綿矢りさのレビュー一覧

  • 蹴りたい背中

    購入済み

    むき出しの自意識

    オサーンになってしまうとリアルに感じることは難しいけど、たしかにこういう自意識のかたまりみたいな時期もあったような。
    思い出すとこそばゆい。
    このストーリーに反発を覚える人の気持ちもわかる気がする。

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    2013年12月04日
  • インストール

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    綿矢りさの作品を初めて読んだのは中学生の時で『蹴りたい背中』でした。
    そのときに「この人の書く文章ってすごくかっこつけてて、あぁ、最年少受賞ってこういうことなのか」なんてことを生意気にも思いました。
    それから立て続けにこちらの「インンストール」も読みました。当時は個人的にはインストールのほうが話が単純で入り込みやすくて好きでした。これを17歳で書いたかと思うとやっぱりすごい!

    今になって綿矢りさの本を読むと、このかっこつけた言い回しや、どや顔感は、主人公の女子高生の、ちょっとひねくれてて『自分は周りとは違うんだ』
    って思って毎日を過ごしてる感じを出したいが為のものなのかもなあと思う(ことにし

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    2016年02月22日
  • グレタ・ニンプ

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    妊娠がわかった途端にファンキーになった妻の由依に振り回されながら、懸命に理解しようとする夫俊貴の視点で語られる妊娠と出産、育児(1歳まで)
    由依の容姿は表紙のイラスト参照。控えめだったはずの妻がいきなりこうなったら、混乱するのは当然だが、元々強くは言えない夫は、ハラハラしながらも、妻の奇行を否定せず見守り、寄り添っている。奇行に走っていると見える由依だが、服装と言葉遣いを標準変換すれば、特に奇抜と言うこともない。子育て支援団体の活動も、積極的に関わるかどうかはともかく、おかしなことをやっているわけではない。
    種々の大きなフォントが使われており、強い主張が視覚的に飛び込んでくる。特に手書きの殴

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    2026年06月15日
  • グレタ・ニンプ

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    面白かった!!妊娠を機に豹変した妻、戸惑いながらもだんだん諦めと共に受け入れる夫。夫のツッコミがちょいちょい面白い。時々フォントが工夫されてて良いんだけど つい先に目に入ってしまう。見ないようにするのが面倒(笑)深読みすれば少子化問題とか絡んでるんだけれど、それは置いといて強く逞しくなっていく夫婦を応援したくなってくる。
    「深夜のスパチュラ」も面白かった!こういうバレンタイン前のバタバタ感に覚えあり!

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    2026年06月14日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    表題作「嫌いなら呼ぶなよ」の主人公の
    胸中が恐ろしく、面白く、気持ち悪く、、
    人間は他人が考えていることがわからないようにできていてよかったと思ってしまった

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    2026年06月13日
  • 生のみ生のままで 上

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    ネタバレ

    女性同士の美しい恋愛のお話。
    この手の題材はなかなか最後報われずに終わる事が多い気がするけど、この本はとても爽やかで美しいラストでとても良かった。

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    2026年06月10日
  • かわいそうだね?

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    一話目の「かわいそうだね?」は、出てくる人間全部ウザキモくて綾羽が一番好きかもしれん。樹里絵は一番最初でとっととわかれてればよかったのに。妙に依存体質で脆くてしんどい。アキヨのメール文はドン引きで、いっそ清々しい。りゅうちんってなんやねん。
    恋愛体質ってほんまにあるのかな?なんでこの人たちこんなに依存性が高いの??こんな人間に囲まれるなら、一生独身で犬猫を家族にして暮らす人間増えても違和感なくなるなー。
    二話目は美人が男で破滅していく様の裏側が見えて面白かった。さかきちゃんがなんだかんだで絆されてる人間味もよかった。

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    2026年06月09日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    眼帯のミニーマウス
    神田タ
    嫌いなら呼ぶなよ
    老は害でも若も輩
    の4作品で構成される本作
    最後はスッキリした

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    2026年06月07日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    いや〜、面白い。なんて切り口だ。

    本当にいつも、綿矢りささんの小説には
    クスッと?というか、ニヤニヤが正しいかな?
    がいつもある。
    ボキャブラリーの多さに驚くし
    本当に繊細に描かれてるし、、、

    なんやねん、浮気しといて自分の顔かっこいい
    って笑笑
    ババアしねも大胆すぎるし、酔っ払いながら
    深夜に打つメールとかLINEほど
    怖いものは無いね。

    整形の話も、は?!!?ってなって
    思い出しただけで笑ってしまう。

    本当に楽しませてくれる、爽快感のある
    本でした。

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    2026年06月05日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    ネタバレ

    綿矢りささんの小説3冊目!
    読みやすさと話へのワクワク感は期待通りだったけど、『嫌いなら呼ぶなよ』程の感動はなかった。
    「いなか、の、すとーかー」は特にそうで、自分が主人公に共感してしまいやすいって言うのが1番あるけど透がなんで責められるのか全くわからなかった。ストーカー2人にものすごい制裁があると思ったのに受け入れる形で終わっててモヤモヤした。身の回りのものを利用しようとするほどの野心があって生きることってそんなに悪いことなのかな。
    でも、解説にある通り人間の思考回路の解像度がすごいところはどの作品にも共通してた。

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    2026年06月05日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    最初の2篇「眼帯のミニーマウス」と「神田タ」、今の若者の承認欲求って感じだなぁ
    特に後者は自分なりの正義感を信念みたいに振りかざすからややこしい

    表題作「嫌いなら呼ぶなよ」、どうして作者がこの話を書こうと思ったのか知りたい
    自分への正当化、反省のなさ
    こういう人には何を言っても響かないから深く関わらない方がいいのかもしれないけれど、「この人を変えたい!」という世話焼きタイプの人はハマるんでしょうね

    「老は害で若も輩」、これが1番好きだった

    こんなネットスラングを使いまくる小説は初めてで最初びっくりしたけれど、こういう言葉でしか表せない雰囲気、空気感ってあるよね
    もう何年か経ったら古く感じ

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    2026年06月01日
  • かわいそうだね?

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    ・最初の短編「かわいそうだね?」を読みながら、ふつふつと怒りが湧いていく感じがあった
    「自分だったら我慢ならない、彼氏も元カノとも距離をとって別れる」という気持ち
    ジュリエ(漢字忘れた)が最後に彼氏が嫌っていた大阪弁を喋り出して吹っ切れるのがいい

    ・二つ目の「亜美ちゃんは美人」はイメージはできるものの、自分の経験の中でクラスの中での亜美ちゃんのフィーチャーのされようが映画みたいと思っていた
    (最初の短編ほどムシャクシャしなくて心穏やかに読めた)

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    2026年05月26日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    ネタバレ

    初めての綿矢さんの作品。まず思ったのが、文章が喋っているように感じた。リズムがいいからだろうか?文体がいいから?そもそも、文章のリズムがいいってなんだろう?文体がいいって何?私の語彙力では上手く説明できないのが悔しい。一番印象的なのが、主人公の心のなかにある気持ちが全て書いてあることだ。今まで読んだことがある本では、この感覚は味わえなかった。各短編に登場する人物の心の中の気持ちを表現するのが凄く上手いと感じた。とても、リアルだと思う。これが、よく言う心理描写が上手いということなのかな?

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    2026年05月25日
  • ひらいて

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    詩的な美しい小説だった。
    旧ジャニーズを10年以上推しているため、元HiHi作間龍斗が出る作品は元々気になっていた。山田杏奈ちゃんも演技が好きで、どんな作品かと思いながら気づけば映画公開も終わり、アマプラは無料じゃなかったので観れていなかった中、森道市場でたまたま原作を見かけて購入した。
    根底にあるのは聖書、キリスト教の教えなのかな。鶴は平和の象徴、クライマックスのたとえのセリフも迷える羊を探す羊飼いのような響きで、高校生の青春を描いた小説とは程遠いところにある、舞台を見ているかのような臨場感とセリフ、情景描写の美しさ。短い小説だったが、愛、たとえ、美雪の人となりは情景描写によってしっかりと描

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    2026年05月25日
  • 憤死

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    静かに不気味な話とぶっ飛んだものへの恐怖と尊敬の話と読後感が独特な最後の話。
    最初の「おとな」が一番気持ち悪くて怖い気もする。

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    2026年05月24日
  • 私をくいとめて

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    ネタバレ

    最近ハマってます、綿矢りさ。
    一文も長いし同じ言葉を繰り返すのに、なぜかめっちゃ読みやすい文章で毎回すごいなーと思う。あとこの人は本当に比喩表現がうまい。日頃なに考えて生きてんだ。

    みつ子の気持ちに痛いほど共感できた。わたしもひとりが好きだし、恋愛が億劫だし。想像上の人物Aが出てきたとき、これやべー障害持ってる女じゃね!? と思ったけど、Aとのやりとりがとってもいい。
    個人的に好きなのはノゾミさん。強い、強すぎるぞ。あれだけされてもカーターが好き、なぜなら顔がタイプだからって笑

    劇的なドラマはないけど、息抜きにはちょうどいい話でした。

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    2026年05月19日
  • あのころなにしてた?(新潮文庫)

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    綿谷さんの本、初読み!
    鋭さと柔らかさが絶妙に共存してた。
    コロナってどんな感じやったん?な世代に読んで欲しい。

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    2026年05月18日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    表題作他の短編集。全般的に皮肉が効きまくった人間の話。綿矢さんは初めて読んだがある意味想像通り。表題作は面白かったが、他の話は若い女性の心理を悪意方面に寄せようしすぎて、少し作者の痛さを感じた。

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    2026年05月17日
  • グレタ・ニンプ

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    初・綿矢作品。初がコレで良かったのかは何ともだけど。
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    妊婦を題材にしたエッセイや小説は、まあ、ある。
    それも不妊治療が思うように成果を出せず焦れる様子をシリアスに描いたような、そんなナーバスな作品は多い。

    本作も主人公夫婦は四年にわたり不妊治療を続けるも思い通りにはいかず、一旦お休みするあたりから始ま……

    『「ヲイッヲイッヲイッヲイッ!!」
    「どうした??」
    オットセイのような吠え声を肩をいからせて連呼する由依。腹の底からのデカい声が近所に響き渡るのがいやで、とっさにドアを閉めたが、できれば僕も逃げ出したい。
    由依は僕から離れると、喉が全部見えるほど、グンッと上半身だけを後ろに

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    2026年05月17日
  • グレタ・ニンプ

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    勢いで読んでしまった。なんとも言い難いけれど、一つ言えるのは、人は多様性を秘めた生き物であるということ。だと思います。

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    2026年05月17日