綿矢りさのレビュー一覧
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綿矢りささんてこんな面白い人だったのか…。蹴りたい背中しか読んだことなかったからびっくり。
綿矢りささん、だいぶ笑わせにきましたね。
もちろん声出して笑いながら読みました。
テンション高すぎるぶっ飛んだ強烈キャラクターの妊婦、由依。これは映画化する予感。誰がいいかな。仲里依紗がしっくりくるけど、意外な人がやっても面白そう。脚本はクドカン?大根仁とか?
一応、令和の産めよ増やせよ、少子化問題にも切り込んでますけど…
キャラ変しすぎた妻に戸惑いながらも、最終的には受け入れてくれてよかった!夫のキャラもいかにも俗物ぽくていいんだよなぁ。
由依をとりまく世界観が、だいぶ暴れた文字組みにも表現されて -
Posted by ブクログ
ちょっと控えめな性格の俊貴は、同じビルに勤務する笑顔が可愛いくて穏やかな由依とエレベーターで運命の出会いをし結婚するが、なかなか子宝には恵まれなかった。だが、不妊治療を4年間続けた末、夫婦2人で生きていくと決めた矢先、由依の妊娠がわかり…。
恋愛小説のイメージがある綿矢さん。なんとまぁ、ぶっ飛んだ作品を書いたものです。そして、私はこの手のものが大好物。
全編コメディ。でも、女性とはこうあるべきという偏見や男性の育休など、社会的要素も含まれていて、考えさせられることも多い。
出産を経験した身としては、由依の変化が少しは理解できるけど、こういったコメディ的なものが苦手な方は苦手な作品かな。
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Posted by ブクログ
出だしから最高。こういうセンス抜群の豊かな感性で自在に綴っていく語り口の読み物を欲していたことに気付かされました。自分に足りない、渇きを覚えていた成分がここに。
と思っていたら、文章の色合いは日常ドラマを綴るものへと少しシフトします。情感を喚起するものとは違うフィールドをつかって、現実的な感情の生々しい部分も描いています。それでも、カミソリの刃によるようなドギツイ切り付けはありません。淡々とした日常生活が尊重されている作品ですから、まあ、前原という男性上司のような面倒くさくて怖いタイプの人が出て来はするのだけど、全体的にいえば、あたたかな物語になっています。付けくわえて言うと、あたたかな物語 -
Posted by ブクログ
複雑な人間関係に悩んでいるときに読みたい本だった。綿谷りささん独特の描写がこの本でも輝いていた。例えば、「かわいそうだね?」の主人公・樹理恵は彼氏の元カノ・アキヨのことを嫌悪していることを表現するために、彼女の身なりのいいかげんさを描写した。直接的に言葉にはしていないが、その感情が伝わってきた。女性は自分の感情が明らかになると途端に強くなる。また、愛されることが必ずしも幸せなことではないのかもしれないと感じた。愛されることはプラスに聞こえるかもしれないが、同時に期待されるということでもある。それが本人の重荷になる場合もあるだろう。だから、片思いって楽しいのだろうか。親や兄弟といると何か苦しいの
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Posted by ブクログ
大好き!
初めて綿矢りささんの『かわいそうだね?』を読んでから綿矢さんに求めてた文章そのまんまだった!
特に「眼帯のミニーマウス」と「老は害で若も輩」がお気に入り。
前者は主人公みたいな自己顕示欲強めの自分をもってる強い(実際は違くても)女の子が好みなのと、主人公のワードセンスが面白すぎた。
後者はギリギリまで先生とライターのメールにイライラさせられてからの主人公のメールに最高にスカッとした。でも、先生から言われた【実力不足】という言葉に主人公がダメージを受けたシーンは自分も痛いところを付かれて焦った。
なんでこんなに人間の心理描写なリアルで巧くて私たち読者の心を刺しに来るんだ。
解説 -
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ネタバレかわいそうだね?
好きな男に合わせて隠してきた一面を解き放ったシーンがとにかく痛快でスカッとした。
大阪弁でまくし立てるところがとにかく面白くて、樹理恵いいぞ!もっとやれ!!という気持ちになった。
亜美ちゃんは美人
性格は全く違うが、美人な親友が実際にいるので共感する箇所がいくつかあった。
私は捻くれている方なので、亜美ちゃんのことを苦手というわりに、なんで一緒にいるんだ?と強く思った。なんだかんだ絆されているさかきちゃんの心情が理解できなかったが、読み進めるうちに、さかきちゃんなりの愛なのだろうと納得した。
さかきちゃんと亜美ちゃんのヤバ彼氏と対峙するシーンは変に緊張感が走った。
ハッピー -
Posted by ブクログ
恋愛で悩んだときに読みたい本だった。
あらすじを見たときに、今の自分の状況と似ていると感じ、本の中に答えを見つけ出したくて、この本を選んだ。
自分が大好きな人を選ぶか、自分を好きになってくれる人を選ぶか。どちらの選択が正しく、そして幸せになれるのかが余計にわからなくなった。しかし、現実的に考えることが大切と読み取れた。絶対に叶わないものに向かうよりも、実現可能な未来を想像してそこに幸せを見出すべきな気がする。
主人公が大好きなイチと主人公のことを好きなニの対照的な描かれ方が印象に残った。でも、大好きな人のことは良い面しか見なくなってしまうものである。自分もそのようになっているのではないかと振り