綿矢りさのレビュー一覧

  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    印象に残ったところ
    ・小池真理子 『あの日にかえりたい』
    学生時代のほろ苦い仲違い。どこでボタンをかけちがったのかなーと思うことは、人生であるけれど、そのどうにもできない思い残りを微妙なタッチで描いた作品だった。ズシンと澱が残るような、そんな読後感。
    ・綿矢りさ 『青春のリグレット』
    菓子の思い出に共感。
    その当時は、その後にそんなに大きな存在になることなどないと思った存在が、ふといちいち思い出す存在になっていたと感じることはある。それが確かに青春という時期特有のものなのかもしれないなーと気付かされる。

    0
    2023年04月25日
  • 私をくいとめて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。
    綿矢先生の作品は「勝手にふるえてろ」くらいしか読んだことがなく、しかもそれも数年前に読んだものだから綿矢先生がどんな文章を書くのかわからなかった。
    主人公の特殊能力が周りにバレて精神病扱いされるのかなと思ったけど、全く違った。とても暖かい話だった。

    ノゾミさんがすごく好きになった。自分が面食いなことを一切隠さず、カーターに尽くすところ。それにまんざらでもないカーター。この2人の関係が1番面白かった。このまま2人は結婚しそうだなと思った。私もノゾミさんみたいにポジティブに生きたい。

    Aが最終的に消えることは予想通りだった。でも主人公が本当に困っている時は出てきてくれる。なんて都

    0
    2023年03月08日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    有名作者による13話の猫?愛?の話が次々に繰り広げられる。

    いろいろな人がこの絵本を読んで自分なりの100万回生きた猫を書いていてとても面白い作品でした。

    この人の作品を読んでみようかなぁと思えていい出会いになりました

    0
    2023年02月28日
  • 生のみ生のままで 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    社会の様々な障壁を乗り越えられずとも、二人の中で納得できる結末を迎えられて安心した。最後まで描写が美しく読み終わったあとの余韻が長く続く作品。

    0
    2023年02月13日
  • 生のみ生のままで 上

    Posted by ブクログ

    世間から見て極普通の恋愛をしてきた主人公が、彩夏と出会って徐々に「本物の愛」に目覚めていく様の描写がとても繊細で美しく、胸に刺さった。

    0
    2023年02月09日
  • 手のひらの京(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    読んでいる途中で「これ京都の人じゃないと書けない内容なのでは?」
    と思う内容だった。
    作者の出身地とか調べることなんてめったにないのに調べたら京都出身だった。
    ただ京都の町を描くんじゃなくて、住んでいた人にしかわからないような特別な空気感がずっと漂うような小説に感じた。

    ところどころにクスっとくるような場面も度々あったりして
    「分別ある大人同士の会話として、ところどころ相手を褒めながら和やかに会話は進むが、その一方で綾香は、自分たちはまるでお互いのお尻の匂いを嗅ぎあってる、散歩の道でばったりでくわした犬同士みたいだ、という思いもあり、気恥ずかしさを抑えるのが大変だった」
    こういう感覚を持てる

    0
    2025年12月17日
  • 私をくいとめて

    Posted by ブクログ

    主観の客観性

    Aのような存在がいたら、私ももっとマシな人間だったろうか
    わからないけど、Aの母体は結局自分だった。だから信じられるのは、自分なのだろう最後には。

    自在に操れるのなら、頭の中に平安貴族とゴリオネエがいてほしい

    0
    2022年12月04日
  • 憤死

    Posted by ブクログ

    「トイレの懺悔室」のうひー!って感じのラストがいい
    憤死での考え方や楽しみ方、
    人生ゲームは深くて、全体的に読みやすかった。

    0
    2022年11月22日
  • 私をくいとめて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    p120
    山羊のにおい

    p230
    根本的に必要じゃなくても、生活にあるとうれしい存在はたくさんあるんです。というか、私たちはそういうものばかりに取り囲まれて生きていますよ。根本的に、なんて思いつめなくていい。

    勝手に揺れてろ、

    0
    2022年11月19日
  • 憤死

    Posted by ブクログ

    明るい表紙とは対照的な短編集。
    特に「トイレの懺悔室」は子供時代特有のじわっとした後ろめたさを感じながらも、最後の描写には思わず息を呑んだ。

    「おとな」は実体験なのだろうか。
    "彼らはいつも笑顔だった"という最後の一文は、映像で想像できそうなくらい気持ち悪かった。うわぁ。

    0
    2022年09月25日
  • 憤死

    Posted by ブクログ

    いろんな意味でゾッとして楽しかった。
    たしかに「憤死」ってすごい言葉。映像で見たわけじゃないのに怒りのダンスの映像が頭から離れない。

    0
    2022年09月08日
  • 私をくいとめて

    Posted by ブクログ

    私はこの小説で面白いと思ったことは自分の中に存在していたAが最後に消えてしまったことです。最後まで主人公の中にいていつものように支えています。という終わり方だと思っていたので想像の逆をいって面白かったです。このラストで主人公がAがいなくても生活できるとAが判断したからだと気づくことが出来ました。aとの掛け合いも面白かったです。

    0
    2022年08月04日
  • 生のみ生のままで 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上巻、感想
    出逢いが気不味くも惹かれていくってどんな感じだろうと気になり、読み進めた
    お互いパートナーに不具合無いのにそこにサヨナラする
    まぁ、そうだよなぁ
    本気で好きになったら身辺綺麗に愛する人だけに時間使いたい

    しかし、今の私にしみた逢衣の彼の言葉

    『2人は力が拮抗して対立しているように見える
    あなた達はいつかはお互いの気の強さが激しくぶつかって、傷つけ合うんじゃないかな』

    付き合っていると好きなのに上手くいかない場合はコレを疑うといい
    傷つけ合いたくない
    ただ好きなのに

    そう思いながら2人を心配しながら上巻を読み終えた

    0
    2022年07月16日
  • 憤死

    Posted by ブクログ

    自分好みの全体的に少し後味の悪い、人間の負の部分に焦点を合わせた話が多かった。特に「トイレの懺悔」は人の狂気じみた一面が強調されていた。まるで実体験のように書かれた「おとな」も同様、消化不良な気分にしてくれた。もう少しポジティブな終わり方の「憤死」も好奇心とマウントで出来た表面的な友情の描き方が良かった。

    0
    2022年04月11日
  • ウォーク・イン・クローゼット

    Posted by ブクログ

    2話収録。『いなか、の、すとーかー』田舎にUターンした新進気鋭の陶芸家にストーカーがつく話。展開が予想できたので面白さ度はやや下がった。『ウォーク・イン・クローゼット』常に男ウケを意識した洋服選びをしている早希。デート三昧の日々を送りつつもこれといった彼氏は見つからず。そんなある日、幼馴染でタレントのだりあがスキャンダルに巻き込まれそうになる、という話。こちらは軽い読み心地だけど楽しめた。早希はモテを意識しつつもしっかりした一面もあり等身大の女の子という感じがして好感が持てた。ラストも好き。

    0
    2022年04月06日
  • 意識のリボン

    Posted by ブクログ


    なんとなく手に取る機会がなかった
    はじめての綿矢さん作品。

    リボンモチーフのものが好きなわたしは
    ただ単純にタイトルに惹かれ
    装丁のイラストのタッチも好みだったから
    パッと目についたのがきっかけ。


    独身女性、母、妻、娘…女性が主人公の短編集。
    「こたつのUFO」「怒りの漂白剤」そして
    タイトルにもなっている「意識のリボン」が
    好きだった。


    ここしばらくの自分と重なるものが多すぎて
    ちょっと苦笑いしてしまう場面も。

    怒りは、ちょっと厄介だ。
    そのまま放置していればどんどん膨れ上がり
    いつか爆発、暴走しかねない。
    かといって、ないものにはできない。
    そこのところのさじ加減

    0
    2022年04月03日
  • 意識のリボン

    Posted by ブクログ

    不思議で、どこか怖さのある短編集。
    昔読んだのを読み返してるけど、全然覚えていなかった。

    ●履歴のない女
    娘と自分が、肺炎をきっかけに剥がれる。
    病気になったのが自分じゃなくてよかった、と思ったと。
    妻や母の役割が剥がれて、自分になるきっかけがわたしにも訪れるのかも。不思議な読後感。

    ●履歴のない妹
    妙に魅力的な、裸の写真にまつわるお話。
    本物の、生の、写真なんて私にはいらない。笑顔でピースしてる写真さえあれば良い。って言い切る潔さ、自分にはまだ無い。

    0
    2022年03月17日
  • 私をくいとめて

    Posted by ブクログ

    以前に読んだもので、詳しく覚えていないけれど、なにはともあれ整体?に行くシーンが細かく描写されてて、気に入ってそこだけ何度も読んだ覚えがある。

    0
    2022年02月03日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    その絵本の内容を忘れてしまったが、
    これだけの作家達に、これだけのお話を作らせるんだから、すごい絵本なんだな、と思う。

    大人になって楽しむ本があることに、幸せを感じる。

    挿絵を描いていたという方の話が、一番、絵本に近いんだろうな、という予感。

    0
    2021年12月26日
  • 私をくいとめて

    Posted by ブクログ

    友達でいることに居心地がよく、それ以上発展させようとしない主人公みつ子。周りから見ればどう考えても好きに思えるのに、本人からしたらそこまで好きではないと思い込んで、さらに踏み込もうとしない恋愛。
    じれったく思いながらも、みつこの気持ちについつい感情移入してしまう自分もいた。
    傷つくのが怖くて本音が言えない最近の人たちを描いているようだと解説を読んで理解できた。

    0
    2021年12月23日