綿矢りさのレビュー一覧

  • 生のみ生のままで 下

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    ネタバレ

    哀しいエンドを想像していたけれど、この上なくHAPPYエンドでした。

    プロポーズってこんなに嬉しいものなのだな、添い遂げてほしいなと心から思います。

    この話を読んで時間も立つけど、胸の中にすぐには消えない柔らかな温かさを刻んでくれました。

    素敵なストーリーでした。

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    2025年01月07日
  • 生のみ生のままで 上

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    始めはなんて感じの悪い女なんだろう、って思ったのに。その心に触れていくうちに、なんて可愛らしい『女』なんだろう、と思い、苦しくなり、常識のラインすら薄く消えていく。

    一人の『人』を好きになる。たった一人。この人だけ。

    二人の関係が気になってどんどんページをめくり、気がつけば終わっていた。

    とても良かった。

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    2025年01月07日
  • ひらいて

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    青学の国語に才能のある友人が、いちばんのおすすめとして教えてくれた本。
    サロメが好きだからこの本を気にいる理由はわかりやすい。

    最近は太宰などを読むことがあり、綿谷さんの描写はあまりにも繊細で壊れてしまいそうなくらい美しい。穏やかなクラシックが似合うような文体。
    女性はバイかレズのどちらかと言うことを聞いたことがあるが、やはり愛も体を重ねて本当の愛を感じたのかと思った。愛という言葉を否定するのは、純粋なものに苦手意識があるのかな。だからこそ、美雪が憎いけれど愛を感じてしまう純粋な存在。アンビバレント

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    2024年12月27日
  • オーラの発表会

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    主人公の海松子は、人の口臭で食べたものを当てることを自慢げに特技だとしたり、脳内で人に失礼(本人は無自覚)なあだ名を付けたり、恋が分からなかったり、自分の身なりに全く興味のない女の子。
    読み始めは海松子の気持ちを全然理解できなかったけど、読んでいくにつれて、海松子の心の中にどんどん吸い込まれていった。海松子の人生の一部を、まるでわたし自身が体験したような感覚に陥った。海松子を知る人は海松子をとても大切に想っているから、わたしも抱きしめられているような気がした。
    二人の男性との恋がなかなか進まない世界だったけど、たまにロマンチックな描写が出てくると、眩しさについ目を閉じてしまった。起承転結はない

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    2024年12月26日
  • 生のみ生のままで 下

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    この時代に出会えたことですら奇跡なのに、どうして人を傷つける必要があるのだろうか!そうだ!あたしの今ほしい言葉はこれだった 読み始めはXで流れてきて何となくだったけれど本当に読んでよかった

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    2024年12月13日
  • オーラの発表会

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    2024/12/10

    不思議な世界観。とても面白かった。
    大学一年生、人の口臭で食べたものを当てて話を盛り上げようとする海松子が主人公。
    海松子がもし身近にいたらとっても怖いだろうなぁ...
    でも、人にどう思われるか気にせず生きたらわたしはどうなるんだろう?どんな人間になりたいんだろう?と思った。

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    2024年12月10日
  • 100万分の1回のねこ

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    100万回生きたねこは、読んだのですが、(割と最近)登録してません。

    そしてこの短編をそれぞれの作家さんが書いています。
    とても面白かったです。せつなかったり、かなしかったり、ひどかったり・・・・

    もういちど100万回…を読まねば…

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    2024年12月04日
  • 二周目の恋

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    (2023年12月21日の感想。帰りのバスで書く。)
    アンソロジーっていいよね。宝箱みたい。いろんな作家さんたちが一度に会していて豪華。

    この本を買った頃は丁度自分のなかで島本理生、窪美澄、一穂ミチのブームが来ていた。だからウッキウキで買って、そのあと暫く読めずにいたのを今になってようやっと読めた。

    面白かったのは綿矢りさ「スパチェラ」
    綿矢りさは、中学生の頃に『蹴りたい背中』、大学二年の秋に『勝手にふるえてろ』を読んだ。両方とも、それから今回の「スパチェラ」にも当てはまることだけど、今を生きる若い女の子を描くのが本当に上手。綿矢りささん自身は歳を重ねているのに、寧ろ作品のなかではより若く

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    2024年11月26日
  • 生のみ生のままで 上

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    最高の百合小説。
    下もすぐ読みました。
    みんなの気持ちがわかる。愛に性別は関係ない!
    恋愛ものは苦手だったけれど、この本だけは不思議とドキドキしながら読めました!

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    2024年10月17日
  • 手のひらの京(新潮文庫)

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    とても好き。
    綿矢りささん、こう言う作品も書くんだね。
    三姉妹それぞれ個性的でみんな良い。愛らしくてかわいい。

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    2024年10月07日
  • 生のみ生のままで 下

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    ネタバレ

    一気に読んでしまった。とても良かった。
    どうしようもないくらい好きになった人が同性だったら。彩夏のような芸能人はまた違った苦労が多いのかもしれないが、逢衣が直面した家族や職場へのカミングアウトの問題はリアルだった。最後の方で逢衣の両親が彩夏のことを認められないながらも、逢衣を愛する気持ちは変わらず、受け入れようと努力している描写は涙ぐましかった。
    とにかく2人が一緒に生きていく道を選べて良かった。

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    2024年10月06日
  • オーラの発表会

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    序盤は私が最近よく考えていることが多く書かれており、非常に恐怖した。しかし、中盤になるにつれ、主人公が知人に特殊なあだ名をつけている場面や親友とのやりとりがとてもユーモアで面白い。
    無性にカレーが食べたくなってしまう作品。(今晩はカレーでした)
    大学時代の頃が思い出され感慨深いものがあった。言葉にしたくなかったあの頃の想い。白と黒以外の名前もない沢山の種類がある色のように。鮮やかで、言葉にしきれなくて。そんなものが詰まっている物語だった。
    最初の恐怖心に負けずに読み終えてよかった。

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    2024年09月28日
  • 蹴りたい背中

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    面白かった。
    けっこう厳しい感想を聞いたことがあったのでビクビクしながら読んだけど、これは読んで良かった。もっと早く読めばよかった。
    短いし、読みやすくて一気に読めます。
    一言一言の表現力がすごく美しかったり、鋭かったりするので「ふぉー」ってなった。
    高校生のお話なんだけど、なんとなく中学生の頃の感情を思い出しながら、ハツの気持ち「なんとなく」分かるなぁと思いながら読んだ。複雑なんだよ、思春期の気持ちって。
    あの頃の自分に重なる部分もところどころあったりして、ちょっと恥ずかしくなった。

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    2024年09月22日
  • 意識のリボン

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    ネタバレ

    綿矢りさの短編小説集、私小説と言えばいいのか?中には主人公を男性にしてフィクション感を出している掌編もあるが、限りなくエッセイに近いと思える作品が多い。

    例えば冒頭作の「岩盤浴にて」なんて、掘り下げる深さと位置が面白くて一線を画しているが、一つ間違えたら日常系コミックとかに出てきそうな話。
    表題作にして収録最後の作品である「意識のリボン」は、死後の世界観があるので小説風味は高いが、エッセイに寄せた表現で書かれていて、それが独特の雰囲気を出している。

    意識があって外界があるという順番なんだろうな。勿論現実が内面に作用する事実はあるにせよ、主観的には自分の意識が、外の世界に対する感じ方を変えて

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    2024年09月16日
  • ひらいて

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    ネタバレ

    ハードカバーではなく、文庫本バージョンで!

    たとえの 「まずしい笑顔だな 」という言葉に出合ってから、私は、「笑顔がまずしくならないように生きること」 を 目標に据えている。

    今回、前読んだ時と別のところでいえば、
    美雪の愛ちゃんへの手紙がささったな。美雪の手紙はとても文学的で、本筋ではない、とりとめのない文章まで素晴らしい。
    「あまりにも自分のために生きてきた」のところは、本当にすごく刺さった。

    映画はかなり小説を忠実に描いてたように思ったけど、それでもないセリフとか、
    たとえば、卒業式の日にたとえが「お前も一緒に来い」なんて映画では言わないのに気づいて、
    そのセリフがない方が確かにい

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    2026年01月18日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    QM

    購入済み

    おもしろい

    今までユーミンの曲をあまり聴いたことがなかったけど、物語も面白かったし次は曲を聴いてみてからまた読み返したい。

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    2024年07月25日
  • 私をくいとめて

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    いつも自分自身と話しているのですごく同感した。もっと自分と話して自分を大切にしていこうと思った。友達におすすめしたい一冊。

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    2024年07月04日
  • 蹴りたい背中

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    ネタバレ

    これは芥川賞取るよ……とてもいい。
    蹴りたくなるもん。
    蹴りたいっていう衝動がどこからくるのか、それを考えながら読むと面白い。

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    2024年06月17日
  • 生のみ生のままで 下

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    再開してからの逢衣の覚悟と動き方がとても好き。嘘に対しての2人の感じ方が、都度変わっていくのもすごく感情移入できて良かった。

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    2024年03月27日
  • 手のひらの京(新潮文庫)

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    今まで読んだ綿矢りさ作品の中でいちばんのお気に入りになった。京都という土地の四季の描写と共に感情の移ろいが描かれているからか、綿矢作品の中では比較的穏やかな作品だなとも感じた。波のように荒ぶる感情の「お腹いっぱい!」感がないので個人的にはとても好みだし、もう一度繰り返して読みたいとも思った。

    綿矢りさ作品に時折出てくる「毒」のあまりの生々しさに、私は読むたびに時に胃もたれを起こしそうになったり時に大笑いしたりしている。いずれにせよこの「毒」は良いも悪いも作品の中の特に印象に残るシーンとして記憶に残されている。今回この作品を読んで、なるほどこの毒は京都という土地が生み出したものなのだな、と思わ

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    2024年02月26日