綿矢りさのレビュー一覧

  • 意識のリボン

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    綿谷りさの表現力には脱帽。この話は小説というより、 名前の知らない女性たちの日記を読んでいるかのよう。だから、面白いではなく、共感できるといった感想が沸く。 頭の中で渦巻くもやもやに形を与えてくれた。
    特に好きなのは、怒りの漂白剤。

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    2021年03月29日
  • かわいそうだね?

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    最初の話だけ読み終わりました。 男にイライラしてしまって、次の話は読んでない…。
    一人で読んではいけない気がした。
    これは友達と感想、というか文句?を言い合うのが楽しい本だと思う。

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    2026年01月12日
  • インストール

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    不登校の高校生・野田朝子は、自身の友人で担任の恋人である光一に頼み、母には事実を知られることなく日常生活を送れていた。部屋にある物を発作的に捨てた朝子は、亡き祖父から贈られたが電源が入らなくなったコンピューターを、通りかかった住人の小学生(12歳)・青木かずよしに譲り渡したことをきっかけに二人の関係は始まる。

    ネット上では身分を偽り、いわゆる「ネカマ」であったかずよしが、1年に渡り連絡を取り合っていた子持ちの売春婦・雅の紹介により、二人は文字のみで相手をもてなす「風俗チャット」で働くこととなる。
    .
    厄介な客が一人の少年に手のひらで転がされた挙句、“落ちる”。

    青臭くて、でも決して稚拙な文

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    2021年03月04日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    ネタバレ

    うーむ。好きです。やっぱ好きです綿矢りさ。ええなあ~、ってね、思いますね。

    いなか、の、すとーかー
    最初は、正直、あんまオモロないなーって思って読んでまして、最初は、というか、中盤も終盤も、正直、あんまオモロないなーって思って読んでまして、うーむ。こりゃちょいハズレか?とか思ってたんですが。

    物語の最後の最後、ホンマの最後の最後で、ビックリするほど話が動く。話が動く、というか、主人公の石居透の気持ちが、というか意識が、途轍もなく一気に動く。その動きっぷりの凄さが凄い。

    ある意味、ウルトラご都合主義的な、デウス・エクス・マキナ的な、「え?なにこの無理やりな纏め方?」的な、ちょっと無茶苦茶こ

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    2021年01月27日
  • 憤死

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    綿矢りさのセンスが爆発している。いい意味で、もの凄く気味の悪い文章だなあと思いました。

    解説より、
    あのときの「こども」が置き去りにされた場所に今もなおぽつんと立って「おぼえていますよ」と永遠に呼びかけている

    まさにそんな感じ。奇妙すぎる。

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    2021年01月09日
  • 意識のリボン

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    エッセイのような“岩盤浴にて”や、異色の“こたつのUFO”、あったらいいなの“怒りの漂白剤”あたりが好みかな。軽妙なタッチも重厚な哲学的思考も、どっちもいける。久々に綿矢ワールドを堪能しました。あぁ、この鬱屈したものを吐き出したい!

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    2020年11月22日
  • 大江健三郎賞8年の軌跡 「文学の言葉」を恢復させる

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    少し前の新聞に中村文則の「掏摸」が紹介されていた。中村さんは今や海外でも名を知られた作家だが、そのきっかけになったのが大江健三郎賞を受賞した本作が、賞の特典として翻訳されたからだ、という内容だった。
    大江健三郎賞は聞いたことがあったが、選考委員は大江健三郎さんひとりで、賞金の代わりに海外に翻訳されて紹介される、賞は八年続いて既に終了しているということも知らなかった。
    で、その賞の始めから終わりまでの受賞作の紹介とそれぞれの著者との対談を収録されているのが本作。
    なかなか手ごわい本だったがおもしろかった。
    受賞作のどれも読んだことが無いが、長島有の本は読んでみたいと思った。対談も一番楽しかった。

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    2020年07月24日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    一つ目のの作品、「いなか、の、すとーか」はミステリー要素が入っており、普段の綿矢りささんとはまた違ったテイストで面白かった。

    そして、なんといっても読みやすい!!

    綿矢りささんの細かい情景描写、心情の描写は状況理解を助けてくれ、スイスイ読めた。それしても細かい。二作品目、「ウォーク・イン・クローゼット」の服の種類の事細かさ。妥協を感じない。そして、綿矢りさの服への並々ならぬ愛と比類なき博識っぷりを感じた。

    後書きの
    「服は口ほどにモノをいう」
    という言葉は自分にだいぶ刺さった。結局、だらしない性格っていうのはにじみ出るんだな、っていうこと。しゃんとした服装をして、髪型をして、綺麗な靴を履

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    2020年07月12日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    表紙が可愛い。「いなか、の、すとーかー」、ストーカーみたいか過激な被害にあった事はないが自分が何気なく人にした行為がきっかけで相手に過度な期待を持たせてしまって、その後苦労したって経験は多くの人があるのではないでしょうか。人はどこで執着のスイッチが入るか分からないから怖い。自分以外の人気持ちなんてコントロールできないし、執着する側の人はどうしたって満たしてあげられない飢えのような気持ちを抱えてしまっているのでは。その気持ちが上手く書かれてて相変わらず綿矢さんの小説は引き込まれる。「ウォークインクローゼット」のだりあ側視点での話も読んでみたい。

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    2020年07月09日
  • ひらいて

    購入済み

    よかった

    最高によかったです。。

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    2020年06月30日
  • かわいそうだね?

    購入済み

    自分が我慢してると気づいた時

    自分の気持ちを我慢して、誰かのために譲ることを綺麗だと思うこともいつかは限界が来ると改めて気づきました。

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    2020年06月29日
  • インストール

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    綿矢りささん「インストール」(2001.11)再読です。最初に「インストール」を読んだ時は、面白味が理解できなかったんだと思います。パソコン(インターネット)は「ただメールを読むだけ」状態でしたからw。この作品は高校3年生、まだ酒が飲めない、車も乗れない、セックスも未経験な17歳の野田朝子が、天才?小学生青木かずよし12歳に、教わりながら一緒にコンピューターを使ったアルバイト、1hで1500円のチャット嬢という風俗の仕事をする物語です。綿矢りささん、17歳の作品です。テンポがいいです。

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    2017年05月11日
  • インストール

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    初めて綿矢さんの本を読む。
    何か懐かしい青春の感じがヒシヒシと伝わってきます。
    と感想を書くと自分も年をとったなと思います。

    インストールというタイトルはこの本が出される少し前に放送されていたコレクター・ユイの世界を思い出しました。
    また、雅といえばケイゾクを思い出してしまったのは名前のせいかな。

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    2017年01月17日
  • ひらいて

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    ネタバレ

    中盤、おい!こんな展開かよ!と
    主人公の破天荒な行動にかき乱されたけれど、
    最後まで読んでよかった。
    最後まで読んで、まるごと一冊で完結する立派な小説でした。
    「高校生の青春と恋愛を瑞々しく描いた傑作」と
    裏表紙に書かれていて中盤までではウソだろと思いましたがね。
    どろどろしてきます。

    主人公の「愛」みたいな女子はいるなあと思った。
    破天荒さをちょっと差し引いた「愛」はいる。
    「なんでも自分の思う通りにやってきて、
    自分の欲望のためなら、他人の気持ちなんか、一切無視する奴」
    それが「愛」でありLOVEのどうしようもないところでもありますね。

    「なぜすべて奪うまで気づけない。欲しがる気持ちに

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    2025年07月09日
  • インストール

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    ネタバレ

    「私、毎日みんなと同じ、こんな生活続けてていいのかなあ。みんなと同じ教室で同じ授業受けて、毎日。だってあたしには具体的な夢はないけど野望はあるわけ。きっと有名になるんだ。テレビに出たいわけじゃないけど。」
     初っ端から痛々しさの漂う、受験を控えた高校生の女の子。クラスメイトに唆され登校拒否することに。ついでに全てを捨て(物理的に)、小学生の男の子とエロチャットのアルバイトを始める。

     胸の膨らんだ身体に慣れて、生理ナプキンの交換にも手なれてきはするけど、17歳ってやっぱりまだ子どもだった。自分なら何にでもなれるんだっていう選民思想と、自分はこんなもんだっていう諦観がせめぎ合う。無理してはしゃ

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    2017年09月28日
  • 大地のゲーム

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    ネタバレ

    偶然にも故郷で大きな地震が起こった時にこの本を読み始めた。秩序が崩壊し、極限状態にになったときの人間の姿を詳細に描き出す筆力に舌を巻きつつ、主人公の弱さを持ちつつもしたたかで、それでいてどこまでも人間臭い姿の描き方にいつもの綿矢りさを感じる。彼女の作品としては他と毛色が違いつつも、根本的なところで通じていたのはそのようなリアルさと、それから最後の、生き残ったみずみずしい生命力を感じさせるシーンの力が大きいのかもしれなかった。

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    2016年04月20日
  • インストール

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    学校に疲れた 女子高生が登校拒否し、何もかもを捨て 昔祖父から貰ったコンピューターで 小学生の男の子と風俗チャットで一儲け

    高校生である自分が感じていることがものすごくぴったりとあてはまったのでびっくりした。

    印象的な文
    それよりこれからどうしましょう…
    …私もゴミ化してる。それを見た私は死にたーい、と思った。…
    何度もスカートがはためき、その度にいちいちパンツがみえる、けれどそれが?…

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    2016年11月24日
  • 蹴りたい背中

    購入済み

    むき出しの自意識

    オサーンになってしまうとリアルに感じることは難しいけど、たしかにこういう自意識のかたまりみたいな時期もあったような。
    思い出すとこそばゆい。
    このストーリーに反発を覚える人の気持ちもわかる気がする。

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    2013年12月04日
  • インストール

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    綿矢りさの作品を初めて読んだのは中学生の時で『蹴りたい背中』でした。
    そのときに「この人の書く文章ってすごくかっこつけてて、あぁ、最年少受賞ってこういうことなのか」なんてことを生意気にも思いました。
    それから立て続けにこちらの「インンストール」も読みました。当時は個人的にはインストールのほうが話が単純で入り込みやすくて好きでした。これを17歳で書いたかと思うとやっぱりすごい!

    今になって綿矢りさの本を読むと、このかっこつけた言い回しや、どや顔感は、主人公の女子高生の、ちょっとひねくれてて『自分は周りとは違うんだ』
    って思って毎日を過ごしてる感じを出したいが為のものなのかもなあと思う(ことにし

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    2016年02月22日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    初綿矢りさ作品。装丁にも惹かれる。

    4つの独立した小説からなる。共通テーマは、「コロナ」と「女の本質」みたいなところかな。「眼帯のミニーマウス」が女子女子しててちょっと読み進むスピードが落ちたが、「神田タ」「嫌いなら呼ぶなよ」「老は害で若も輩」と次第にスピードは上がった。特に後ろの2作品は男性目線なので読みやすかった。

    若い自分にまだまだこれからだ、と期待する自分や、アルコールとせめぎ合う正気の保ち方など、なるほどこう書くのかと思うことがたくさん見つかった。「嫌いなら呼ぶなよ」ってタイトルだけでもう内容も何も分からないけどあるあるーってなってしまう絶妙なタイトル。かなりピンチなはずなのに冷

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    2026年02月12日