綿矢りさのレビュー一覧

  • 生のみ生のままで 上

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    彩夏に翻弄される逢依の様子にすごく共感できた。私自身、格好良い女性に惹かれるから、小説の中の描写から彩夏の姿を想像して、ドキドキの気分を味わえた。彩夏が逢依のことをフルーツに例えると梨だと言って、逢依は彩夏をブラックチェリーだと思うというシーンが印象的だった。女優と暮らしても、依存しすぎず、自分の生活は自分でなんとかできるようにとするところや、ベッタリな彩夏を適当に交わす様子は、淡白な梨がぴったりだと思った。
    二人の仲を週刊誌に告発したのはやっぱり凛ちゃんなのかな?後半、二人の関係がどうなるか、結末が楽しみ。

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    2022年08月12日
  • 生のみ生のままで 上

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    若い美女同士の恋愛という、中年男子には共感しにくい設定ながら、ぐいぐい読み進んだ。
    二人は事務所から別れを強要され、さて下巻はどういう展開となるのやら。

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    2022年08月10日
  • インストール

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    最初は戸惑ったが、
    パソコンが出てきたあたりから、
    どんどん読めて、楽しい。
    いかにも女子高生の頭の中。
    次が楽しみ。

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    2022年07月23日
  • 蹴りたい背中

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    モヤモヤする。モヤモヤが最後まで解決しないところもリアル。高校生の、自分でも自分の感情が上手く整理できない感じ。大人になってやっと整理できる感じが懐かしくもあり、でもやっぱり若さゆえの歪んだ感情が面白かった!
    でもやっぱりスッキリしない感じが心にモヤモヤを残してる

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    2022年07月01日
  • 意識のリボン

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    ネタバレ

    エッセイかと思うほど、リアルで感情移入してしまう。
    短編集ではあるが、女性の不安に思う感情に寄り添ってくれる優しい小説だった。
    最後の短編「意識のリボン」では、生死を彷徨う事故により心の余裕を得た主人公がいた。私もせかせかせず、広い心を持って人に接したい。のにそれができていない‥

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    2022年06月24日
  • 大地のゲーム

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    そういや少し前に有名になった人だ!けど忘れてたけど、読んでみたら、なんというか想像と違ってた。
    ある意味で読む前のハードル上げてたから、ちょっと斜に構えて読んだかもだけど、イマイチと言えばその通りで、どこらへんで盛り上がればよいのか、誰に感情移入すれば良いのかも分からないまま終わった感じ。みんなして中途半端じゃないか!というか。
    と言いつつも、大学の中の妙な高揚感とか緊張感が、それなりに面白くもあり、雑然とした感じが大学っぽいというか、60年代っぽくもあり。
    そういうゴチャゴチャした話だったわけですよ。

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    2022年05月10日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    身近な人のこと、分かっているようで
    分かってないことも多いんだろうなぁ。
    好きが憎しみに変わったり
    友情が愛情にかわったり…。

    お互いのことを思い、助け合える関係って
    友情でも愛情でも素敵だと思う。

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    2022年05月06日
  • 私をくいとめて

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    映画での、のんさんの迫真の演技に原作も読みたくなり購入。

    独特の表現につまずきがちになりながら読みました。映画を観てなかったら、理解出来ないところが多かったかもしれません。
    映画の方がクォーターライフクライシスに悩む主人公の葛藤が上手く表現されてたような。。

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    2022年05月05日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    ー女子の戦い、ここにあり。

    〈あらすじ〉
    30代間近。今が自分の「売り出し時」だ。街デート用、アウトドアの日用、歳上の彼とのお出かけ用。気合が入ってると思われないように、だけど最大級に自分がかわいいと思われる洋服を。そうやって焦る毎日を過ごすOL早希。
    豪華な衣装部屋を1番の条件に部屋を選んで、その中の豪華な服たちを見ることで頑張ってきた自分を実感できる人気タレントだりあ。
    幼なじみとして過ごしてきた日々と、ままならない日常を描く。
    他「いなか、の、すとーかー」収録。

    〈感想〉
    もう女子としては共感しまくりの服の選び方。心の底から自分の好きな服着ていいよって言われても、正直どんな服が着たい

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    2022年04月12日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    難しい設定がなく登場人物もシンプルだったため、
    1日ですぐに読み終えることができました。

    いなか、の、すとーかー
    は、少し展開が読めてしまっていた部分はありましたが、
    重要なのはそこではないような気もして、最後まで楽しめました。
    自分を好きでいてくれる人が多ければいいということでもないんだなぁ
    自分を好きな人からの方が、自分に無関心でいる人よりも関わる機会が多いから、
    嫌われたり憎まれたりする可能性は高いんだなぁと気付きました。

    なるほど!

    ウォーク・イン・クローゼット
    自分の幸せってこれだ!って思い込んでる部分が誰しもあるかもしれないけど、
    早まって定義づけしたり決めつけたりする必要は

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    2022年03月01日
  • 憤死

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    ネタバレ

    小気味のいい筆致がすき。処女作からずっと変わらずパンチとエッジの効いた文章を書く。ゾッとする話、救われない話、でも面白くてどんどん読み進めてしまった。流石だ。

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    2022年02月12日
  • 100万分の1回のねこ

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    短編集は、滅多にかわないが、表紙の絵に釣られてしまった。みなさん、楽しんで書いているようで、遊び心のあるお話が多かった

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    2022年02月06日
  • 私をくいとめて

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    たまたまブックカフェにあったので読んでみた。
    私には理解しがたい内面との自分との会話、メンタルヘルスのためにすっごいアリ!って思った笑

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    2022年01月27日
  • 憤死

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    3.5
    トイレの懺悔がぞっとしたーーー!
    憤死については、うん、わかるわかると。そういうのに似た子いたなーっとか、悪いけどお菓子もらいに行く感じとかわかるなーっと

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    2022年01月10日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    『かわいそうだね?』に出てきた亜美の彼氏のような、何度聞いてもよく分からないことを言う人物が印象的。今回で言うと透のファンである砂原。理解しがたいセリフを考えるのって難しそう。
    子供の頃はままごとをあんなに楽しそうにしていたのに、仕事帰りの料理はやりたくない。今まで気づいたことはなかったけど、ものすごく共感した。

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    2021年11月28日
  • 私をくいとめて

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    映画の予告を見て気になったので文庫を手に取りました。

    1人行動が好きなのでみつ子に共感。会社の同僚も個性的で面白かった。

    綿矢りささんの小説は久しぶりに読んだ。解説が金原ひとみさんで嬉しかった!

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    2021年11月25日
  • 憤死

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    昔読んだ綿谷さんの本が
    若い人のむき出しの狂気を孕んだ
    そんな感じの本だったから

    こういう形のお話もかくのか!と驚いた

    しかし、物語1つ1つに込められた
    なんとも表現しがたいパワーみたいな
    奇妙なかんじはどれもある

    力を感じる

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    2021年10月17日
  • ウォーク・イン・クローゼット

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    やっぱり好きだなっていう文章の書き方で、あーここ好きだな、あーーここも好きだなって思いながら読んでいた

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    2021年09月19日
  • 100万分の1回のねこ

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    好きな作家さんのお話が収録されていたので購入。よく分からない話や詩、面白い話、苦手なタイプの話まで様々。全体としては、ストーリーより描写や言葉を楽しませて貰ったなという印象。川上さんの文章は初読みだったけど、かなり好き。あと山田さんの話のタイトルがオシャレでツボでした。


    生きる気まんまんだった女の子の話/江國香織
    100万回殺したいハニー、スウィートダーリン/山田詠美
    博士とねこ/広瀬弦
    虎白カップル譚/谷川俊太郎
    幕間/川上弘美

    ある古本屋の妻の話/井上荒野
    おかあさんのところにやってきた猫/角田光代
    百万円貰った男/町田康

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    2021年07月30日
  • 私をくいとめて

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    単行本の登録がなかったので文庫版で。
    みつ子にきょうかんするところは多々あれど
    自分が根本的に人を必要としていないことを
    ショックに思えないあたりに私の敗因があると分析。
    映画は番宣くらいしかみなかったけどキャスト
    多田君もA(声の出演だけだった?)も良すぎない?

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    2021年06月19日