綿矢りさのレビュー一覧

  • 嫌いなら呼ぶなよ

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    ネタバレ

    眼帯のミニーマウス

    同僚の根掘り葉掘りがリアルすぎて鳥肌。
    悪意がない顔で踏み込んでくるのを、耐えろと言われるのが現代なんだと思った。

    勝手にキャラを作られて、そこにハマれないと浮く。
    主人公が抜け出した方法に「その手があったか」と思わされたけど、
    本気で対抗した途端、周りが割れ物扱いになる感じがいちばん気持ち悪い。
    これが現実。

    神田夕

    現代のSNS時代のリアルそのもの。

    推し活は流行っているけど、度を越えると
    日常の自分とネット上の自分の境界線が壊れる。
    仕事ではうまくやれているのに、
    YouTubeのコメントでは平気で辛辣になり、アンチになる。
    その良し悪しがわからなくなってい

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    2025年12月29日
  • 意識のリボン

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    8つの短編小説からなる本だが、最後の意識のリボンの話が好きだった。履歴書に真っ先に書いてきた、人生で1番大事だと思っていた大きな成果よりも、人との関わりや人を助け、助けられたことの方が死に際では鮮明に思い出された部分が特に印象に残ってる。
    しかし、文体や話の進み方が自分に合わなかったのか、本自体はそんなに長くなくページ数も少ないのに読み終わるのにちょっと苦戦した。本を通して筆者が何を伝えたかったのか曖昧だった。

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    2025年12月25日
  • しょうがの味は熱い

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     仕事に疲れて帰ってくる男と、男に気を遣って疲れてしまう女の日常の構造から、徐々に煮詰まっていくしょうがの味を思わせる。

     煮え切らない男に対する煮詰まった女の視線はどこか怖さを感じさせるものがある
    が、本題はそこじゃなくて、恋愛ってこういうとこもあるんだよなと。

     併録されている「自然に、とてもスムーズに」でさらなる展開を迎える二人の行く末は、きっと幸せになるんだと願っています。

     幸せになってくれ。

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    2025年12月21日
  • しょうがの味は熱い

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    ネタバレ

    でもそうか、絃も私と住んでことがかなりストレスだったんだ。
    でも身体の異変に気づいても私みたいに相手のにしたりせずに内緒にして、一人でずっと耐えていたのです。

    長く続いた同棲生活のなかで、私たちがいっしょに住むパートナーとしては、あんまり向いていないことは分かっています。

    ↑こんなに相手のことを思いやる心がお互いにあっても、結婚となると話は別なんだなと思った。
    結婚って本当に難しいんだなと思う。

    続きが気になる、まだまだ読み足りない一冊。

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    2025年12月17日
  • オーラの発表会

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    そのままの自分を受け入れてくれる人も、変化を強要してくる人もいるけれど、色んな人との関わりの中で、私は私の個性を見つけていくんだな。少しずつ社会と折り合いをつけて変容することはあっても、海松子や萌音のように自分自身を見失わずに、自分だけの個性を愛せる人でありたい。

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    2025年12月10日
  • 生のみ生のままで 下

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    同性愛の物語ではない
    愛していてもセックスは無いよりも
    やっぱりあった方が絆は深まるのかな
    ならば性愛の物語?
    …いやもう純愛、でよくないか

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    2025年12月01日
  • 大地のゲーム

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    綿矢りさがこういうの書くんだという驚きはあった。
    どことなく昔の村上龍の作品(コインロッカー・ベイビーズとか、愛と幻想のファシズムとか、5分後の世界)の雰囲気を毒抜きした感じは気のせいか……。
    10年前読んでたらまた違った気持ちだったのかも。

    天才はみんなの中にある理想を掴める凡才という旨の言い回しはちょっと面白かった。

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    2025年11月20日
  • オーラの発表会

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    松海子のズレ具合がめっちゃ面白かった笑
    共感できるとこはほとんどないし学びは少ないけど、スラスラ読めて元気が出た。
    この著者の重めのテーマの本も読んでみたい。

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    2025年11月18日
  • 生のみ生のままで 下

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    これまでのアイデンティティを打ち破るほど心震え特別な愛を感じる相手との出会い。異性/同性を超えた唯一無二の存在との関係性が描かれる。しかしその賞賛や感動はそもそも自らの偏見ゆえではないか、と釘を刺してくださる水上文さんの解説がまた鋭い気付きに。

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    2025年11月14日
  • 蹴りたい背中

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    文章のリズムが、普段読まない感じ
    スクールカーストの話はあまり好きじゃなくて刺さらなかったけど
    表現力が尋常じゃなかった

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    2025年11月10日
  • オーラの発表会

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    綿矢りささんの作品は、生々しい描写もあったり、「うわっ!」とびっくりするシーンが必ず1つはある。

    登場人物もかなーり独特だし、中盤まで「これどうやって締めくくるの?」というような、のほほんとした雰囲気。

    のほほんだけど、ずっと面白いと感じられて、どんどん読み進められるという不思議さ!

    奏樹が優しくていいなあ。
    萌音も、自分だったら友達になれないなとは思うけど、人にそこまで関心のない海松子との相性が良くて、読んでて軽快なやり取りが楽しかったなあ。

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    2025年10月30日
  • 生のみ生のままで 上

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    ネタバレ

    颯とのあっけない別れに少し驚いたが、それほど彩夏に惹かれてたんだなと思った。百合小説は何冊か読んだことがあるが、ここまで細かく書かれているものは初めて読んだ。女性同士のカップルと女友達は区別がつきにくいから、バレることはあるのか?と思ったけど結構すぐにバレてて展開早いなと思った。続きがきになる。

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    2025年10月29日
  • 私をくいとめて

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    タイトルに惹かれて買った。もうひとりの自分、誰しも持つのか否かわからない。自分にもいるようで、結句、諦めてる、慰める、叱る、勇気づける、安心させる、安心する、そして決める。性別に差があるのか、今回は女性が主人公であることが作品となっている。私をくいとめて、くいとめられないのか自分なんたな

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    2025年10月29日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    小池真理子さんのが1番よかった。
    小池真理子さんのあの日にかえりたい は、なんか後をひく寂寥感があったなぁ。人生で自分と狭い周りのことだけ考えていればいい、無責任でキラキラした時限的な日々。
    私も学生時代によく遊んだ場所(いまは、100年に一度の大開発で全く変わってしまったけど)を時々思い出す。今も私の中の一種 パラレルワールドであのまま存在すると信じて。その当時の友達とは、全国バラバラでずっと会っていないけれど、やはり あの時のままパラレルワールドで一緒に遊んでいる。
    でも、思い出すと楽しいけれど、なんか寂しくなる。

    そんな気持ち。

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    2025年10月26日
  • 蹴りたい背中

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    陰キャと陽キャ。

    陰キャと陽キャは決して交わらない。
    自分の自意識過剰さ加減は自分では気づけない。

    いろんな感情が入り交じって「蹴りたい」気持ちに繋がるのだけど、そういった鬱屈した感情ってなかなか人には理解されないかな。

    気持ちは少し分かる気がするけど、まぁ、背中は蹴らないよね。

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    2025年10月13日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミン、中学生の時、同級生女子からアルバム借りたな。思春期だな、嫁がファンじゃ無いから疎遠になったけど、ホントはこんな世界観が自分にはあってたかもね。

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    2025年10月11日
  • 蹴りたい背中

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    ネタバレ

    高校1年生の初美(ハツ)とにな川を中心に展開していく。主人公ハツには中学からの友達だった絹代が同じクラスメイトだが、すでに絹代は他の仲間を見つけ、その対比が切ない。自分と合わない人間と馴染む気はないが、一匹狼にはなりきれないハツからは未熟な感じが伝わる。一方で、にな川は推しのオリちゃん以外に関心がなく、同じクラスの余り者のハツとは対照的で、そこにハツも興味を持ったのだと思う。思春期特有のもどかしさを感じつつ、蹴りたい気持ちは理解しきれなかった。ただ、それくらい衝動的な心の動きがあったということかな。

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    2025年10月11日
  • 蹴りたい背中

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    ネタバレ

    まだ力がなくて不安や劣等感に押し潰されそうなのに、妙にプライドが高くて弱さや自分の置かれている立場を上手く認められない絶妙な思春期の心情を上手に表していると思った。
    可愛いとは昔、かわいそうから来ていた言葉だったらしい。可哀想と相手を見下しているのに、それが可愛いというような肯定的?な感情を巻き起こしてしまったのかなーと。そしてそんな可哀想で好きな彼をいじめたくなるような感情が生まれてしまったのかなと。
    可愛いものをいじめたくなる、分かるような気がする。

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    2025年10月07日
  • しょうがの味は熱い

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    読み始めはただよくあるカップルのすれ違い程度に思っていた。弦は毎日仕事に勤しみながら、プライベートの時間を阻害されてる気分に、自分の気持ちを察してくれない奈世にうんざりしていた。奈世はその少しそっけない弦に振り向いてもらう方法がもう結婚以外に見つからず、結婚さえすれば魔法がかかるかのように2人の関係が修繕されると信じてた。
    だけど、ストーリーが進むにつれ、奈世の異常なまでの弦への執着や感覚の違いを感じる。時間が経過し弦は奈世を迎えに行きプロポーズするが、両親は猛反対。結婚を断ればもう先はないかもしれないというその揺らぎこそ、結婚という事への執着を表すのかもしれない。
    綿谷りさの文章は、とても比

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    2025年10月05日
  • 蹴りたい背中

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    主人公はどこか周りと馴染めずにいる女子高生の絹代。そんな彼女はクラスメイトの所謂陰キャラの男の子と仲良く?なる。
    絹代はその男の子の家に何度か遊びに行ったりするうちに、色んな意味で気になる存在になっていく。
    彼には推しが居た。ファッションモデルのオリチャン。絹代が部屋に遊びにきていても気にせずにオリチャンオリチャン。今からオリチャンのラジオ聞くから、って絹代は放置されて、彼の背中を見つめていると「蹴りたい」という感情が芽生えてほんとに蹴飛ばしてしまう(´∀`)

    好きとか嫉妬とかムカつくとか気持ち、そういうの全部ひっくるめての「蹴りたい」だったのかな?

    絹代は一度も彼のことを好きと認識してい

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    2025年10月04日