綿矢りさのレビュー一覧
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近未来の日本。未曾有の大地震が起こり、大きな被害を受けたのち、さらにまた同規模かそれ以上の大地震が一年以内に起こると警告されている時代。大地震以来、被災地の大学内で暮らす学生たちのひとりである女性の主人公と、その混乱に乗じて頭角を現してきたリーダーと呼ばれる男性の学生。リーダーは彼独自の思想をもって学生らを魅了していく。主人公もいつしか、その一派に属するようになっている。
90%の確率で訪れるとされる二度目の大地震に怯えながら暮らす学生たちは、まず一度目の地震と、それに派生したある事件などによって、大きなカルチャーショックを受け、生き方が危ういほうへと変容している。それでも行われる学祭に向け -
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久々の綿矢りささん。
「いなかのすとーかー」と「ウォークインクローゼット」の二篇でなる中編集。
「いなかのすとーかー」は、実家である田舎町で生活する若手の陶芸家・透がストーカー被害に悩まされる、ちょっとしたミステリー要素のある物語。
終盤は、少しびっくりする展開に。
窯のシーンなど、制作風景も結構しっかり描かれており、私の好きだった朝ドラの「スカーレット」を思い出した。
「ウォークインクローゼット」の主人公は28歳のOL早希。男子とのデート用に洋服で着飾り、休日は1日かけてそれらを丁寧に洗濯していく。一方、幼馴染のだりあは、オシャレにさほど興味がないが、芸能の仕事をしているため、自宅のウ -
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Posted by ブクログ
ー女子の戦い、ここにあり。
〈あらすじ〉
30代間近。今が自分の「売り出し時」だ。街デート用、アウトドアの日用、歳上の彼とのお出かけ用。気合が入ってると思われないように、だけど最大級に自分がかわいいと思われる洋服を。そうやって焦る毎日を過ごすOL早希。
豪華な衣装部屋を1番の条件に部屋を選んで、その中の豪華な服たちを見ることで頑張ってきた自分を実感できる人気タレントだりあ。
幼なじみとして過ごしてきた日々と、ままならない日常を描く。
他「いなか、の、すとーかー」収録。
〈感想〉
もう女子としては共感しまくりの服の選び方。心の底から自分の好きな服着ていいよって言われても、正直どんな服が着たい -
Posted by ブクログ
難しい設定がなく登場人物もシンプルだったため、
1日ですぐに読み終えることができました。
いなか、の、すとーかー
は、少し展開が読めてしまっていた部分はありましたが、
重要なのはそこではないような気もして、最後まで楽しめました。
自分を好きでいてくれる人が多ければいいということでもないんだなぁ
自分を好きな人からの方が、自分に無関心でいる人よりも関わる機会が多いから、
嫌われたり憎まれたりする可能性は高いんだなぁと気付きました。
なるほど!
ウォーク・イン・クローゼット
自分の幸せってこれだ!って思い込んでる部分が誰しもあるかもしれないけど、
早まって定義づけしたり決めつけたりする必要は