あらすじ
ますます進化を続ける「決戦!」シリーズ。今回の舞台は豊臣秀吉の天下を決定づけた、もう一つの天下分け目である「賤ヶ岳の戦い」。そして、描かれるのは「賤ヶ岳の七本槍」として名高い、加藤清正、福島正則、片桐且元ら七人の武将。新進気鋭の若手歴史小説家たちが、若武者たちの戦いと、その後の人生を活写する!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
20代の頃、テント泊をしながら琵琶湖まで行った時に偶然立ち寄った賤ケ岳。リフトに乗って山頂まで行ったが、当時は七本槍の逸話など知らず、漫然と観光してしまった。本書を読むまでも、加藤清正、福島正則と、かろうじて加藤嘉明は知っていても、他の武将のことはあまり知らなかった。七本槍が秀吉のプロパガンダだという見方は新鮮だ。加藤嘉明に、賤ケ岳で討死にした石川兵助が寄せた想い(男色)の物語も、その時代にはあり得ることと興味深かった。織豊時代から関ケ原にかけて、敵の敵は味方ではない複雑な駆け引きを想像するのも楽しいな。
Posted by ブクログ
賤ヶ岳の七本槍を七人の作家が描く面白い構成。
どの作家も、譜代の家臣がいなかった秀吉が、「うちにはこんな良い家臣がいるんだぞ!」と「七本槍」をでっち上げたような描き方が興味深かった。
それによって多くの七本槍たちが悩むことなる。その苦悩の心理描写を、どの作家も上手く表現している。
Posted by ブクログ
木下昌輝さんが好きで読みましたが、他の方の小説の雰囲気が分かって、読みたい作品を開拓出来たところが1番良かった。
敵陣の登場人物がまぁまぁ一緒なので、自分の担当する武将に花を持たせるために寄せて書いてるのが、歴史小説はフィクションとはいえ、続けて読むと寄せてる感が出るのだけが複雑な気分になった。それぞれ短編としては面白いものが多くて好きです。