綿矢りさのレビュー一覧
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中国って行ったこと無いけど、こんな感じなんやぁってイメージできた(´∀`)
菖蒲みたいにどこに行っても楽しく過ごせる人っていいなって思いながら読んでたけど、20歳上の旦那から子作りの提案されて、断ったら離婚するって脅されて涙が出そうになるのを、飲み込んで強気に振る舞おうとする一面もあったり、とっても人間らしい描写だなと思いました。
中国にはたくさんの赤があったり、話す人の声が大きかったり、とてもエネルギッシュな国なんだな。
日本人は親切みたいなイメージあるかもしれないけど、出国前に菖蒲に会った女友達みたいな「他人の不幸は蜜の味」タイプの嫌な人も結構多い。つまり、腹黒い人たち。、、、まぁ、自 -
Posted by ブクログ
ネタバレ永遠の命題、『追う恋か、追われる恋か。』オタク気質な主人公の、憧れの同級生イチと、自分を好いてくれた会社の同僚ニの間で揺れる感情を描いている。
オタク女子らしい感情と不器用さに、学生時代の自分を重ねて、なんとも苦い気持ちになった。また女性の好きな人とそうでない人への感情の描写が、とても生々しい。
主人公は最終的に、イチが自分のことを全く覚えていなかった事実にショックを受け、ニを選ぶ。追う恋より追われる恋を選んだのである。
でもきっとニはハンター気質なので、主人公が振り向いたことで、遠くないうちに興味を失うかもしれない。だからこそ個人的には、イチと大人同士改めて仲良くなっていけばいいんじゃないか -
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ネタバレパッキパキとはそういうことか、極寒と乾燥の北京!
コロナの夫にフェイスパックを貼って、美顔器を抱えさせ、「美容に気を使うおじいちゃん」のようというところは思わず笑ってしまった。
そして頭のついたトリ料理に慣れず、ウェットティッシュをかけたらご臨終感、、、。
外国で迎えた新年を早漏後の賢者タイムと呼んじゃう。
章立てがなくノンストップで続く勢いが、まさにこのお話そのもの。
あやめのエネルギッシュさがすごい。スマホ片手にどんどんやりたいことをやり、インスタントな友人として大学院生カップルと自ら知り合い、行けるイベントをほんとんど行ったりする。遊ぶことへの本気度がすごい。本人曰く「ゴン攻め」。