綿矢りさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ久乃と綸の子供時代から
大人になって再会するまで
子供時代がかなり長く
なんということもない日常が
ひたすら書かれていて
長くも感じたが
そのせいで二人と一緒に時を過ごしたような気にさえなる
ちょっと気になるちょっかい出してくる男子とか
すぐ恋愛に結びつけちゃう女子とか
一つか二つ上なだけなのに
めちゃくちゃいばってる先輩とか
中学生あるあるだもんなあ
そんなありふれてもいる生活のなかで
出自とか土地柄とか性別とか
あれとかこれとかの差別に気づき始めたり
自分の恋の行方がそれと深く関係していたり
普通と違うことで大騒ぎになるから
目立たないようにしなくてはとか
どんどん息苦しくなっていく -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公・良香の強烈なキャラクターに圧倒される。
彼女は、中学時代の片思い相手「イチ」を脳内で神格化し、10年間も純愛(という名の妄想)を育ててきた。その一方で、現実世界では暑苦しい同期「ニ」からアプローチされ、困惑する。
この物語の白眉は、ラストにかけての残酷なまでの「答え合わせ」だ。
読者は良香の視点を通して「イチ」を見ているため、彼を素敵な存在だと思い込まされる。しかし、いざ現実に対面した時、その魔法はあっけなく解ける。
イチは王子様ではなく、良香のことなど何とも思っていないただの男だった。そして、今まで彼女を守っていた「イチへの恋心」こそが、彼女を現実から遠ざける檻だったことに気づかさ -
Posted by ブクログ
中学受験に失敗し、しぶしぶ地元の公立中学に通うことになった優等生の久乃と、家が中華料理屋を営む、中国にルーツを持つ少女、綸。大人しい真面目な子に見えて、内心、おかしなことを考えているどこかとぼけた久乃と、明るく奔放で、感情表現が豊かな綸が、中学で出会い、惹かれ合う。二人は気持ちを確かめ合い、甘い幸せな時を過ごすが、同性愛への偏見から関係がおかしくなり、べつべつの道を歩む。それから十七年。三十二歳になって、再会する。
第一部、中学生の久乃の視点がおもしろく、また、ルーズソックスやプリクラなど、描かれている風俗がなつかしく、楽しかった。大人ではない、でも、子供というには自分ができてきた年ごろ。周 -
Posted by ブクログ
思ったよりハマらなかった、けど、伝えたいことは感じ取れた気がする。
おそらく私は、一人で足りすぎているんだと思います。足りちゃいけないところまで、足りているんだとおもいます。ってとこ、なんとなく共感した。
今の時代、悩みの解決はネットで出来たりするから、高校の時とか特に、一人で解決したりして。家族も、自分と重ねて読んじゃった。
でも、うおーーーさすが綿矢りさ!!!って感じではなかった!!!これは私が綿矢りさに慣れすぎたせい?
あと、はじめてこの人のラブシーン(軽いけど)読んだ。やっぱり一筋縄ではいかない感じ、普通のではなかった。そこはすごくよかった。さすがと思った。 -
Posted by ブクログ
コロナ禍の北京で単身赴任中の夫から一緒に暮らそうと言われた菖蒲(アヤメ)。
愛犬ペイペイと共に中国へ。
……っていうか愛犬ペイペイって。PayPayかよ。
と思ってたらPayPayだった(?)
中国で適応障害気味の夫とは違い、
あまりに行動力がありすぎる主人公。
夫に心配されるもそんなことは関係なしに
翻訳アプリで意思疎通をはかり
ずっと逞しい菖蒲がなんとも痛快。爽快。
ずっと北京について書かれてるので行ったことなくても面白い。
春節の話とか。爆竹とか。
読んだら パッキパキ←の意味がわかります。
綿矢さんの小説に登場する女性は独特だけど強くて好き。✌︎
何も深く考えずに読めます。