綿矢りさのレビュー一覧

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    綿矢りささん「インストール」(2001.11)再読です。最初に「インストール」を読んだ時は、面白味が理解できなかったんだと思います。パソコン(インターネット)は「ただメールを読むだけ」状態でしたからw。この作品は高校3年生、まだ酒が飲めない、車も乗れない、セックスも未経験な17歳の野田朝子が、天才?小学生青木かずよし12歳に、教わりながら一緒にコンピューターを使ったアルバイト、1hで1500円のチャット嬢という風俗の仕事をする物語です。綿矢りささん、17歳の作品です。テンポがいいです。

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    2017年05月11日
  • インストール

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    初めて綿矢さんの本を読む。
    何か懐かしい青春の感じがヒシヒシと伝わってきます。
    と感想を書くと自分も年をとったなと思います。

    インストールというタイトルはこの本が出される少し前に放送されていたコレクター・ユイの世界を思い出しました。
    また、雅といえばケイゾクを思い出してしまったのは名前のせいかな。

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    2017年01月17日
  • インストール

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    ネタバレ

    「私、毎日みんなと同じ、こんな生活続けてていいのかなあ。みんなと同じ教室で同じ授業受けて、毎日。だってあたしには具体的な夢はないけど野望はあるわけ。きっと有名になるんだ。テレビに出たいわけじゃないけど。」
     初っ端から痛々しさの漂う、受験を控えた高校生の女の子。クラスメイトに唆され登校拒否することに。ついでに全てを捨て(物理的に)、小学生の男の子とエロチャットのアルバイトを始める。

     胸の膨らんだ身体に慣れて、生理ナプキンの交換にも手なれてきはするけど、17歳ってやっぱりまだ子どもだった。自分なら何にでもなれるんだっていう選民思想と、自分はこんなもんだっていう諦観がせめぎ合う。無理してはしゃいで笑ったり、真面目さを隠したり、今よりずっと生きづらかった、ような気がする。そんなことをふと思い出し、かつて私も朝子と同じ女子高生だったことを本著は鮮やかに教えてくれた。当時高校生だった綿矢りさだから書けたのではないだろうか。
     朝子の(小学生の家の押入れへの)逃避行は、突然終わりを迎える。お互いの親は、子どもたちの不審な行動を見破っていた(なんで親って子のことあんなよく知ってるんやろ?)。親の心配する姿に動揺する自分に、どこにでもいる高校生の一人なんだと気付く。
     無個性でもいい。遠回りしてもいい。特別なことをしなくても、背伸びしてもいい。爽やかな読後感だった!

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    2017年09月28日
  • 大地のゲーム

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    ネタバレ

    偶然にも故郷で大きな地震が起こった時にこの本を読み始めた。秩序が崩壊し、極限状態にになったときの人間の姿を詳細に描き出す筆力に舌を巻きつつ、主人公の弱さを持ちつつもしたたかで、それでいてどこまでも人間臭い姿の描き方にいつもの綿矢りさを感じる。彼女の作品としては他と毛色が違いつつも、根本的なところで通じていたのはそのようなリアルさと、それから最後の、生き残ったみずみずしい生命力を感じさせるシーンの力が大きいのかもしれなかった。

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    2016年04月20日
  • インストール

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    学校に疲れた 女子高生が登校拒否し、何もかもを捨て 昔祖父から貰ったコンピューターで 小学生の男の子と風俗チャットで一儲け

    高校生である自分が感じていることがものすごくぴったりとあてはまったのでびっくりした。

    印象的な文
    それよりこれからどうしましょう…
    …私もゴミ化してる。それを見た私は死にたーい、と思った。…
    何度もスカートがはためき、その度にいちいちパンツがみえる、けれどそれが?…

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    2016年11月24日
  • 蹴りたい背中

    購入済み

    むき出しの自意識

    オサーンになってしまうとリアルに感じることは難しいけど、たしかにこういう自意識のかたまりみたいな時期もあったような。
    思い出すとこそばゆい。
    このストーリーに反発を覚える人の気持ちもわかる気がする。

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    2013年12月04日
  • インストール

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    綿矢りさの作品を初めて読んだのは中学生の時で『蹴りたい背中』でした。
    そのときに「この人の書く文章ってすごくかっこつけてて、あぁ、最年少受賞ってこういうことなのか」なんてことを生意気にも思いました。
    それから立て続けにこちらの「インンストール」も読みました。当時は個人的にはインストールのほうが話が単純で入り込みやすくて好きでした。これを17歳で書いたかと思うとやっぱりすごい!

    今になって綿矢りさの本を読むと、このかっこつけた言い回しや、どや顔感は、主人公の女子高生の、ちょっとひねくれてて『自分は周りとは違うんだ』
    って思って毎日を過ごしてる感じを出したいが為のものなのかもなあと思う(ことにしました)。

    女子高生の生生しい感じをここまで鮮明に出せるのはすごい!わたしも女子高生だからすごいわかる!

    綿矢りさの文面のかっこつけ方は女子高生特有の感じを出すためのかっこつけ方なんだと私は思う。

    割と好きです、また大人になってからも読みたいな

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    2016年02月22日
  • かわいそうだね?

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    異性の力を借りなくても自分の機嫌をコントロールできる女性にこそ読んで欲しい本。

    自分とは真逆だ!と思った弱々しい女が、男性の支配欲をくすぐる描写にはかなりイライラさせられた。

    主人公が自分サイドの女だからこそ、最後の快進撃ではなんならもっとガツンと言って欲しかったかなー。相手をブチ負かしてこそ復讐としか思えない自分は、まだ主人公よりも子供の脳みそしてるのかも。

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    2026年10月22日
  • インストール

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    パッキパキ北京を読んで綿矢さんに興味を持ち、デビュー作ということもあって本作を手に取りました。
    テンポよく、読みやすいのは綿矢さんだからこそなんだろうなと思います。当時17歳でというからすごいですね。それに加えて、テーマもいい感じに廃れていて、エッジが聞いていて面白かったです。
    この短さだからこその良さが作品だとは思いますが、個人的にはもっと読みたかったです!

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    2026年10月20日
  • グレタ・ニンプ

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    妊娠を機に奔放に変貌する妻と戸惑う夫を描いたギャグ小説だが、面白いとは思えなかった。
    自分を抑える必要はないという主張は理解できても、経済的に100%家庭を支え育児にも向き合う夫への配慮があまりに薄い。もし男女が逆で、子供ができたことを契機に、家計を担う妻に対して専業主夫が突如極道のような格好や態度に変貌し、妻の親戚や両親の前でもそのように振る舞ったとしたら、ギャグとして受け入れられるだろうか。
    男性は出産できない性とはいえ、それを理由に一方的な我慢を強いられているように映り、自分が夫の立場なら軽んじられている虚しさに耐えられないと感じる。楽しむ以前に、構造的な不公平感と違和感が終始頭を離れなかった。

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    2026年10月19日
  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    どう読んだかというと、世間一般から見ると「あかんやろ」みたいな人を主人公に据えて、その人々の「言い分」を書いている。大多数の「正しい人」に対する、こんなこと言えたら爽快やろなーみたいなことを、ぶちまけた短編集。

    コロナ禍という場面設定がどのように作品に効いているかはいまいちピンとこないけれど、すべての作品がコロナ禍で統一されている。

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    2026年10月18日
  • グレタ・ニンプ

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    お話としては、ちょっと物足りない感はあったが、妊活のことを思い出した。
    とりあえずほんとうの由依はグレタの方。

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    2026年10月18日
  • 勝手にふるえてろ

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    ネタバレ

    主人公の性格が悪すぎる〜。自分がこんなに酷い人間ではないというか、周りにそういう人がいないから異物な人間を見ている感覚だった。綿谷さんの作品の人間って尖っているというか捻くれているというか、人間性が終わっている人が多くて、自分にはないものを見られて面白いなって思う。のめり込みすぎると自分も性格悪くなりそう。
    でもこの先どうなっちゃうの!?とワクワクして読む手が止まらなかった。クセになる。
    「仲良くしようか」は本当によくわからなくて読みきれなかった。自分が悪いのか?

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    2026年10月16日
  • パッキパキ北京

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    主人公の痛快感はあるがまあ普通。解説も凡庸ではある。でも一気に読めて痛快感がありよかった。でも金原ひとみのドロっとした痛快感には及ばないな。

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    2026年10月16日
  • かわいそうだね?

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    彼氏が元カノを自分の部屋に居候させる。理解してくれないなら別れる。そう切り出された樹里恵は承諾するしかなかった。だって彼女はかわいそうなんだから仕方がないじゃないか、と。
    設定だけで言ったらまあものすごいキャットファイトが繰り広げられそうなものだけど、実際はそうはならないのが女の世界なのよね。静かにお互いの様子を見ながらけん制しあい、表面上はつつがなく過ごす。(まあ最後には大阪弁でバチバチにやりあってるけども)
    二作目の『亜美ちゃんは美人』も含めて、女のあるあるを煮だして凝縮したような一冊だった。どっちかというと亜美ちゃんの方が共感するところは多かったかな。飲み会のシーンであ~ってなったけど、確かに男って亜美ちゃんは姫、さかきちゃんはマネージャーでけなしていい女、みたいな役割?立ち位置?を勝手に決めるよね。女はそういうの出さないように自分の役割につくのにね。

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    2026年10月15日
  • パッキパキ北京

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    痛快!
    綿矢りささん初めましてだったけど
    初めにこれ選んでよかったかも!

    菖蒲のポジティブさが羨ましい!
    私はどちらかというと、夫タイプの人間なので笑

    北京の料理もたくさん出てきて、美味しそうでした。

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    2026年10月12日
  • 二周目の恋

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    大人の恋愛をテーマにした短編 7編
    現代人気作家7人の豪華恋愛アンソロジーというキャッチコピーにひかれて手に取った。

    どの作品も主人公の視点になって読めて楽しめ、繊細な感情を表現しているなと感じた。

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    2026年10月12日
  • パッキパキ北京

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    一気に読める!
    菖蒲みたいな人は
    どこでも楽しめるんだろうな...

    食についての描写も興味深かった!
    辛いものもだし、
    ヨーグルトとかチーズとか美味しそう

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    2026年10月12日
  • パッキパキ北京

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    菖蒲のポジティブさ、ほんとに羨ましい!
    何があっても自分の軸がブレなくて、「自分は自分」っていう強さがかっこよかった〜
    周りに流されないで自分の価値観をちゃんと持っているところは、私も見習いたいなと思った
    でも文章は少し読みにくく感じるところもあったかなー
    一文が長めなので、何度か読み返すことも…
    それでも、菖蒲のキャラクターがとにかく魅力的で、読んでいるとこっちまで前向きな気持ちになれる一冊でした

    自分の軸を持つって、こういうことなのかも…

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    2026年10月10日
  • 蹴りたい背中

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    ネタバレ

    オーディブル読書。

    昔、芥川賞で「最年少の女性2人」が話題になったときに、ずっと読みたかったけど放置してた。

    青春ーーーッッツ!!!!……?

    絹代が良い子すぎない?
    違うグループに行っちゃったのは、まぁ、しょうがないけど、そっけない態度の長谷川にずっと普通に接するなんて、いい子すぎるでしょ!
    登校拒否になっても不思議じゃないと思われてるにな川と一緒にいても、嫌な態度をしないし。他の家に行ったときに、親にちゃんと挨拶するとか、しっかりしすぎだし、コミュ力高いなぁ。
    憧れます。

    というか、長谷川の性癖がおおーん……。
    口はダメでしょーーー!
    にな川、気づけぇ?????
    気づいてるけど流したのか?

    あれは恋ではないんだろうけど、じゃあなんていう感情なんだろう。

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    2026年10月08日