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その時、私の人生が崩れていく爆音が聞こえた──チャイルドモデルだった美しい少女・夕子。彼女は、母の念願通り大手事務所に入り、ついにブレイクするのだが……夕子の栄光と失墜の果てを描く初の長編。
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「夢を与える」
2020年9月25日公開 出演:小松菜奈、菊地凛子
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Posted by ブクログ
CM子役からドラマ女優へ、TVが生活の中心にあった平成時代の夢と現実の物語。「夢を与えるとは、他人の夢であり続けることなのだ。だから夢を与える側は夢を見てはいけない」。学年が上がるにつれ、発達していく夕子の心と人間関係の解像度。夢を与える側の孤独と諦念、現実に向き合い続ける中で生まれる与えられる側と...続きを読むの深い溝に胸を抉られました。 綿矢りさは対談記事で「影響を受けた作家は太宰治」と語っていますが、この辺りの描写はとても似ているなと感じます。他人からどう見られるかを気にするあまり、終には自分の心身を失ってしまう正に現代版の『人間失格』なのではないでしょうか。 折しも本作は『蹴りたい背中』から4年後の芥川賞受賞後第一作。良くも悪くも読者の見る目が変わった中で、綿矢さん自身の不安や葛藤が"夕子"として描かれた渾身の一作だと感じました。
初の綿矢りささんの作品 チャイルドモデルからブレイクして売れっ子になった女の子が落ちていく物語。 淡々と進んでいくようでどんどん惹きつけられていくストーリー展開がさすがだと思った。 あまりスッキリする終わりかたじゃなかったけど綿矢さんの他の作品も読んでみたいと思った。 多摩と夕子の中学時代の絡み合い...続きを読むがなんだか堪らなく甘酸っぱくて胸の奥がこそばゆくって仕方なかった。 スキャンダルの後夕子には多摩に会わせてあげたかったけど会わせちゃダメだったんだろうなぁ。
ところどころゾッとするポイントがあった cmが半永久契約だったり事務所が商品としてゆーちゃんを扱う部分などまあお金が絡んでいるから仕方ないのかもしれないが彼女には酷なのではないかと感じた また幼い頃から職業を親が押し付けるのはどうなのか もうゆーちゃんは戻れないところまで来てそこでスキャンダルを起...続きを読むこしてしまった 少しそこは彼女に対して同情した
内容が残酷でいいんです。 私的な朝ドラのようにも感じました。 真っ直ぐなんて進めないし、着くはずのゴールなんてわからない。 そんなことを考えさせられました。
どうなるんだろと気になり一気読みした。 綿矢さんは、血なまぐさい情景の表現がうまいなぁとつくづく思いました。言葉の限りを尽くしグロを表現する感じ。偉そうですが称賛してます。
重いです。 出てくる人それぞれが望む未来に向かって動いた結果の破滅。 どこで誰がどうしていればよかったのか。 本の裏表紙のあらすじだとまるで夕子によって起きた破滅の物語の様に読めるが、実際は両親ひいては日本中の人々によって起きたそれという気もしてくる。 こういうイメージの人には、こういてくれないと...続きを読む困る、と言った漠然とした欲望がこの物語を生み出したのかもしれない。
今まで読んだ綿矢りさで一番好きかも 夕子はわたしとは全然違う職業だし、背景も違うから 感情移入できるか不安で読み進めていたけど ラストがとにかくよかった 多摩に会いたいな
最初から、読むのが止まらないほど引き込まれた。主人公やその親、周辺人物など、それぞれの想いに共感できてしまい、誰に一番共感するか悩ましいと思った。
テーマがアイドル、舞台女優である朝井リョウさんの「武道館」「スペードの3」を読んだ後に、本書を読みました。古本屋で何気なく選んだ3冊が偶然全て芸能関係物で、この短期間で華々しい世界の裏側に少し詳しくなった気がしました、絶対気のせいですが。 芸能界の栄光と挫折、理想と現実のコントラストを描いた3冊です...続きを読むが、比較したとき、最も生々しく、最も救いがなかったのが本書です。多摩くんと一緒に魚を洗うシーンだけが、この物語の光でした。最後、全てを失い今から確実に生きづらい人生が待ってると思われる夕子ですが、多摩くんに再会できればきっと失ったものを取り戻せるはず。もう一度会えることを切に願って、本書を閉じました。
綿谷りさ作品はとにかく読みやすいのと、人の描き方がすごく好き この作品もとても面白かった、、ただ、ちょっと他の作品よりは私には刺さらなかったけども 今だと、ちょうどめいちゃんと重なってしまう部分があって勝手に心境を想像してしまった、、なかなか苦しいね
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