綿矢りさのレビュー一覧

  • パッキパキ北京

    Posted by ブクログ

    コロナ禍の紀行文を読んでいるようで、情報だけでもだいぶ面白かった。
    「助け合うのが家族ってもんだ」的なセリフに、ごく一般的な感性の自分はグッときてしまったが、読み進めると全然違った。こんな逞しい主人公でも、油断すると懐柔されてしまうのだ。家政婦に躾けられてしまった元暴れん坊の飼い犬のように。
    安定した家庭も棲家もブランド物の服もなくても最強のババアになってくれ!

    0
    2025年12月18日
  • しょうがの味は熱い

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    でもそうか、絃も私と住んでことがかなりストレスだったんだ。
    でも身体の異変に気づいても私みたいに相手のにしたりせずに内緒にして、一人でずっと耐えていたのです。

    長く続いた同棲生活のなかで、私たちがいっしょに住むパートナーとしては、あんまり向いていないことは分かっています。

    ↑こんなに相手のことを思いやる心がお互いにあっても、結婚となると話は別なんだなと思った。
    結婚って本当に難しいんだなと思う。

    続きが気になる、まだまだ読み足りない一冊。

    0
    2025年12月17日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

    Posted by ブクログ

    心象表現が凄まじすぎて、もうやめて…という気持ちになった。内容は面白いんだけど、読後感としても爽快!だとは思えなくて、あまり手元に残しておきたい本ではないかなと…

    0
    2025年12月15日
  • 勝手にふるえてろ

    Posted by ブクログ

    ちょっと面白かった。
    まさかの二股してる女の子の話か〜、面白そう、と思いつつ開いたらまさかの妄想の彼氏だった。
    やっぱり綿矢さんの書かれる登場人物ってクセがあるし、世間で言われる陰キャみたいな人物が主人公なのが本当に面白い。
    突拍子もないことをし始めた時はびっくりしたけどそれもそれで面白かったし、ラストも個人的には良かったな、と。

    一緒に書かれてあった「仲良くしようか」はちょっとよく分からなかった。

    0
    2025年12月15日
  • パッキパキ北京

    Posted by ブクログ

    主人公が逞しすぎる。

    名言っぽい言葉もチラホラ出てきて、言動がおもしろい。けれど主人公のようになりたいとは思えない。

    0
    2025年12月14日
  • 激しく煌めく短い命

    Posted by ブクログ

    割と既視感のある本筋に、今までにない要素が加わっています。
    共感するには非現実的すぎるし、物語として楽しむには重すぎました。(私には)

    0
    2025年12月11日
  • オーラの発表会

    Posted by ブクログ

    そのままの自分を受け入れてくれる人も、変化を強要してくる人もいるけれど、色んな人との関わりの中で、私は私の個性を見つけていくんだな。少しずつ社会と折り合いをつけて変容することはあっても、海松子や萌音のように自分自身を見失わずに、自分だけの個性を愛せる人でありたい。

    0
    2025年12月10日
  • 勝手にふるえてろ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すごい!
    妊娠もしていないのに産休をとろうとしている。そして診断書を後日提出。
    やばすぎる。そのまま受理されたあとをみたかった。感情の言語化がうまいなー。ただ、最後の短篇?は全く頭に入ってこなかった。

    0
    2025年12月09日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

    Posted by ブクログ

    嫌な人間がたくさん出てくる短編集。嫌な人間だけど、悪人ではなくて、無自覚なイタい人を描いた感じ。
    最後の1話が面白かった。
    綿矢さんがほんまにこんな人やったらどうしようと思いつつ、老害感にクスッとなった。

    売る

    0
    2025年12月08日
  • 生のみ生のままで 下

    Posted by ブクログ

    同性愛の物語ではない
    愛していてもセックスは無いよりも
    やっぱりあった方が絆は深まるのかな
    ならば性愛の物語?
    …いやもう純愛、でよくないか

    0
    2025年12月01日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

    Posted by ブクログ

    毒づいたっていいよねって思える本でした。

    私は普段から心の中で
    「コンニャロめ!」
    「っざけんなよ!」
    「何もないところで蹴躓いてしまえ!」
    「しかも何度も!同じところで!」
    「で、蹴躓いて恥ずかしって振り向いてもだれもいないって毎回なれ!」
    とショボい呪いをかけるタイプ。
    で、そんな自分に罪悪感を抱いて、
    「私って性格悪いよなあ」
    ってアバーってなっちゃうのですが、
    この本を読んで
    「ま、いっか^ ^」
    って、ショボい呪いに拍車をかけることなりました。

    もし、私と同じように小さな罪悪感を抱えてる方がいましたら、読んでみてください。
    罪悪感が消えますから^ ^

    0
    2025年11月29日
  • 勝手にふるえてろ

    Posted by ブクログ

    最後のエピソードが繋がっていると思って、頭にはてなを浮かべまくりながら読んでた笑

    内容自体は共感はできなかったけど主人公がぶっ飛んでて面白かった

    0
    2025年11月22日
  • 大地のゲーム

    Posted by ブクログ

    綿矢りさがこういうの書くんだという驚きはあった。
    どことなく昔の村上龍の作品(コインロッカー・ベイビーズとか、愛と幻想のファシズムとか、5分後の世界)の雰囲気を毒抜きした感じは気のせいか……。
    10年前読んでたらまた違った気持ちだったのかも。

    天才はみんなの中にある理想を掴める凡才という旨の言い回しはちょっと面白かった。

    0
    2025年11月20日
  • オーラの発表会

    Posted by ブクログ

    松海子のズレ具合がめっちゃ面白かった笑
    共感できるとこはほとんどないし学びは少ないけど、スラスラ読めて元気が出た。
    この著者の重めのテーマの本も読んでみたい。

    0
    2025年11月18日
  • 生のみ生のままで 下

    Posted by ブクログ

    これまでのアイデンティティを打ち破るほど心震え特別な愛を感じる相手との出会い。異性/同性を超えた唯一無二の存在との関係性が描かれる。しかしその賞賛や感動はそもそも自らの偏見ゆえではないか、と釘を刺してくださる水上文さんの解説がまた鋭い気付きに。

    0
    2025年11月14日
  • 勝手にふるえてろ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    核心の部分はすごくふむふむって読めたけど
    江頭良香の頭の中なのか、夢の中なのか
    時より唐突に出てくる物語についていけない。
    ヲタク気質を表しているのでしょうか。

    "恋心の火は火力を調整できないから尊い。"
    確かにそうだな、尊いなと思いつつ
    調整できないから厄介とも思ってしまう。

    "好きな人と結婚したいけど、好きすぎる人とは結婚しない方がいい。"
    これ、「激しく煌めく短い命」でも言ってる登場人物がいたなあ。
    綿矢りささんが思っていることなのか、はたまた逆を思っているのか。

    好きな人と結婚したいと思うあまり、結婚時期を逃して
    結局子孫繁栄を逃している。

    0
    2025年11月14日
  • かわいそうだね?

    Posted by ブクログ

    なんでこんなのとまだ付き合ってんの?早く別れろよ!ともやもやしながら読み進めて最後の方は
    いいぞ!もっとやれ!いいぞ!!ってなりました。

    0
    2025年11月13日
  • 蹴りたい背中

    Posted by ブクログ

    文章のリズムが、普段読まない感じ
    スクールカーストの話はあまり好きじゃなくて刺さらなかったけど
    表現力が尋常じゃなかった

    0
    2025年11月10日
  • 激しく煌めく短い命

    Posted by ブクログ

    中学時代の2人の愛情と別れ、32歳になって東京での再会。600ページ越えの長い物語。一貫して差別偏見をテーマにしていて、考えさせられることも多かった。舞台が京都なのも差別体質の土壌だからなるほどだった。

    0
    2025年11月07日
  • パッキパキ北京

    Posted by ブクログ

    吹っ飛びすぎてて面白い笑
    コロナ禍の北京。
    グルメ、習俗の爆弾レポートが面白い。
    ブランドを買うのも、マウントを取るのも誰かに勝ちたいから。精神勝利の阿Q正伝面白い。

    0
    2025年11月06日