綿矢りさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読み終えた。
中高生の時に読んだ、蛇にピアスとかケータイ小説のような、軽薄で俗っぽく見える文章がオトナになった今ちょっと胃もたれするときがあり読む手が都度都度止まった。しかし、たまに出てくる核心をついたような感情表現に目が離せなくて、結局最後まで読んだ。
舞台が東京と京都で、どちらも行き来する生き方を私自身もしていることもあり、親近感があった。だからこそ、結末が気になってしまった。
吐き気のするような結末なのではと、びくびくしながら読んでた私こそ、偏見の塊で吐き気がした。
最後はすっと心が晴れるような気持ちになれて、うれしくて涙が出た。 -
Posted by ブクログ
SNSで大きな反響を呼んでいる綿矢りさの作品。これまでの「妊活・妊娠小説」の枠組みを鮮やかに飛び越えた、まさに“新感覚”の一冊だ。
──「フォント」が放つ、漫画的な切迫感と迫力
本作において、まず読者の目を引き、最も強い衝撃を与えるのが「フォントの仕掛け」である。
読み進める中で、普通のセリフが突如として巨大化する。一見、漫画的な手法にも思えるこの演出だが、読み終えたあとに振り返ると、このフォントでなければならない必然性に気づかされる。拡大された文字から溢れ出すのは、登場人物たちの剥き出しの力強さや、ギリギリの切迫感だ。文字のフォントそのものが、言葉が心に突き刺さる深さを雄弁に物語って -
Posted by ブクログ
「嫌いなら呼ぶなよ」
私の知人がモデルですか?ってくらい、全く同じ感性の人が出てきてビックリしたと同時に、やっぱりすげー腹立ちながら読んだ。
やっぱり不倫を悪びれもなくする奴ってこういう思考回路してんだなってわかる一冊。
綿矢さんに、マジで解像度スゴイっすね!と伝えたい。
面白かったのは「老は害で若も輩」。
「まことにもうしわけありませんでしたこの度
俺がお二人に付き合わされていた間、」〜あたりから、キタキタキターー‼︎となって、最後の決め台詞で笑っちゃった。
自分が中々言えないからこそ、言いたいこと言いまくる奴って最高なんだな。
私もそのうち、言いたい。
「お前、黙れ。」 -
Posted by ブクログ
とりあえず、嫌いなら呼ぶなよだけ読んだ
浮気する方の立場のお話
あぁこうだよなぁ人間の心ってって感じがした。
嘘偽りない本当の気持ちがリアリティをもって描かれていて、読んでて気持ちが良かった。誰かを傷つけないために自分に嘘をついて生きるってしんどいよなー…でもそうじゃないと自分以外が傷つくしなぁ…笑
爽快感がある作品でした
神田夕も読んだ アンチする側のお話
これも面白かった
途中から怒りのボルテージが上がってどーなってくのー!?ってなってどんどん先が気になった
「呪いじゃ人は殺せない」って言葉が印象的だった
どんなに人に否定されようが、気にせず楽しく日々を生きることがその人自身にとってい -
Posted by ブクログ
ネタバレ『嫌いなら呼ぶなよ』は、私にとって初めての綿矢りさ作品だった。これまでの作風を知らないため比較はできないが、読後にまず感じたのは「思っていた以上にパンクな小説だ」ということだ。
登場人物たちは決して立派な人間ではない。承認欲求や嫉妬、見栄や自己正当化など、人間の格好悪い部分を隠そうともしない。しかし本作はそれらをただ批判的に描くのではなく、どこか可笑しさや痛快さを伴って描いている。そのため読者は登場人物に呆れたり笑ったりしながら、気が付けば物語に引き込まれてしまう。
特に印象的だったのは、世間の常識や「こうあるべき」という空気に対する反骨精神だ。誰かを傷つけないよう慎重な言葉が求められる時