梨木香歩のレビュー一覧

  • ブランコ

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    海の見える小高い所にあるブランコ。ブランコの周りまたブランコに乗る人々と季節を美しい絵と言葉で綴る珠玉の絵本。1ページ1ページ捲るたびに拡がる世界に魅了される。

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    2026年06月12日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    梨木先生の優しく温かい文体にいつも心を穏やかにしてもらっています。人と人、その血の細くも芯のある強い繋がり。自然と芸術。とても良い本だと思います。

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    2026年06月09日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    本に出てくる植物、わからないものは調べたけど本に出てくる表現そのままなのが素晴らしかった。
    綿貫の素直な性格も良いし、高堂のミステリアスで聡い感じも良かった。

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    2026年06月06日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    本作を読んで、まず胸に強く響いたのは"おばあちゃんと過ごした時間"の記憶だった。
    主人公まいが祖母と過ごす穏やかな日常を描く場面は、私自身の祖母との思い出を鮮やかに呼び起こした。父方の祖母と同居していたこと、母方の祖母も近くに住んでいたこと。昨年亡くなった祖母の姿が、まいの物語を通して甦ってくる。

    まいに強く感情移入してしまったのは、私の中にも「もっとこうすればよかった」「もっと好きだと伝えればよかった」という後悔が、今も頭のどこかで蠢いているからだ。
    人は、相手が亡くなったから悲しいのか、それとも、してあげられなかったことを数えて悲しくなるのか。私の場合は後者に近い。生

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    2026年06月06日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    とても温かいお話でした。SNSやAIなどから影響を受けやすい現代。まるで常に自分の心を殺しているようで悩んでいる人は、まいのような思春期の子供だけでなく大人にも多いのではないでしょうか。
    魔女であるおばあちゃんは、直接的なアドバイスや解決策ではなく、「自分のことは自分で決める」ということ、心身を健康的に保つための生活術を教えてくれた。私も魔女の家に暮らしに行きたい。

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    2026年06月04日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    こんな風に最初から心を掴まれる小説には,なかなか出会えない。
    紅茶を飲みながら,大切に読んだ。
    そして,読み終わるのが惜しくて,もう少し,もう少しだけ...と願っていた。

    細やかで鮮明な描写には植物のきらめきやパンの匂いを感じた。
    おばあちゃんの生き方,考え方,言葉...全てが尊い。

    間違いなくわたしの人生において、なくてはならない宝物になった。
    植物のこと,もっと知りたいなあ

    - 心に残った部分のメモ -

    「まいは、自分が相手によく思われたいのではなくて、正しく理解されたいだけなのではないですか」
    と、繭の中からそっと糸を繰り出すようにいった。

    * * *

    「どんなことが起こって

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    2026年06月03日
  • 野山花花図譜

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    野暮用続きで全く読書時間が取れない日々…
    そんな時にしっかりと癒してくれた本書。

    梨木香歩さんが、八ケ岳の自宅周辺を中心に出逢う山野草達をひとつひとつ紹介してくれるエッセイ。
    イラストも美しくて、写真で見るより特徴がよくわかるし、心にじんわり効いてくる。

    山野草だけでなく、街なかで見かける花もいくつか登場する。
    梨木香歩さんの花々への思い出を語る文章を読みながら、私自身もいくつかの花々達の思い出が甦ってくる。
    花の名前を覚えた時のことや、思いがけない場所で出会えた時のエピソードなど、梨木香歩さんと同じように様々なエピソードが自分の中から湧き出てくるのが心地よい。

    印象的だったのは、岩煙草

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    2026年05月30日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    魔女になるために必要なのは意志の力、自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力。魔女修行の第一歩は早寝早起きと、規則正しい食事に適度な運動ーー。不登校の少女が祖母との生活を通して、生きる力を取り戻してゆく物語。野いちごのジャム、自家製ミントティ、採れたて卵のハムエッグ…。読んでいるこちらまで癒されるような里山の暮らし。ほろ苦い経験を経て辿り着くラストシーンは哀しいほど美しく、愛おしい。

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    2026年05月25日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ずっと気になっていた本、タイトルから全く想像できない話だったが、心を動かされるやさしい物語だった。
    西の魔女、ことおばあちゃんは心にキズを負った孫娘に魔女修行と称して生きていく上で大切なことを教えていく。
    ところどころで出てくるおばあちゃんのニヤリとする表情が、魔女を思わせて印象的だ。
    大きな愛で孫娘を包み込むおばあちゃんだが、夫を亡くし、娘と考え方の違いで対立することがあったりと、ずっと順風満帆できた訳ではなく、おばあちゃんもずっと魔女修行をしてきたのだと思う。
    家族それぞれ考え方が違って、関係がうまくいかないことがあっても、家族は繋がっていてそこに愛があるのを感じた。
    まいと野いちごを摘み

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    2026年05月24日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    とにかく物語全体を通して、あるがままを受け入れる征四郎の人間性というか人生観が魅力的だなぁと思う。
    最後の湖底に赴く話がとても素敵。
    続編の冬虫夏草も買って読もうと思う。

    全面的に同意したい、一文↓
    「寝床の中にいて、この世の彼方此方に思いを遣るのは、これもまた立派な精神活動であるからして、肉体労働の向こうを張って、(知的とは云えぬにしても)精神労働者とぐらいは自ら称してもいいのではないかと開き直っている。進化か退化か」

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    2026年05月23日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    学校へ行けなくなったまいが、おばあちゃんとの暮らしの中で少しずつ心を整え、成長していく姿がとても良かった。静かで温かい気持ちになれる作品だった。

    “魔女修行”として描かれていたのは、特別なことではなく、早寝早起き、きちんと食事をすること、身体を動かすことなど、生活の基本だった。こういう日々の積み重ねが、心を整えることにも繋がるのだと感じた。
    野いちごのジャム作りやラベンダーの上で乾かすシーツなど、自然に囲まれた丁寧な暮らしの描写にも癒された。
    特に印象に残ったのは、「自分の意思で決めること。決めたことをやり通すこと」が大切だという言葉。そして、「感情や直感に振り回されないこと」も忘れたくない

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    2026年05月22日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    自分の意思をもって毎日を過ごすこと。
    周りの目や評価軸を気にすることなく、自分軸を持つことの大切さを感じた。

    おばあちゃんが無くなるシーンは泣けました。
    何時どうなるか分からないから、会える時の最後は愛の言葉や気持ちで、別れを告げたいと思いました。

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    2026年05月22日
  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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    集中して思考して心を砕いて、その過程。
    はっきりした指針やアドバイスではなく、各章の最後は、願いや祈りのように感じた。簡単に答えのないことこそ、大切なことで、私が自ら考えるべきことなんだと受け取った。

    自分の内側のこと、世界のこと、世の中のこと、歴史のこと。
    梨木さんにとって、そういうすべてが「ぐるりのこと」なんだと感じた。

    「ぐるりのこと」という言葉を頭に置いておくだけでも、自分から遠いことと思っていることも含めて、少しだけ、見渡せることが増えるかもしれない。

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    2026年05月21日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    言わずもがな名作。疑惑と憎悪に対するおばあちゃんの解釈が納得すぎてまいと共に項垂れた。まいの消化しきれない感情の描写が昔の自分を思い出す。子供がいたら必ず読ませたい1冊。

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    2026年05月19日
  • 野山花花図譜

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    本が開きやすくてビックリ!
    その分、イラストも文章もすごく見やすい。
    ゆっくりと丁寧に読みたくなる。この本を読んでいる時間をおだやかなものにしたくなる。そんな一冊。

    ただ……高い……。その価値はあると思う。でも、ちょっと高い…。

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    2026年05月17日
  • 春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

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    春に読もうと思っていたけど、小鳥のさえずりが聞こえる今の時期に読んで良かったな。
    物語?と思うほどのエッセイで、人生って人の物語が交差するところなんだ……と思いました。それほどまでに魅力的な経験が描かれています。
    終始暖かさはあるけど、優しいことばかりではなくて。でも受け入れられないことでも理解しようとする梨木さんの感性が大好きです。
    あと自然の描写がやっぱり素敵!また梨木さんの作品を読みたくなりました。何度も読みたいエッセイです。

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    2026年05月16日
  • 春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

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    見ている世界、知っている世界がまったく違うのだなあとしみじみ思う。エッセイだとは思えないくらい物語。人生は物語だね。すべてがあたたかなもので出来ているわけじゃないけれど、必ず誰かのやさしさがある。そういうやさしさを見つけるのが上手な人になりたいなと思った。心が広くて、知見が深くて、梨木香歩というひとりの人間がすてきなことがよくわかる。(一方的な)敬意を抱いた。

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    2026年05月16日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    4.5
    おばあちゃんの言葉は当たり前のことを言ってるけど、難しいこと
    言葉が多くないところもすきです
    自分が死ぬまで持ち続けたいし
    死んだ後は、大切な人に渡したくなる本です

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    2026年05月15日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    中学生の時に1度読み、社会人になって再読。
    中学生の私には平坦で退屈な印象を持っていたと記憶しています。当時の私の鈍く健やかなメンタルは、主人公の繊細な感覚や物語全体の暗さや明るさをはじき飛ばしていたのでは無いかと思います。あるいは、「私は誰かに諭されなくても上手くやっている」という幼いプライドが言葉を直視することを避けていたような気がします。完全に反抗期でした笑
    社会人の今、再び読んでみると、まいの気持ちに共鳴しておばあちゃんの言葉の一言一言が心に染み渡りました。自身の感性の成長と社会の中で受けた小傷を認識して、私も魔女トレーニングが必要だと思いました。
    心持ちの教科書として読み返せるように

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    2026年05月12日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    雰囲気がすごく良くて、とても力強い物語
    女性4人で共同生活を行う。話の軸として、機織り物があり、「りかさん」という不思議な人形が常に存在している。
    「りかさん」が昔のように意思を持ち始める雰囲気が醸し出されて、少し恐ろしい印象もあるのが良かった

    昔ながらの日本の家単位での結びつきの嫌さ
    女性が嫁ぐことの昔の意味
    機織りを女性がになってきた事実
    物語だけでなく、学びにもなる本でした

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    2026年05月09日