綿矢りさのレビュー一覧

  • かわいそうだね?

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    ネタバレ

    季節の描写の仕方が素敵。樹里恵が気持ちを落ち着かせる時に外部からの情報を入れまくる描写が細かくて良い。アキヨからのメールのあとの立て続けの一文が焦燥感が表れていて読んでいるこっちも自然と読むスピードが上がった。

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    2026年06月30日
  • 意識のリボン

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    綿矢さんの8つのお話を収めた短編集!不思議な話や主人公が内面をひたすら語るものが多かったです。

    「岩盤浴にて」
    1人で岩盤浴で過ごす女性のお話。リラックスしに来たのに、周りの女性の会話を聞いて『女友達』との関係性を考えたり…。1人でいると周りの様子が気になるのは共感しました

    「こたつのUFO」
    30歳の誕生日を迎える主人公のお話。綿矢さんの気持ちと思わずにはいられないような主人公の語りでした。中盤からの突然ぶっ飛んだ展開は面白くて好みでした!

    「ベッドの上の手紙」
    別れた女へ小説家の男が書いた手紙。

    「履歴の無い女」
    新婚の姉の家に手伝いに来た妹とのお話。結婚した途端、女性は自然とその

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    2026年06月30日
  • かわいそうだね?

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    ネタバレ

    2編で構成されている本作

    以下感想
    【かわいそうだね?】
    元カノを可哀想だからと一人暮らしの家に居候させる彼氏。そしてそれを、別れたくないからとどうにか許容しようとする主人公。
    自分の置かれている状況を嘆きながら、居候したらここぞとばかりにメールやスキンシップでたくさんアピールして復縁を狙う元カノ。なんて、嫌な三角関係。
    全てが気持ち悪いし、読んでいてとてもイライラした。私は、彼氏の許容できないところがあったら直ぐに別れるし、今後もそうしようと思っているから全く理解できなかった。
    好きだから別れたくないって気持ちも分からなくは無いけど、そんな男と一緒にいて本当に幸せになれるのか?って思ったし

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    2026年07月06日
  • かわいそうだね?

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    「かわいそうだね?」
    元カノを居候させる彼氏とか信じられないけど、若い頃って平気で信じられないことする人がいて、その信じられないことを許してしまう人もいたな、とか昔を思い出して懐かしくなりました。元カノの図々しさが一番イラつきました。

    「亜美ちゃんは美人」
    きっと女性にしか理解できない話で、だからこそ面白かったです。美人であることに越したことはないはずだけれど、美人であるがゆえの苦労がうまく描かれていました。美人でも美人じゃなくても女性が生きていくのは大変だと感じました。

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    2026年06月28日
  • パッキパキ北京

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    かっこいいな、菖蒲。こんな気持ちで生活してたら、そりゃ怖いもんなしだわ。大丈夫、あんたは十分一人で生きていけるよ、と言いたくなる。


    ペイペイの名前の由来とか、夫とのコロナ禍の生活とか、思わず笑ってしまう表現があって、楽しく読めた。
    最後の美杏の一言、最高すぎる。

    中国の様子も知れるし、やっぱり綿谷りさ節があって面白楽しく読める話だったな。グレタニンプを読んだからか、それを思い出させる内容だった。

    女は強くいなきゃね!!

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    2026年08月15日
  • 激しく煌めく短い命

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    2026/06/27
    激しく煌めく短い命
    綿矢りささん

    長い長いお話

    レズビアンと、一言で片付けられない
    内容の濃いお話でした。

    おもしろかった

    ステキに生きていけたらよいな

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    2026年06月27日
  • 蹴りたい背中

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    最年少芥川賞!まして綿矢りさは当時美少女と言っていい。ただ、この作品、理解されてない。恋愛小説だと思ってるでしょ、みんな。違います、主人公は蜷川に恋してないよ。恋愛というものは両者の熱量が必ず食い違う。だから、相手の背中を蹴りたくなることはある。でも、外界と折り合えない主人公は傷つき、狂ってしまえたらどんなに楽かと思っている。そして主人公から見て、蜷川は狂っているんですね。だから、お前だけずるい、という気持ちが「蹴りたい」になるんです。

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    2026年06月23日
  • 怪と幽 vol.022 2026年5月

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    特集が「はじめてのクトゥルー」だったのと、乙一さん周年というのとで手に取った次第。クトゥルー、よく見聞きする言葉だけど内容そのものに全く無知なので。

    そんな中、一番印象的だったのは、
    小川洋子さんの「お借りいたします 棺」
    特集と全く関係ない読み切り小説だったから、身構えなく読んでました。だからこそのインパクト ガツン!!だったのかな。

    あの結末… ぇ!?どういうこと!?
    妊娠と流産を繰り返しているという流れにすごく違和感感じたけど、まぁそういうこともあるかもしれんと強引に納得しつつ読み進めていったら…
    葬儀場の職員さんから投げかけられてるあの言葉、
    ぇ、どういう意味?? 主人公の周りから

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    2026年06月21日
  • 勝手にふるえてろ

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    ネタバレ

    物事の言い回しが独特で面白みが強かった。
    ヨシカに対して感情移入できなくはないが、冷笑してしまうくらい痛い女子。できれば一途な彼女には幸せになってほしいが、ニと付き合ったとて、幸せにはならないと思う。過去の恋愛傾向から見るに、奴は自分のものになった女には興味をなくす。しかも長い時間を独占する迷惑なタイプ。ヨシカが行動を起こさない限り、イチは外野でしかない。
    妥協の話だった。だけどリアルってそういうものだし、母親が言っていた「なんとなく」はある意味、間違ってないのかもしれない。ちょっと悲しいけど。

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    2026年06月21日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    整形、不倫、SNS炎上など、扱っている題材や話の展開はセンセーショナルで毒々しいように見える。だけど話の渦中にいる人物の心情は思った以上にリアルで、「ああ、分かるなその感覚」と頷く箇所がいつくもあった。

    ざまあみろとしか思えない『嫌いなら呼ぶなよ』の主人公でさえ、彼の「たださ、君たち関係なくない?」という言葉には「まあ、せやな」とは思うし、『嫌いなら呼ぶなよ』というタイトルに象徴されるラストの彼の持論は妙に心に残った。

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    2026年06月18日
  • 私をくいとめて

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    私にはAみたいな存在はいなかったと思う(考える ことはするけど自分自身と対話するような思考は なかった)が、
    最近はAと対話することによって思考の整理をし ているから、Aのような存在かも。

    わずかな友達はいるし連絡をたまに取ることはし ているけど、人付き合いが下手でなるべく関わり を狭めている私には、「結局他人が必要」という 言葉がやや重かった。
    踏み出してうまくいかなくて休んでは踏み出して の繰り返ししてた。
    みつ子は一歩踏み出せてた。
    また踏み出す気力が出るのだろうか。

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    2026年06月15日
  • 100万分の1回のねこ

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    吾輩も猫である と同じように、百万回生きた猫を受けて著名作家さんがそれぞれ短編小説を書いたものを編纂した本です。
    広瀬弦さんの博士と猫がゾワっとしました。1番原作の意図に近しいものを感じました。

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    2026年06月15日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    表題作「嫌いなら呼ぶなよ」の主人公の
    胸中が恐ろしく、面白く、気持ち悪く、、
    人間は他人が考えていることがわからないようにできていてよかったと思ってしまった

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    2026年06月13日
  • 生のみ生のままで 上

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    ネタバレ

    女性同士の美しい恋愛のお話。
    この手の題材はなかなか最後報われずに終わる事が多い気がするけど、この本はとても爽やかで美しいラストでとても良かった。

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    2026年06月10日
  • かわいそうだね?

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    一話目の「かわいそうだね?」は、出てくる人間全部ウザキモくて綾羽が一番好きかもしれん。樹里絵は一番最初でとっととわかれてればよかったのに。妙に依存体質で脆くてしんどい。アキヨのメール文はドン引きで、いっそ清々しい。りゅうちんってなんやねん。
    恋愛体質ってほんまにあるのかな?なんでこの人たちこんなに依存性が高いの??こんな人間に囲まれるなら、一生独身で犬猫を家族にして暮らす人間増えても違和感なくなるなー。
    二話目は美人が男で破滅していく様の裏側が見えて面白かった。さかきちゃんがなんだかんだで絆されてる人間味もよかった。

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    2026年06月09日
  • しょうがの味は熱い

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    一度読んでいたものの印象が薄かったので流し読み程度で再読。
    最近結婚について悩み始めたが故に、最初に読んだ時よりも刺さる表現が多かった。
    奈世のように依存執着しやすい部分や、相手が怯えているとわかった上で追い詰めてしまう狂気のようなものが自分にもあり、相手が弦のように逃げたくなるのは時間の流れや人生の進め方が違うからなのかもしれないと思った。
    自然に、とてもスムーズに、のフレーズも印象的。自分の人生や付き合い方も見つめ直そうと思った。

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    2026年07月06日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    眼帯のミニーマウス
    神田タ
    嫌いなら呼ぶなよ
    老は害でも若も輩
    の4作品で構成される本作
    最後はスッキリした

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    2026年06月07日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    いや〜、面白い。なんて切り口だ。

    本当にいつも、綿矢りささんの小説には
    クスッと?というか、ニヤニヤが正しいかな?
    がいつもある。
    ボキャブラリーの多さに驚くし
    本当に繊細に描かれてるし、、、

    なんやねん、浮気しといて自分の顔かっこいい
    って笑笑
    ババアしねも大胆すぎるし、酔っ払いながら
    深夜に打つメールとかLINEほど
    怖いものは無いね。

    整形の話も、は?!!?ってなって
    思い出しただけで笑ってしまう。

    本当に楽しませてくれる、爽快感のある
    本でした。

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    2026年06月05日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    ネタバレ

    綿矢りささんの小説3冊目!
    読みやすさと話へのワクワク感は期待通りだったけど、『嫌いなら呼ぶなよ』程の感動はなかった。
    「いなか、の、すとーかー」は特にそうで、自分が主人公に共感してしまいやすいって言うのが1番あるけど透がなんで責められるのか全くわからなかった。ストーカー2人にものすごい制裁があると思ったのに受け入れる形で終わっててモヤモヤした。身の回りのものを利用しようとするほどの野心があって生きることってそんなに悪いことなのかな。
    でも、解説にある通り人間の思考回路の解像度がすごいところはどの作品にも共通してた。

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    2026年06月05日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    最初の2篇「眼帯のミニーマウス」と「神田タ」、今の若者の承認欲求って感じだなぁ
    特に後者は自分なりの正義感を信念みたいに振りかざすからややこしい

    表題作「嫌いなら呼ぶなよ」、どうして作者がこの話を書こうと思ったのか知りたい
    自分への正当化、反省のなさ
    こういう人には何を言っても響かないから深く関わらない方がいいのかもしれないけれど、「この人を変えたい!」という世話焼きタイプの人はハマるんでしょうね

    「老は害で若も輩」、これが1番好きだった

    こんなネットスラングを使いまくる小説は初めてで最初びっくりしたけれど、こういう言葉でしか表せない雰囲気、空気感ってあるよね
    もう何年か経ったら古く感じ

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    2026年06月01日