綿矢りさのレビュー一覧

  • 怪と幽 vol.022 2026年5月

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    特集が「はじめてのクトゥルー」だったのと、乙一さん周年というのとで手に取った次第。クトゥルー、よく見聞きする言葉だけど内容そのものに全く無知なので。

    そんな中、一番印象的だったのは、
    小川洋子さんの「お借りいたします 棺」
    特集と全く関係ない読み切り小説だったから、身構えなく読んでました。だからこそのインパクト ガツン!!だったのかな。

    あの結末… ぇ!?どういうこと!?
    妊娠と流産を繰り返しているという流れにすごく違和感感じたけど、まぁそういうこともあるかもしれんと強引に納得しつつ読み進めていったら…
    葬儀場の職員さんから投げかけられてるあの言葉、
    ぇ、どういう意味?? 主人公の周りから見た人物像って、読み手が想像してきた人とは全然別物なの!? それとも、あの場面で急展開したんだろうか…
    それまで淡々と進んでいただけに、最後が急展開過ぎて面白かったです。キツネにつままれたみたい。。

    クトゥルーに関しては、正直よく分からないままです^_^
    用語集とか色々噛み砕いた内容だったけど、頭に入ってこなかった…すみません、あれかな、カタカナアレルギーなのかな、私(笑)

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    2026年06月21日
  • 勝手にふるえてろ

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    ネタバレ

    物事の言い回しが独特で面白みが強かった。
    ヨシカに対して感情移入できなくはないが、冷笑してしまうくらい痛い女子。できれば一途な彼女には幸せになってほしいが、ニと付き合ったとて、幸せにはならないと思う。過去の恋愛傾向から見るに、奴は自分のものになった女には興味をなくす。しかも長い時間を独占する迷惑なタイプ。ヨシカが行動を起こさない限り、イチは外野でしかない。
    妥協の話だった。だけどリアルってそういうものだし、母親が言っていた「なんとなく」はある意味、間違ってないのかもしれない。ちょっと悲しいけど。

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    2026年06月21日
  • 私をくいとめて

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    私にはAみたいな存在はいなかったと思う(考える ことはするけど自分自身と対話するような思考は なかった)が、
    最近はAと対話することによって思考の整理をし ているから、Aのような存在かも。

    わずかな友達はいるし連絡をたまに取ることはし ているけど、人付き合いが下手でなるべく関わり を狭めている私には、「結局他人が必要」という 言葉がやや重かった。
    踏み出してうまくいかなくて休んでは踏み出して の繰り返ししてた。
    みつ子は一歩踏み出せてた。
    また踏み出す気力が出るのだろうか。

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    2026年06月15日
  • 100万分の1回のねこ

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    吾輩も猫である と同じように、百万回生きた猫を受けて著名作家さんがそれぞれ短編小説を書いたものを編纂した本です。
    広瀬弦さんの博士と猫がゾワっとしました。1番原作の意図に近しいものを感じました。

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    2026年06月15日
  • 生のみ生のままで 上

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    ネタバレ

    女性同士の美しい恋愛のお話。
    この手の題材はなかなか最後報われずに終わる事が多い気がするけど、この本はとても爽やかで美しいラストでとても良かった。

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    2026年06月10日
  • しょうがの味は熱い

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    一度読んでいたものの印象が薄かったので流し読み程度で再読。
    最近結婚について悩み始めたが故に、最初に読んだ時よりも刺さる表現が多かった。
    奈世のように依存執着しやすい部分や、相手が怯えているとわかった上で追い詰めてしまう狂気のようなものが自分にもあり、相手が弦のように逃げたくなるのは時間の流れや人生の進め方が違うからなのかもしれないと思った。
    自然に、とてもスムーズに、のフレーズも印象的。自分の人生や付き合い方も見つめ直そうと思った。

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    2026年07月06日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    ネタバレ

    綿矢りささんの小説3冊目!
    読みやすさと話へのワクワク感は期待通りだったけど、『嫌いなら呼ぶなよ』程の感動はなかった。
    「いなか、の、すとーかー」は特にそうで、自分が主人公に共感してしまいやすいって言うのが1番あるけど透がなんで責められるのか全くわからなかった。ストーカー2人にものすごい制裁があると思ったのに受け入れる形で終わっててモヤモヤした。身の回りのものを利用しようとするほどの野心があって生きることってそんなに悪いことなのかな。
    でも、解説にある通り人間の思考回路の解像度がすごいところはどの作品にも共通してた。

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    2026年06月05日
  • ひらいて

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    詩的な美しい小説だった。
    旧ジャニーズを10年以上推しているため、元HiHi作間龍斗が出る作品は元々気になっていた。山田杏奈ちゃんも演技が好きで、どんな作品かと思いながら気づけば映画公開も終わり、アマプラは無料じゃなかったので観れていなかった中、森道市場でたまたま原作を見かけて購入した。
    根底にあるのは聖書、キリスト教の教えなのかな。鶴は平和の象徴、クライマックスのたとえのセリフも迷える羊を探す羊飼いのような響きで、高校生の青春を描いた小説とは程遠いところにある、舞台を見ているかのような臨場感とセリフ、情景描写の美しさ。短い小説だったが、愛、たとえ、美雪の人となりは情景描写によってしっかりと描かれていた。

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    2026年05月25日
  • 憤死

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    静かに不気味な話とぶっ飛んだものへの恐怖と尊敬の話と読後感が独特な最後の話。
    最初の「おとな」が一番気持ち悪くて怖い気もする。

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    2026年05月24日
  • 私をくいとめて

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    ネタバレ

    最近ハマってます、綿矢りさ。
    一文も長いし同じ言葉を繰り返すのに、なぜかめっちゃ読みやすい文章で毎回すごいなーと思う。あとこの人は本当に比喩表現がうまい。日頃なに考えて生きてんだ。

    みつ子の気持ちに痛いほど共感できた。わたしもひとりが好きだし、恋愛が億劫だし。想像上の人物Aが出てきたとき、これやべー障害持ってる女じゃね!? と思ったけど、Aとのやりとりがとってもいい。
    個人的に好きなのはノゾミさん。強い、強すぎるぞ。あれだけされてもカーターが好き、なぜなら顔がタイプだからって笑

    劇的なドラマはないけど、息抜きにはちょうどいい話でした。

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    2026年05月19日
  • あのころなにしてた?(新潮文庫)

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    綿谷さんの本、初読み!
    鋭さと柔らかさが絶妙に共存してた。
    コロナってどんな感じやったん?な世代に読んで欲しい。

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    2026年05月18日
  • 激しく煌めく短い命

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    主人公の女性にずっとはまれずに読んでいたが、最後の最後によくがんばった!と言いたくなった。

    恋の炎を甘く見過ぎて、いつまで経っても消し止められず、気づいたら毎晩焼かれている。

    ってわかるわー

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    2026年05月10日
  • 100万分の1回のねこ

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    『100万回生きたねこ』にちなんで13人の作家が綴った短篇集。角田光代と綿矢りさの作品が光って見えた。もちろん佐野洋子の絵本も読んだ。

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    2026年05月07日
  • 激しく煌めく短い命

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    表現が美しい
    関西弁も美しい
    なぜこのタイトル? という気持ちはある
    どのエピソードも無駄なく回収される

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    2026年05月05日
  • しょうがの味は熱い

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    奈世も絃もおかしい人。でも他人から見たら私もおかしい人。だから面白いし、不快だ。話すという行為は難しくないのに、意思疎通は難しい。人間って弱い生き物だな。

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    2026年05月01日
  • しょうがの味は熱い

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    ネタバレ

    結婚したすぎて婚姻届買ってきちゃうところとか主人公に共感できる部分が多かった。疲れ切った相手には重いということもよくわかる。
    自分は最愛の人と結婚できて超ハッピーだ!

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    2026年04月29日
  • 勝手にふるえてろ

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    主人公のプライドとそれに見合わない現実が襲いかかってきた。感情描写が多いけれど心理的負荷は軽い。解説のバレンタインデーのエピソードの方が衝撃だった。

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    2026年04月27日
  • 勝手にふるえてろ

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    ネタバレ

    私には、ヨシカみたいには生きられないな
    って思ったけど、何か言われたり感じ取ったり
    したタイミングで、さっきまでこう言おうと
    思ってたことが、変わることって大いにあって
    なんか人間味がすごいなって思った。

    でも、嘘でも職場に妊娠は流石に言えない、、
    私なら、黙って違う方法を思いつくんだろうな〜
    とかって、自分だったらで考えてしまった。

    それにしても、ニ彼はすごいな〜
    振り回されるのがすきなんだろうな。
    後なんか、手に入らない感じとか、、
    ザ男の人って感じだし、営業マンって
    さらに納得出来る。

    思われる恋愛が幸せって、
    実際はどうなんだろう???
    思った人と結婚した人と、思われて結婚した人
    2つとも経験した人なんて
    そうそう居ないでしょ?
    居たら、おしえてほしいな。

    どっちが幸せだった??って

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    2026年04月15日
  • あのころなにしてた?(新潮文庫)

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    すべての予定が消えた今、今日は何をしよう――。深刻さと楽観視がくるくる入れ替わったあのころ。おうち時間に作った「嚙むとゴリゴリ鳴るほど固いパン」を家族で食べ、リモートでラジオに生出演し、カフェでマスクをつけて談笑する女子高生を見て「好きな人のマスク姿」にときめく様を想像する。2020年、めまぐるしい日々のなか綴られた著者初の日記エッセイ。
    コロナ禍の怖かった記憶を思い出した。そう、今ではある程度普通に外食もするしイベントも楽しんでいるけれど、当時は筆者並みに私はナーバスになって病みかけていた。そんな中でも何気ない日常を記録に残していて、当時のことがよみがえって懐かしい気持ちに。最近疲れていたのでさくっと読めてよい息抜きだった。最近綿矢さんが話している動画を初めて見たのだけれど、すごくいろいろ考えている面白い人だったので、またエッセイ書いてほしい。

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    2026年04月12日
  • 勝手にふるえてろ

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    読んでみたかった綿矢りささん
    初めましての作品

    ひと言始めに言うとしたら
    変なはなし
    になってしまうごめんなさい

    わりと人の目を気にして生きていると自負している私としましては、ちょっとちょっとと気まずくなるシーン多め
    妄想が見当違いすぎて
    でも人の妄想なんてそんなもんかと
    妙にリアルかと納得してみて

    不思議な体験

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    2026年04月08日