綿矢りさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの本の感想を言う場で私情を言うのは
なんだかな、、って思ったけど、これも
わたしの一種の感想だから、、自由に。
私も、長年付き合った人と
浮気で別れた。
携帯をみる、っていうの私も同じように
覚悟を決めて、もう終わりにしたい
きちんと傷つきたいと思ってばかだけど
自分の心を抉った。
そのシーンがここでも出てきて、
抉られた思い出が鮮明に蘇って、、
私もとち狂って今までいい子ちゃんを
していたのを剥いで狂いまくった。
そんなんだったら別れたほうがいい!
って、別れを告げられていたのに私があたかも
主導権を握ってるかのように対応したのが
懐かしくて、、本当に懐かしくて、
少し、、
うそ、とって -
Posted by ブクログ
ネタバレ綿矢りささんの独特な世界観が面白いときいて読んでみて、なるほどなと思った。たしかに、皮肉めいた表現とか独特な言い回しはスルーせずにはいられなかった。ハマる人はハマりそう。
こじれた人間関係のふたつの話、結末は痛快で面白かった。
特に後半の亜美ちゃんは美人の話。
亜美が選ぶ対人関係に違和感を抱いていたが、最後、その真理が明らかになったところ、ぐっときた。誰からも愛されて肯定されて羨ましがられる環境が逆に彼女を孤独にさせてしまっていたこと、だから自分に興味がない人、好きではない人を好きになってしまうということ、周りから見たら想像もしない悲しい人生でもあると思ったけど、それが彼女にとって本当に幸せな -
Posted by ブクログ
クラスメイトのレベルが低いと見下し、部員のおしゃべりや顧問への媚売りをくだらないと軽蔑し、孤立は怖いくせにイキがっている主人公ハツは、拗らせ、まさに中二病。
思春期特有のもどかしい感情がみずみずしく描かれており、衝動に駆られて抱く「背中を蹴りたい」という不思議な感情こそ、第二次性徴を表現しているのかな。
その表現力すごいなぁ19歳綿矢りさ!!
ハツが観察する、にな川に対する気持ち悪さ、
口から唾をとばして話してくる、
着古して襟ぐりの内側が垢で汚れて茶色くなってるシャツ、
しゃぶりかけの飴を口から落とす、切符を噛む…
これらの気持ち悪い描写は、性への目覚め的なエロさを感じるし、背中を蹴る行 -
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平たく言ってしまえば、同性同士の愛と結婚…なんだけれど、なかなかの力作。引き込まれました。634ページの大作で、前半は京都での中学時代の久乃と綸。活発で、ちょっと不良っぽい仲間たちとつるんでいる綸。家庭科部に所属する勉強ができる久乃。家庭環境も友達関係もまったく違う2人は、ひっそりと付き合い始め派手な喧嘩で別れていく。
後半は、30代になり東京でトップ営業ウーマンとして暮らす久乃が、綸と再会したことから、二人の関係が動き始める。
中学時代の部分は一気読みしてしまったが、社会人になった東京での久乃のスタイルは、あまりに昭和っぽくて閉口した。それでも、最後に二人が選んだこれからに、ちょっと救われ -
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なかなかの長編で、読み終えるのにけっこう時間がかかりました。
女性2人の関係性を、中学の3年間と30代になって再会してからの2部構成で描いています。
同性同士の恋愛がメインとはいえ、毒親との関係、京都にある差別、女性が第一線で活躍するために払う犠牲など、多くの問題が盛り込まれていて、まぁまぁ重い感じで読み進めました。
主人公は子供の頃から、考えすぎるほど考えてしまうタイプで、それで動けなくなったり、咄嗟の判斷を誤ったりするのだけど、最後はなんとなくその殻を破ろうという意志が感じられ、ちょっと期待がもてたかも。
ただ一見虐待とまではいかない毒親の言動によるダメージを他人に理解してもらう難しさと、 -
Posted by ブクログ
表題作の『かわいそうだね?』は
恋人である隆大が元カノのアキヨを
1人暮らししてる自分の家に居候させる話。
恋人が元カノを家に入れるなんてありえない。
その上、寝泊まりさせるなんて。
かわいそうだから、なんて言ってるけど、
じゃあ彼女である私は可哀想ではないのか?
悪いとは思わないのか?
自分がされたら嫌ではないのか?
アキヨが大変だから、という優しさで
そうしていたとしてもそんな優しさはいらない。
そんな断れない、優しくない優しさをもっている隆大に終始イライラした。
主人公もなんだかんだ許していたのにもイライラした。
もっと強く嫌がってもいいのに。
主人公がどんどん友達に隆大の話をできな -
Posted by ブクログ
人を好きになる気持ちが分からないと言い切ってしまう海松子のキャラがとにかく強烈でした。お洒落にも恋にも興味がなく、脳内で失礼なあだ名をつけたり、口臭から食べ物を当てようとしたりする発想がいちいち可笑しいです。でも笑っているうちに、周りとうまくやりたいのに空回りしてしまう不器用さがじわっと伝わってきました。幼馴染やイケメン社会人に好意を向けられても、恋のスイッチが入らない感じも妙にリアルでした。特に海松子と萌音の会話がテンポよくて、少しズレたやり取りに何度も笑ってしまいました。二人の掛け合いがあるからこそ物語が軽やかに進み、読んでいて楽しかったです。