天野純希のレビュー一覧

  • 猛き朝日

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    大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で前半の主人公格として登場した木曽義仲。その息子。
    最後は悲劇だと分かってはいたが、ハラハラしながら読み進めた。他ならぬ平家を京都から追い出したのは頼朝でも義経でもなく木曽義仲なのだから、その手腕は優秀極まりないのだろう。また、頼朝が滅ぼした側になるので、義仲に非があるように歴史書が作られることは踏まえておくべきだろう。

    義仲のもとに集う中原兄弟、巴、葵による群像劇がおもしろい。特に葵は人柄も含めて魅力的。
    女軍師として描き、そしてそういう展開にして京都への行路に繋げるかぁと感心した。
    闇堕ちする過程が雑だったかなと印象。なぜそうなった??いつの間に?みたいな、
    とはいえ、死なないで、、と思える人物が複数いるというのは良い小説なのだろう。葵が良かった。

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    2026年07月16日
  • 決戦!大坂城

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    冬、夏の大坂の陣をテーマにしたアンソロジーですが、主要人物の個性に独自の解釈を加えて史実の裏側を想像している幾つかの作品はそれなりに面白かったものの、それ以外はただ奇を衒った仕掛けを放り込んだだけで小説としての質は全く物足りず、前作と比べてかなり残念な一冊でした。

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    2026年05月22日
  • 北天に楽土あり 最上義光伝

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    東北の戦国時代はほとんど知らなかったので、単純に最上義光の物語はおもしろかった。

    駒姫の悲劇には心揺さぶられた。
    そりゃ徳川につきたくもなる。

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    2026年02月13日
  • 北天に楽土あり 最上義光伝

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    戦を無くすことのできるのは、より強大な武力を持つ者のみ。弱き者の言葉など、誰の耳にも届きはせぬ

    主人公の最上義光には、家臣たちに自分が支えてやらなければと思わせるような、不思議な人徳がある。それも器量というものだろう。

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    2025年12月03日
  • 破天の剣

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    面白かった。
    戦国の島津四兄弟のなかでも突出した戦巧者、家久を描く。
    脳内で、俳優の菅田将暉さんを配役して読み進めた。
    大河で扱ってほしい。豊臣兄弟もいいけど。

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    2025年11月20日
  • サムライ漂海記

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    八弥は南蛮貿易の商人に売られてイスパニアの奴隷にされてしまう。イスパニアからイングランドへ。ドレイクも出て来る。イスパニア艦隊とイングランド艦隊の戦いも。

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    2025年11月09日
  • 北天に楽土あり 最上義光伝

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    最上義光の青年期から没後までを描いた作品。
    東北の小さな勢力から、一代で57万石の大大名にまで登り詰めた名君。
    戦だけでなく、民や家族思いな面もあって読み応えのある内容。
    時の権力者と上手く関係を築きながらも、翻弄されてしまう場面にはやるせなさも。

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    2025年11月02日
  • もののふの国

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    歴史が紡がれる。平将門、源頼朝、足利高氏、楠正成、足利義満、明智光秀、豊臣秀吉、徳川家康、大塩平八郎、土方歳三、西郷隆盛。山の者、海の者の対立。そして少しずつ歴史がちがう。安徳帝は平家残党に守られて暮らしているし、義満は子を帝にしようと企み、土方歳三は西南の役まで生きている。海と山の対立の必要性はあまりよくわからなかった。

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    2025年10月31日
  • もののふの国

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    大分長い歴史の時間を一冊にまとめた本。

    武士という戦にかけた人々の戦い、思いをそれぞれ受け継がれていく形で続いていったのが面白かった。

    いつか先生が言っていた、歴史は時代ごとで切れているものでも暗記でもなく物語であるという言葉が思い出された。
    海族、山族という二項対立の螺旋プロジェクトはここでも面白さと同時に歴史の理解のしやすさにもアクセントを与えている。

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    2025年08月17日
  • 破天の剣

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    爽快な北方謙三から少しハードボイルド感を抑えて司馬遼太郎感を付け加えたような作品。よい著者を知った。

    内容は、中央では信長などが台頭してくる中、島津が九州で覇業を成そうと戦を進めていたと言うところから、最後は秀吉との決戦に向けてと言った内容。中でも、家久の活躍が爽快だ。

    島津家第十五代当主貴久は病の床で次の当主義久に言った

    大将たる者、みだりに動じず、しかと腰を据えておるがよい。それが、戦で勝ちを得る大本ぞ

    と。

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    2025年05月23日
  • もののふの国

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    おもしろかった。日本史には疎いので、もう少し知識があればよりおもしろかったのかなと感じた。戦国小説?みたいなものをまた読んでみたい。

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    2024年11月22日
  • もののふの国

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    武士の世の起こりから最後を勉強した気分。

    一つのコンセプトで色々な作家さんが書いた中の一冊みたい。史実にフィクションを交えて進んでいく。

    歴史好きの子供が読んだら虜になりそう。

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    2024年10月18日
  • 歴屍物語集成 畏怖

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    ネタバレ

    【収録作品】
    序章 天野純希
    「有我」矢野 隆
    「死霊の山」天野純希
    「土筆の指」西條奈加
    「肉当て京伝」蝉谷めぐ実
    「ねむり猫」澤田瞳子
    終章 天野純希

    ゾンビテーマの時代小説アンソロジー

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    2024年08月23日
  • もののふの国

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    螺旋プロで小生初、天野純希さん。歴史小説デビュー2冊目。長い時代を跨いだ海族と山族の戦いで、史実とあわせて勉強になりました。歴史小説を読むには、私には山川の日本史用語集と年表が必要と感じました。

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    2024年08月12日
  • もののふの国

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    もののふ=武士の始まりと終わりの話なんだね。
    自分ではどうにもならない時代の流れに、乗ったり、抗ったり。そういう切り口で歴史を考えたことはなかったから新鮮だった。
    日本史に詳しかったら、もっと楽しめたかな?

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    2024年02月20日
  • もののふの国

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    史実と史実の間の歴史上不明な所にうまいこと山と海の物語が織り込まれていて面白かった。
    でも、年代や登場人物が飛び飛びなんで、歴史の基本を知らなかったら読みにくいかも。

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    2024年01月15日
  • もののふの国

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    源平の戦い、南北朝の争い、戦国の世から、幕末の争乱まで千年にわたる日本の武士たちの物語に、“海族山族”の要素をうまく絡めている。各エピソードは短いけど、“長老”の存在で一つの大きな流れに…
    でも、さすがに千年はちょっと盛り込みすぎだなぁ

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    2023年12月28日
  • 戊辰繚乱

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    平凡な人生を望んでいるが戦乱の中で
    人を斬る事が何も感じなくなってしまう主人公です
    恋愛の部分はいらないと思った。

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    2023年12月24日
  • もののふの国

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    海族と山族という二極構造で平安時代から明治維新まで日本史の重要局面(源平合戦、南北朝、戦国、幕末維新)を描いた物語。
    8作家が共通のルールに従って物語を書く螺旋プロジェクトの一作品。少しくくど過ぎると感じた。

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    2023年10月28日
  • もののふの国

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    螺旋プロジェクト5作目。間が空いて読み直したり、長くてかなり時間かかったが、戦いのシーンなど引き込まれて面白かった。ただ歴史物はやはり知識がないと誰が誰か分からなくなってきてもっと勉強が必要だなと思った。

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    2023年08月11日