綿矢りさのレビュー一覧

  • 100万分の1回のねこ

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    佐野洋子さんの『100万回生きたねこ』をオマージュして名だたる作家さん達が紡ぐ短編集。
    私は多分、来世もあると思っている。前世もそして。
    それは決して愛する人がいなかったからではないけれど。

    それぞれの物語も勿論面白かったけど、そこまでの想像力や価値観の広がりを与えてくれた原作の素晴らしさに改めて気付いた。
    姪っ子への誕生日プレゼントに決定。

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    2023年12月23日
  • 意識のリボン

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    エッセイっぽい小説。

    割とサクサク読めたけどノンフィクションっぽい表現が多々あってイマイチ物語に入りこめず。
    綿矢りささんの女性描写は本当に美しくて好きです。

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    2023年12月19日
  • 手のひらの京(新潮文庫)

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    3姉妹3者三様の青春。
    恋っていいなあ。
    若いっていいなあ。

    そうそう、若い時ってこん風に色々悩むよね!

    京都という歴史やブランドある街に翻弄されながらも、自分の道を自分で見つけて生きていく彼女たちの強さがいい。

    その京都独特の幻想の様も描かれていて、綿矢さんも京都出身なんだね。

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    2023年12月12日
  • 100万分の1回のねこ

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    著名な作家さんが「100万回生きたねこ」にオマージュした物語を創作。
    頭の中に、あのねこのお顔が浮かぶような、そんな物語が多く綴られていた。
    ねこの気持ちに寄り添ったり、ねこの方が何倍も人間より理解していたり。
    読後、ねこがより一層可愛く見えてしまった。
    かわいい。とってもかわいい。

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    2023年12月05日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンの曲をモチーフにした短編集。

    どれもほろ苦い、大人の作品集かな。
    綿矢りささんのは、ちょっと怖かった。多くは読んでいないのだけど、ちょっと危うい女性を描くのが得意な作家さんなのかなと感じた。
    川上弘美さんの作品は、辛い描写もありつつ、それでも希望を持たせる終わり方でよかった。女の子がしあわせであるようにと、私も願った。

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    2023年12月05日
  • 意識のリボン

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    短編小説の集まりで読みやすかったが、話の内容がイマイチ理解しにくかった。
    各話の最後にあとがきを読めば、内容の理解が深まると感じる。

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    2023年11月28日
  • 二周目の恋

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    やっぱり好きな作家さんの話が面白かった
    島本理生さん 綿矢りささん 遠田潤子さん

    波木銅さんは初めての作家さんだったけど 内容がイマイチ私には入ってこなかった

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    2023年11月25日
  • 意識のリボン

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    一見まとまりのない短編集に見えるが、収録されている作品にはさまざまな女性が語り手として登場する。独身女性、女性作家、元カノ、妻、姉、妹、母、娘。人生において私たちの呼び名は変わるけど、「私は私」ということを忘れずに生きていこうね、というようなメッセージを感じました。

    特に好きだったのは最初に収められている「岩盤浴にて」。岩盤浴でリラックス&デトックスしようと思って来た語り手が、周りの人の様子や会話に気を取られて、逆にいろんなことをグルグル考えちゃう感じ、わかるなあ〜って思いながら読みました。

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    2023年11月23日
  • 私をくいとめて

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    ネタバレ

    黒田みつ子
    脳内のAと会話する。

    多田くん
    取引先の営業マン。

    ノゾミさん
    会社の先輩。

    カーター
    片桐直貴。誰が見ても真性のイケメン。

    中畑遼
    スマイル歯科の院長。

    皐月
    大学時代の友達。ローマに住んでいる。

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    2023年11月02日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    松任谷由実さんの楽曲をテーマに各作家さんが書いた短編集。
    個人的には「春よ、来い」が一番好きだった。3人の視点から描かれるストーリーで、一見全く設定のない3人がどう関わってくるのか楽しかったし、ちょっとファンタジー的要素もあって(読んだ人にはわかる「あれ」)、なんだかあったかい作品で素敵だった。そして、ちゃんとユーミンのことが書かれてた。

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    2023年09月20日
  • 生のみ生のままで 下

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    ネタバレ

    わたしにとって綿矢りさは合う合わないが極端に分かれる作家なのだけどこれは合わない方の綿矢りさだった。
    物語の展開はシンプルというか何かのテンプレートか?と思うくらいにお決まりのものばかりで、まあ、あるよねこういう物語…という感想。劇的な恋の落ち方、彼氏との別れと反発、同居、見え見えな感じで入ってくる邪魔、そこからの別れ、からの復縁、などなど…
    ただ、逢衣のモノローグはとても鮮やかで、綿矢りさの力はここに表れているのだなと感じた。抑えめながらも情緒的で情熱的。すばらしいと思う。
    そして彩夏が逢衣の存在を周囲に明かさないと選ぶこと、逢衣の家族の反応など、読者に夢を見させない展開も綿矢りさの意図する

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    2023年07月23日
  • 夢を与える

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    ネタバレ

    はじめが長々としんどかった。
    最後まで読んでそこの恵まれていた感じが必要なものだったのかもとは思った。
    正晃とのところも先の読める展開で
    やるなよ、やるなよ、という
    親と事務所、そして読者の思いを
    夕子が綺麗にぶったぎっていく。
    夢を与える側の人間の自業自得のお話。
    思春期の失敗がここまでのことになる
    芸能界大変やなぁ…

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    2023年07月21日
  • 意識のリボン

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    読みやすかったけど、エッセイなのか小説なのか混沌して作中に入り込めなかった。
    (綿矢りさに高校生の娘いたっけ?あたりで小説だと気付いた)
    でも「意識のリボン」と「履歴の無い妹」は面白いというか考えさせられることが多く読み応えあった。
    特にこの一文はとても好き。

    “本物の”“生の”写真なんて、私はいらない。嘘っぱちでもいいから、笑顔でピースしている写真さえあればいい。人生で残しておく思い出は、安心で、たいくつな方がいい。

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    2023年07月03日
  • 私をくいとめて

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    今までの綿谷作品とは一味違うように感じた本作。相変わらず自分の世界に閉じこもり気味な主人公ではあるものの、お一人様を満喫しながら、周りのみんながなんだか憎めず、毎週楽しみにしている30分ドラマを観ている感覚に陥った。
    2020年の作品だし、何か心境の変化でもあったのかな。表紙センスは相変わらず素敵

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    2023年07月02日
  • 夢を与える

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    夕子が恋に落ちるまでを長く感じ、読んでいる当初は苦痛に感じることもあった。しかしながら、裏を返せば人生は基本的には淡々とした毎日の繰り返しであり、ある日突如崩れゆくものなのだということを表していると思うと、前半部の夕子の幼少期から中学生までの期間がいかに大切だったかを読後に感じた。特に自然に囲まれた中でのびのび成長していく夕子と多摩のお互いまだ恋心とも自覚しないような関係性の可愛らしさと美しさがが際立つ。
    また、「夢を与える」という言葉に違和感を持っていた夕子が自らが夢を与える側になったという際に、その違和感を失ってしまっていたことが切ない。そして、最後に「夢を与える」とはどういうことか、自分

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    2023年06月30日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    あまり歌詞リンクしている感じはしなかった気がする(あまりユーミン詳しくないのもあるかもだけど)

    綿矢りささんの青春のリグレットは綿谷さんらしいぶっとんで振り切った感じの主人公で面白かったし、歌詞と相まって忘れられない恋がある人には刺さると思う。
    「尽くされるより尽くす方が好き、自分が心から愛せる相手と一緒になることん夢見ていた20代のころ」

    春よ、来い
    「合コンが苦手じゃない男や女ってあんがい少ないんだよ」合コンって結局、互いを値踏みしてアピールする競技でしょうそんなのが好きな人間ってスポ根マンガに出てくるようなタイプの人間だけだから。

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    2023年05月31日
  • 生のみ生のままで 下

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    一昔前に比べたら、多様性が叫ばれるようになって、ずいぶん生きやすい時代にはなったけれど、
    好きになった相手が同じ性別だから、家族になることを諦めざるを得ない状況、なんとかならないか。
    場合によっては未だに同調圧力が凄まじいことも多く、マイノリティは蔑ろにされがち。
    ただ、心の性を偽るのはいかがなものかと思う。
    心の性がどうであれ、性別でトイレや更衣室の使い分けることには特に何の思い入れもないし、それをありがたく享受しているわけでもない。それらに対して強い拘りを持っている時点で…とは思う。
    いくら心の性が女性だからって、男の外見をした人が入ってくるのはこわいし、同性ならそれがわかるはずなんだけど

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    2023年05月30日
  • 生のみ生のままで 下

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    ネタバレ

    かわいそうだね?を読んでみて、同じ作家の他の本も読んでみたくなり手に取った本。
    同性愛についての話で結構読んでいて辛くなることも多かったけど、想定よりは世間から貶められることなく(本人たちはかなり傷付いてはいたけど)幸せな結末を迎えられてよかった。
    彩夏は頭の中では今田美桜のイメージ。

    人生の短いひととき、なんで自分を、もしくは誰かを、むげに攻撃する必要があるだろうか。同じ時代を生きているだけでも奇跡のような巡り合わせの周りの人を。
    がほんとそのとおりだなと。

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    2023年05月27日
  • 生のみ生のままで 上

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    性別や立場を超えた愛のお話。
    誰かを好きになるとは、こういう感覚のことを指すのだろうか。
    やや中弛みはあったが、下巻が気になる終わり方。

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    2023年05月27日
  • 私をくいとめて

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    ネタバレ

    頭の中に存在する「A」を心の支えとする30代OLみつ子の日常を描いた物語。みつ子の頭の中にしか存在しないはずのAとの生き生きとしたやり取りや、同僚のノゾミさんとの恋愛トーク、穏やかな多田君との関係性などの、描かれている事柄に妙にリアリティを感じます。物語自体はさらーっとしたみつ子の日常で決して派手ではないはずなのに、何故か彼女の過ごす日々が気になってしまいます。等身大の女性としてのみつ子の姿に自分を重ね合わせて共感するからこそ、引き込まれてしまうのかなと思いました。

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    2025年12月21日