天野純希のレビュー一覧

  • 読んで旅する鎌倉時代

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    大河ドラマと合わせて読みました。
    歴史は勝者が作るとはよく聞く話ですが、正史はそうなのだろうなとつくづく思います。そして、それだけではなく、歴史とは解釈なのだなと深く思います。特に歴史小説を読んだ後には。そして、このようなアンソロジーを読むと、一編ごとに少しずつ変わっていく(あるいは観点を変えていく、ずれていく)解釈が実に面白いものです。
    一冊の長編を読み通すのも面白いのですが、これはある観点からの物語を深くしていくことだと思います。アンソロジーには多観点から読み解いていく、そして、一編ずつを積み重ねて一冊の流れを読み解いていく楽しみがあります。
    私は背表紙に「高田崇文ほか」とあったので購入し

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    2022年05月01日
  • 燕雀の夢

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    2022.2.2完了
    短編が進むにつれて少々の繋がりを見せているのでホントの短編と言う感じでもない。竹阿見の話は少々面白かった。
    日吉が実はホントの息子となれば面白い話でもあるしね。

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    2022年02月02日
  • サムライ・ダイアリー 鸚鵡籠中記異聞

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    軽いテンポでなかなか楽しかった。江戸時代の市井を描いているが、特に大きな事件も起きず少し不幸な日常が繰り広げられる。江戸時代の武士は本当に生産性のない暇な職業だったのだなと感じた。

    そして実に清々しく綺麗な終わり方。日記中ではぼやき節だった文左衛門だが、最後は多くの友や家族に看取られ、笑顔の最期を迎えられるのは彼の広い人脈の成せる技。流行りに乗って始めた鉄砲に皆がやめた後も一人通い続けたり、全く理解できない文会にで続けたりと、だらしなくとも決して人を裏切らないところが愛される理由かなと感じた。

    だらしない一人称、日記という共通点では森見登美彦の『恋文の技術』を思い出した。

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    2021年12月12日
  • 信長嫌い(新潮文庫)

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    天野純希さんの戦国武将達の短編集。
    全七話
    今川義元、真柄直隆、六角承禎、三好義継、佐久間信栄、百地三太夫、織田秀信のストーリー。
    どの作品も戦国武将好きには刺さる内容で楽しめました。
    豪胆なイメージを覆されたり、イメージ通りだったりしますが、飽きずに楽しめました。
    ですが印象的な作品はありますが特に気に入った作品はなく評価はこうなりました。


    2021/10

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    2021年10月23日
  • 蝮の孫

    ネタバレ 購入済み

    骨肉の争いに塗れた斎藤家の末路

    祖父が下克上で簒奪した国主の座を世襲した斎藤龍興。人間の獣性に満ちた時代に翻弄された彼が最後は一個の人間として生きていこうとするストーリーには救われる。
    本書は織田信長への敵視を基軸にストーリーが展開していくが、斎藤家から正室として嫁いだ帰蝶の視点で信長の人生を是非描いてみてほしい。斎藤道三から明智光秀、豊臣秀吉、徳川家康など豪華絢爛なメンバーで、記録のほとんど残されていない帰蝶が縦横に生きる様を常日頃想像している。

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    2021年08月26日
  • 有楽斎の戦

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    決戦シリーズの4作品と書き下ろしの2作品。
    そういう中身とは知らず、織田有楽斎の生涯を描いたものと思って購入したので、違和感。有楽斎の生涯を読める、と期待してしまった分、読み進めるのが難しくなってしまいました。切り替えでいないのは、自分よくない。

    有楽斎、島井宗室、小早川秀秋、松平忠直を主人公にした作品。通じるのは、権力への反骨心なのか。反骨ではあるな。それが向いているのは、権力とは限らない。
    己の意を通したい、貫きたい、という精神かな、通じていたのは。

    やはり、この時代の人物は「花の慶次」と「へうげもの」の影響が強い。
    あの有楽斎の物語。と期待した分、構成に違和感があったのでしょう。決戦

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    2021年05月20日
  • 燕雀の夢

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    日本でも特に有名な6人の父親についての物語というのが、まずとても新鮮だった。そして、所々で息子とのつながりも描かれており、それぞれの人物を違う面から見ているように感じた。
    また、適度に脚色も加えられており、とても読み応えのある作品だった。

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    2021年03月07日
  • 紅蓮浄土 石山合戦記

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    戦国物は元々好きで、でも本願寺絡みはあまりよく知らなかったので手に取った本。
    なかなか引き込まれる感はあったけど、最後がちょっとなぁ… 終わり方が若干急ぎすぎ、安っぽい感じになっちゃってるのが残念な感じ。締め方って重要ですね。

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    2021年01月13日
  • 決戦!本能寺

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    緊急事態宣言の中、令和二年のGWに読んだ歴史小説です。何も活動のできなかったGWでしたので、読書だけが楽しみでした。

    この本は有名な本能寺の変を題材にしていますが、7人の武将の立場から見た形でストーリーが展開しています。新しい歴史小説の形で楽しいです、事件現場の空から中継を見ている感じです。

    以下は気になったポイントです。

    ・源頼朝の鎌倉幕府も、足利尊氏の室町幕府も、どちらも憎悪と野心をたぎらせた親族と家臣達が互いに憎しみ合いながら敵と戦っていた。だからこそ彼らは幕府を開けた(p67)

    ・肩衝(かたつき)とは肩の部分が尖った茶入れで、楢柴は初花肩衝、新田肩衝と並び「天下三肩衝」と称され

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    2020年12月30日
  • 決戦!本能寺

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    本能寺に関わる人の話ではあるけど、なんか距離が遠い。もっと、本能寺そのものを色んな視点から描くと面白いと思う。

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    2020年12月14日
  • 決戦!新選組

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    幕末ものや新撰組を描いた小説は度々読んでしまうもののひとつ。 どの本も、新撰組に対する見方や人物の性格・背景の描写が異なり、真実は定かになるものではないけれど、それゆえにどれも想像力を掻き立てられてまた他の本を探したくなる。 このアンソロジーは沖田総司、近藤勇、藤堂平助、永倉新八、斎藤一、土方歳三それぞれの視点から描かれている。 ひとつの目的に向かって、でも思いは各々の胸の中に…というのは、読んでいて歯痒くもあり美しくもあり。 そしてどうしてもNHK大河の新選組!のキャストを思い浮かべてしまうワタシ…。

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    2020年11月16日
  • 覇道の槍

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    三好元長の小説。理想だけでは、新しい世は作れない。そして、油断大敵。侮ってはいけない。人生は有限なのだから。

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    2020年10月25日
  • 紅蓮浄土 石山合戦記

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    信長vs浄土真宗本願寺派の長い闘いを、本願寺側の女忍び・千世(ちせ)の視点で描く。

    信長と仏教徒との闘いと言えば比叡山焼き討ちがまずは思い浮かぶが、この本願寺派との闘いも凄まじい。
    畿内を制した信長は莫大な戦費を本願寺に要求、さらに大坂から立ち退くことを命じる。
    当然それを撥ね付ける本願寺だが、そこから泥沼の闘いが始まる。
    信長のやり方は徹底した焼き払い、逃げて来た者は坊官、門徒、町民、老人女性子供にいたるまで撫で切り、または人買い商人に売り払うという酷いものだ。

    信長側からの視点で言えば、重要な港や商いの拠点としての大坂を何としても手に入れたい、そのために本願寺一派を追い払いたいというの

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    2020年09月25日
  • 決戦!三國志

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    決戦シリーズって、それぞれの短編が関係しているのが面白いのに、これは全く関係なし。最初の2本は短編として面白かった。

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    2025年04月13日
  • 決戦!新選組

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    ネタバレ

    戦国時代の小説は好きだが、幕末はそれ程は興味が無かった。
    正直、思想が色々とあってどれが正しいのかが分からない。
    時代が大きく変わるのであるから仕方ないとは思うが、この時代に死ななくてもいい若者を多く失ったのが何とも惜しい。

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    2020年07月02日
  • 蝮の孫

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    斎藤龍興の一代記
    竹中半兵衛との関係性を軸に物語は展開。
    龍興のイメージは通説と全然違う。
    おもしろかった。

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    2020年05月03日
  • 決戦!本能寺

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    本能寺を主題に沿えた、7作家によるアンソロジー。
    実行者は明智光秀であるが、その動機あるいは黒幕については、いまだに諸説紛々。
    本作では、葉室麟著『鷹、翔ける』は、明智光秀の家臣斎藤内蔵助こそ、変を起こした随一の者としている。
    木下昌輝著『幽斎の悪采』では、細川藤孝の謀を示唆する。
    天野純希著『宗室の器』は、宗室の独白で信長への思惑が語られる。
    裁判などで分かるように、事実の裏にある真実や当事者の心理などを正確に明らかにすることは、現代の事件においてさえ困難を極める。まして、過去の歴史上の事件など。
    だからこそ、あれやこれやと、作家の想像力を刺激するのだろう。読者にとっても、歴史小説を読む楽し

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    2020年02月18日
  • 決戦!関ヶ原2

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    とても好きなシリーズだ。
    でも回を重ねていくうちにクオリティーが下がっている気がする。それでも秀作に会えると次回も是非読みたいと思ってしまう。
    「名だけを残して」、「蜻蛉切」は秀作。

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    2019年10月08日
  • 戊辰繚乱

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    もう少し纏められたような気もするが、最近せごどんの影響で新撰組や会津目線の物語からかけ離れてたから、歴史の裏面を見るのは大切だと思わせてくれた作品。

    でも、最後の方駆け足で読んじゃった

    2019.8.20
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    2019年08月20日
  • 決戦!関ヶ原

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    同時刻で起こったことが、様々な作家からの視点で、書かれている。もっと立体的になるかと期待して読んだ。新しい説での展開は良いが、ちょっとしっくりこない印象であった。

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    2019年04月06日