綿矢りさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
綿矢りさだから小説になるけど
これリアルなら
迷惑極まりないわ〜(笑)
リア充っぽいのに
地味男子に急に惹かれてしまって
犯罪まがいのことまでしだして
主人公…君のことが心配だよ…
と思ってたら
地味男子の彼女らしい女生徒にも接近
手まで出しちゃう
おい〜〜〜〜
そこまでやっちゃだめだろ〜〜
で
ここでおもしろいのは
彼女のことをうっすら好きかもになってくる
地味男子とその彼女からしたら
もう恐怖だよ…
しかし
恋する女子からしたら
ここまでではないにせよ
うっすらわかる部分もあるのではないか…
そんな自分がこわい…
される側だったら
マ!ジ!で!地獄!
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Posted by ブクログ
京都の街で暮らす三姉妹の1年間の物語
京都府に住んでいて京都市内の大学に通っていたので知っている地名やイベントがたくさん出て来て嬉しかった!
そして、訪れるのと暮らすのは全然違うなあと。
祇園祭も大文字焼きも私にとっては気合を入れて出かけるイベントだけど、本当の京都の人たちはそれが生活に馴染んでいて毎年のスケジュールに当然のように入っているんだなあ
三姉妹の末っ子の凛はとりわけ京都や街が好きでその想いに感化されて、私も自分の街の好きなところを思い浮かべて、そしてもっと好きになるような感覚があった
負けん気の強い次女の羽衣のパートもハラハラしつつ面白かった!
京女達のの陰湿で卑しい物言い(作 -
購入済み
現代の文学作品が読みたいと思い購入。
作品としては面白いし、当時未成年の作者が書いたということを踏まえればよく出来ていると思う。
ただし、近代の文学作品をこよなく愛する立場としては、どこか軽さを感じずにいられない。「これが文学?」と思わざるを得ない。
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Posted by ブクログ
綿矢りささんの本は『蹴りたいたい背中』に続いて2冊目の作品
『蹴りたい背中』のときも感じたけど、書き出しが最高に良い。
いちど目にしたら続きを読みたくて読みたくてしょうがなくなる。ズルいですよね。
書き出しの文章に主人公の核のような気持ちをさりげなく表現しているのも好きだなぁ。
主人公の良香、不器用すぎてちょっと痛々しいけど憎めない感じ。
でも、妄想がヤバすぎて大夫こじらせ屋さん。
本人曰く、「ストーカー一歩手前の自己陶酔が激しいタイプ」
かなりヤバいタイプですよね。
脳内恋愛歴12年とかなりベテランの域だが、リアルの経験は初心者。
妄想相手のイチ彼とリアルの二彼の間で揺れ動く乙女心?なん