天野純希のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
島津四兄弟の末弟・家久が主人公。
4人兄弟の中でたった一人だけ母親が違う、そして実は父親は貴久ではないのでは?などという噂まであった家久。
家久自身、戦でしか居場所がない。と思い続け、兄たちや周囲の人に認めて貰いたい一心で「軍神」といわれる立場まで登りつめる。
本当に求めたものって?
居場所は戦場ではなかった。
最後に気付いたけれどそれを掴み取る事が出来なかった家久。
戦いのシーンと家久の内面との差が悲しい。
長兄・義久は弟たちに劣等感を持ちつつ当主として、兄として毅然と立とうとしている。
次兄・義弘は初め家久に対抗心を持っていた。
三兄・歳久はなんだかんだと家久の面倒を見ている。
この本の中