綿矢りさのレビュー一覧

  • 意識のリボン

    Posted by ブクログ

    綿矢さんの8つのお話を収めた短編集!不思議な話や主人公が内面をひたすら語るものが多かったです。

    「岩盤浴にて」
    1人で岩盤浴で過ごす女性のお話。リラックスしに来たのに、周りの女性の会話を聞いて『女友達』との関係性を考えたり…。1人でいると周りの様子が気になるのは共感しました

    「こたつのUFO」
    30歳の誕生日を迎える主人公のお話。綿矢さんの気持ちと思わずにはいられないような主人公の語りでした。中盤からの突然ぶっ飛んだ展開は面白くて好みでした!

    「ベッドの上の手紙」
    別れた女へ小説家の男が書いた手紙。

    「履歴の無い女」
    新婚の姉の家に手伝いに来た妹とのお話。結婚した途端、女性は自然とその役割に順応していくことに姉が違和感を覚えていること。妹は娘が病気を患った時、母親を忘れて昔からの部分は変わらないと感じたこと。この部分が印象的でした。

    「履歴の無い妹」
    結婚する妹の荷物整理を姉も手伝う話。写真という過去の履歴をどんどん捨てていく妹の姿が前の話と対比していて面白かったです。
    妹の若き頃の写真を良いものだから取っておけばという姉の様子も、途中から執着に近いものを感じて怖かった…。

    「怒りの漂白剤」
    怒りとそれをおさめる方法についてひたすら1人語りするお話。クセが強かった。

    「声の無い誰か」
    連続通り魔事件の噂に振り回される様子を描いた話。本当か嘘かわからない話に振り回されることは、現代ではよくみられるなと思いました。最後は不気味でしたが、私はこの短編の中で1番好みかもしれない。

    「意識のリボン」
    主人公の臨死体験を描いた話。三途の川?走馬灯?それらを彷彿とさせるような描写がありました。
    いままで履歴書に書いてきた類のことではなく、人との関わりばかりが回想で続いたという場面が印象的でした。

    0
    2026年06月30日
  • 激しく煌めく短い命

    Posted by ブクログ

    2026/06/27
    激しく煌めく短い命
    綿矢りささん

    長い長いお話

    レズビアンと、一言で片付けられない
    内容の濃いお話でした。

    おもしろかった

    ステキに生きていけたらよいな

    0
    2026年06月27日
  • 蹴りたい背中

    Posted by ブクログ

    最年少芥川賞!まして綿矢りさは当時美少女と言っていい。ただ、この作品、理解されてない。恋愛小説だと思ってるでしょ、みんな。違います、主人公は蜷川に恋してないよ。恋愛というものは両者の熱量が必ず食い違う。だから、相手の背中を蹴りたくなることはある。でも、外界と折り合えない主人公は傷つき、狂ってしまえたらどんなに楽かと思っている。そして主人公から見て、蜷川は狂っているんですね。だから、お前だけずるい、という気持ちが「蹴りたい」になるんです。

    0
    2026年06月23日
  • 怪と幽 vol.022 2026年5月

    Posted by ブクログ

    特集が「はじめてのクトゥルー」だったのと、乙一さん周年というのとで手に取った次第。クトゥルー、よく見聞きする言葉だけど内容そのものに全く無知なので。

    そんな中、一番印象的だったのは、
    小川洋子さんの「お借りいたします 棺」
    特集と全く関係ない読み切り小説だったから、身構えなく読んでました。だからこそのインパクト ガツン!!だったのかな。

    あの結末… ぇ!?どういうこと!?
    妊娠と流産を繰り返しているという流れにすごく違和感感じたけど、まぁそういうこともあるかもしれんと強引に納得しつつ読み進めていったら…
    葬儀場の職員さんから投げかけられてるあの言葉、
    ぇ、どういう意味?? 主人公の周りから見た人物像って、読み手が想像してきた人とは全然別物なの!? それとも、あの場面で急展開したんだろうか…
    それまで淡々と進んでいただけに、最後が急展開過ぎて面白かったです。キツネにつままれたみたい。。

    クトゥルーに関しては、正直よく分からないままです^_^
    用語集とか色々噛み砕いた内容だったけど、頭に入ってこなかった…すみません、あれかな、カタカナアレルギーなのかな、私(笑)

    0
    2026年06月21日
  • 勝手にふるえてろ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    物事の言い回しが独特で面白みが強かった。
    ヨシカに対して感情移入できなくはないが、冷笑してしまうくらい痛い女子。できれば一途な彼女には幸せになってほしいが、ニと付き合ったとて、幸せにはならないと思う。過去の恋愛傾向から見るに、奴は自分のものになった女には興味をなくす。しかも長い時間を独占する迷惑なタイプ。ヨシカが行動を起こさない限り、イチは外野でしかない。
    妥協の話だった。だけどリアルってそういうものだし、母親が言っていた「なんとなく」はある意味、間違ってないのかもしれない。ちょっと悲しいけど。

    0
    2026年06月21日
  • 私をくいとめて

    Posted by ブクログ

    私にはAみたいな存在はいなかったと思う(考える ことはするけど自分自身と対話するような思考は なかった)が、
    最近はAと対話することによって思考の整理をし ているから、Aのような存在かも。

    わずかな友達はいるし連絡をたまに取ることはし ているけど、人付き合いが下手でなるべく関わり を狭めている私には、「結局他人が必要」という 言葉がやや重かった。
    踏み出してうまくいかなくて休んでは踏み出して の繰り返ししてた。
    みつ子は一歩踏み出せてた。
    また踏み出す気力が出るのだろうか。

    0
    2026年06月15日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    吾輩も猫である と同じように、百万回生きた猫を受けて著名作家さんがそれぞれ短編小説を書いたものを編纂した本です。
    広瀬弦さんの博士と猫がゾワっとしました。1番原作の意図に近しいものを感じました。

    0
    2026年06月15日
  • 生のみ生のままで 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女性同士の美しい恋愛のお話。
    この手の題材はなかなか最後報われずに終わる事が多い気がするけど、この本はとても爽やかで美しいラストでとても良かった。

    0
    2026年06月10日
  • しょうがの味は熱い

    Posted by ブクログ

    一度読んでいたものの印象が薄かったので流し読み程度で再読。
    最近結婚について悩み始めたが故に、最初に読んだ時よりも刺さる表現が多かった。
    奈世のように依存執着しやすい部分や、相手が怯えているとわかった上で追い詰めてしまう狂気のようなものが自分にもあり、相手が弦のように逃げたくなるのは時間の流れや人生の進め方が違うからなのかもしれないと思った。
    自然に、とてもスムーズに、のフレーズも印象的。自分の人生や付き合い方も見つめ直そうと思った。

    0
    2026年07月06日
  • ウォーク・イン・クローゼット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    綿矢りささんの小説3冊目!
    読みやすさと話へのワクワク感は期待通りだったけど、『嫌いなら呼ぶなよ』程の感動はなかった。
    「いなか、の、すとーかー」は特にそうで、自分が主人公に共感してしまいやすいって言うのが1番あるけど透がなんで責められるのか全くわからなかった。ストーカー2人にものすごい制裁があると思ったのに受け入れる形で終わっててモヤモヤした。身の回りのものを利用しようとするほどの野心があって生きることってそんなに悪いことなのかな。
    でも、解説にある通り人間の思考回路の解像度がすごいところはどの作品にも共通してた。

    0
    2026年06月05日
  • ひらいて

    Posted by ブクログ

    詩的な美しい小説だった。
    旧ジャニーズを10年以上推しているため、元HiHi作間龍斗が出る作品は元々気になっていた。山田杏奈ちゃんも演技が好きで、どんな作品かと思いながら気づけば映画公開も終わり、アマプラは無料じゃなかったので観れていなかった中、森道市場でたまたま原作を見かけて購入した。
    根底にあるのは聖書、キリスト教の教えなのかな。鶴は平和の象徴、クライマックスのたとえのセリフも迷える羊を探す羊飼いのような響きで、高校生の青春を描いた小説とは程遠いところにある、舞台を見ているかのような臨場感とセリフ、情景描写の美しさ。短い小説だったが、愛、たとえ、美雪の人となりは情景描写によってしっかりと描かれていた。

    0
    2026年05月25日
  • 憤死

    Posted by ブクログ

    静かに不気味な話とぶっ飛んだものへの恐怖と尊敬の話と読後感が独特な最後の話。
    最初の「おとな」が一番気持ち悪くて怖い気もする。

    0
    2026年05月24日
  • 私をくいとめて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最近ハマってます、綿矢りさ。
    一文も長いし同じ言葉を繰り返すのに、なぜかめっちゃ読みやすい文章で毎回すごいなーと思う。あとこの人は本当に比喩表現がうまい。日頃なに考えて生きてんだ。

    みつ子の気持ちに痛いほど共感できた。わたしもひとりが好きだし、恋愛が億劫だし。想像上の人物Aが出てきたとき、これやべー障害持ってる女じゃね!? と思ったけど、Aとのやりとりがとってもいい。
    個人的に好きなのはノゾミさん。強い、強すぎるぞ。あれだけされてもカーターが好き、なぜなら顔がタイプだからって笑

    劇的なドラマはないけど、息抜きにはちょうどいい話でした。

    0
    2026年05月19日
  • あのころなにしてた?(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    綿谷さんの本、初読み!
    鋭さと柔らかさが絶妙に共存してた。
    コロナってどんな感じやったん?な世代に読んで欲しい。

    0
    2026年05月18日
  • 激しく煌めく短い命

    Posted by ブクログ

    主人公の女性にずっとはまれずに読んでいたが、最後の最後によくがんばった!と言いたくなった。

    恋の炎を甘く見過ぎて、いつまで経っても消し止められず、気づいたら毎晩焼かれている。

    ってわかるわー

    0
    2026年05月10日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    『100万回生きたねこ』にちなんで13人の作家が綴った短篇集。角田光代と綿矢りさの作品が光って見えた。もちろん佐野洋子の絵本も読んだ。

    0
    2026年05月07日
  • しょうがの味は熱い

    Posted by ブクログ

    奈世も絃もおかしい人。でも他人から見たら私もおかしい人。だから面白いし、不快だ。話すという行為は難しくないのに、意思疎通は難しい。人間って弱い生き物だな。

    0
    2026年05月01日
  • しょうがの味は熱い

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結婚したすぎて婚姻届買ってきちゃうところとか主人公に共感できる部分が多かった。疲れ切った相手には重いということもよくわかる。
    自分は最愛の人と結婚できて超ハッピーだ!

    0
    2026年04月29日
  • 勝手にふるえてろ

    Posted by ブクログ

    主人公のプライドとそれに見合わない現実が襲いかかってきた。感情描写が多いけれど心理的負荷は軽い。解説のバレンタインデーのエピソードの方が衝撃だった。

    0
    2026年04月27日
  • 勝手にふるえてろ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私には、ヨシカみたいには生きられないな
    って思ったけど、何か言われたり感じ取ったり
    したタイミングで、さっきまでこう言おうと
    思ってたことが、変わることって大いにあって
    なんか人間味がすごいなって思った。

    でも、嘘でも職場に妊娠は流石に言えない、、
    私なら、黙って違う方法を思いつくんだろうな〜
    とかって、自分だったらで考えてしまった。

    それにしても、ニ彼はすごいな〜
    振り回されるのがすきなんだろうな。
    後なんか、手に入らない感じとか、、
    ザ男の人って感じだし、営業マンって
    さらに納得出来る。

    思われる恋愛が幸せって、
    実際はどうなんだろう???
    思った人と結婚した人と、思われて結婚した人
    2つとも経験した人なんて
    そうそう居ないでしょ?
    居たら、おしえてほしいな。

    どっちが幸せだった??って

    0
    2026年04月15日