綿矢りさのレビュー一覧

  • 生のみ生のままで 上

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    好きな作家が、女性同士の恋愛について書く。しかも、その主人公は、私が読み始めた当時の年齢と同じ25歳。異性との恋愛に希望を持てなかった私は、同世代の女の子が、女の子同士で愛し合う様がどのように展開されていくのか気になった。この本を手に取らないわけにはいかなかった。芸能界で活躍する彼女の外見の描写は美しいし、彼女らが愛し合う描写もリアリスティックで良い。だけど、話の展開に盛り上が駄々場面が見つからなくて、ずっと同じテンポって感じ。もう少しドラマ性があれば。

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    2026年03月31日
  • かわいそうだね?

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    ネタバレ

    初めての綿矢さんの作品。おもしろくて、一気に読んでしまいました。「かわいそうだね?」樹理恵と隆大とアキヨの三角関係。最後の樹理恵が関西弁でキレるところがおかしいやら、すっきりするやら。樹理恵もアキヨも恋に一生懸命で惹かれます。「亜美ちゃんは美人」『とらドラ』の亜美ちゃんを思い出して、読む前から親近感抱いてたり。美人で素直な亜美ちゃんと、それに嫉妬し続ける親友のさかきちゃん。すごい展開。亜美ちゃんの選んだ道は痛々しいながらに、なんとなくわかるような気がします。完璧に納得はできないけれど、好きなお話です。

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    2026年03月24日
  • かわいそうだね?

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    ネタバレ

    綿矢りささんの独特な世界観が面白いときいて読んでみて、なるほどなと思った。たしかに、皮肉めいた表現とか独特な言い回しはスルーせずにはいられなかった。ハマる人はハマりそう。
    こじれた人間関係のふたつの話、結末は痛快で面白かった。
    特に後半の亜美ちゃんは美人の話。
    亜美が選ぶ対人関係に違和感を抱いていたが、最後、その真理が明らかになったところ、ぐっときた。誰からも愛されて肯定されて羨ましがられる環境が逆に彼女を孤独にさせてしまっていたこと、だから自分に興味がない人、好きではない人を好きになってしまうということ、周りから見たら想像もしない悲しい人生でもあると思ったけど、それが彼女にとって本当に幸せな

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    2026年03月23日
  • 蹴りたい背中

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    クラスメイトのレベルが低いと見下し、部員のおしゃべりや顧問への媚売りをくだらないと軽蔑し、孤立は怖いくせにイキがっている主人公ハツは、拗らせ、まさに中二病。

    思春期特有のもどかしい感情がみずみずしく描かれており、衝動に駆られて抱く「背中を蹴りたい」という不思議な感情こそ、第二次性徴を表現しているのかな。
    その表現力すごいなぁ19歳綿矢りさ!!

    ハツが観察する、にな川に対する気持ち悪さ、
    口から唾をとばして話してくる、
    着古して襟ぐりの内側が垢で汚れて茶色くなってるシャツ、
    しゃぶりかけの飴を口から落とす、切符を噛む…
    これらの気持ち悪い描写は、性への目覚め的なエロさを感じるし、背中を蹴る行

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    2026年03月18日
  • 激しく煌めく短い命

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    平たく言ってしまえば、同性同士の愛と結婚…なんだけれど、なかなかの力作。引き込まれました。634ページの大作で、前半は京都での中学時代の久乃と綸。活発で、ちょっと不良っぽい仲間たちとつるんでいる綸。家庭科部に所属する勉強ができる久乃。家庭環境も友達関係もまったく違う2人は、ひっそりと付き合い始め派手な喧嘩で別れていく。
    後半は、30代になり東京でトップ営業ウーマンとして暮らす久乃が、綸と再会したことから、二人の関係が動き始める。

    中学時代の部分は一気読みしてしまったが、社会人になった東京での久乃のスタイルは、あまりに昭和っぽくて閉口した。それでも、最後に二人が選んだこれからに、ちょっと救われ

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    2026年03月14日
  • 激しく煌めく短い命

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    なかなかの長編で、読み終えるのにけっこう時間がかかりました。
    女性2人の関係性を、中学の3年間と30代になって再会してからの2部構成で描いています。
    同性同士の恋愛がメインとはいえ、毒親との関係、京都にある差別、女性が第一線で活躍するために払う犠牲など、多くの問題が盛り込まれていて、まぁまぁ重い感じで読み進めました。
    主人公は子供の頃から、考えすぎるほど考えてしまうタイプで、それで動けなくなったり、咄嗟の判斷を誤ったりするのだけど、最後はなんとなくその殻を破ろうという意志が感じられ、ちょっと期待がもてたかも。
    ただ一見虐待とまではいかない毒親の言動によるダメージを他人に理解してもらう難しさと、

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    2026年03月13日
  • オーラの発表会

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    人を好きになる気持ちが分からないと言い切ってしまう海松子のキャラがとにかく強烈でした。お洒落にも恋にも興味がなく、脳内で失礼なあだ名をつけたり、口臭から食べ物を当てようとしたりする発想がいちいち可笑しいです。でも笑っているうちに、周りとうまくやりたいのに空回りしてしまう不器用さがじわっと伝わってきました。幼馴染やイケメン社会人に好意を向けられても、恋のスイッチが入らない感じも妙にリアルでした。特に海松子と萌音の会話がテンポよくて、少しズレたやり取りに何度も笑ってしまいました。二人の掛け合いがあるからこそ物語が軽やかに進み、読んでいて楽しかったです。

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    2026年03月03日
  • 憤死

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    近所に住んでただけで、付き合いがあった人たち。子ども時代、住む場所も付き合う人も選択肢が少なくて、家が近かったから、遊んだ子。気があった訳じゃないから自然と疎遠になったり、そういう空気の上の人間関係に見える狂気。

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    2026年03月03日
  • しょうがの味は熱い

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    ネタバレ

    結婚の目的って何なのでしょう?

    耳が痛くなる言い方なのは承知だが、よほどのバリキャリでなければ大半の女性の結婚観って『理解ある彼くんに幸せにしてもらいたい』なのかもしれない。

    経済的にも精神的にも自立が出来たとは言えない曖昧なまま"ゴールイン"に漕ぎ着けてしまうのかあ、と思った。ある意味身勝手に振舞ったから幸せの切符を手にしたという物語。

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    2026年02月28日
  • 勝手にふるえてろ

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    勝手にふるえてろ 綿矢りさ著

    表紙がピンクでうさぎという可愛らしさに惹かれて、選んでみた。あと恋愛小説が読みたかった。

    主人公がめちゃくちゃ自己中だけど、わかるよその気持ち!!!ってなりました。
    二は来られたらキープしたくなっちゃうし、イチは彼氏にはできないってわかってても自分の中で神格化しちゃって、絶対諦めたくないってなるよね。

    ただ人の振り回し方が度を超えていて、もう少し冷静になりなよ、と思いながら読んでいました。

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    2026年02月28日
  • 蹴りたい背中

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    悔しい…
    この作品を面白いと思えなかった自分に残念。
    共感もできず、
    理解も難しく、
    自分の過去をふり返って思い出を弄って探ってみても、楽しめなかった。
    悔しい。
    自分の感性がいかに乏しいか思い知らされた。

    でも、
    でも!
    綿矢りささんの文章というのか、リズムというのか、表現がとても好き。
    だからきっといつか「グッときたぜ」って思える綿矢さんの作品に出会いたい…!

    ところで、絹代ちゃんは普通にいい子じゃない?絹代ちゃんに感じる妬ましさみたいなモヤッとしたものこそ、長谷川が拗らせてる原因な気がするよ。
    でもまぁ、絹代ちゃんの悪気ない決めつけみたいなセリフが「あぁなんか学生って感じ」って、自分

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    2026年02月18日
  • 勝手にふるえてろ

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    タイトルから想像するものとは違う、恋愛女子の内面バリバリ物語?だった。ほぼ独白に近いので、見える景色は主人公目線のみだが、他人から見える目線も想像し易い。それだけに、拗らせてると見られてるだろう主人公を思うと辛いし、主人公目線で読んでるだけに自分に置き換えたりしてもいたたまれない。途中途中で、それはないわ!と思う行動もあるが、理解出来ないわけではなく、共感する部分がある。最終章はわけがわからないが、頭の中がそういうことなんだろう……?

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    2026年02月18日
  • しょうがの味は熱い

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    彼に依存しまくりの結婚したい女性と結婚に踏み切れない男性のお話

    共感は出来ないけど、登場人物全員の気持ちは分かるような…
    でも、このタイミングを逃してなるものか!と思って結婚するのは違うんだよ奈世ちゃん

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    2026年02月12日
  • 勝手にふるえてろ

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    この本を読んでる途中に、他の人の感想をチラ見したら、「ヤバイ女」という単語が目の端に捉えたけれど、私は主人公をヤバイ女だと思わなかった。むしろ親近感がわいていた。…私は世間から見たらヤバイ女なのか?笑
    社会人としてあるまじき行動に出た主人公。ずる〇〇なんて聞いたことないから、おそらく日本初の女だよ、あんたは。
    ずっと“イチ”と“ニ”と頭のなかで呼んでいたのに、最後の最後に“ニ”彼の名前が出てくるのはほんとうに霧が晴れたみたいで清々しかった。やっとヨシカの中で彼を見つめることができるんだなと。素敵な演出だと思いました。

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    2026年02月11日
  • しょうがの味は熱い

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    ネタバレ

    愛や結婚は努力するものだと思います。

    最初は話の展開のスピードというか時間把握が難しくて理解するのに少しかかったが、読み進めていくとこれは2つの視点から同時に知ることができるのだと知り文章構成が面白いと感じた。テーブルのうえの三人娘の会話は思わずふふっと笑ってしまいました。
    最後こそすっきりまとまった感を演出されているが2人の関係性は最初から最後まで不安定で一生交わることがないだろうと思える自分の感覚が成熟した大人のように冷静に判断できている気がして少し嬉しく思えた。

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    2026年02月11日
  • 二周目の恋

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    どれも普通ではない恋(と呼んでいいかもわからない)の話。でも部分部分で分かる感情もあって、よかった。

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    2026年02月09日
  • 生のみ生のままで 上

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    女性同士の恋愛小説
    彩夏、逢衣の2人はそれぞれ異性のパートナーがいた
    それでも惹かれ合い、恋人になる
    もともと同性を愛する嗜好ではない2人が、急速に距離を縮めていく姿は「これが恋愛ってものなのかな…」と自分の恋愛観とのズレは感じつつ、2人の言動から目が離せなくなった
    なぜか感じる危うさがあったから
    物語終盤は、2人の関係性の危機的な状態で下巻に続く
    めっちゃ気になる2人の今後…

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    2026年02月09日
  • 勝手にふるえてろ

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    「賞味期限切れの片思いvs好きでもない現実の彼氏」という帯に惹かれて購入。

    凪良ゆうさんが人間が抱える苦しみを綺麗に見せるのであれば、綿矢りささんの場合はそれをグロいと思うくらいにリアルに描こうとしているように感じました。私も人のこと言えないと思いますが、片思いを拗らせると怖いものです。

    私は人間関係を築くということは料理に似ていると思っています。自分自身が思う自分、他者が捉える自分というものは生肉に近いもので、人の目を通すことは料理になります。他人にどうみられたいか、その人が相手をどう捉えるかで、本人も周りも調味料を足したり、ミンチにしてみたりして調理をしていきます。調理過程を経て見ても

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    2026年02月04日
  • 夢を与える

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    はじまりは、三十過ぎの女が、六年間交際している年下の、フランス人ハーフの男が切り出す別れ話に、絶対了承しないという意気込みを語るシーンから。女は避妊具に細工をして妊娠をし、結婚を迫る。それで生まれたのが、この話の主人公、夕子。「虹から生まれ落ちたかのような、現実離れして可愛らしい完璧な赤ん坊」だった夕子は、友人の紹介で始めた子供服のモデルから、スターチーズのCMタレントに起用される。夕子の成長とともに、毎年新しいCMが撮られ、夕子はスターチーズの「ゆーちゃん」として、国民が成長を見守る女の子となり、高校入学を機に、ブレイク。本格的に芸能活動を始めた夕子は、三年生の時に、初めての恋をする。

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    2026年02月02日
  • 勝手にふるえてろ

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    主人公が、かなり拗らせてて痛いんだけど、共感してしまう部分もあった。視野見とか言ってることわかりすぎた。笑

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    2026年01月31日