綿矢りさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレお気に入りの小説を読み返そう週間!(「生きてるだけで、愛。」と二作連続でヒロインが全裸になっていた)
登場人物の"たとえ"が好みすぎたっていう程度の記憶しかなかったけど、読んでるうちにみるみる思い出してきた。
ステレオタイプな陽キャJKだった愛が、属性の異なるたとえにうっかり(&どっぷり)恋をしてしまい、どんどんどんどん欲望を剥き出しにして、向こうみずの狂気で暴れていく姿を美しいと思った。
愛はたとえの彼女である美雪のことを妬んで酷いことをするのに、美雪はどこまでも優しくて素直で可愛らしい。
たとえと美雪。二人のかけがえのない関係(百パーセントの相手だな)は、愛が介入して -
Posted by ブクログ
今までで一番面白く読めた綿矢りさ作品かもしれない。
「かわいそうだね?」も「亜美ちゃんは美人」もどちらもキャラが魅力的。
特に「かわいそうだね?」は好き。
アキヨのキャラもだいぶ強いが、アキヨからのメールをたくさん見たあとの樹理恵の怒涛の内心が駆け巡る様が痛快。
流れるように読んでしまった。
そして、何よりも突撃が最高。
好き勝手やったろやないかと最高。
綿矢りさ作品で描かれる今までずっと心をすり減らして自分を我慢して殺してきた主人公が爆発する様は大好き。
この作品はそれが一番大爆発な気がした。
大阪弁でまくし立てる姿は格好良かったし、清々しかった。
隆大は誰からもやさしい人に見られたいクズで -
Posted by ブクログ
綿谷りささんが17歳の時に書いたデビュー作で文藝賞を受賞した作品。17歳の綿谷さんがこの作品を書いたなんて本当にびっくり!
毎日みんなと同じ生活を続けることに疑問を感じる朝子は、友人の光一から「まあもし疲れてるんなら、一回学校休んで休養とったら?」「いいじゃない休みたいだけ休んだら」と言われ、登校拒否児になる。
お母さんの目を盗んで夜中に自分の部屋にあるピアノや家具など全部捨ててしまうというという大胆極まりない行動には本当に驚かされた。いくらなんでもそこまではしないだろう。徹底している。
古いコンピューターを捨てた時に知り合った男子小学生のかずよしに誘われ、風俗チャットのアルバイトを日中するこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ◾️record memo
一人で生き続けてゆくことになんの抵抗もない、と思っていた。一日の大半を過ごす勤め先にはたくさんの人間がいるし、否が応にも彼らとはコミュニケーションを取らなくてはいけないし、休日はときどきは一緒に遊ぶ友達もいるし、実家にもたまに帰る。また気に入ったスポットへ一人で出没するのが、私の趣味でもあり日課でもあるから、休日はいくらあっても足りないくらいだ。むしろ一人でいる時間を一日のうちでなかなか見つけられないので、帰宅後一人の時間が短くなるのがもったいなくて、ついつい夜ふかししてしまうほどだ。
男性も家庭も、もはや私には遠い存在になっている。女友達のなかには、二十代のう -