梨木香歩のレビュー一覧
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『からくりからくさ』以前のお話。
ぜひ併せて読んでいただきたい。
児童書だといって侮るなかれ。
リカちゃん人形をおばあちゃんにおねだりしたようこであったが、
彼女の手元に届いたのは、市松人形の「りかさん」だった。
はじめはショックを隠しきれなかったようこも
次第にりかさんと心を通わすようになり、
同時に人形の声を聞くことができるようになった。
そしてようこは、自分や登美子の家に伝わる人形たちの深い歴史を旅する。
かつて私も、スリーピング・アイを持った
ジェニーちゃんという名のドールを持っていました。
だのに私は彼女がいつ我が家からいなくなったのかも忘れてしまった…。
もっと大切にすれば良か -
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「からくりからくさ」の主人公である蓉子がりかさんを祖母である麻から受け取り、子供ながらに人形の抱える念とその念に惑わされる人の業を学んでゆくという話である。漢字にルビが振ってあるところを見ると、対象にしているのは主人公である、ようこ、と同じ位の年頃、ようやく一人でバスに乗れるようになった位、の子供のようである。しかし、これは決して児童文学にありがちな一層のみお話しではなくて、むしろ「からくりからくさ」の番外編として多層的に読んで面白いものだと思う。「からくりからくさ」はミステリー風の異次元物語という調子の話で、本の中で一応の解決を見てはいるけれども、多くは語られていない謎も沢山あり、そのことが
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子どもの時から聞いたことはあるけれど、タイトルにびびってしまい読めていなかった本。おすすめされて読みました。
大人になってなんとなく人とうまくいく付き合い方(私も学校の休み時間が苦痛だった)を知り、なんとなく自分で責任を取ることを自覚し、なんとなく死についての向き合い方を知り…。何も知らなかった、休み時間が苦痛だった時に読んでいたらどう感じたのかなと思った。大人になってから読んだのであまり心にダイレクトに響いてはこなかったけれど、最後の西の魔女が亡くなり、東の魔女へのメッセージを読むシーンでは少しウルっときてしまった。
きっとその人によって読むべきベストなタイミングがある物語や話が時々 -
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ネタバレ何か勝手にもっと魔女の話が多いのかと思ってた。おばあちゃんが亡くなったシーンはショックというか悲しかった。まいとおばあちゃんの最後のやりとりも、まいの気持ちがすごく分かるから何とも言えなかった。だからリアルなのかな。1番スッキリするのは、2人の誤解が解けて、ゲンジさんがどういう人物なのか分かることだったけどそうじゃない。結局ゲンジさんがどういう人なのかも分からなかったし、まいがおばあちゃんにもらった土地も将来どう活躍することになるのかが分からなかった。伏線かと思いきや全然そうじゃなくて、微妙にスッキリしなかった。おばあちゃんの雰囲気はあたたかくて良かったけど。
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ドイツ生まれの絵本作家ブリッタ・テッケントラップの作品について、だいぶ前に読んだ「おなじそらのしたで」もそうだったけれど、老若男女問わず、誰の心にも響くような普遍性を帯びた作品を描くイメージがあり、それは本書も同様なんですね。
ブランコって、何故いくつになっても見つけると乗りたくなるのかという謎はともかく、ここで登場するそれは海の見える景観も抜群な丘の上にあって、そこを訪れる様々な人間模様を様々な季節や時間、状況を通して描くことによって、ここで登場するブランコが如何に皆から愛されていて、気のおけない友人のように人間や動物たちの心の支えになっているのかということを実感でき、それが正に皆にと -
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◼️ 梨木香歩「エストニア紀行」
バルト海に面した北の国。読んで字の如く、だけど、やっぱり梨木香歩さんしてます。
バルト三国、リトアニア、ラトビア、エストニア。ゴルバチョフが打ち出したペレストロイカのもと独立の機運が高まり1991年にソ連から独立を果たした。ちょうど学生時期で新聞によく載っていたので、なぜか南からの順番で覚えた。
今回の舞台は北の果て・・梨木香歩は最初は首都・タリンで昔の地下通路などを訪ねる。まさに紀行ものらしい。建物や人の機微を心中よく捉えている。
バルト三国最北の国、というのは知ってた。でもさすがになじみのない国、タリンではもう一つ想像しにくいな、と感じたが、北部、