綿矢りさのレビュー一覧
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綿矢さんの8つのお話を収めた短編集!不思議な話や主人公が内面をひたすら語るものが多かったです。
「岩盤浴にて」
1人で岩盤浴で過ごす女性のお話。リラックスしに来たのに、周りの女性の会話を聞いて『女友達』との関係性を考えたり…。1人でいると周りの様子が気になるのは共感しました
「こたつのUFO」
30歳の誕生日を迎える主人公のお話。綿矢さんの気持ちと思わずにはいられないような主人公の語りでした。中盤からの突然ぶっ飛んだ展開は面白くて好みでした!
「ベッドの上の手紙」
別れた女へ小説家の男が書いた手紙。
「履歴の無い女」
新婚の姉の家に手伝いに来た妹とのお話。結婚した途端、女性は自然とその -
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小説というより、綿谷さんの北京滞在エッセイかなという感じ。
物語的には、
北京に単身赴任する夫の元へ主人公が行く→北京でなんやかんやある→主人公は日本に帰る決意をする、
といった流れで、北京滞在中はひたすら食べて観光してしかしていないので、ストーリーの起伏としてはめっちゃ平坦。北京の食べ物とか観光名所とか紹介されても、知らんし。笑
じゃあ退屈なのかといえばそうでもなく、主人公の性格がワイルドで、異国の地北京で図太く生きる様は読んでいて楽しい。でも主人公の性格は難ありで、良く言えば「自分に正直に生きている」、悪くいえば「その場のノリで生きている」。
作中、主人公の家の水回りが故障して業 -
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強い、強すぎる。主人公の菖蒲にはこの言葉がピッタリだと思う。でも「勝っている」とはなんだろう?この人は何に勝とうしているんだろう?と読んでて若干疲れました。
無意識のうちに張り合ってくるような女性同士のマウント合戦は見てて面白いですが、はっきり言って不毛と思っているので、それが染みついたような菖蒲の根性は少々滑稽に見えました。
ただ、菖蒲のように自分大好きで自分が1番で何もかも気にしないマインドは羨ましくも思います。本当に自分にとって譲れない部分については、菖蒲のような身勝手さも自分の人生を謳歌するためには必要なのかもしれないですね。
私は中国には行ったことはありませんし、どんな国なのかという -
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解説の『『坊ちゃん』を思い出す」ってところ。ちょっと違うと思ったなあ。
坊ちゃんはね、菖蒲と同じくらいの正直、というか「自分」を持ってるけど、もっと不器用。自分のためにというか、自分であろうとなかろうと、不正義や不義理が許せない。
菖蒲はけっこう要領よく自分のために生きてる感じがある。「自分」をちゃんと持ってるから、自分は何をしたくて何がしたくないのかはっきりわかってる。というか線引きしてる。だから他人には割とドライな感じ。
菖蒲は、坊ちゃんみたいに「真っ直ぐ」ではあるけど、真っ直ぐさの方向が違う。坊ちゃんは融通の効かない堅物な面があって他人を変えようとするけど、菖蒲は「自分は自分、相手 -
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特集が「はじめてのクトゥルー」だったのと、乙一さん周年というのとで手に取った次第。クトゥルー、よく見聞きする言葉だけど内容そのものに全く無知なので。
そんな中、一番印象的だったのは、
小川洋子さんの「お借りいたします 棺」
特集と全く関係ない読み切り小説だったから、身構えなく読んでました。だからこそのインパクト ガツン!!だったのかな。
あの結末… ぇ!?どういうこと!?
妊娠と流産を繰り返しているという流れにすごく違和感感じたけど、まぁそういうこともあるかもしれんと強引に納得しつつ読み進めていったら…
葬儀場の職員さんから投げかけられてるあの言葉、
ぇ、どういう意味?? 主人公の周りから -
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妊娠がわかった途端にファンキーになった妻の由依に振り回されながら、懸命に理解しようとする夫俊貴の視点で語られる妊娠と出産、育児(1歳まで)
由依の容姿は表紙のイラスト参照。控えめだったはずの妻がいきなりこうなったら、混乱するのは当然だが、元々強くは言えない夫は、ハラハラしながらも、妻の奇行を否定せず見守り、寄り添っている。奇行に走っていると見える由依だが、服装と言葉遣いを標準変換すれば、特に奇抜と言うこともない。子育て支援団体の活動も、積極的に関わるかどうかはともかく、おかしなことをやっているわけではない。
種々の大きなフォントが使われており、強い主張が視覚的に飛び込んでくる。特に手書きの殴