梨木香歩のレビュー一覧

  • 家守綺譚 下

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    人と自然が近かった頃、不思議なことが不思議でなかった頃のお話。
    原作の世界観そのままに、澄み切った世界を描きだしています。
    忙しい現代人がホッと一息つける優しい世界が広がっています。
    『冬虫夏草』の漫画化も希望します!

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    2025年12月21日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    空気感が澄んでいる。優しい自分の感性を呼び覚ますような作品。魔女のトレーニングは人生の核となる部分だと感じた。これをきっかけに魔女関連の書籍も読んでみようかな。日本では禅僧がそうであるように、西洋では魔女が、人間の本質的な大事な意識、視点で生きてたんだろうなと感じた。タロットカードやスピリチュアルが個人的に好きなので、その観点からも感性が刺激された、とても心の栄養になりました。かなり好きな作品。自分の感性が洗われました。ありがとうございました。

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    2025年12月22日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    ちょっとしたことで入院することになり、まとまって読書する時間がとれた。その時に読んだのがこの本。この本があったから、寂しい入院生活を乗り越えられたと思う。

    征四郎にとって高堂は、自分と対を成すような人。自分でそこまで自覚していなくても、きっと憧れや尊敬を感じていた、本当に大切な友だったのだろう。そんな友を亡くし、悲しみより寂しさの方が強かったのではないか。
    そのぽっかり開いてしまった穴を埋めていくのは、木々や花など自然界のもの、妖怪、優しい隣のおかみさん、新しい大切な相棒のゴローなど、征四郎と絶妙な距離を保ってくれるものたちとの日々の暮らし。そしてあちらの世界から時々現れる高堂その人。特にこ

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    2025年12月15日
  • 家守綺譚 上

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    大好きな梨木香歩さんの作品。原作の世界観が見事に表現されています。
    毎日少しずつ読み進めました。あの時代にタイムスリップしたいと思いつつ(笑)
    仕事で疲れた時、現実逃避したい時には最高です。
    梨木ワールドにどっぷり浸れます。

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    2025年12月11日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    登校拒否になった中学生の女の子が、田舎のおばあちゃんちで過ごすお話
    おばあちゃんは実は魔女で不思議な力を持っているという事から、魔女修行に励む事になる
    魔女修行は精神力の鍛錬

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    自分を生き抜く力を伝える、ロングベストセラー小説の愛蔵決定版。中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、夏のひと月をママのママ、西の魔女と呼ぶおばあちゃんと共に暮す。感受性が強く生きにくいと言われたまいは、その性質を抱えて生きるために魔女修行に取り組む――初刊から23年を経て、書下ろし短篇おばあちゃんのモノローグ「かまどに小枝を」等表題作に?がる三作も収録。
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    2025年12月09日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

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    カッパや天狗が普通に出てくる、ファンタジーというか民話というか。初めは呆気にとられるが実に興味深く、ありそうな気がしてくる。

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    2025年12月08日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    心に響く。
    買うかどうか迷ってここを訪れた人は安心して、この本を手に取って欲しい。この本は、あなたの人生に、少なくとも影響を与えるものだろうから。
    こういう類の小説を読むたび、思う。小説というものは、物語というものは、その作者の今までの人生の集大成なのだということを。
    文学には、学校の教科書なんかよりも、よっぽど濃い学びがある。その学びとは、作者が、頭を抱え悩み、考え、そして至った結論の数々である。それは、登場人物の台詞を通して、我々読者に伝えられるものであり、我々が本文約200頁の中から唯一覚えて、吸収しなくてはいけないものだ。
    匂いや温度を感じるような、まるで自分もおばあちゃんの家にいるよ

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    2025年12月06日
  • ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

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    ネタバレ

    人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

    古書店巡りしてたときに偶然見かけて、
    普段なら買わないジャンルなのですが妙に目が惹かれて、

    購入。
    読み、泣きました。

    実話であり、できる限り感情を省いた記録だと著者が心がけており、
    それでも滲み出る「この子が愛おしかった」故の表現の数々に私はとても嬉しくて……。

    内容ですが、
    戦時中、あるピアニストの婦人が拾ったスズメの記録です。

    12年生きたスズメの生涯について、
    老いて大病を患った彼の傍らで、思い出を語ってくれています。

    小鳥と暮らしたことのある人なら
    共感や想像が簡単だと思います。

    首にぴったりくっついて同じベッドで眠るな

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    2025年12月06日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    衣食住の大切さ、自然さ(風景としても、生き方としても)について考えさせられた。
    おばあちゃんみたいな人になりたいと思いつつも、まいのお母さんみたいな生き方も悪くないと思いながら読んでいたので、最後のまいの気付きには確かに!となった。

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    2025年12月04日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    「西の魔女が死んだ」を読んで改めて感じたのは、しっかり寝て、しっかり食べて、しっかり運動するという、人間が生きるうえで本来とても大切なことを丁寧にやるだけで、私たちは自然の一部としてのサイクルにちゃんと戻っていけるということでした。
    心も身体も、そして脳の中も余計な不純物が少しずつ抜けていくようで、それがとても心地よかったです。

    おばあちゃんの言葉にはいつも温かい温度があり、心を温かくさせてもらえました。
    まいが魔女修行をする姿を見ながら、私自身も一緒に修行しているような感覚になり、これからの人生でも、私なりの魔女修行を続けていこうと思いました。

    自分で決めて、自分で決めたことをやり遂げる

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    2025年12月03日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    毎日少しずつ電車で読んだ。学生の頃に読んだ時よりも今読んだ方が好きなのは、「家」や「生活」がより自分のコントロール範囲に入ったからかな?

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    2025年11月28日
  • ブランコ

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    今年一番感銘した本です。
    美しい❕
    宝石のような、いえ、そのもの!
    内容も、佇まい全て素晴らしい。
    訳者の梨木香歩サンにとっても、
    至福の「仕事」だったのではと思いました

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    2025年11月30日
  • りかさん

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    子どもの頃大好きで何度も読んだ作品。梨木先生の作品集に出会い、急激にりかさんを思い出し購入。大人になっても不思議な世界観に引き込まれる変わらない魅力的な話だった。アビゲイルの話で大号泣。ずっと心に止めておきたい一冊。

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    2025年11月22日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    社会人なりたての頃に映画をみて印象に残っていた作品。そういえば、会社の同期の旅行でおばあちゃんの家の撮影に使われた場所にも行ったことを思い出した。

    映像でしか見ていなかったけど、小説として読み直すと改めて美しい作品でもっとゆっくり味わいたいと思いながらも一気に読み進めてしまった。

    他の方も感想で述べているけど歳を経て改めて見ると感じることも変わってくる。
    自分も子供ができて両親も老いてきたこともあり、ママやおばあちゃんの視点もより感じられるようになってきた。

    こういう作品にもっと出会いたいものである。

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    2025年11月21日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    中学校に行けなくなった頃の自分に読んであげたい本。

    作者の言葉遣いがとても読みやすくスラスラ読めた。

    自分が学校にい行けなかった時期のことや、そこから回復するまでの間のことを照らし合わせながら読めて、とても懐かしい気持ちになった。

    生きる上での色々な困難や悩みを、魔女修行という視点で書かれているとワクワクするし、変に自己啓発みが出たりせず、若い人たち(中高生)にもとても読みやすいと思った。

    もし自分に子供ができたら読ませてあげたいと思える本でした。

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    2025年11月18日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    美しい文だった。
    悪い意味のじゃなく、ぞぞっときた(ブラッキーの話みたいに
    植物とか手作りジャムとか燭台とか自分の身の回りには無いけど、色んな周りのものが温かくて感動したし、死は死として後悔することもあるというのは現実的だなと思った。私も聞きたい声を聞いて、憎悪などにとらわれずに、生きていきたい。背中を押された。
    私もおばあちゃんに見透かされている。

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    2025年11月14日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    とても世界観が好きで良かった。梨木香歩さんが素晴らしいと思って調べてみたら、『西の魔女が死んだ』の作者という事が分かり再度購入し、再読する。

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    2025年11月05日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    主人公のまいと同じ年頃に何度も読んで大好きだった本。いつの間にか忘れて手元にもなかったが、いつも行かない大型書店で偶然梨木先生の作品集を見つけ迷わず購入した。今、まいのママの年齢になり、改めて読み返すと今度はまいの気持ちもわかるけど、取り巻く大人の気持ちもわかりより泣けた。最初に読んだ時はまいの視点でしか読めなかったが、ママの視点、おばあちゃんの視点等理解できる年齢になり、より深く心に刺さった。懐かしく温かい、心が包まれる一冊。

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    2025年11月03日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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     とても不思議な物語。なのになぜか懐かしいような、ずっと浸っていたいような気持ちにさせられる。
     この空気感が好きすぎて、久しぶりにこれから何度も読み返したい一冊ができた。

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    2025年11月02日
  • 家守綺譚 下

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    何度でも読み返したくなる本です

    後半は、あれ?原作こんな内容だった?と
    きっと忘れてしまってるであろう内容でした

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    2025年10月31日