綿矢りさのレビュー一覧

  • 大地のゲーム

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    近未来の日本。未曾有の大地震が起こり、大きな被害を受けたのち、さらにまた同規模かそれ以上の大地震が一年以内に起こると警告されている時代。大地震以来、被災地の大学内で暮らす学生たちのひとりである女性の主人公と、その混乱に乗じて頭角を現してきたリーダーと呼ばれる男性の学生。リーダーは彼独自の思想をもって学生らを魅了していく。主人公もいつしか、その一派に属するようになっている。

    90%の確率で訪れるとされる二度目の大地震に怯えながら暮らす学生たちは、まず一度目の地震と、それに派生したある事件などによって、大きなカルチャーショックを受け、生き方が危ういほうへと変容している。それでも行われる学祭に向け

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    2022年12月12日
  • 生のみ生のままで 上

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    私に合わないだけか。それとも女性同士の恋愛があわないのか。ちょっと話が合わなかった。
    気持ち悪く描いてあるのは、わざとなのか。
    ただ、読みやすく表現がきれいな所が多々あり読み終えられた。女性特有の、メイクや香水、ファッションとキラキラしている所も、女性同士の恋愛ぽくて良かった。
    同性同士の話は好きなのだが、最後の方で思ったのは主人公の恋人の彩夏を男性に置き換えると恋愛のコミックにありそうな話になりそうということ。
    そこが女性だからうまくいかない、ということを描いたのか。
    最後は気になる終わりかた。

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    2022年12月12日
  • 憤死

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    不思議な世界観に引き込まれました。

    “おとな”
    これを読んで、これからゾッとするような話が始まるのかな?と身構えました。
    “トイレの懺悔室”
    “憤死”
    “人生ゲーム”
    短編集だけど読み応えのある、人間の本質が見えるような物語でした。

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    2022年12月03日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    久々の綿矢りささん。

    「いなかのすとーかー」と「ウォークインクローゼット」の二篇でなる中編集。

    「いなかのすとーかー」は、実家である田舎町で生活する若手の陶芸家・透がストーカー被害に悩まされる、ちょっとしたミステリー要素のある物語。
    終盤は、少しびっくりする展開に。
    窯のシーンなど、制作風景も結構しっかり描かれており、私の好きだった朝ドラの「スカーレット」を思い出した。

    「ウォークインクローゼット」の主人公は28歳のOL早希。男子とのデート用に洋服で着飾り、休日は1日かけてそれらを丁寧に洗濯していく。一方、幼馴染のだりあは、オシャレにさほど興味がないが、芸能の仕事をしているため、自宅のウ

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    2022年11月24日
  • 夢を与える

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    ネタバレ

    「ゆーちゃん壊れてきたなあ、なんか」っていうセリフ、所詮商品でしかないのだなと思った。
    前半は、芸能人ってこんなものかあ、と思うだけで長ったらしくてくどいなぁと思いながら読んでた。綿矢りさの片思いの描写が好きだから、正晃と出会ったところから面白くなった。最後(たぶん)仕事も好きな人も失って「今はもう、何もいらない」と言った主人公は見ててすごくつらくなったけど、変にハッピーエンドにしなかったのはリアルでよかった。他の作品みたいにぶわーっと一気に読めるような作品ではなかったけど、結末はすごく綿矢りさらしい。

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    2022年11月19日
  • 憤死

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    「憤死」にめちゃくちゃ共感。自殺する人って絶望とか悲嘆とかの理由もあると思うけど、怒って憤ってその行き場がなくて死んじゃった人もたくさんいると思う。その死に方に一番共感してしまった。
    読んでてハラハラする感じが楽しい!

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    2022年11月08日
  • 生のみ生のままで 上

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    綿矢りささんは好きな作家なので、わりと単行本で新刊を買っている。こちらは刊行時に「上下巻かー。どうしようかなー」と買うのをためらっているうちに、月日が流れ、文庫になったので購入。女性同士の恋愛を書いたもの。急転直下で下巻へ続く。

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    2022年10月11日
  • 憤死

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    世にも奇妙な物語っぽさがあった。

    人間のおかしさが、それぞれの短編で気持ち悪く、恐ろしく、面白く描かれていて楽しめた。
    あんまり綿矢りさっぽくないかな?と思ったけど、憤死は綿矢りさの文章の面白さが出ていたかな。


    トイレの懺悔室はまじでホラー。

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    2022年10月03日
  • 100万分の1回のねこ

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    ほぼ皆猫が出てくる話を書いているのに、一人だけ主題に重きをおいて猫が出てこない話を書いていて、その表現も内容も面白かった。世にも奇妙な物語みたいな内容で、才能を売りますと言ったら本当に才能が売られてしまう話。人間、その場所にある畑を耕すしかないんだなと思った、内容まんまだけど笑

    最後の谷川俊太郎さんの、本文前の作者コメントみたいなところにあった、見果てぬ夢、という表現が、とても好きだと思った。

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    2022年09月06日
  • 夢を与える

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    初めから終わりまでずーっとあるモヤを最後に晴らしてくれる作品でした。
    ゆーちゃん、なんだか終始かわいそう。

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    2022年09月05日
  • 生のみ生のままで 上

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    ネタバレ

    最初はそうじゃなかったけど雷のところで好きになったのかなと思ってたら一目会ったときからだったので、それを知った上で最初の方を読み返すとまたなにか違うのかも。読み返してみよう。

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    2022年08月28日
  • 生のみ生のままで 上

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    彩夏に翻弄される逢依の様子にすごく共感できた。私自身、格好良い女性に惹かれるから、小説の中の描写から彩夏の姿を想像して、ドキドキの気分を味わえた。彩夏が逢依のことをフルーツに例えると梨だと言って、逢依は彩夏をブラックチェリーだと思うというシーンが印象的だった。女優と暮らしても、依存しすぎず、自分の生活は自分でなんとかできるようにとするところや、ベッタリな彩夏を適当に交わす様子は、淡白な梨がぴったりだと思った。
    二人の仲を週刊誌に告発したのはやっぱり凛ちゃんなのかな?後半、二人の関係がどうなるか、結末が楽しみ。

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    2022年08月12日
  • 生のみ生のままで 上

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    若い美女同士の恋愛という、中年男子には共感しにくい設定ながら、ぐいぐい読み進んだ。
    二人は事務所から別れを強要され、さて下巻はどういう展開となるのやら。

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    2022年08月10日
  • インストール

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    最初は戸惑ったが、
    パソコンが出てきたあたりから、
    どんどん読めて、楽しい。
    いかにも女子高生の頭の中。
    次が楽しみ。

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    2022年07月23日
  • 意識のリボン

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    ネタバレ

    エッセイかと思うほど、リアルで感情移入してしまう。
    短編集ではあるが、女性の不安に思う感情に寄り添ってくれる優しい小説だった。
    最後の短編「意識のリボン」では、生死を彷徨う事故により心の余裕を得た主人公がいた。私もせかせかせず、広い心を持って人に接したい。のにそれができていない‥

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    2022年06月24日
  • 大地のゲーム

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    そういや少し前に有名になった人だ!けど忘れてたけど、読んでみたら、なんというか想像と違ってた。
    ある意味で読む前のハードル上げてたから、ちょっと斜に構えて読んだかもだけど、イマイチと言えばその通りで、どこらへんで盛り上がればよいのか、誰に感情移入すれば良いのかも分からないまま終わった感じ。みんなして中途半端じゃないか!というか。
    と言いつつも、大学の中の妙な高揚感とか緊張感が、それなりに面白くもあり、雑然とした感じが大学っぽいというか、60年代っぽくもあり。
    そういうゴチャゴチャした話だったわけですよ。

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    2022年05月10日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    身近な人のこと、分かっているようで
    分かってないことも多いんだろうなぁ。
    好きが憎しみに変わったり
    友情が愛情にかわったり…。

    お互いのことを思い、助け合える関係って
    友情でも愛情でも素敵だと思う。

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    2022年05月06日
  • 私をくいとめて

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    映画での、のんさんの迫真の演技に原作も読みたくなり購入。

    独特の表現につまずきがちになりながら読みました。映画を観てなかったら、理解出来ないところが多かったかもしれません。
    映画の方がクォーターライフクライシスに悩む主人公の葛藤が上手く表現されてたような。。

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    2022年05月05日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    ー女子の戦い、ここにあり。

    〈あらすじ〉
    30代間近。今が自分の「売り出し時」だ。街デート用、アウトドアの日用、歳上の彼とのお出かけ用。気合が入ってると思われないように、だけど最大級に自分がかわいいと思われる洋服を。そうやって焦る毎日を過ごすOL早希。
    豪華な衣装部屋を1番の条件に部屋を選んで、その中の豪華な服たちを見ることで頑張ってきた自分を実感できる人気タレントだりあ。
    幼なじみとして過ごしてきた日々と、ままならない日常を描く。
    他「いなか、の、すとーかー」収録。

    〈感想〉
    もう女子としては共感しまくりの服の選び方。心の底から自分の好きな服着ていいよって言われても、正直どんな服が着たい

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    2022年04月12日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    難しい設定がなく登場人物もシンプルだったため、
    1日ですぐに読み終えることができました。

    いなか、の、すとーかー
    は、少し展開が読めてしまっていた部分はありましたが、
    重要なのはそこではないような気もして、最後まで楽しめました。
    自分を好きでいてくれる人が多ければいいということでもないんだなぁ
    自分を好きな人からの方が、自分に無関心でいる人よりも関わる機会が多いから、
    嫌われたり憎まれたりする可能性は高いんだなぁと気付きました。

    なるほど!

    ウォーク・イン・クローゼット
    自分の幸せってこれだ!って思い込んでる部分が誰しもあるかもしれないけど、
    早まって定義づけしたり決めつけたりする必要は

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    2022年03月01日