綿矢りさのレビュー一覧

  • 蹴りたい背中

    ネタバレ 購入済み

    ハツが自分に向ける感情に気づいていながらも、それを何でもないことのように受け止めるにな川の感じがいいですね。

    #感動する

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    2021年06月24日
  • 意識のリボン

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    エッセイ集のような短編小説集。
    「こたつのUFO」の突拍子もなさに笑いながら、姉妹の話に心当たりがあってすこし気分を害しながら(それだけ巧みだということ)。だけど「意識のリボン」表題作で、それまでのちまちまとした感情を突き抜けてしまった。
    ずっと読んできた綿谷りさによる、魂と肉体とひかりの話を読めるなんて最高としかいえない…この1篇があるから手放せない1作になりました。

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    2021年04月06日
  • 意識のリボン

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    綿谷りさの表現力には脱帽。この話は小説というより、 名前の知らない女性たちの日記を読んでいるかのよう。だから、面白いではなく、共感できるといった感想が沸く。 頭の中で渦巻くもやもやに形を与えてくれた。
    特に好きなのは、怒りの漂白剤。

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    2021年03月29日
  • インストール

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    不登校の高校生・野田朝子は、自身の友人で担任の恋人である光一に頼み、母には事実を知られることなく日常生活を送れていた。部屋にある物を発作的に捨てた朝子は、亡き祖父から贈られたが電源が入らなくなったコンピューターを、通りかかった住人の小学生(12歳)・青木かずよしに譲り渡したことをきっかけに二人の関係は始まる。

    ネット上では身分を偽り、いわゆる「ネカマ」であったかずよしが、1年に渡り連絡を取り合っていた子持ちの売春婦・雅の紹介により、二人は文字のみで相手をもてなす「風俗チャット」で働くこととなる。
    .
    厄介な客が一人の少年に手のひらで転がされた挙句、“落ちる”。

    青臭くて、でも決して稚拙な文

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    2021年03月04日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    ネタバレ

    うーむ。好きです。やっぱ好きです綿矢りさ。ええなあ~、ってね、思いますね。

    いなか、の、すとーかー
    最初は、正直、あんまオモロないなーって思って読んでまして、最初は、というか、中盤も終盤も、正直、あんまオモロないなーって思って読んでまして、うーむ。こりゃちょいハズレか?とか思ってたんですが。

    物語の最後の最後、ホンマの最後の最後で、ビックリするほど話が動く。話が動く、というか、主人公の石居透の気持ちが、というか意識が、途轍もなく一気に動く。その動きっぷりの凄さが凄い。

    ある意味、ウルトラご都合主義的な、デウス・エクス・マキナ的な、「え?なにこの無理やりな纏め方?」的な、ちょっと無茶苦茶こ

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    2021年01月27日
  • 意識のリボン

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    エッセイのような“岩盤浴にて”や、異色の“こたつのUFO”、あったらいいなの“怒りの漂白剤”あたりが好みかな。軽妙なタッチも重厚な哲学的思考も、どっちもいける。久々に綿矢ワールドを堪能しました。あぁ、この鬱屈したものを吐き出したい!

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    2020年11月22日
  • 大江健三郎賞8年の軌跡 「文学の言葉」を恢復させる

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    少し前の新聞に中村文則の「掏摸」が紹介されていた。中村さんは今や海外でも名を知られた作家だが、そのきっかけになったのが大江健三郎賞を受賞した本作が、賞の特典として翻訳されたからだ、という内容だった。
    大江健三郎賞は聞いたことがあったが、選考委員は大江健三郎さんひとりで、賞金の代わりに海外に翻訳されて紹介される、賞は八年続いて既に終了しているということも知らなかった。
    で、その賞の始めから終わりまでの受賞作の紹介とそれぞれの著者との対談を収録されているのが本作。
    なかなか手ごわい本だったがおもしろかった。
    受賞作のどれも読んだことが無いが、長島有の本は読んでみたいと思った。対談も一番楽しかった。

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    2020年07月24日
  • ひらいて

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    よかった

    最高によかったです。。

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    2020年06月30日
  • かわいそうだね?

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    自分が我慢してると気づいた時

    自分の気持ちを我慢して、誰かのために譲ることを綺麗だと思うこともいつかは限界が来ると改めて気づきました。

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    2020年06月29日
  • インストール

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    綿矢りささん「インストール」(2001.11)再読です。最初に「インストール」を読んだ時は、面白味が理解できなかったんだと思います。パソコン(インターネット)は「ただメールを読むだけ」状態でしたからw。この作品は高校3年生、まだ酒が飲めない、車も乗れない、セックスも未経験な17歳の野田朝子が、天才?小学生青木かずよし12歳に、教わりながら一緒にコンピューターを使ったアルバイト、1hで1500円のチャット嬢という風俗の仕事をする物語です。綿矢りささん、17歳の作品です。テンポがいいです。

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    2017年05月11日
  • インストール

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    初めて綿矢さんの本を読む。
    何か懐かしい青春の感じがヒシヒシと伝わってきます。
    と感想を書くと自分も年をとったなと思います。

    インストールというタイトルはこの本が出される少し前に放送されていたコレクター・ユイの世界を思い出しました。
    また、雅といえばケイゾクを思い出してしまったのは名前のせいかな。

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    2017年01月17日
  • インストール

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    ネタバレ

    「私、毎日みんなと同じ、こんな生活続けてていいのかなあ。みんなと同じ教室で同じ授業受けて、毎日。だってあたしには具体的な夢はないけど野望はあるわけ。きっと有名になるんだ。テレビに出たいわけじゃないけど。」
     初っ端から痛々しさの漂う、受験を控えた高校生の女の子。クラスメイトに唆され登校拒否することに。ついでに全てを捨て(物理的に)、小学生の男の子とエロチャットのアルバイトを始める。

     胸の膨らんだ身体に慣れて、生理ナプキンの交換にも手なれてきはするけど、17歳ってやっぱりまだ子どもだった。自分なら何にでもなれるんだっていう選民思想と、自分はこんなもんだっていう諦観がせめぎ合う。無理してはしゃ

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    2017年09月28日
  • 大地のゲーム

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    ネタバレ

    偶然にも故郷で大きな地震が起こった時にこの本を読み始めた。秩序が崩壊し、極限状態にになったときの人間の姿を詳細に描き出す筆力に舌を巻きつつ、主人公の弱さを持ちつつもしたたかで、それでいてどこまでも人間臭い姿の描き方にいつもの綿矢りさを感じる。彼女の作品としては他と毛色が違いつつも、根本的なところで通じていたのはそのようなリアルさと、それから最後の、生き残ったみずみずしい生命力を感じさせるシーンの力が大きいのかもしれなかった。

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    2016年04月20日
  • インストール

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    学校に疲れた 女子高生が登校拒否し、何もかもを捨て 昔祖父から貰ったコンピューターで 小学生の男の子と風俗チャットで一儲け

    高校生である自分が感じていることがものすごくぴったりとあてはまったのでびっくりした。

    印象的な文
    それよりこれからどうしましょう…
    …私もゴミ化してる。それを見た私は死にたーい、と思った。…
    何度もスカートがはためき、その度にいちいちパンツがみえる、けれどそれが?…

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    2016年11月24日
  • 蹴りたい背中

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    むき出しの自意識

    オサーンになってしまうとリアルに感じることは難しいけど、たしかにこういう自意識のかたまりみたいな時期もあったような。
    思い出すとこそばゆい。
    このストーリーに反発を覚える人の気持ちもわかる気がする。

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    2013年12月04日
  • インストール

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    綿矢りさの作品を初めて読んだのは中学生の時で『蹴りたい背中』でした。
    そのときに「この人の書く文章ってすごくかっこつけてて、あぁ、最年少受賞ってこういうことなのか」なんてことを生意気にも思いました。
    それから立て続けにこちらの「インンストール」も読みました。当時は個人的にはインストールのほうが話が単純で入り込みやすくて好きでした。これを17歳で書いたかと思うとやっぱりすごい!

    今になって綿矢りさの本を読むと、このかっこつけた言い回しや、どや顔感は、主人公の女子高生の、ちょっとひねくれてて『自分は周りとは違うんだ』
    って思って毎日を過ごしてる感じを出したいが為のものなのかもなあと思う(ことにし

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    2016年02月22日
  • パッキパキ北京

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    軽い。一瞬で読める。帯の宣伝は大袈裟すぎる。でもまあ読後感は良いし、颯爽としてる。
    しぶとく力強く毅然としてる主人公の最後の決意、これが私には地味によかった。そう、自分に自信がないから普遍的な価値のあるとされているもので武装しようとしてしまう。私もそうだなー。

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    2026年08月16日
  • グレタ・ニンプ

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    妊娠て…出産て…子育てて…
    言葉で語りきれないほど大変だよねえ…

    ぶっ飛んだ設定ではあるものの、所々に人々が抱えるだろう感情や思考がスッと差し込まれ、なぜか共感もしながら読める。
    明確化されていないような家事も、正直グロテスクで美談に仕切れない出産も、妊娠にまつわるあれもこれも、精神の不安定さも。決め付けられた価値観も。
    何もしていないけれど身に積まされます。
    もう一つの短編も、スパチュラが分からず涙が出るあたりの心はとても分かる。うまいなあ…。


    今回はフォントもぶっ飛んでいるので、ごちゃつきに圧迫感を持つ人は少し注意。色んな字体があって面白いなあ、なら問題なし。

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    2026年08月16日
  • グレタ・ニンプ

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    テーマは良いけど主人公の奥さんの豹変ぶりが非現実的過ぎてずっとうっすら滑ってるのが残念だった。フォントが急に大きくなるのも読書的にはノイズだった。最後の短編の方が面白かった。

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    2026年08月16日
  • パッキパキ北京

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    ネタバレ

    普段読まないジャンルを読んでみようかな~と思って手に取ってみたり。
    ……いや、想像以上に「スゴイ」な!(笑)。

    道中とか色んな話にツッコミどころはあるんだけど、「男も高級バッグも経歴も魅力も持っていないのに勝ってるのが(中略)一番強いんだよ」という落としどころに対して僕の苦手な女性観が出てて笑っちゃったな。
    彼女にとって「男も高級バッグも経歴も」同じように他者に勝つための道具であって、最終的には「持っていないのに」勝つというところまで行ってしまう。つまり他者に”勝つ”ことが目的なんだよなー。
    まぁそれも悪いことではないんだけどね。

    つーかこれは小説の皮を被ったエッセイなのでは……?と思うほ

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    2026年08月15日