綿矢りさのレビュー一覧

  • ウォーク・イン・クローゼット

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    ネタバレ

    田舎でストーカーされる陶芸家の男の話と、服が好きな早希と美人のダリアの友情の話。
    「いなかのすとーかー」は、ストーカー二人の思考が突拍子もなく、「ザ・ストーカー」って感じだなと思った。
    表題の話は、早希がだりあに劣等感を感じるみたいな話かと予想してたけど、意外にシスターフッドの話だった。だりあが妊娠してて、マスコミに追われるのを助けていた。服、恋愛、友情の話だった。

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    2026年09月04日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    「嫌いなら呼ぶなよ」不倫男が責められる物語。
    大学の頃、二股かけたり女にだらしない男と付き合ってて、何かが発覚するたびに泣いて責めたり理由を説いたりしたけど、あいつはだまってすまなさそうにしてるだけ。
    作中の男とめっちゃかぶった。当時のやつも、心の中の声はこんな感じだったのかな。

    「この後、二人きりになった時に、、」のくだりは、自分のことを言語化された気になった。
    羞恥心とかさておき自分をむきだしにすることができる相手、この歳になって思うけどそんな相手ってなかなかいない。だからこそ離れられない。その人と離れられないんじゃなくてその人といる自分を手放せないんだな。
    離れて9カ月かあ。今も、毎日想う。いったい、何を想ってるんだろうとも思う。手放せないのは、彼といた時の自分なんだろうな。
    綿矢さんの言いたいこととは全然違うだろうけどそんなことを思った。

    小説家って記憶保ったまま輪廻転生してるんじゃないかってくらいいろんな人のこと書けてすごい。

    「老は害で若も輩」
    さいこー。リアルすぎておもろ!人のケンカもめごとって、第三者的に見るの超楽しい。当事者になったとたん、地獄なのだけど。

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    2026年09月08日
  • しょうがの味は熱い

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    奈世の相手に依存したくなる気持ちも、絃の秩序ある暮らしをしたい気持ちも、少しずつわかる。

    二十代半ばで、仕事にも経済的にもまだ余裕がなく、この先の人生の道筋も見えない。そんな不安定な時期に誰かと一緒に暮らすのは難しいだろうなと思った。

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    2026年09月01日
  • かわいそうだね?

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    ネタバレ

    恋人の隆大が求職中の元カノ・アキヨを居候させると言い出した。断じて付き合ってるというわけではないと言われているけど、今カノの樹理恵は嫌で仕方がない。この関係は果たしてどうなるのか……という話。
    樹理恵がブチギレるシーンが爽快感があって面白かった。隆大はあんだけメールで言い寄られてるのに住まわせ続けてるの意味わからないし、アキヨもアキヨで激キモ女だったな……。樹理恵がキレるのもそりゃそうだと思った。
    「亜美ちゃんは美人」は、美人な亜美ちゃんにやたらと好かれて親友のポジションにいるさかきちゃんと亜美ちゃんの、高校から大学、卒業後の結婚に至るまでの話。
    亜美ちゃんは自分のことを好きではない人に惹かれてしまうというのが面白かった。

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    2026年09月01日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    ネタバレ

    綿矢りささんの本はこれが初めてで、1話目の「眼帯のミニーマウス」の強烈な文章に驚き、2話目の「神田夕」はこの短編集の中で1番好きな話でネットで誹謗中傷してる人達ってこういう心情なのかなと生々しさを感じ、自分にはない感覚を持つ人間の人生の一部を覗いた気分になりました。
    3話目の「嫌いなら呼ぶなよ」はどう考えても悪いのは主人公なのに個人的にはハムハムの方が嫌な奴に思えてしまう自分に驚き、4話目の「老は害で若も輩」では内田に同情せずにはいられずに、同じような経験をした事のある自分にとっては読みながらずっと内田と共に怒りがふつふつと湧きだす思いでした。
    いい意味でかなり衝撃的な短編集で、他の作品も読んでみようと思いました。

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    2026年08月30日
  • パッキパキ北京

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    元ホステスのあやめは旦那に付き添い北京に行ってもパッキパキ
    人間やっぱり思い切りと自分を信じる力があれば強いんだなと痛感させられた
    周りの人間には迷惑をかけているかも知れないけど間違いなく主人公あやめは幸せを誰より感じる事が出来ているだろうと思った

    作者の綿谷さんの実話というわけではなく、きちんと主人公のあやめという人間で話は進んでいくけど、解像度が高く綿谷さんの伝記?と思えるくらい
    あやめの喋る「」ではない、ナレーション部分が喋り口調で書かれている所は綿谷さんが前面に出てきている感じがしておもしろい

    あやめの人間性の参考にしたい部分とそうじゃない部分を見る事が出来て少し自分の人間性がカスタマイズできた気がした

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    2026年08月28日
  • 手のひらの京(新潮文庫)

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    京都の空気感を表現する描写が好きです。
    三姉妹それぞれの生き方に背中を押されます。
    特に最後の頁はグッときました。

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    2026年08月28日
  • 私をくいとめて

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    今の自分と同じ境遇の内容で、劇的なことは起きないけど、とても好きな内容だった。
    みつ子力の高い人が増えているってまさに私!!カフェにいる女性2人の会話もリアルでおもしろい。

    私も自分とは別の人間と向き合って、体当たりで、ぶつかり合って生きてみようかな。

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    2026年08月27日
  • しょうがの味は熱い

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    結婚観について。ぴたりと合う人なんていないと思ってるから、8割くらい感覚が合って、妥協できる2割が合わないくらいの人が最適なんじゃなかろうか

    脳の息抜きのくだりイイネ

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    2026年08月23日
  • 勝手にふるえてろ

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    26歳恋愛拗らせ女子の理想と現実
    初恋はいつまで経っても美化されるものだよねとか、現実の男は結構暑苦しいものよとか、
    二に対するヨシカの感情や態度が冷たいと思われがちだけど女子って案外そんなもんだよねとか、読んでいてたくさん共感しました
    ヨシカが拗らせ女子だからこそ妄想が暴走して痛いところも多々ありましたが、それはご愛嬌
    女の子なら誰しも経験する甘酸っぱい体験ではないでしょうか?
    等身大の女の子の気持ちがいっぱい詰まった作品だと思いました

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    2026年08月22日
  • 私をくいとめて

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     他者との関係性がうまくいかない時、自らを責めてしまうことがある。反省という自己点検はおよそ自己否定につながりがちになるが、この作品にはそういう傾向のあるひとにとって、重要な示唆を与えているのかもしれない。

     この物語には、自己を客観的に見つめるもう一つの存在が登場する。もう一人の自己は、その当人を否定せず、励まし、やがて当人の願いを成就させるに至る。

     自己を裁くことは苦しいけれども、他人を省みず信念を貫くこともそれ以上に茨の道である。

     そういう時、反他人的な存在を置くことができれば、のぼせあがった主観とつめたい客観とのあいだの“ええあんばい”のアドバイスをくれるのではなかろうか。


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    2026年08月19日
  • かわいそうだね?

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    おもしろかったけど、最後あの2人が不幸になっていてほしいから、そこまで読んでみたかったーと思っちゃった。自分って性格悪いのかな、って一瞬思ったけど、たぶんそんなことないよね。

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    2026年08月15日
  • しょうがの味は熱い

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    結婚について煮え切らない男と、煮詰まり過ぎてる女の物語。
    リアルすぎる。

    結婚するのにこんなにお互いが頑張らないといけないものなのか、いやそうではないと思う自分と、
    価値観や生きてきた環境が違う他人と生きて行くには多少の努力や頑張りが必要なのではないかと思う自分で葛藤してしまう。

    ◾️心に残った文章
    あともう少し頑張れば幸せになれるかもしれない。
    でも愛や結婚なんて、あともう少し努力するものなのでしょうか。

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    2026年08月15日
  • 激しく煌めく短い命

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    同性愛をテーマにした小説であり、人を愛することとはどういうことかを考えさせられた。
    周りの反応に過敏になるあまり、大切な人を大事にすることができなかったり、信頼関係に依存するあまり、つい思ってもないようなことをいって関係が壊れてしまうという脆さも抱えているということに、気付かされる。
    タイトル通り、一生は煌めく短い時間であるからこそ、好きな人を心の底から大事にするような人生を送りたい。

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    2026年08月14日
  • 勝手にふるえてろ

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    26歳、彼氏いない歴=年齢のヨシカが過去の恋愛と現在の恋愛を選ぶ話。ドラマチックな展開があるわけでもない、どこにでも転がっているような話ですが綿矢さんのワードセンスにハッとさせられたりクスッとしたり、とても楽しく読めました。10代の恋愛は経年美化ですが、今出会い直してしまうと案外陳腐なものなのかも。ヨシカはイチの幻想を捨てることはできたのか、ニ彼と幸せになれるのか…。一番好きな人と一緒になるのがいいのか、二番目との方が幸せなのか。永遠のテーマをコミカルに描いてくれています。同世代女性はアツくなれるんじゃないかなと。

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    2026年08月13日
  • かわいそうだね?

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    かわいそう
    という感情はどーゆー時に持つだろう。
    意外と周りの誰かより、自分に使う時の方が多いな。

    自分の中で、かわいそうじゃない自分でいたいと無理してる時が1番不健康。丸っと飲み込んで、私かわいそう、、泣 って自覚して悲しめる状態のが健康的な気がする。

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    2026年08月12日
  • 勝手にふるえてろ

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    うーん、主人公が少し面倒くさいと感じた。
    脳内で思考がずっとぐるぐるしていて、追っていて疲れる部分あり。
    あまり考えにも共感できる点も多くなくあまり刺さらなかったかな〜。

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    2026年08月11日
  • 生のみ生のままで 上

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    う お お お 
    なんとこれ上下巻ものか!(まったく予備知識なく手にとってた)もう2人の幸せを祈るばかり、どうかどうか穏やかに…
    そして本作、記念すべき初綿谷りささんでした。

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    2026年08月11日
  • ひらいて

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    登場人物誰1人に共感できないとのめり込んで読むことはできないな。ただどういう終着点になるのかは気になったのでスムーズには読めた。

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    2026年08月09日
  • 生のみ生のままで 下

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    ネタバレ

    ただ好きな人といたいだけなのに大切な人を傷つけてしまうことになってしまうのはとても苦しくて悲しいことだなと思った。

    ピロローグの雰囲気からバッドエンドだと踏んでいたので、2人が幸せになる結末でいい意味で期待が裏切られた。

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    2026年08月08日