綿矢りさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
主人公はどこか周りと馴染めずにいる女子高生の絹代。そんな彼女はクラスメイトの所謂陰キャラの男の子と仲良く?なる。
絹代はその男の子の家に何度か遊びに行ったりするうちに、色んな意味で気になる存在になっていく。
彼には推しが居た。ファッションモデルのオリチャン。絹代が部屋に遊びにきていても気にせずにオリチャンオリチャン。今からオリチャンのラジオ聞くから、って絹代は放置されて、彼の背中を見つめていると「蹴りたい」という感情が芽生えてほんとに蹴飛ばしてしまう(´∀`)
好きとか嫉妬とかムカつくとか気持ち、そういうの全部ひっくるめての「蹴りたい」だったのかな?
絹代は一度も彼のことを好きと認識していないけど、絹代の唯一の友達からは「彼のこと本当に好きなんだねっ!」と冷やかされるほど、側から見たら片思いでしかなかった。こんな気持ち悪い推し活してる男に片思いしてると認めたく無い「蹴りたい」でもあるのかなぁっと!
この解釈が正解なのかは分かりませんが、
青春時代に経験したことあるような、甘酸っぱいグミを食べたときのキュッとしたような気持ちになりました。若い時しか経験できない、言語化が難しいあの感情o(`ω´ )o -
Posted by ブクログ
突拍子もないシチュエーションがいくつかあってそこはちょっと冷めるけど、愛の心情、欲求には身に覚えがありすぎた。自分の心、体を支配している激烈な感情に身を任せてなりふり構わず振る舞う身勝手さはかなり自分と重なる。
時間の経過で色褪せるだろうことは薄々わかっていても、今この瞬間に爆発的な存在感を得ている激情をなんとかしないと、生きていたって意味がない。絶対的に不正解だとわかっていても、素直に自分の心に従って、何とか期待しているものを手に入れないと、それができないのであれば何とかこの手でぐちゃぐちゃにしないと生きていてもどうしようもない。そんな焦燥感、大丈夫でない時に大丈夫じゃなくても大丈夫と一旦放置できない、激情を放流できない感覚に共感。
結局感情の絶対値にエネルギーをもらって息をできるタイプの人間だなあと。
自分の値札をある程度自覚していたり、好意に気づいた上で興味ない人には軽薄だったり、自分の入る隙間のないものにどうしても存在をねじ込もうと躍起になったり。
わたしの未熟な部分を誇張したような主人公だった。
ポエミックすぎたのはいまいちだけど面白かったー