綿矢りさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
すごい、分かるよねー。
もう出だしが好き。
もっともっとって思って、届きそうで届かないものを欲しくなる。
それじゃ足りないと自分で思ってる足元に転がってるものが、他の誰かにとっては羨ましいものだったりするの、確かになってなった。
「視野見」
気になる人がいる時、絶対やっちゃう!言葉で言い表したことなかったから、これから心の中で使っていこ。
話が合って、気が合っても好きじゃないと縮まらない距離があるのか〜。
噛み合わなくても、理屈なしで惹かれるのが好きだよね。
今までとは違う愛のかたちを受け止めた良香は、この後どうなったのかな〜。
「仲良くしようか」は、意味が分からなかった。 -
Posted by ブクログ
綿矢さんの8つのお話を収めた短編集!不思議な話や主人公が内面をひたすら語るものが多かったです。
「岩盤浴にて」
1人で岩盤浴で過ごす女性のお話。リラックスしに来たのに、周りの女性の会話を聞いて『女友達』との関係性を考えたり…。1人でいると周りの様子が気になるのは共感しました
「こたつのUFO」
30歳の誕生日を迎える主人公のお話。綿矢さんの気持ちと思わずにはいられないような主人公の語りでした。中盤からの突然ぶっ飛んだ展開は面白くて好みでした!
「ベッドの上の手紙」
別れた女へ小説家の男が書いた手紙。
「履歴の無い女」
新婚の姉の家に手伝いに来た妹とのお話。結婚した途端、女性は自然とその役割に順応していくことに姉が違和感を覚えていること。妹は娘が病気を患った時、母親を忘れて昔からの部分は変わらないと感じたこと。この部分が印象的でした。
「履歴の無い妹」
結婚する妹の荷物整理を姉も手伝う話。写真という過去の履歴をどんどん捨てていく妹の姿が前の話と対比していて面白かったです。
妹の若き頃の写真を良いものだから取っておけばという姉の様子も、途中から執着に近いものを感じて怖かった…。
「怒りの漂白剤」
怒りとそれをおさめる方法についてひたすら1人語りするお話。クセが強かった。
「声の無い誰か」
連続通り魔事件の噂に振り回される様子を描いた話。本当か嘘かわからない話に振り回されることは、現代ではよくみられるなと思いました。最後は不気味でしたが、私はこの短編の中で1番好みかもしれない。
「意識のリボン」
主人公の臨死体験を描いた話。三途の川?走馬灯?それらを彷彿とさせるような描写がありました。
いままで履歴書に書いてきた類のことではなく、人との関わりばかりが回想で続いたという場面が印象的でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2編で構成されている本作
以下感想
【かわいそうだね?】
元カノを可哀想だからと一人暮らしの家に居候させる彼氏。そしてそれを、別れたくないからとどうにか許容しようとする主人公。
自分の置かれている状況を嘆きながら、居候したらここぞとばかりにメールやスキンシップでたくさんアピールして復縁を狙う元カノ。なんて、嫌な三角関係。
全てが気持ち悪いし、読んでいてとてもイライラした。私は、彼氏の許容できないところがあったら直ぐに別れるし、今後もそうしようと思っているから全く理解できなかった。
好きだから別れたくないって気持ちも分からなくは無いけど、そんな男と一緒にいて本当に幸せになれるのか?って思ったし、もっと早く別れるべきだったのでは?としか思わなかった。私なら、住ませたいって話が出た時点で別れてると思う。
彼氏も彼氏で、好きという気持ちに甘えて、最低なことをしている癖に『どうしてわかってくれないんだ』と相手をなじるなんて、いくらなんでも虫が良すぎる。彼氏がいちばん最低。別れたなら元カノに良い顔するな。クズに振る舞えよって思っちゃった。結局それをしないってことは、まだ元カノにもモテたい気持ちがあるってことだと思う。
最後、主人公が関西弁でキレることができたからまだよかったけど、結局2人には響いてないのが不完全燃焼。なんだかんだ、元サヤに戻って仲良く暮らしていくんだろうなって感じ。本当に彼氏もなんで主人公と付き合ったんだって感じ。胸糞悪いです。ただ、弱い女の描写はとても上手いなと思った。
【亜美ちゃんは美人】
正直、こっちの方が響いた。
ここまで美人な友達って、私の身近には居なかったけど、きっと嫉妬に駆られてしまうんだろうなって思ったし、ここまで接していて不快になる美人と主人公はよく親友で居続けられるなと思った。
そして、美人であるが故に自分のことが好きではない人を好きになるっていうのがなんとも皮肉で面白い。そんな友人の闇に気づいて、もう一生一緒にいようと腹を括る主人公もかっこいい。私なら絶対無理。良かった。