梨木香歩のレビュー一覧
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ネタバレ読書感想文| プレゼント
新潮社の書き下ろし企画文庫ということで一線級の書き手を集めた短編集が本作。 サイトを見ると以下のようなことが書いてあって、本好きとしては読まなければならないという気分になった。 「これはこれまで小説を愛してきてくれた人へ、そしてこれから小説の世界に一歩踏み出す人へ贈るプレゼント。何気なく読んだ物語が、ふと目にした一行が、意外な言葉ひとつが、人生を大きく変えるかもしれない。現代を代表する7人の作家が「夏」をテーマに書き下ろした、驚きと切なさ、怖さと美しさ、何よりとびきりの面白さを詰め込んだ奇跡の一冊。さぁ、あなたの人生に小説という選択肢を。これはこれまで小説を愛して -
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ネタバレよかった。この話は家守奇譚の続編。前作もかなりの名作。前作は水墨画のような幻想的な印象だった。今作は、テイストはそんなに変わらないけど、色彩が豊かな印象。活力を感じた。
名作の条件は、余韻があるかないかだと思う。冬虫夏草、これは余韻がすごい… なんかもう泣けたわ。なんで泣けたのかわからん。50近くもなるおっさんが、涙腺が緩くなっているとはいえ、最後には涙を目に溜めながら読み終えた。最後のページの余白を少しの間読んでいた。うん。よかった。
手に負えぬ煩いは放っておけ。
このフレーズにいろんな想いが詰まっているよなぁ。グッときた。 -
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ネタバレ原作も映画も心から愛している、私にとって大切な作品。
小学生の頃、この物語に出会って映画を観た時のワクワクは今でも鮮明に覚えている。作中に登場する手作りのジャムを作ってみたくなり、背伸びをして温かい紅茶を淹れてみたくなる——そんな少女の憧れが詰まった作品。
大人になった今でも、映画を観る時には必ず紅茶とクッキーをお供に用意し、ゆったりとした時間を過ごすのが習慣になっている。
そして、大人になった今だからこそ、観るたびにおばあちゃんに会いたくてたまらなくなる。
特に深く胸を打つのは、物語の終盤です。「人が死んだらどうなるか、おばあちゃんが信じていることを確かめて、魂が離れたことを知ら -
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自分は強い人間だとは思わないし、誇れる人生を生きてきたとは決して思わないけど
だからこそおばあちゃんの言葉1つ1つがすごく胸に響いて、心の中で森が育つように緑が増えていく感覚だった。
物語の中での魔女修行は、心が弱い自分にはすごくすごく辛いし大変なことだと思う。けどそれも続けていった先に自分を変えられた喜びと幸せがあるだろうし、1歩ずつ少しずつ進む自分もすごく輝いているということを知れた読書体験になった。
これからは自分らしさを大切に生きていける自信がある。なぜならこの一冊で自分の人生や心の輝きに気づくことができたからだ。この本を読んだ今の自分なら胸を張ってこう言える。「アイ・ノウ」と。 -
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ネタバレ「西の魔女が死んだ」は私が大好きな本で何回も読んでいます。何回も読んでいるのにラストシーンでは必ず泣いてしまいます。
おばあちゃんのしている田舎の暮らしにもすごく憧れます。読んでいるだけで自分もスローライフを味わってるようで心が穏やかになるようで癒されます。
この作品集は「西の魔女が死んだ」の他に、その作品に出てくる登場人物のアナザーストーリーの短編も入っており、本編を読み終わった後もより味わい深く楽しめます。短編は短いですがどれもこころがほっこりと温かくなるようなお話で素敵でした。とくに最後の「かまどに小枝を」は、孫を思う大きな愛と温かな気持ちと切なさもあり、短編の中で一番心に残りました。 -
Posted by ブクログ
家守綺譚、冬虫夏草、そしてこの村田エフェンディ滞土録を三部作として貸してもらった。
からくりからくさ、西の魔女が死んだの世界とは別世界。
三作品に共通する、この世(と私が思い込んでいる)と違う世を違和感なくつなげていく。それが舞台となる時代へも誘う。あえて、トルコ、エジプト、ギリシャに漢字を当て書かれた、表現、音にして読めはなおさら、想像は映像のように広がっていく。異国とはどこか、経験した場所を物語は歩かせてくれた。
その中にハッとさせられる
私は人間だ。およそ人間に関わることで私に無縁なことは一つもない…。
この文が2度に出てきた時の
村田の心情たるや、胸中のシンのところをギュッと掴む