綿矢りさのレビュー一覧

  • 蹴りたい背中

    購入済み

    現代の文学作品が読みたいと思い購入。
    作品としては面白いし、当時未成年の作者が書いたということを踏まえればよく出来ていると思う。
    ただし、近代の文学作品をこよなく愛する立場としては、どこか軽さを感じずにいられない。「これが文学?」と思わざるを得ない。

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    2025年06月02日
  • オーラの発表会

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    ネタバレ

    初めて読んだ綿矢りさの小説
    読後爽やかだなーと思った
    私は諏訪さん派だけどまぁみるこが奏樹を選んだのは正しい判断だとおもう絶対そっちのほうが幸せになれる
    官能表現がすごい、途中まではピュアで面白い主人公でよかったんだけど、最後ら辺タイトル回収のためなのかオーラとかいう謎設定がでてきてよくわからなかった あれは何❓

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    2025年05月12日
  • オーラの発表会

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    海松子独特過ぎて入り込めるか心配になったけど、妙に素直なところを好きになった。
    海松子目線でいろんなことが肯定されるのが嬉しくてほっこりした。

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    2025年05月07日
  • 勝手にふるえてろ

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    綿矢りささんの本は『蹴りたいたい背中』に続いて2冊目の作品
    『蹴りたい背中』のときも感じたけど、書き出しが最高に良い。
    いちど目にしたら続きを読みたくて読みたくてしょうがなくなる。ズルいですよね。
    書き出しの文章に主人公の核のような気持ちをさりげなく表現しているのも好きだなぁ。

    主人公の良香、不器用すぎてちょっと痛々しいけど憎めない感じ。
    でも、妄想がヤバすぎて大夫こじらせ屋さん。
    本人曰く、「ストーカー一歩手前の自己陶酔が激しいタイプ」
    かなりヤバいタイプですよね。

    脳内恋愛歴12年とかなりベテランの域だが、リアルの経験は初心者。
    妄想相手のイチ彼とリアルの二彼の間で揺れ動く乙女心?なん

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    2025年05月06日
  • インストール

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    すらすら読めたけど、小学生がパソコン直して、チャット稼業を家具を全部捨てて、登校拒否になる女子高生とやるなんてはちゃめちゃで面白い。

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    2025年05月01日
  • 勝手にふるえてろ

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    まぁ〜拗らせてますよ、ヨシカ26才は、相当。
    「私には彼氏が2人いて」と冒頭にあるけど、妄想しすぎて現実だと思い込んでいる。

    実際は①中2からずっと片思いをしているイチ ②自分に好意を寄せている同じ会社のニ ①②ともに付き合っているわけではないところから話はスタートする。

    イチとニの間で揺れ動く女心といえば聞こえは良いけど、勝手にジタバタしているオタク系ヨシカ。
    でも行動力は凄い!そのエネルギーに脱帽した! 

    ふるえているのは果たして誰? 

    文庫のみ短編「仲良くしようか」付…こちらエキセントリックで私はお手上げ

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    2025年04月30日
  • 憤死

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    「こんなに可愛らしい書影に『憤死』とはまたミスマッチな……絶対、絶対綿矢さんが何か仕掛けてくるぞ……」と思いつつも迷わず購入。
    結果、巻頭の「おとな」から絶句してしまう。

    まさに「綿矢りさ版 世にも奇妙な物語」というべきホラーと不思議に誘われる短編集。

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    2025年04月28日
  • 憤死

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    ネタバレ

    評価3.8

    迫る得体の知れない恐怖の正体が気になり、ページを捲る手が止まらなかった。
    『憤死』はあんまり響かなかったが、『トイレの懺悔室』は非常におもしろかった。もしあんなサイコパスが自分の地元にいて、よく絡んでいた人物だったらその事実を認めるのを拒みたくなるほど恐い。親父はお風呂で動けない状態なのかそれとも既に…

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    2025年04月18日
  • 手のひらの京(新潮文庫)

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    初めて綿矢さんの本を読みました。
    生まれも育ちも京都市内の三姉妹の物語。
    京都の町の描写、話し言葉など、楽しめました。私はひとりっこなので、三姉妹は楽しそうだなぁと思いました。
    また、「いけず」を京都の伝統芸能と表現されているのは最高に面白いです。

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    2025年04月13日
  • 蹴りたい背中

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    タイトルがいい。
    若さがいい。
    攻撃性は愛なのか。単なる稚拙か。
    まぁいいや。
    これを一冊読むなら、
    週間少年ジャンプを一冊読むほうが時間がかかるのではないか。
    それほど読み易い。
    若さが駆け抜けた。

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    2025年04月06日
  • 勝手にふるえてろ

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    3.8/5.0

    ・勝手にふるえてろ
    主人公の内面の暴走と静寂、その緩急が面白い。
    理想の恋愛と、そうはいかない現実、そして妥協。
    誰もが一度は経験する「恋愛」という摩訶不思議なものをコミカルに軽快に描いていてなんとなくほっこりした。
    ・仲良くしようか
    断片的に書きたいことを書き殴ったような印象。正直よく分からないけど、こういう無秩序な感じも一つ面白いと感じる。

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    2025年04月03日
  • 蹴りたい背中

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    女子高生の揺れ動く複雑な気持ちは言葉に表すのも難しいと思うが、心の機微を上手に表現しているなぁと感じた。
    しかし、女子校のクラスで浮いているハツの何となく背中を蹴りたくなる気持ちは分かるようで分からなかった。

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    2025年03月27日
  • しょうがの味は熱い

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    結婚に対する価値観の違いを描いた作品。
    二人ともずっと一緒にいて幸せになりたいという思いは同じなのに、そこにたどり着くまでに歩みたい道が違う。
    主人公の奈世は、仕事や趣味など、特に楽しみや生きがいがある人ではなく、それゆえに「ゆずるが生きがい」と思い、結婚というものに執着してまう。一方、ゆずるは仕事で生活を侵されていて、心に余裕がなく、奈世の大雑把なところや感情の波に不安定さを感じている。
    お互いの落ち着きどころが違い、それに気付いていながらも"いま"一緒に居たいから、見て見ぬふりをする感じが、恋愛だからこそだなぁと感じました。奈世のお父さんが奈恵に対して、「結婚はいまがチ

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    2025年03月26日
  • 私をくいとめて

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    途中から、Aが実際に動いているような描き方になっていて「?」が浮かんでくる場面も多かった。

    しかし、Aの存在は大きく、私にもいるかな?いたらいいな?と思いつつ、ある友だちにも猛烈に勧めたい一冊になりました

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    2025年03月18日
  • オーラの発表会

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    ネタバレ

    主人公が最後らへんにスピっちゃった時はあー…と思ったけどいい方向に進んでよかった!やっぱりこういう真面目な箱入り娘はどこかでネジが外れてしまうんだなと思った。
    萌音も萌音でちょっと変だったけどわりかし常識人で、存在が大きいなと思った。るみこが萌音を呼び捨てで呼ぶのが何回見ても見慣れなくて,結構好きだった。

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    2025年02月05日
  • 意識のリボン

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    ネタバレ

    例えが秀逸で、エッジの効いた文章を書く人。短編集は初めて読んだ。短いながらもそれぞれの人生が切り取られていて続きが読みたくなってしまう。

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    2025年01月15日
  • オーラの発表会

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    ちょっとコミカルな感じで、面白かった。
    主人公の女性が突拍子もなくて、そこが良いところなんだけど私にはついていけなかったところがありました。
    最後の方のオーラの件もなんかよくわからないけど、でも人って考えすぎるとこういう思考にいくよなーと思う。

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    2025年01月08日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンの世界、昭和だけでなく平成にも令和にも、ありふれた日常生活の中で存在してる、都会を生きるオシャレな人たちだけでなく、地味に質素に控えめに生きている私にもきっとあるのだろうなー。

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    2025年01月01日
  • 意識のリボン

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    65/100

    読みやすいなぁ
    8個の短編集になってた。

    「怒りの漂白剤」っていう話はめちゃくちゃ刺さって☆5でした。すごく好き。
    「好きを好き過ぎないようにする。」
    本当にその通りだなと思った言葉。自分はこんなに費やしているのに…という見返りを求めてしまう。自分があまりにも極端になることを知っているからこそ偏らないようにする努力の方が楽なのがすごく理解できた。


    綿矢りさについて考える本であった。

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    2024年12月31日
  • 勝手にふるえてろ

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    『本好き女子のお悩み相談室』より


    頭で物事を考えるのが好きな、完璧主義な女の子が、相手の好きを信じるまでの挑戦を描いた物語

    上の立場にいたい人が、見下した相手のことを、「変な人」としていじると言うのが、少し自分や周りにも感じたことがあって、怖かった

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    2025年09月28日