綿矢りさのレビュー一覧

  • ひらいて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初こそあまりページが進まず、一旦本を置いてかなり間が空いてしまった。ところが中盤からは一気にストーリーに引き込まれて、最終的にはいい作品でしたとなる。アンビバレンスな心情をここまで描けるのは、やはり綿矢りさならではだと思う。歳をとって学生をテーマにした作品に共感しずらく、感受性が損なわれてきたのだと寂しくなるが、この作品は昔を思い出させてくれた。他作の蹴りたい背中もそうだったが、キスの描写が強烈に脳に突き刺さる。よくもまあここまで心情を文章化できるなと…ほんと刺さる人にはトコトン刺さる

    0
    2024年10月05日
  • ひらいて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すごく面白かった、ぶっ通しで読んじゃった。全然感想を言語化できないのが悲しい。執着を書くのが上手すぎるし、常識的におかしいんだけど人間故に持つ根っこの汚い心理がちゃんと言葉になってるし、これ高校生なのが絶妙だなって思う。大人ではないけど子どもでもなく、一番未熟な期間だから成り立つ。
    最後光浦さんが愛に共感できないって書いていたけど、私は同じだけ人に執着みたいなのを持ってるから理解はできたし、正直共感してたかも。自分はやらないだけで。

    0
    2024年10月04日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    唯野未歩子さんのあにいもうと
    なんかすごく不気味で怖くて不思議な話。
    全部の話にそれぞれの作家さん感がでてて
    すごく楽しめた一冊
    読めば読むほど、絵本をもう一回読みたくなる。
    大人になって読む絵本ってまた違う意味を持つよね。

    0
    2024年10月03日
  • ひらいて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    かなり好きな恋愛小説だった。

    自分自身でも感情と行動が結びつかなかったり、自分の内面に気づいていても見て見ぬふりをしていたり、思春期だからなのか主人公の性格的なものか、他者とも自己とも相容れないことに対する葛藤。
    恋愛的なものと承認欲求。
    色々な感情を上手く言語化して描いていてよかった。

    0
    2024年09月22日
  • 手のひらの京(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    綿矢りささんといえば毒っ気の強い本を書かれる印象だったので、穏やかな日常を切り取った内容に驚いたが読み進めやすい一冊だった。京都で暮らすようになって時間も経ったので情景も思い浮かびやすく、こんな風に作家さんなら目を止めて表現できるんやなというのも感嘆した。自分が凛と同じような生き方をしてるので、彼女が恋愛する訳でもなく、京都に結局残る訳でもなく、信じる道を行く終わり方なのも個人的には嬉しかった。

    0
    2024年09月15日
  • 夢を与える

    Posted by ブクログ

    綿谷りささんの著作が最近気になり久しぶりに文庫本で読書。主人公の夕子ちゃんのキャラクターが気になってページが進んだ。

    0
    2024年09月14日
  • あのころなにしてた?(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    綿矢さんの初のエッセイ。
    お子様を持つ普通のお母さん視点のエッセイで。
    コロナが始まった頃の様子が記録されたエッセイ。自身のコロナ渦の時の記憶や想いと重なる時があり、
    時が経った時あの頃、あの時代こうだったなと振り返れる作品。時が経ってからより、大事な一冊になるのではないかなと思います。

    0
    2024年09月14日
  • オーラの発表会

    Posted by ブクログ

    純粋に面白かった。
    これほど自分に対して素直で真っ直ぐ生きている女の子っていないんじゃないのかな。
    言葉をうまく紡ぐことはできないかもしれないけれどその分、誠実に人と向き合っているからこそ海松子ちゃんと関わったり関わりたい人がいるんだと思う。
    諏訪さんとのやりとり、なんだか女の子!な海松子ちゃんで可愛らしすぎてキュンってしちゃった。

    0
    2024年09月09日
  • 手のひらの京(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    温かすぎず温かい話でよかった
    京都の切り取り方とか、姉妹の関係性とか。
    京都の人が読んだらめっちゃいいだろうな〜自分の地元バージョンで読みたい

    0
    2024年08月28日
  • 生のみ生のままで 下

    Posted by ブクログ

    途中悲しくなって涙目になったりもしたけど、2人が幸せそうでよかった…よかったよ…
    すごく純愛だった。二人共お互いをすごく大切に思っていて、すごく応援したくなってしまう。
    女同士という壁がいろんなところで立ちふさがってきて、解決すべきことはまだあるのかもしれないけど、穏やかに二人が過ごせたら良いなと思えた。

    0
    2024年08月09日
  • 生のみ生のままで 上

    Posted by ブクログ

    久々に恋愛小説を読んだ!
    二人の出会いから付き合うまでは、読んでてトキドキするよりしんどい感じが強かったけど、後半の幸せそうな、2人の時間を大切にしている感じが良かった。最後はイヤーな終わり方で後半読むの怖いな…
    信じてた人に裏切られるの辛い

    0
    2024年08月03日
  • しょうがの味は熱い

    Posted by ブクログ

    付き合い始めて3年、同棲して1年__一緒にいることで違いを感じ、孤独を深める2人。結婚すれば上手くいくのか?答えは分かっているのに依存や執着が現実をぼやかしてしまう。2人の胸の内が息苦しくてリアルなとこが面白かった〜!

    0
    2024年07月23日
  • 二周目の恋

    Posted by ブクログ

    深夜のスパチュラ
    なんか煮え切らない恋ってところが沁みた。男らしさを求めてしまうところは同じだな、毎度思うが綿矢りささんの小説に出てくる女は客観視してしまうほど過激。
    フェイクファー
    自分の中で思い出を消化し、少し客観的な立場で自分を見る主人公が少し羨ましい。
    海鳴り遠くに
    恋愛にタイミングは必要。ただ、わたしは肉体関係を生々しく描く作品はあまり得意としないと感じた。それだけで文章がドロドロに感じてしまう。

    0
    2024年07月15日
  • 私をくいとめて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    Aとの会話が良かった。
    なんだかこっちまで落ち着けるから不思議だ。
    ノゾミさんいいのか!?カーターで!!と思ったけどなんだかんだ上手くいったので一安心。
    多田くんとミツコもうまく行く感じでよかったー。
    久しぶりの綿矢さんの作品面白かった。

    0
    2024年07月02日
  • 生のみ生のままで 下

    Posted by ブクログ

    2人の愛がもう一度一から確立されていった。
    これが確かな愛だと2人もそして読者もわかったとき
    そこに社会に祝福されないという壁が立ちはだかりこれがマイノリティとして生きることの
    生きづらさなのだと心が痛んだ。

    特に親が変わらぬ愛で理解しようとは
    してくれつつも拒絶を示す点や
    最後に2人で愛を誓い合う際にも
    いわゆるフツーの結婚式をいう形をとれず
    社会を超えたところで2人だけが納得する形で
    行わざるを得ないということに
    心を痛めた。

    同性愛についてあまり関心はなかったけど
    この作品のおかげでもっと
    寛容な社会が築かれていく必要性を感じる
    ことができた。

    0
    2024年06月21日
  • しょうがの味は熱い

    Posted by ブクログ

     同棲するカップル、その擦れ違う日々。その温度差。何気無い描写だが「景色が見たいのに自分の顔ばかり映ってしまう窓ガラス」とはまた象徴的ではないか。

      ものすごく自分勝手で、安易だ。結婚で人生を変えようとしている。


     結婚という景色は決して一人では見ることが出来ないのに。どんなに目を凝らした心算でも結局は独り善がりの願望や幻想しか見つめられない。筋は地味だが濃やかな心情の機微を丁寧に描いた作品。

    0
    2024年05月20日
  • 夢を与える

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    宮沢りえさんを思い浮かべて、(私は世代ではないので、YouTubeでCMを観たのですが)造形の美しさに魅了され、CMを何本も観漁り、婚約会見から婚約破棄会見まで観てしまいました…
    人気絶頂期にヌード写真集を出したり、激痩せして表舞台から消えたり、wiki読むだけでも壮絶な経歴…
    近年のインタビュー動画で、「母親」という言葉について思いつくことを聞かれて、「私の母を指すなら、一番敬愛する人」と回答していてグッと胸に来ました。
    そのインタビューの中で、30代前まで辛いことたくさんあったけど経験してよかった、経験していなければ今の自分はなかった、というようなことを仰っていて、またグッと来ました(;_

    0
    2024年05月03日
  • しょうがの味は熱い

    Posted by ブクログ

    奈世の性格に行き過ぎがあるとはいえども、程度の違いがあれ複雑な心境をとてもリアルに表現されていて心がえぐられた。
    私は女はだけれど、男性はそんな風に考えているのかというところもあったり。

    結婚は焦ってするものではない。
    二人の関係がどっしりしている者がうまくいく。
    奈世のお父さんがはなしていた言葉、実はそれに尽きる気がした。

    0
    2024年04月09日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    匿名

    購入済み

    ほろ苦さが秀悦

    ドラマでこの本の存在を知りました。

    豪華な作家陣と、歌詞そのものから情景が浮かびやすいユーミンの曲がどんなストーリーになるのか気になり、一気読みしました。
    多くのストーリーでのユーミンの歌詞の世界で表現されているほろ苦さが秀悦でした。

    もっとマイナーな曲を元にした第2弾が出ないかとひっそり期待。

    #共感する #エモい

    0
    2024年04月08日
  • 蹴りたい背中

    Posted by ブクログ

    あー間違いない!私も
    蹴りたくなりましたよ。

    なんとまあアホらしい
    背中。

    耳元で囁かれてる気が
    するからと、

    片耳だけのイヤホンで
    ラジオの前に蹲る背中。

    オタクの何が悪いのか
    と、

    当人からすれば放って
    おいてくれよ!という
    ことなんでしょうけど、

    目の前のそのモッサリ
    した無防備な背中を、

    勝手に二人だけの世界
    に旅立ってるその背中
    を、

    足蹴にしたくなるこの
    衝動は、

    学生時代から変わらぬ
    感覚と言いますか、

    実際じゃれあいのなか
    友だちの背中を蹴った
    記憶がうっすらと(汗

    あ、学生時代と言えば
    好きな人を知らず目で
    追って、

    その人が少しでも動く
    とあわてて目

    0
    2024年03月25日