綿矢りさのレビュー一覧

  • 二周目の恋

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    二周目の〜ということで大人の恋が多かった。
    そんな中、綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」は可愛いかったが、オチのつき方が一捻りあって綿矢さんらしい!と思いました。一穂ミチさんの「カーマンライン」は離れて育てられたミックスツインのお話。その感情がなんなのか、説明できない、そのできなさを恋という風に描けるのは(作中でははっきり言及しませんが)さすがだな〜と。
    アンソロジー、いろんな作家さんが楽しめて良い。

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    2024年02月18日
  • 意識のリボン

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    最初から最後までハマらない。難しい話だったよ、キーワードの言葉も何を伝えるのかも全然掴めないで終わりました、短編なのに悔しいね、唯一の読み切った事だけは褒めてもいいかな自分。

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    2024年02月16日
  • 夢を与える

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    ネタバレ

    感想
    芸能界は大変だなぁ。子供の頃にすべてを手に入れてしまうと色々勘違いしてしまう?のかもしれない。ただ、一度きりの人生でジェットコースターのように体験できないことややりたいことをやっているのは貴重なのかもしれない。

    夢を与える。与えるという言葉が傲慢なのかもしれないと言ったゆうちゃんの感覚が正しかったのかもしれない。

    あらすじ
    幹子は、付き合っていたフランス人ハーフのトーマから別れを切り出され、回避すべく、色々努力し、夕子が生まれる。

    夕子は、幹子の熱心な活動で雑誌モデルをしていたが、ある日チーズのCMに半永久的に出演することになり、成長と共に有名になる。

    高校までは順調に仕事をこなしてきたゆうちゃんだったが、TVで見たダンサーに入れ込み、深夜遊びをする中で、情事を撮った映像がインターネットに流れてしまい、一気にその地位を失うことに。残されたのは何だったのか。

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    2024年02月15日
  • 生のみ生のままで 上

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    逢衣がなんで颯ではなく彩夏を選んだのか、キスされてあんなに激怒してたのに、どうして最終的に彩夏を選んだのか、私にはわからなかった。
    平穏でフツウな日常を、世間の当たり前を選ばなかったのか。
    ちょっとだけ置いてけぼりを感じた。
    分からない、理解できない感覚がありすぎて、冒険心はくすぐられ未知の世界にワクワクするが、どこかで疎外感・失望感があるのも事実。
    彩夏のような「人」を好きになる感覚が私にも生まれればいいなと思った。

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    2024年02月01日
  • 二周目の恋

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    一穂ミチの作品が1番好き。島本理生と綿矢りさも面白かった。
    窪美澄の話は私に合う合わないが結構はっきりしてて、この本に収録されてる話は面白かったけど合わなかった。最初の方の展開が急に感じた。特に2人が自己紹介してるところ。浮いてるように感じた。

    でもどうしてもセックスがえもいみたいな雰囲気苦手だな

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    2024年01月19日
  • 生のみ生のままで 下

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    上巻の(官能小説のような)俗っぽさが抜けて、恋愛文学作品としてとても楽しめました。
    逢衣と彩夏のもつそれぞれの自我(愛)はなかなか相寄らない振り子のように、でもときにリズムを合わせて仲良く時を刻むように、、
    2人の織りなす独特のリズム感がそのまま物語の抑揚として胸を躍らせてきました。
    対外的にも内面的にも、苦しみながら、真実の愛を築き上げていく姿が美しくて微笑ましくて、
    最後どういう結末なのかなぁとハラハラしながらも内心は安心感もあったり。
    心が洗われる作品でした。

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    2024年01月06日
  • 二周目の恋

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    ネタバレ

    「二度目の恋」でらなく、「二周目の恋」って何? と思いながら手にとった。
    恋愛小説のアンソロジー。

    同じ人にもう一度恋をする、というより、過去の恋の色んなものを乗り越えて、振り出しに戻って新しい恋をスタートさせる、というイメージかな。だからといって、すべての話がそうとは決まっていない。
    もうすでに「付き合ってる」ような感じだけど、明確にするために頑張る女子大生や、結婚を経験したのちに自分らしい恋愛をする女性。脱皮して一回り大きくなった人たちが出てくることは間違いない。
    昔は居心地が良かったけど、新しい世界で生きていると、なんだか昔のことを違う視点から見られるようになっている、なんてことはよくある。憧れだったのか、恋をしてるふりをしていたのか、世間体を気にしていたのか。
    登場人物たちは、縛られていた何かから放たれて過去を振り返らずに突き進んでいく。

    一番良かったのは、一穂ミチさんの「カーマンライン」。空と宇宙の境界部分のことをカーマンラインというらしい。
    時代設定が平成初期だけど、意外と良かったのが遠田潤子さんの「道具屋筋の旅立ち」。今も同じような男性はいるだろうな。どんな人もできるだけ自然な自分を出せる相手が何人かいるだけでずいぶん楽になると思う。
    あとね、窪美澄さんって苦手かもって思ってたけど、ここでレズビアンの女性の話が出てきて、これが良かった。上手くどこがどう印象的だったのか分からいんだけど、幸せな気持ちになった。

    目次
    最悪よりは平凡 島本理生
    深夜のスパチュラ 綿矢りさ
    フェイクファー 波木銅
    カーマンライン 一穂ミチ
    道具屋筋の旅立ち 遠田潤子
    無事に、行きなさい 桜木紫乃
    海鳴り遠くに 窪美澄

    そういえば、「フェイクファー」を読んでるとき、「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」の小説を思い出した。

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    2024年01月06日
  • 二周目の恋

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    オール讀物2023年2月号に掲載された女性作家による短篇をまとめたアンソロジー。タイトルの「二周目の恋」は雰囲気で付けましたという感じかな。
    お初の作家・波木銅さん「フェイクファー」は、ちょっと特殊な設定の作品で興味深く読んだ。
    綿矢りささん「深夜のスパチュラ」は、4回のデートを重ね明日のバレンタインデーはどうしようかと悩む女子大生の、告ったほうが負け(?)な話で笑えた。
    一穂ミチさん「カーマンライン」は、国際結婚で生まれた男女の双子が父親の死後離れ離れとなり、14年振りに再会するが……。断トツによかった。

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    2024年01月05日
  • インストール

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    最近読むことが増えている綿矢りささんのデビュー作。

    月並みな言葉選びしかできないのが残念だけど、表現力が本当に豊か。
    例えば
    P. 12 私の中で不意に目覚めたずるい完璧主義が、塵一つない完璧な、シャープに四角い部屋をいたずらに欲しがる。
    とか、
    P. 14
    マンションの中にいた時は健やかに息づいていた物も、ポリ袋に包まれてここに落とされた途端、光を失い音楽を失い、淋しく死ぬ。
    など。

    新鋭の表現力のある作家の登竜門である芥川賞の受賞は納得。
    一方で、ストーリー性に面白みを感じられるかといわれれば、はっきりとうなずけるかは個人的に微妙で、最近の綿矢さんの作品の歳を重ねて人としての厚みがわかる文章や物語がやっぱり良いと思ってしまうかもしれない。

    年齢を理由に評価することは個人的に好きではないけど、ひとりの作家として当時の綿矢さんの力量を見せつけられたな、と素直に思うことができた。
    それよりも、17歳で受賞しこの本で注目を浴びて大丈夫だったのかな、とそっちのほうが気になってしまった。
    (小学生とチャットレディをしたり、性的な言葉もかなり出てくるので)

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    2023年12月31日
  • 二周目の恋

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    初めて読んだ
    アンソロジー。
    やっぱり作家さんによって文や物語の雰囲気が違くて一冊読んでる感覚がなかった!
    でも素敵な方にたくさん出会えるのはいいことだね。
    一つ一つ本当に色が違うから感じたこともそれぞれだけど、恋愛の形って本当に色々あるなってのが所感。
    実ったものも実らないものも実らせちゃいけないものも心に秘めておくだけのものも全部恋。愛。
    正しい形に囚われすぎなくたっていいんだって思わせてくれた。
    お気に入りは大好き島本理生さんの作品「最悪よりは平凡」と一穂ミチさんの「カーマンライン」

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    2023年12月27日
  • 100万分の1回のねこ

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    佐野洋子さんの『100万回生きたねこ』をオマージュして名だたる作家さん達が紡ぐ短編集。
    私は多分、来世もあると思っている。前世もそして。
    それは決して愛する人がいなかったからではないけれど。

    それぞれの物語も勿論面白かったけど、そこまでの想像力や価値観の広がりを与えてくれた原作の素晴らしさに改めて気付いた。
    姪っ子への誕生日プレゼントに決定。

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    2023年12月23日
  • 意識のリボン

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    エッセイっぽい小説。

    割とサクサク読めたけどノンフィクションっぽい表現が多々あってイマイチ物語に入りこめず。
    綿矢りささんの女性描写は本当に美しくて好きです。

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    2023年12月19日
  • 100万分の1回のねこ

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    著名な作家さんが「100万回生きたねこ」にオマージュした物語を創作。
    頭の中に、あのねこのお顔が浮かぶような、そんな物語が多く綴られていた。
    ねこの気持ちに寄り添ったり、ねこの方が何倍も人間より理解していたり。
    読後、ねこがより一層可愛く見えてしまった。
    かわいい。とってもかわいい。

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    2023年12月05日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンの曲をモチーフにした短編集。

    どれもほろ苦い、大人の作品集かな。
    綿矢りささんのは、ちょっと怖かった。多くは読んでいないのだけど、ちょっと危うい女性を描くのが得意な作家さんなのかなと感じた。
    川上弘美さんの作品は、辛い描写もありつつ、それでも希望を持たせる終わり方でよかった。女の子がしあわせであるようにと、私も願った。

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    2023年12月05日
  • 意識のリボン

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    短編小説の集まりで読みやすかったが、話の内容がイマイチ理解しにくかった。
    各話の最後にあとがきを読めば、内容の理解が深まると感じる。

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    2023年11月28日
  • 二周目の恋

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    やっぱり好きな作家さんの話が面白かった
    島本理生さん 綿矢りささん 遠田潤子さん

    波木銅さんは初めての作家さんだったけど 内容がイマイチ私には入ってこなかった

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    2023年11月25日
  • 意識のリボン

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    一見まとまりのない短編集に見えるが、収録されている作品にはさまざまな女性が語り手として登場する。独身女性、女性作家、元カノ、妻、姉、妹、母、娘。人生において私たちの呼び名は変わるけど、「私は私」ということを忘れずに生きていこうね、というようなメッセージを感じました。

    特に好きだったのは最初に収められている「岩盤浴にて」。岩盤浴でリラックス&デトックスしようと思って来た語り手が、周りの人の様子や会話に気を取られて、逆にいろんなことをグルグル考えちゃう感じ、わかるなあ〜って思いながら読みました。

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    2023年11月23日
  • 私をくいとめて

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    ネタバレ

    黒田みつ子
    脳内のAと会話する。

    多田くん
    取引先の営業マン。

    ノゾミさん
    会社の先輩。

    カーター
    片桐直貴。誰が見ても真性のイケメン。

    中畑遼
    スマイル歯科の院長。

    皐月
    大学時代の友達。ローマに住んでいる。

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    2023年11月02日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    松任谷由実さんの楽曲をテーマに各作家さんが書いた短編集。
    個人的には「春よ、来い」が一番好きだった。3人の視点から描かれるストーリーで、一見全く設定のない3人がどう関わってくるのか楽しかったし、ちょっとファンタジー的要素もあって(読んだ人にはわかる「あれ」)、なんだかあったかい作品で素敵だった。そして、ちゃんとユーミンのことが書かれてた。

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    2023年09月20日
  • 生のみ生のままで 下

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    ネタバレ

    わたしにとって綿矢りさは合う合わないが極端に分かれる作家なのだけどこれは合わない方の綿矢りさだった。
    物語の展開はシンプルというか何かのテンプレートか?と思うくらいにお決まりのものばかりで、まあ、あるよねこういう物語…という感想。劇的な恋の落ち方、彼氏との別れと反発、同居、見え見えな感じで入ってくる邪魔、そこからの別れ、からの復縁、などなど…
    ただ、逢衣のモノローグはとても鮮やかで、綿矢りさの力はここに表れているのだなと感じた。抑えめながらも情緒的で情熱的。すばらしいと思う。
    そして彩夏が逢衣の存在を周囲に明かさないと選ぶこと、逢衣の家族の反応など、読者に夢を見させない展開も綿矢りさの意図するところなのだろうなと思うと同時に切なくもあるのだった。
    物語はハッピーエンドで終わるけど、この物語がいつか時代遅れの古臭いものになってくれればいいなと思う。

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    2023年07月23日