綿矢りさのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「眼帯のミニーマウス」「神田タ」が好きでした。カンダタ、すごいタイトルだ。
やっぱり私は女性視点の作品が(綿谷さんでは)好きなのかなと思う。なんか切なさがあるよね。謎に。
笑えるのは後半の二作(男主人公)なんだけど。
作家・綿谷のメール文面、どうしてこんな人をイラつかせる、内容ふざけてるけど絶妙に本気か…?と惑わせる文章が書けるのか??傍から見るとネタとして最高に面白いが、自分が内田なら怒りを無理やり抑えようとした結果生理的な涙を流してると思う。
「老害」という便利な言葉でまとめて年上女を冷笑しようとする内田もなんかリアルだ。いやでも老害とか関係なく対人間としてめんどくさいね。 -
Posted by ブクログ
コロナ禍の北京で単身赴任中の夫から一緒に暮らそうと言われた菖蒲(アヤメ)。
愛犬ペイペイと共に中国へ。
……っていうか愛犬ペイペイって。PayPayかよ。
と思ってたらPayPayだった(?)
中国で適応障害気味の夫とは違い、
あまりに行動力がありすぎる主人公。
夫に心配されるもそんなことは関係なしに
翻訳アプリで意思疎通をはかり
ずっと逞しい菖蒲がなんとも痛快。爽快。
ずっと北京について書かれてるので行ったことなくても面白い。
春節の話とか。爆竹とか。
読んだら パッキパキ←の意味がわかります。
綿矢さんの小説に登場する女性は独特だけど強くて好き。✌︎
何も深く考えずに読めます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ眼帯のミニーマウス
同僚の根掘り葉掘りがリアルすぎて鳥肌。
悪意がない顔で踏み込んでくるのを、耐えろと言われるのが現代なんだと思った。
勝手にキャラを作られて、そこにハマれないと浮く。
主人公が抜け出した方法に「その手があったか」と思わされたけど、
本気で対抗した途端、周りが割れ物扱いになる感じがいちばん気持ち悪い。
これが現実。
神田夕
現代のSNS時代のリアルそのもの。
推し活は流行っているけど、度を越えると
日常の自分とネット上の自分の境界線が壊れる。
仕事ではうまくやれているのに、
YouTubeのコメントでは平気で辛辣になり、アンチになる。
その良し悪しがわからなくなってい -
Posted by ブクログ
初綿谷作品。めちゃくちゃ口語体で新鮮。「知るか。」で文末終わったり、✌︎の絵文字が出てきたり、主人公はもちろんだけど小説もこんな自由でいいんだ!?
エネルギッシュで魅力的で、ブレないし媚びないので清々しい。強かな人の語る北京は装飾されてなくて気持ちよかった。変に貶さないし褒めないし、とても浅いところで「北京と日本てこんなふうに違うんだなー」みたいにどかっと受け止める懐の広さ。破天荒だけど頭はいいと言うか、生存戦略的な意味でとても賢いのも好感。
菖蒲姉さんのような、今が良ければそれでいい、という刹那的で激しい部分って、誰しも割と持ってるんじゃないかなと思うけれど、それを全面に発しながら、こうやっ