梨木香歩のレビュー一覧
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錚々たるメンバー7人による「夏」をテーマにした短編集。
本当に贅沢すぎます。
町田そのこさんは『コンビニ兄弟』のスピンオフ。恩田陸さんは『六番目の小夜子』の前日譚。
『六番目の小夜子』は若かりし頃に読んだはずなのに、すっかりストーリーを忘れていて、そうそうこういう感じだったと思い出し、町田さんの作品では、あの人のことかと嬉しくなり…。
伊坂さん、江國さん、梨木さん、宮部さん、米澤さんとそれぞれ持ち味を出した「彼、彼女らしい」作品だった。
どれが一番好みだったかと聞かれたら、全員好きな作家さんなので悩んでしまうけど、米澤さんかなぁ。梨木さんのもよかったなぁ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ウッドペッカー荘事件」伊坂幸太郎
やられた。
そんな仕掛けだったとは。
共を想う気持ちに胸をぐっと掴まれて、じわじわと余韻に包まれる。
そしてあまりにもスキルフルな短編。
伊坂さん天才。
これ読んで次の日伊坂さんの長編買いました。
夏といいつつ物語上の季節は春ってところが、最後の作品と繋がりがあってお見事。
「二つの宇宙」江國香織
ずーっと気になってて初めて読む江國香織さん作品!
まあ、夏の夕方だって、ほんとうは永遠ではないん
だろうけどね
良い。良すぎる。
夏は日が長いから夕方が長いことと、大学生の刹那だけど当時は永遠と思えたあの時間を重ね合わせてるんだ。
20代はずっと続く -
Posted by ブクログ
新潮文庫の「今年の100冊」50周年記念企画。日本文学に疎い自分でも知っている錚々たる作家陣。どれも面白過ぎて震える。誇張ではなく。背表紙にある「小説の世界に一歩踏み出す人へ贈るプレゼント」は偽りではない。これは一歩踏み出したが最後、引き摺り込まれます。
自分は現代日本文学はほとんど読んでこなかったので、新鮮な目で読めたことも良かったと思う。以下敬称略。
中でも個人的に好きだったのは宮部みゆきだけれど、怪奇小説が好きなのでフェアではないかも。短編ではあるが背筋が凍る思いをして痺れた。ホラーを理解してないと描けない描写。大作家の迫力がある。
あとは、江國香織と梨木香歩の日常からちょっとはみ出た -
Posted by ブクログ
自然の豊かなところにあるかわいらしい家。花の咲く庭。畑で育てる野菜。お茶にしたり、料理に使ったり、洗濯したシーツをかけて干して香りをつけたりと大活躍のハーブ。そして、愛情深く、良き理解者となってくれるおばあちゃん。素敵なもの、「こうだったらいいな」と思うものをこれでもかとたくさん詰め込んだような物語だ。そういう意味では現実味がないと言えるのかもしれない。でも、たいていの人は多かれ少なかれ主人公のまいのように悩みや生きづらさを抱えているのだから、「こうだったらいいな」を詰め込んだ物語は必要なんだろうと思う。精神的栄養補給になるような心温まる物語だった。
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購入済み
ありがとう、ありががとう
Xで話題になっていたので、再読。
新たに付け加えられた祖母のモノローグがとても優しく丁寧で、祈りに満ちてる日々だったことを知りました。
そして若い頃に読んで、無意識に私の理想的な暮らしになっていたことを認識しました。
魂と身体のこと、死後の世界のこと、生きる理由、大切なことが明快に描かれています。そして、亡くなった動物でさえ、愛があればあの世から守ってくれる。
自然と共に、他者に与える生き方があり、そこに私は本来の人の生き方を見出します。
現実世界で社長としてお金集めと再配分をしなくてはならないけれど、本当の幸せってみんながこうして自分の土地と繋がってサンクチュアリを持つことなんじゃない -
Posted by ブクログ
ネタバレ児童文学とのことですが、大人になった自分も救われました
魔女修行とのフレーズから、ファンタジーな物語を想像していましたが
現実を生きるためのコツやヒント、生き物として大切なことを、まいと共に教わった気持ちです
いちばん印象的だったのは、
直感は大切だが、その直感に取り憑かれてはいけないということ
直感がやがて妄想となり、支配されてしまうということ
そして自身を滅ぼしてしまうこともあると
身に覚えがありすぎて、肝に銘じました
又、精神力、意思の弱さは地道に努力することで鍛えることができるということも忘れたくないです
不安や疑心で身動きがとれなくなったとき、臆病になってしまったとき、
おばあ