綿矢りさのレビュー一覧
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購入済み
むき出しの自意識
オサーンになってしまうとリアルに感じることは難しいけど、たしかにこういう自意識のかたまりみたいな時期もあったような。
思い出すとこそばゆい。
このストーリーに反発を覚える人の気持ちもわかる気がする。 -
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綿矢りさの作品を初めて読んだのは中学生の時で『蹴りたい背中』でした。
そのときに「この人の書く文章ってすごくかっこつけてて、あぁ、最年少受賞ってこういうことなのか」なんてことを生意気にも思いました。
それから立て続けにこちらの「インンストール」も読みました。当時は個人的にはインストールのほうが話が単純で入り込みやすくて好きでした。これを17歳で書いたかと思うとやっぱりすごい!
今になって綿矢りさの本を読むと、このかっこつけた言い回しや、どや顔感は、主人公の女子高生の、ちょっとひねくれてて『自分は周りとは違うんだ』
って思って毎日を過ごしてる感じを出したいが為のものなのかもなあと思う(ことにし -
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菖蒲さんの強メンタルっぷり、同じ女として憧れる!
図太く楽しく「自分が一番」で生きていけばハッピーじゃん、そんな女のコロナ禍北京滞在記。
小説なんだけど、まるで綿矢りささんの北京旅行記かと思ってしまうようなリアルな北京の描写がとても楽しい。
中国語の単語も頻出するのだけど、一度見ただけじゃ覚えられなくて毎回ルビが欲しい気持ち……!
真冬もコロナ禍も何のその、強気に北京の暮らしを過ごしていく菖蒲さんだけど、一方で高級なブランド物を纏うことで見知らぬ人にまでマウントを取らないと悔しがる一面もあり、完全無欠というわけではないのが主人公として魅力的なところ。
私はどちらかというと繊細な夫(名前す -
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ずうっと学生時代から想い続けているイチと何気ないきっかけで自分のことを好きになってくれたニ。自分の抱えている長年の思いこそ崇高だと思う反面、ならば自分に大きな感情を向けてくれている人の気持ちはどうなるのだろう…と考えさせられた作品
読み手の恋愛観によってどれだけ没入できるかどうかが変わってくる作品だと思うけれど、わたしは十分に没入できてしまった。
一方的な好きは相手を神格化してしまうし、深いところで繋がっているのではないかと思わせてくるけれど現実はそんなことがなくて、相手にとっての自分なんて一般人Aでしかないのかも。自分が恋愛で暴走しそうになったら、コレです。 -
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自分が妊婦になったので、タイトルに惹かれて読んでみることに。
初めの変貌にはついていけず、主人公と同じような気持ちに...
妊婦や赤ちゃん連れっていうだけで周りに目をつけられたり、意地悪されたりってよく聞くから、防衛として髪の毛を明るく染める人は割といる。
そんな感じかなと思ったが、きっと由依はもっと抑圧されていたのかなーと読み進めるうちに思い始める。両親の自分へ気持ちがない様子や不妊治療の過酷さ、妊娠したことの嬉しさや今までの大変さを変貌という形で解放させたのかな。
とにかく、夫が寄り添い型で協力的で素晴らしいなぁと思った。
あと、出産シーンがリアルで自然分娩にしようと思ってたが、若 -
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「嫌いなら呼ぶなよ」不倫男が責められる物語。
大学の頃、二股かけたり女にだらしない男と付き合ってて、何かが発覚するたびに泣いて責めたり理由を説いたりしたけど、あいつはだまってすまなさそうにしてるだけ。
作中の男とめっちゃかぶった。当時のやつも、心の中の声はこんな感じだったのかな。
「この後、二人きりになった時に、、」のくだりは、自分のことを言語化された気になった。
羞恥心とかさておき自分をむきだしにすることができる相手、この歳になって思うけどそんな相手ってなかなかいない。だからこそ離れられない。その人と離れられないんじゃなくてその人といる自分を手放せないんだな。
離れて9カ月かあ。今も、毎日 -
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ネタバレ恋人の隆大が求職中の元カノ・アキヨを居候させると言い出した。断じて付き合ってるというわけではないと言われているけど、今カノの樹理恵は嫌で仕方がない。この関係は果たしてどうなるのか……という話。
樹理恵がブチギレるシーンが爽快感があって面白かった。隆大はあんだけメールで言い寄られてるのに住まわせ続けてるの意味わからないし、アキヨもアキヨで激キモ女だったな……。樹理恵がキレるのもそりゃそうだと思った。
「亜美ちゃんは美人」は、美人な亜美ちゃんにやたらと好かれて親友のポジションにいるさかきちゃんと亜美ちゃんの、高校から大学、卒業後の結婚に至るまでの話。
亜美ちゃんは自分のことを好きではない人に惹かれ -
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ネタバレ綿矢りささんの本はこれが初めてで、1話目の「眼帯のミニーマウス」の強烈な文章に驚き、2話目の「神田夕」はこの短編集の中で1番好きな話でネットで誹謗中傷してる人達ってこういう心情なのかなと生々しさを感じ、自分にはない感覚を持つ人間の人生の一部を覗いた気分になりました。
3話目の「嫌いなら呼ぶなよ」はどう考えても悪いのは主人公なのに個人的にはハムハムの方が嫌な奴に思えてしまう自分に驚き、4話目の「老は害で若も輩」では内田に同情せずにはいられずに、同じような経験をした事のある自分にとっては読みながらずっと内田と共に怒りがふつふつと湧きだす思いでした。
いい意味でかなり衝撃的な短編集で、他の作品も読ん -
Posted by ブクログ
元ホステスのあやめは旦那に付き添い北京に行ってもパッキパキ
人間やっぱり思い切りと自分を信じる力があれば強いんだなと痛感させられた
周りの人間には迷惑をかけているかも知れないけど間違いなく主人公あやめは幸せを誰より感じる事が出来ているだろうと思った
作者の綿谷さんの実話というわけではなく、きちんと主人公のあやめという人間で話は進んでいくけど、解像度が高く綿谷さんの伝記?と思えるくらい
あやめの喋る「」ではない、ナレーション部分が喋り口調で書かれている所は綿谷さんが前面に出てきている感じがしておもしろい
あやめの人間性の参考にしたい部分とそうじゃない部分を見る事が出来て少し自分の人間性がカス