綿矢りさのレビュー一覧

  • 生のみ生のままで 上

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    ネタバレ

    デビュー作の『蹴りたい背中』を読んで、綿矢りささんの書く文章に魅了されました。
    うまく言葉にできないけれど、文章がべったり濃い感じがしてそれがとても好きで。
    けれど、他の作品を読んでも『蹴りたい背中』を超える衝撃には出会えず悶々としていました。
    (もちろん、どの作品も面白くはありました)
    そんな中でこの『生のみ生のままで』を読み、久しぶりに「そうそう!こういう文章が読みたかったんだよ!」という感覚になれました。
    すごく良い。良かったです。

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    2023年12月14日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ユーミンの曲からイメージした短編集
    一流の女流作家ばかりなのでどの作品も興味深く面白かったし、贅沢だと思う。
    最後の「春よ来い」が1番印象に残った
    願いごとひとつ叶えられるとしたら、
    自分だったら何にするだろ?
    自分や身内、知り合い以外について願わないといけないという条件がつくと案外難しい。
    でも思いついたらきっとわくわくしそうで楽しい思考だなと思った

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    2023年12月11日
  • 二周目の恋

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    「最悪よりは平凡」島本理生
    「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
    「カーマンライン」一穂ミチ
    「道具屋筋の旅立ち」遠田潤子

    このあたりが特に好きだった!
    色々なmatured kinds of loveで、飽きずにサクサク読めました!

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    2023年12月04日
  • 二周目の恋

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    「最悪よりは平凡」島本理生
    顔は平凡だけど体がグラビアアイドルなみの魔美は、こんな名前をつける親に育てられたという心の傷と、しょっちゅう男性から誘いをかけられる体質。彼女にとっての幸せな恋愛は?
    「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
    大学生の可那は気になっている男の子に手作りチョコ前日に思いつきあげようとするけど、料理スキルなく、買い物から四苦八苦。オチ秀逸だった。
    「フェイクファー」波木銅
    主に着ぐるみ作る手芸サークルに入っていた男子の回想。仲間が一人死んだという連絡入る。
    「カーマンライン」一穂ミチ
    私が五歳の時、母は父と死に別れたアメリカから日本に戻ってきた。双子のケントをアメリカの、父の実家に残して。もちろん、その後は疎遠。大学生になり、ケントが母を訪ねてくる。
    「道具屋筋の旅立ち」遠田潤子
    優美は短大を出たばかりの、綺麗な細い女性。でも、母親は優美と父に異常にご飯を食べさせる人で、高校始めまで太っていた。そんな優美が付き合っている誠が大学で大食い大会やるという。
    「無事に、行きなさい」桜木紫乃
    シェフの男と、インテリアデザイナーのミワと新しくオープンしたビストロに来てくれた出来るアルバイト、大人の関係。
    「海鳴り遠くに」窪美澄
    夫を亡くして千葉の片田舎に持っていた別荘に引きこもった女性が、隣家に絵を描きに来た女性画家と親交深めながら結婚していたときの心の傷と向き合い、新しい恋を始めていく。
    最悪より平凡!丁度、久しぶりに(流石に年をとった)飲み屋で知り合っただけのおじさんから奢られ、誘われるという体験をした直後だっただけに、あー、こういう目に合う女性って一定数いるんだろうなー、と共感深く読んだ。断れないとか、怒られないとか、オーラで分かるんだろうな、きっと。

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    2023年11月20日
  • 憤死

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    可愛らしい装丁とはうってかわって、不思議で奇妙な、ちょっとゾワっとするお話、短編集。
    綿矢さんもこういう話を書くんだなと新たな発見でした。

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    2023年10月27日
  • 意識のリボン

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    綿谷りささんの小説を初めて読んだ。
    率直にどれも面白い。そして女性を描くのが上手い。
    1番最初の話から心を掴まれた。見知らぬ展開としての面白さもあるし、地で面白いというのもある。
    1番好きだったのは表題作である「意識のリボン」こんな考え方をしたことはなかったがこんな感じだと良いなと思うし、心にスッと入ってくる感じ。

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    2023年10月19日
  • 手のひらの京(新潮文庫)

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    京都の四季折々の情景、三姉妹それぞれの個性が描かれ、京都に住んでいる家族を、かいまのぞいたかんじだった。

    長女の綾香と宮尾さんとのお付き合いの様子は、とても穏やかでうらやましかった。

    次女の羽依は、京都の伝統芸能「いけず」にも元恋人の圧力にも負けない強さが魅力的だった。

    三女の凛は、化学的に料理をおいしくできるのがすごくて、唯一京都から離れることを考えられる、自ら視野を広く持とうとするところがいいなと思った。

    なんだか小説のなかで京都を味わえた感じがした。最後、お父さんのことが気ががりだけれど。

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    2024年07月21日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    ネタバレ

    いなか、の、すとーかー
    初めは女→男への執着ストーカーのホラー話かと思い、身構えて読んでいたが、途中からいい意味で話の路線が変化していった。果穂の歪んだ愛情も恐ろしかったが、やはり砂原の精神をじりじりと壊させられる、ストーカーらしい嫌がらせが1番堪えるなと思った。果穂は最後、もう主人公の前に姿を現さなくなったとあるが、いつまでも主人公の周りを彷徨く砂原がとても気持ち悪く思えた。

    ウォーク・イン・クローゼット
    早希の性格がとても好きだった。良くも悪くも自分を客観視して、踏みとどまるところではきちんと踏みとどまる。今まで読んできた小説で考えると、早希は流れで隆史と一夜を共に過ごし大後悔…の流れになる。だが、一歩手前で隆史の思惑に気付き、逃げ出したところですごく好きになった。
    多分、私は早希の素直さに憧れたから好きになったんだろうなと思った。
    この話はところどころ登場人物の言い回しが面白くて笑える部分があった。

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    2023年09月20日
  • インストール

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    ネタバレ

    この作品を、高校3年生が書いたということに、色んな意味で驚き。想像だけでこんなに書けると思えない(笑)色々迷走しながら、最終的には、現実世界で頑張ってみよう、というラスト、個人的にはこういうちゃんとオチがある話が好き。面白い作品だった。星ひとつ減らしたのは、フィクションにしたってこんな小6いないだろ!と、違和感がありすぎたため。

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    2023年09月05日
  • 夢を与える

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    確かに読んでいて辛くなる失墜の物語ではあるけど、まさに人生という感じがしました。
    淡々と進む幼少期からの成長も、瑞々しい感情が伝わってくるようで引き込まれました。

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    2023年09月04日
  • 勝手にふるえてろ

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    タイトル大好きです。辛口の綿矢節もところどころにあり最高。主人公がいい感じに狂ってる。確か映画の方は主人公が壊れて途中ミュージカルになったりしてて笑った

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    2026年03月31日
  • 100万分の1回のねこ

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    100万回生きたねこから、こんなふうにインスピレーションを受けるんだなぁと、どのお話も面白かった。一番面白かったのはゲームの中のネコの話。

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    2023年08月18日
  • 憤死

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    綿矢りさってこういうのも書けるんだあ!って新発見。
    世にも奇妙な物語にありそう。
    人生ゲームが1番好きかな。

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    2023年07月31日
  • 100万分の1回のねこ

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    著名な作家によるトリビュート。やはり一流、表現の仕方や情景描写が素晴らしい。

    個人的には角田光代が1番好きでした。

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    2023年06月03日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    松任谷由実の曲を元にしたトリビュート小説集
    著名な作家さん達による、別角度からの切り口で綴られる物語

    歌詞をそのまま物語にしたものではない
    むしろ設定のリンクはそんなにないかも
    タイトルにインスパイアされた短編という表現の方が近い


    収録は6編
    あの日にかえりたい/小池真理子
    DESTINY/桐野夏生
    夕涼み/江國香織
    青春のリグレット/綿矢りさ
    冬の終り/柚木麻子
    春よ、来い/川上弘美
    解説:酒井順子



    ・あの日にかえりたい/小池真理子
    いまも私の心は学生時代を過ごしたあの場所にいる


    昭和の学生運動が盛んな頃の大学生
    男を巡る友人とのちょっとした行き違い

    大学生の頃に戻りたいと思う人は結構いるかもですね



    ・DESTINY/桐野夏生
    大学職員の独身男子が心奪われた「運命の人」とは?


    規則正しい生活の中で出会った運命の人という思い込み
    片想いという状況にものすごく共感する
    でもまぁ世の中そんなもんですよね



    ・夕涼み/江國香織
    かつて暮らしたポルトガルのあの光景を忘れられない

    もうすぐ結婚する妹との会話の中で、自分の結婚生活やそこに至るまでのことに思いを馳せる。
    特別不満があるわけでも、後悔しているわけでもなくて、むしろ幸せなのだけど、ふと遠くを見てしまうことだってある。


    もうすぐ結婚するという妹との会食
    自分が結婚するまで、そして結婚生活に思いを馳せる
    夫の事は嫌いではないし、むしろ今の生活に幸せを感じてはいる
    ただ、昔に夫と見た、老女達が無言で夕涼みをする光景を思い出し、自分の将来を考える

    恭二の行動がある意味でホラー
    まず前提としてDVだし
    その解決法をいきなり勝手にしてくるとは……
    重すぎる愛は、確かに怖さを感じる場合もあるでしょうね


    文章から感じるいつもの江國さんっぽさ
    「――」で挟まれる詳細、()でテンポよく繰り返される挿入、「行かれる」という言い回し
    私はこの文体が好きなんだろうか?



    ・青春のリグレット/綿矢りさ
    離婚直前の私の心を占めるのは元彼への悔恨だった


    離婚が決定的な状況で、昔付き合っていた男との事を思い返す
    自分が愛している人と結婚したが、相手は自分を愛さなかった
    昔の男は自分を愛してくれたが、自分は相手を愛せなかった



    ・冬の終り/柚木麻子
    友情とも憐憫ともつかない同僚への感情の行方は?


    友達になりたいという程ではないけど、もっと交流をしたい
    そんな女性同士の微妙な距離感
    わかり合いたいという気持ちなんだろうか?

    ドラマ好きな柚木麻子さんらしく、この曲が主題歌だったドラマ「その時、ハートは盗まれた」が話題として出てくる
    ってか、これが放送された当時って柚木さん小学生だった頃なのによく覚えてるなぁ

    カセットテープというガジェットも何とも昭和感がありますよね



    ・春よ、来い/川上弘美
    一度だけかなえられる能力をもつ人々が願ったもの


    正しくは一度だけ他の人のために願いを叶えることができる家系(と思いこんでいる?)人たち
    両親を事故で亡くし、祖父と叔母と一緒に暮らす中学生女子
    3人の視点が入れ替わりながら、最後は一つに収束していく

    やはり、ユーミンのライブと言えば苗場ですよねー


    少女視点の話もいいけど、母親が何を願ったのかを知る場面もなかなかいい
    多分、そんな能力はないんじゃないのかなー と思うんだけどね



    酒井順子さんの解説も、これで一作のような雰囲気を感じる

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    2023年05月30日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ユーミンの曲を女性作家さん達がトリビュートし
    創作された物語の短編集。
    小池真理子「あの日にかえりたい」
    まだ共同玄関や共同トイレが一般的だったころに
    学生時代を過ごした主人公の郷愁の物語
    既に老年に入った主人公が人生を振り返るような
    切ない物語。短編の中に人生の流れがつまっていて
    さすが小池真理子さんだなと思った。

    桐野夏生「DESTINY」
    村上春樹が愛読書の争いごとを好まない青年の物語
    変わらぬルーティーンの中ではっと目についた
    女学生に少し惑わされてしまうけれど、また
    普段の日常に戻っていく。何も劇的なことは
    ないのだけれどシニカルでとても良かった。
    村上春樹とか山田風太郎とか主人公の愛読書が
    渋いのが良かった。

    江國香織「夕涼み」
    THE、江國さん。
    江國さん定番設定の仲良しの姉妹が出てくる。
    主人公は姉の花、妹の結婚のお祝いに関東郊外から
    都内の独身時代のいきつけの串揚げ屋さんに出てくる。
    妹との会話の中で、重大な悩みではないけれど
    少し心を重くする家族の悩みを反芻したり。
    平和な姉妹のやり取りの中に差し込まれる花の
    夫婦のやり取りの回顧がちょっとゾクっとした。
    家族って平和とか安心の象徴と思われるけど
    責任とか逃げられないとか閉ざされた重しも
    含まれていてそういうことをとても上手に表現していて
    幸せな気持ちとちょっと背筋が寒くなる気持ちが
    両方感じられて読み物としてとても面白かった。

    綿矢りさ「青春のリグレット」
    柚木麻子「冬の終り」
    この2編は軽く読んでしまったので特に感想はなく。

    川上弘美「春よ、来い」
    一番ページ数をとっていて短編の中に
    永井カナコ38歳、上原多恵13歳、衣笠雄大29歳の
    三人のことが交互に視点が変わって描かれている。
    当初三人に接点はなく大人二人には秘密があって、
    13歳の子供はいじめを受けている。
    衣笠雄大のパートは少しユーモアがあってお父さんも
    良い味だしていて、上原多恵ちゃんのパートは悲しいけど
    どうにもできないむなしさ、子供の無力さが感じられ
    でもそれでも頑張って毎日淡々と過ごしている
    強さも感じられる。永井カナコさんのパートは
    パートナーも含め皆優しさに満ちていて
    とても良かった。最後ハッピーエンドってわけではない
    けれど、焚火にあたるしっかりとした暖かさではなく、
    白熱灯に手をかざした暖かさのようなふんわりじんわり
    した余韻があって、少しだけ良い方向へ行きそうな
    終わり方でとても良かった。
    一旦全部読み終わってからもう二度も春よ来いだけ
    読み直している。毎回じんわりと目が潤む、
    そしてこれでいいんだよって自分のこと含め皆の人生を
    納得できるような読後感。さすが川上さん。

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    2023年05月22日
  • 生のみ生のままで 上

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    読んでいるうちにぐいぐいと引き込まれて、あっという間に読みきってしまった。男とか女とか関係なく、人を好きになるってこういうことだよなあと思わせられる物語だった。映像化してもすごく良い作品になりそうだと思う。

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    2023年05月09日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    印象に残ったところ
    ・小池真理子 『あの日にかえりたい』
    学生時代のほろ苦い仲違い。どこでボタンをかけちがったのかなーと思うことは、人生であるけれど、そのどうにもできない思い残りを微妙なタッチで描いた作品だった。ズシンと澱が残るような、そんな読後感。
    ・綿矢りさ 『青春のリグレット』
    菓子の思い出に共感。
    その当時は、その後にそんなに大きな存在になることなどないと思った存在が、ふといちいち思い出す存在になっていたと感じることはある。それが確かに青春という時期特有のものなのかもしれないなーと気付かされる。

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    2023年04月25日
  • 私をくいとめて

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    ネタバレ

    面白かった。
    綿矢先生の作品は「勝手にふるえてろ」くらいしか読んだことがなく、しかもそれも数年前に読んだものだから綿矢先生がどんな文章を書くのかわからなかった。
    主人公の特殊能力が周りにバレて精神病扱いされるのかなと思ったけど、全く違った。とても暖かい話だった。

    ノゾミさんがすごく好きになった。自分が面食いなことを一切隠さず、カーターに尽くすところ。それにまんざらでもないカーター。この2人の関係が1番面白かった。このまま2人は結婚しそうだなと思った。私もノゾミさんみたいにポジティブに生きたい。

    Aが最終的に消えることは予想通りだった。でも主人公が本当に困っている時は出てきてくれる。なんて都合のいい特殊能力なんだ。
    あまり気にすることじゃないのかもしれないが、Aの構造がすごく気になる。主人公はAは自分だと知っているが、本当にそうなのか?だけど、自分じゃないと辻褄が合わないところもある。

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    2023年03月08日
  • 100万分の1回のねこ

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    有名作者による13話の猫?愛?の話が次々に繰り広げられる。

    いろいろな人がこの絵本を読んで自分なりの100万回生きた猫を書いていてとても面白い作品でした。

    この人の作品を読んでみようかなぁと思えていい出会いになりました

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    2023年02月28日