綿矢りさのレビュー一覧

  • 100万分の1回のねこ

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    13人の作家による、
    佐野洋子の絵本「100万回生きたねこ」へのオマージュ

    どの作品も、原作への愛に満ちている
    ひとつだけねこ関係ないのがあったけど(笑)
    あれはあれで面白かったし。

    原作をもういちど読みかえしたくなった。

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    2020年05月02日
  • 100万分の1回のねこ

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    角田光代、広瀬弦のが素晴らしい。
    元々の絵本を読んでいなくても中々に味わい深いものがたくさん。
    町田康だけ独自路線だったな。
    あと山田詠美は苦手。

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    2020年03月09日
  • 100万分の1回のねこ

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    町田康のを読みたくて、悩んだけど買いました。
    他の作家はすごく豪華やけどそこまで心惹かれるのはなかった。

    町田康はすごく分かりやすく読みやすい町田康だった。話も面白かった。別に猫じゃなくていいはずなのに書き手も読み手もなぜか猫を期待してしまう中で、町田康は唯一猫いっこも関係ないからね。100万の方に焦点当ててて。町田康は紛うことなき猫作家なのに。パンクロックの人だから。
    町田康以外では川上弘美のが面白かったと思う。

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    2020年03月03日
  • 100万分の1回のねこ

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    「100万回生きたねこ」へのオマージュ。
    豪華だな。そして、色々だな。
    綿矢さんの「表紙のねこが怖かった」という気持ち、わかります。

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    2020年02月06日
  • 100万分の1回のねこ

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    佐野洋子さんの100万回生きた猫をもう一度読み返したくなる。
    猫好き作家さん達なのか、さり気なく猫の特徴を表現してるのが楽しい。

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    2020年01月31日
  • 100万分の1回のねこ

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    ずっと読みたかった本。ようやく入手。
    ●江國香織「生きる気まんまんだった女の子の話」
    ……世界観がそのまんま。いいねえ。
    生きる気まんまんだった女の子は、なんだかんだで幸せな人生を送ったのだろうな。

    ●岩瀬成子「竹」
    ……よく分からなかった。児童文学の作者なのに、やや難解。

    ●井上荒野「ある古本屋の妻の話」
    ……夫婦は仲良くありたいね。分かりやすく。誤解を招かずにすむくらいに。

    ●角田光代「おかあさんのところにやってきたねこ」
    ……いろいろ深読みしたくなってしまう短編。
    飼い猫の幸せ?野生の幸せ?
    親の子知らず、子の心親知らず。
    人生の因果、幸福とは?

    そして、元絵本でねこが、王様や船乗りやおばあちゃんや女の子を大きらいだった理由も。


    ………中略…………飽きたから?むつかしいハナシが多いから?………

    ●町田康「百万円もらった男」
    ……意味不明。「ねこ」はいずこ?

    ●綿矢りさ「黒猫」
    ……綿矢りさは「インストール」だけ読んだことアリ。なかなか面白い作品だったから機会が合えば他の作品を読んでみたいと思っていたので丁度良かった。
    ……今回の短編集では一番好きかも。綿矢りさ、よし、「蹴りたい背中」を読んでみよう。
    それと、元ネタの「黒猫」も読んでみたいとも思った。

    ●川上弘美「幕間」
    と
    ●広瀬弦「博士とねこ」
    ……それぞれ、「白いねこ」との出会いの直前をイメージして描いたのだろうと思われる。
    ……「博士と・・」が、原作の文体で書かれているのが心地よし♪

    ●谷川俊太郎「虎白カップル譚」
    ……こちらは逆に「その時」と「その後」か?
    ラストを飾るのが谷川俊太郎さんだというのが、しみじみくる。原作のテーマにも通ずるような・・・。

    ★3つ、7ポイント。
    2019.10.15.新。

    ※芥川賞だとか「●●賞」だとかの受賞者たちによるアンソロジー。
    「直木賞」だとか「本屋大賞」だとかではなく・・・。
    ↓
    読んでいていまいち熱くなれずにいたこと、「むつかしい…」「意味わからん…」「つまらん…」と思えてしまった作品が多かったのは、
    エンタテイメントではなく“ブンガク”系の作家さんによる物語だったから?

    ・・・と考えたら、自分で自分が「ちょっと残念なやつ」に思えてしまった(苦笑)。

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    2019年10月15日
  • 100万分の1回のねこ

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    『100万回生きたねこ』に捧げるトリビュート短篇集。

    『100万回生きたねこ』からこんな素敵な作品たちが生まれるなんて『100万回生きたねこ』、やっぱりすごい。そして、何回読んでもいい絵本だなぁ。

    町田康「百万円もらった男」
    世にも奇妙な物語っぽくて面白く、一気読みした。

    角田光代「おかあさんのところにやってきた猫」
    猫をこよなく愛する角田さんらしいなぁ。
    文章がするすると入ってくる。

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    2019年08月17日
  • 勝手にふるえてろ

    購入済み

    リズミカルな文章

    前半でどのように展開するのか見えてくるのでわくわく感は感じないが逆に安心して読める。
    またリズミカルな文章は心地よさを与えてくれて一気に読ませてくれました。

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    2019年08月17日
  • インストール

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    サラッと読めた。
    この女子高生に共感はできないなあと感じたが、この青臭い感じは割と好き。
    高校生の時に読んでいたら、もう少し楽しめたかなと思う。

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    2019年08月14日
  • 大地のゲーム

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    ネタバレ

    詩的というより、哲学的。なんとなく、コインロッカーベイビーズを思い出してしまいました。力強い筆致で大地、そして生命のエネルギーを描いているものの、リアリティがなくて共感できなかったのがこのもやっと感の原因なのかもしれません。
    最後、大地に傷つけられ、そしてなおも大地を愛する人間の美しさに、心を揺さぶられました。

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    2019年04月29日
  • 憤死

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    掌編「おとな」からはじまる、
    こども時代を取り扱う全4編の短篇集。
    三つ目の表題作「憤死」は喜劇だし、
    最後の「人生ゲーム」もじんわりくるものがありますが、
    二作目の「トイレの懺悔室」が、純文学調の文体で進行しながら、
    内容がこれまたなかなかエグくて、
    年末に読むには失敗したかな、と思ってしまったくらいでしたが、
    全体を通してだと、おもしろい読書になったなあという気持ちです。

    本書を読んでいると、
    自分の子ども時代の悪いところや友人たちの悪いところ、
    それもあまり意識していなかったり、
    もうほとんど忘れてしまい相当薄らいでいる気持ちだったりが
    薄いベールのように音もなくこころに降りかかってきて、
    でも直視しようとするとふっと消えてしまうみたいな感覚になる。

    綿矢さんは、用いるのはやんわりした感じの文章だけれど、
    気骨というか敵を作る覚悟があるというか、
    そういった気構えで格闘している感はありますね。
    本書の表題作なんかは、
    さっきも書いたように喜劇ですが、
    作者の綿矢さんに対して、
    こいつ悪いな、
    と思いながら苦笑いしてしまうくらい踏みこんでいる。
    その前の「トイレの懺悔室」も意地悪だった。

    最後の「人生ゲーム」、これはよかったです。
    これを書いた時の年齢で、
    これだけのことがわかっていたか、と思うと、
    すごいなあと吐息がもれる。
    ある意味で、諦めがいい人なのかもしれない。
    でも、執念深さはある人だ。

    『憤死』は、
    人間関係のなかで自然となあなあになっていく
    人間のしょうもなく悪いところ、
    それも無邪気に悪いところを、
    書くことであぶり出すというのも近いのだけれど、
    見逃さず忘れさせず野暮といわれようがしっかと捕まえる感じで書きあらわす
    といった姿勢のほうに真実味を感じる作風に思えました。
    解説で森見登美彦氏が書いているように、
    綿矢さんに本書の人物をあらわすような感じで自分を意地悪く描写されたら、
    その華麗で上手な表現のために、
    一年くらい立ち直れなくなりそうです。

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    2025年07月16日
  • 夢を与える

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    ネタバレ

    ゆーちゃんが忙しくなってきた頃(高校生)から、すごいスピード感で一気に読んだ。
    ゆーちゃんが高校生の頃のあたりは、本を置いてちょっと家事をしていたときにぐったり疲れていて、どうしてこんなに疲れてるんだろうと思ったけど、この本を読んで、私の心がぐったりしていることに気がついた。
    さらに、最後の場面、悪夢だ。作者が「起きながらにして見る悪夢をかきたかった」と書いたのを後になってネット上で読んだが、まさしくその通り悪夢だった。
    早くこの悪夢から醒めたくて、小さな頃に怖い映画を見るときに早送りにしてざっと見てから戻ったように、今回この本も、パラパラとめくり、最後結局救いようの無いまま終わってしまうことをざっと確認して、戻った。
    どうしてこの作者は、こんなひどい本を書いて、何をしたかったのかと思った。

    でもすごいインパクトだったし、読ませる感が半端なかった。この人の本を(内容があまりひどそうじゃ無いものを)もっと読んで見たいと思った。

    ところで、救いようのない小説といえば、半年前くらいに三浦しおんの「光」がやばかったけど、あっちの方がまだ救いようがあったのかな。
    本当にこの本は、ひどかった。
    星の数は迷った。内容は最悪だけど結局引き込まれて何日も引きずったことを考えると、インパクトが極大だったので星三つにしておく。

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    2024年06月12日
  • インストール

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    以前にこの次の作品である「蹴りたい背中」を読み、衝撃を受けました。なのである程度は慣れ、というか雰囲気はつかんでいた、のに、やっぱり衝撃。自分もまだ若いので、十代の勢いというかそういうものは分かると思っていたのですが、さっぱり分からん、高校生、朝子。小学生のかずよしの方がまだ分かる、、いやーやっぱり分からない(笑)この濁流のごとき勢いに身を任せてみたい方はぜひ、ご一読を。ただし、どこに漂着するかはわかりませんが。

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    2018年08月06日
  • 夢を与える

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    フランス人のクオーターの女の子、夕子は、
    幼い頃からその優れた容姿を活かすモデルの仕事やCMの仕事をこなしていた。
    その夕子と彼女をささえる母や父の家族関係が絡みつつ、
    中学生、高校生…と芸能界の中で成長していくさまを描いた作品。

    書きだしからの最初の章の文体といったら、
    才気あふれ、読む者の目を捉える、
    鋭く、貪婪ともいえるようなエネルギーに満ちた感じでしたが、
    中盤くらいになると、なんだか個人的に冗長に感じてきてしまいました。
    それでも、中盤からラストに書けて、
    とても引きつけられ、
    ぐっとくる面白い作品だったという感想になって読書は終わる。

    作品のテーマは難しいものだし、
    触れたがる人もいないというか触らぬ神にたたりなし的に
    あまり考えずにいるようなものですが、
    率直な気持ちで正面から見たまま、
    そらさずに、でも、考え事の世界にいってしまわず、
    現実を忘れずに取り組んだような作品。

    僕には夕子の、恋の熱い気持ちはわからない。
    というか、きっと遠い彼方に置き忘れてしまった気持ちなんだろう。
    あそこまで愚かになって傷つくことができるかどうか、恐怖感すらある。
    夕子のは血の通った、それも人間としての血のリアルな濃さを感じさせる稚拙さだと思った。
    否定、とか馬鹿に、とかしたくなるけれど、これは受容すべきものだ。

    『夢を与える』の表題になっている
    「夢を与える」という言葉自体にもきちんと考えたその意味が、
    物語の他方でのひとつの落としとなっている。

    この著者の本は読み通した分だけきちんとリターンがもらえる経験があったので、
    今回もそうしました。
    中盤で飽きてきそうにはなるんだけど、信じて読んだら信じたぶんのリターンがある。

    また、
    沈黙は爆音よりも怖いものだ、というような比喩。
    なぜなら、爆音の後、いつまた爆音に見舞われるか
    構えて緊張していないといけなくて、疲弊するから。
    これは個人的な家庭環境でこそ言えることだよなあ、と
    著者の綿矢さんだって楽な人生じゃないんだなと思わせられた。
    若くしてデビューし、芥川賞を獲っても、
    祀り上げられることに気づき、拒否し、
    楽には生きないんだね。
    そこらへん、またひとつ、作家だな、という気がしました。
    (勝手な考察ですが)

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    2025年07月14日
  • 大地のゲーム

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    近未来、大震災の後に経済が停滞したこの国に再び新たな巨大地震が襲う。大地震と学生運動をモチーフに、切ない悲しみを描く異色の青春小説。
    まったく綿矢りささんっぽくない物語。常に追い込まれた状況下、お互いの不信感のみが活力源のような設定が気持ち悪い。学生運動という胡散臭さがそれに輪かける。

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    2016年07月30日
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    綿矢りささんの作品をすべて読んだわけではないですが
    一番おもしろかったです。
    小気味良いセリフ言葉遣いが印象的でした。

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    2015年09月05日
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    自分が何者なのかわからないまま登校拒否を決め込んだ高校生の朝子とその彼女からPC を貰った小学生かずよしが、それを使って怪しいアルバイトを始める。自分を再インストールする為に。

    文章にあまり区切りがないのにスラスラと読み進むことができる一冊。読み終わった後に残るものは何だろう?読み終わった後にジワジワと湧き出す何かがある一冊。

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    2015年05月15日
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    高校生の頃、親が知らない自分に酔ってたかも?と思った。ホントはほとんどバレてるのにね。部屋にあるものみんな捨ててしまうのはちょっとやってみたいかも。ホントに必要なものってどれだけあるかな?実は無くても困らないものたちに囲まれて安堵してるかも。『要らないものが多すぎる〜』ヒロトも言ってた。

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    2015年02月18日
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    「不器用な人」に関する記述に、最大限の共感を覚えた作品。
    綿矢りさは、小説にするほどでもないありふれた人物に関する洞察を、巧みに表現して小説にする能力に長けている作家。

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    2015年02月15日
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    小説の方が話題になっていた時は、周りで評判を聞かない事もあってあまり興味を持たなかったのですが、映画化の際にあらすじを知って興味を持ち、ある日古本屋で見つけて購入しました。
    漫画を描いたみづき水脈先生と、原作者の綿矢りさ先生の対談も掲載されていますよ。

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    2009年10月04日