綿矢りさのレビュー一覧

  • あのころなにしてた?(新潮文庫)

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    独力で全て理解出来る能力が無いので 発刊間近の文庫本の販促の為 保育園で感冒が流行ってたので 物凄い勢いで今回のウイルスに絡んだ長編を書き上げて行くキング氏が思い浮かんで頭から離れない 第二次世界大戦中でも優雅な四姉妹の生活を書き続けた「細雪」の谷崎潤一郎のようなスタイルも有る 緊急事態宣言、ちょっとは延びるんじゃないかな、ま、覚悟はしておけ、という感じの日々が続いている 鳴って腋から引き抜いたらエラーが出ていて アムラーっぽいアマビエ 

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    2024年12月05日
  • 蹴りたい背中

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    ネタバレ

    話題になってた時に読んだ……ような気がしてたけど、内容を一切覚えてなかった。読み終えたけど、やっぱり内容を忘れそうと思う。

    でも、最初の「さびしさは鳴る。」は覚えてた。詩的で意味がない感じがいい。こういう表現があちこちに散っていて、文章の美しさはある……でも、物語はというと、印象に残らない。『蹴りたい背中』のタイトルもそのまま「苛立つ(この辺りの解釈は人によって異なりそうだけど)から蹴りたい」という話。

    気になった部分。
    『恋人か、ファンとしては痛烈な響き。いや、でも、おれは受け入れるよ。』47p
    にな川が好きなモデルに恋人がいるかもと知って口走った言葉。
    痛烈な気持ち悪さ……と思いながら

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    2024年11月17日
  • しょうがの味は熱い

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    「好きだけど好きじゃない」いくら好きな相手でも相反する感情が入り混じってしまう。一時の感情で傷つけたり傷ついたりする。どこまでもないものねだりだけど、これが2人の運命。男女の恋愛観や結婚に対しての価値観が痛いほど良くわかるしイライラもした。あ2人が幸せでありますように、

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    2024年11月16日
  • ひらいて

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    うわぁ、こんな「仕返し」があるんだとびっくり。しかもその仕返しは快楽を伴うから、タチが悪い。若い頃はむこうみずに人を傷つけたり、自ら傷つきにいったりするからなぁ。

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    2024年11月04日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンの曲のトリビュート小説。6つの作品のうち知っている曲は2曲だけ。曲を知っている人の方がより楽しめそう。
    でも、知っている2曲も、私が持っているイメージとは全然違う作品だった。
    音楽って自分なりの解釈をして、ストーリーが出来上がってることも多いので、ピタッとはまるといいけど、はまらない場合はどうしても違和感を持ってしまうなと思った。

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    2024年11月03日
  • あのころなにしてた?(新潮文庫)

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    綿矢さんのエッセイ!読みたい!タイトルからして学生時代とかの思い出かな〜?と思ってたらコロナが流行り始めてからの一年間の生活が綴られたものでした。改めて振り返るとすごい年だったなぁ…。

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    2024年10月30日
  • しょうがの味は熱い

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    主人公の女の子は「結婚すること」にずっと囚われていて相手に重たい態度をとったり無理くり押し付けてるところが沢山あって読んでてもやもやしたけどきっと押付けちゃだめ。でももしかしたらもう少し大人になったら同じように焦っちゃうのかなこわいな

    この子のお父さんが言ってた「結婚はいまがチャンスと焦ってするものじゃない。ほんとに合っている二人ならもっと、自然に、とてもスムーズに、結婚まで至るものなんだ」みたいにスムーズに結婚できる相手に出会えるといいななんて思っちゃったり思わなかったり。

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    2024年10月26日
  • 勝手にふるえてろ

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    脳内妄想二股。
    最後の短編は訳分からず

    2025/07/23再読
    届きますか、とどきません。始まり方秀逸。
    自己中恋愛至上主義。心情が地の文に全部書いてある

    最後の短編、前よりよく分かった。
    「仲良くしようか」
    作者のエッセイ的と思うが違うだろうか。

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    2025年07月25日
  • オーラの発表会

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    この人にも友達っているんかな…というような、
    いわゆる「変わった子」が大学生活で成長する
    お話。

    主人公の海松子は大学入学を機に両親に強制される形で一人暮らしを始める。
    脳内で(失礼な)あだ名をつけている周りの人たちとの関わりや想われることによって徐々に成長していき、何も気にしていなかった「変わった子」から、「普通にする」ことへの難しさと向き合うことになる。

    主人公海松子の変人っぷりもさることながら、
    友達もよっぽどであると感じる。仲良くしている2人は正直外から見たら「なんなんだあいつら」と言われそうな組み合わせ。でもお互いに認め合う姿は表面上の関係よりよっぽど羨ましく感じた。

    タイトル

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    2024年10月16日
  • あのころなにしてた?(新潮文庫)

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    数年前の話なのに、コロナ時代の話って、まるで「江戸時代のびっくり風習」を読むみたいな気持ちになるのなんでだろー

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    2024年10月08日
  • 生のみ生のままで 上

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    異性だろうが同性だろうが、無理矢理迫られて意外と良かったから好きになるなんてことあるか??と思ってしまった。設定も芸能人とか非現実的で入り込めなかった。

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    2024年09月29日
  • 二周目の恋

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    7人の短編。初めて読んだ波木銅の「フェイクファー」が意外に面白かった。学生時代のサークル「ミッシング」で着ぐるみを作ったり着たりして楽しんだ頃と仲間たちの話し。
    「裁縫は暴力の逆だから好き」と言う発想も面白かった。

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    2024年09月28日
  • あのころなにしてた?(新潮文庫)

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    コロナが流行し始めた頃から一年間の日記。コロナによる様々な弊害に一喜一憂した日常が描かれてる。著者の作品が好きで何作か読んでいるが、普段こんなことを考えて物語を書いているのかがみれて面白かった。
    もうすでにコロナは過去のことになりつつあるけど、この本を読んで改めて”普通”の日常が送れている今は幸せだと思った。

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    2024年09月18日
  • 100万分の1回のねこ

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    佐野洋子さんの『100万回生きたねこ』。インパクトの強い緑色の瞳をしたオスのトラ猫が表紙の絵本です。おそらく子どもの頃にも読んだことがあったと思うんですが内容はほとんど記憶になく、大人になって改めて読んでグッときました。

    1977年に発売されて以来、今なお多くの人に読まれ続けている大ロングセラーであるこの絵本への、13人の作家によるトリビュート短篇集です。

    佐野洋子さんの息子さんで絵本作家の広瀬弦さんや元旦那さまの谷川俊太郎さんも執筆されています。結構著名な作家陣ばかりですが、私は読むのは初めましてな作家さんが多かったですね。

    どういうこと?と理解が追いつかないお話もあれば、ちょっと不思

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    2024年09月16日
  • あのころなにしてた?(新潮文庫)

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    推し作家の綿矢りさの新刊が平積みされてて
    即買いしました。

    4月22日 7月8日 12月3日が好きだったが、
    それ以外、綿矢りさらしさがあるわけでもなく。

    ただの30代女性のコロナ期日記
    それ以上でも、それ以下でもない。

    有名推し作家も、一般人と同じように
    一般的な感覚で、コロナ感染拡大や、緊急事態宣言などを受け止めてるんだなぁって
    なんか公式ファンブックとか、パンフレットにも載らないようなスピンオフ的なものなのかな

    あと何十年かして、
    コロナの頃の人たちってどんな感覚で、どんな生活してたのかなって知らない世代の人たちが
    当時を知ろうとしたとき、
    歴史的価値が生まれてくる本だと思う。

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    2024年08月31日
  • あのころなにしてた?(新潮文庫)

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    感想
    何重にも覆われた自分。職業があって、家庭での役割があって。それぞれの役割でするべきことがある。だから記憶と結びつく。どう歩んできたか。

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    2024年08月30日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    ネタバレ

    2015年に世に出た綿矢氏の作品。

    中篇「いなか、の、すとーかー」および表題作の「ウォーク・イン・クローゼット」からなります。

    なお綿矢氏は17歳でデビュー。2004年で芥川賞受賞。すごいですねー。

    ・・・
    綿矢氏の作品は芥川賞作品の『蹴りたい背中』以来です。

    結構リアルタイム気味に読んだ記憶はあるのですが、テイスト・テクスチャ―がどんなだったかはまったく記憶にありません。

    で、今回、ほぼ初めてという感覚で読みました。
    で、どうだったかというと、すごい。というか、すらすら読める、
    ということに驚き。

    それでいて、キャラクタのアクやクセ・えぐみはきちんと作品に反映されているのです。

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    2024年08月27日
  • 意識のリボン

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    「嫌いなものを無理やり好きになろうとするより、ものすごく好きと執着している気持ちを平らかにしていけば...」 怒りの漂白剤より
    押し付けられるような感じのしない、言葉のあやとりのような文章が好きです。

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    2024年08月27日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    いなかのすとーかーは意表をつかれて面白かったが、最後がパッとしなかった 最後の部分の分量を多くしても良いと思った

    後者のウォークインクローゼットはテンポ感がよく面白かった、どんどん読めた

    同じ読者の他の作品も読みたい

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    2024年08月24日
  • しょうがの味は熱い

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    なんだかピンと来ないまま読み終えてしまった。解説もよくわからなかったな〜
    奈世のザ・女って感じがちょっと怖くもあり可愛くもあった。
    これで終わりで、また同じことの繰り返しにならない?と思った。
    サクッと結婚してみて、ダメなら離婚すればいいのにね。結婚失敗したって死ぬわけじゃないんだから。

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    2024年08月23日