綿矢りさのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
生々しい作品
物凄く長いと聞いていたので覚悟して読み始めました。
もっと読んでいたい…終わってほしくない…という気持ちと、早く次のページを読みたい!という気持ちがせめぎあって大変でした。
パッキパッキ北京を読んですぐ本作を読み始めたので、綿矢りさの振り幅大きさに驚きました。
中学生時代のパートが想像上にボリューミーでしたが、中学生ならではの残酷さのようなものが物凄く生々しくて、当時の空気感が文字になると、懐かしさ以上に切なくなります。
再会のパートは展開が目まぐるしかったですが、橋本君がいい清涼剤になっていて救われました。
久乃はかなり危ういし、最後の最後まで結局しっかりと謝れていない所にもどかしさも感 -
購入済み
めっちゃくちゃよかった。
自分も一時期北京にいたので知ってるところしか出てこなくてあれ私の話かなってなったくらい。
この清々しいほど自分第一優先な生き方が見ていて気持ちいい。
「人に言われたからって、好きなことをあきらめるのか」、もちろんそうじゃない。
破天荒な主人公の、彼女のわくわくがぎっしり詰まった1冊で面白かった。 -
Posted by ブクログ
日本人的な考えとしては特に強いのかも知れないが、年齢関係なく女性なら共感しかない中編小説がニ編が収録されている。
全女性に読んでほしい。
それぐらい面白く、登場人物に共感すればするほど感じる痛みを胸に懐きながら、最後は女性として人間として成長した姿を晴々として見せつけてくれるので、主人公と自分が一緒に成長した気分になった。
綿谷りささんは久しぶりだったけど、女性の揺れ動く心情を描く才能は天才的だと改めて思った。
自分と女友達を比べて悩む。
あの頃の自分よりも、今の自分が好きだけれど、悩んだ分だけ成長出来たのだろうと気付かされた一冊でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレお気に入りの小説を読み返そう週間!(「生きてるだけで、愛。」と二作連続でヒロインが全裸になっていた)
登場人物の"たとえ"が好みすぎたっていう程度の記憶しかなかったけど、読んでるうちにみるみる思い出してきた。
ステレオタイプな陽キャJKだった愛が、属性の異なるたとえにうっかり(&どっぷり)恋をしてしまい、どんどんどんどん欲望を剥き出しにして、向こうみずの狂気で暴れていく姿を美しいと思った。
愛はたとえの彼女である美雪のことを妬んで酷いことをするのに、美雪はどこまでも優しくて素直で可愛らしい。
たとえと美雪。二人のかけがえのない関係(百パーセントの相手だな)は、愛が介入して -
Posted by ブクログ
今までで一番面白く読めた綿矢りさ作品かもしれない。
「かわいそうだね?」も「亜美ちゃんは美人」もどちらもキャラが魅力的。
特に「かわいそうだね?」は好き。
アキヨのキャラもだいぶ強いが、アキヨからのメールをたくさん見たあとの樹理恵の怒涛の内心が駆け巡る様が痛快。
流れるように読んでしまった。
そして、何よりも突撃が最高。
好き勝手やったろやないかと最高。
綿矢りさ作品で描かれる今までずっと心をすり減らして自分を我慢して殺してきた主人公が爆発する様は大好き。
この作品はそれが一番大爆発な気がした。
大阪弁でまくし立てる姿は格好良かったし、清々しかった。
隆大は誰からもやさしい人に見られたいクズで