2つ目の「亜美ちゃんは美人」では、亜美のこれからを思うと、私は祝福しているさかきちゃんが「かわいそう」だと感じました。きっと亜美が困ったときにはさかきちゃんを頼るのでしょうし、その関係は簡単には終わらないはずです。さかきちゃんの優しさゆえにその関係から抜けられないのではないかと思いました。優しさは美徳ですが、ときに自分を縛る鎖にもなるのだと感じます。

    また、主人公で

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    2026年02月15日
  • グレタ・ニンプ

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    これこれこういう綿谷りさが読みたかった、という感じの爆笑必須グレ妊婦物語。
    旦那さんがいい人過ぎて泣ける。

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    2026年02月15日
  • 勝手にふるえてろ

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    やっぱイチがいいんだよね、わかるよ。でも、二もイチみたいな存在になるかもしれないから世の中わかんないよね。でもさ、本当にだいすきで思い続けたっていう事実が、自分の人生の支えになったりするよね。そんなことを思った。
    文章のリズムと言葉のチョイスがとってもすき。

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    2026年02月14日
  • 生のみ生のままで 下

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    ネタバレ

    女性同士の恋愛は、許されるのか。それは異常なことで、直されるべきなのか。
    そこで生まれてくる戸惑い、苦悩、ためらい、覚悟、情熱。
    恋愛というのが軸に話は進むが、それを超えた、人生の歩み方に通ずるような、人間の普遍性が散りばめられている。核心を突いた洞察がさらっと出てくるから気を抜けない。

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    2026年02月14日
  • 蹴りたい背中

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    p140
    「川の浅瀬に重い石を落とすと、川底の砂が立ち上って水を濁すように、あの気持ちが底から立ち上ってきて心を濁す」

    この比喩がとても気に入った。ゆっくりじわじわと砂が立ち上ってくるようなそんな気持ちってすごくわかるんだけど、こんな比喩思いつかない…

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    2026年02月14日
  • 私をくいとめて

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    ひとりが好きな私には共感することが本当に多かった。飛行機に乗っている時の描写がリアルで、読みながら私も飛行機に乗った時のことを思い出してひやりとした。

    ひとりでいることは心地がいいし、ストレスもないし、最高だけれど、人と関わることでしか得られないこともある。たくさんじゃなくても色んな人と関係を築いて、なにより1番の味方である私自身のことも大切にしながら生きていきたいと思った。

    映画も気になるので観てみよう。

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    2026年02月14日
  • パッキパキ北京

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    爽快!

    こんな人生だったら、楽しいだろうな。私は多分菖蒲の旦那さんタイプかも。慎重で消極的、海外では特に…
    コロナ禍の中国に行ってひとりで出歩き、欲しいものは手に入れて、街に繰り出す。そんな菖蒲も高熱の夫の事を心配もするし、なんなら将来介護もする覚悟も持っている。ちゃんと好きだったんだな。

    そして中国に対するイメージが少し変わるかも。
    タクシー運転手に、あの花は桜か、桃か、梅か聞いたら「大差ない」という答えだったというエピソードはまさにおおらかというべきかも。

    「素の自分を、いつまでたっても認めてあげないひとは人生の敗者だ。」という言葉は菖蒲をよく表していると思う。

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    2026年02月13日
  • 激しく煌めく短い命

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    長かったけど夢中で読んだ!
    劣等感抱え人間&中学生の時、女の子好きかも?と思ったことがあるので久乃ちゃんの気持ちは苦しかった。
    最後100ページくらいはおろろ?急にハッピーエンドだなとは思った。
    偏見は自分の中にある。

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    2026年02月13日
  • かわいそうだね?

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    ネタバレ

    綿矢りささんの小説に出てくる男性って、少し距離があって何考えてるのかよくわからないんだけど、たまに優しくしてくれるところにキュンとしてしまう。

    『クリスマスは、その年の通信簿を兼ねている。今年を充実して過ごし、人と良い関係を築けた人間はわいわいと親しい人たちと楽しいクリスマスが送れるし、一人でも充実した日々を送れた人ならクリスマスに一人でもべつに落ち込まずに淡々と過ごせるだろう。でもさびしがりやのくせに人間関係をおろそかにしてきた人や、私のように人間関係のごたごたを解決できないまま十二月を迎えた人間は、最低の通信簿をもらう』というフレーズにドキッとしました。この言葉を肝に銘じて一年過ごそうと

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    2026年02月12日