梨木香歩のレビュー一覧
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ネタバレ村上先生の"夏帆"と梨木先生の"裏庭"は重層構造ファンタジー小説の二大巨頭かと思います。
友人の勧めで購入。
その友人は中学生の頃に読んだそう。まじ?難読漢字だらけやのに?めっちゃ秀才やないかい。
幼い照美が、ひょんなことから裏庭という不思議な世界へ入り、冒険する中で照美自身も成長していくストーリー。
裏庭で起こることと、現実は相関していて、その対比が楽しいです。
冒険の中の不思議な出来事は、物語だけとして読んでもとても面白いのに、大人になるまでの現実に対して感じることにリンクしています。
このシーンは、人間の気持ちにおけるここで、、みたいな感じで図 -
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「夏」をテーマにした、小説が好きな人へ贈るプレゼント、というテーマのアンソロジー。好きな作家さん、江國香織さんと米澤穂信さんが入っているので買いました。町田そのこさんは最近コンビニ兄弟で知り、興味をもっている作家さんなのですが、初めて読みました。
短い短編が7つ入っているのですが、すべて短編なのにぐっと読みごたえがあり、素晴らしかったです。
SFかホラー?みたいな物語もあったけど、設定も面白かった。伊坂幸太郎さんの「ウッドペッカー荘事件」の中に出てくる皮肉な登場人物が、「穴があったら入りたい」っていうけど、出てくるときはどうするの?恥ずかしいから穴があったら入りたいんだろうけど、出てくるときの -
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高校生の時に初めて読んで、初めて小説で泣いて、何度も何度も読み返した大切な本。
私は不登校ではなかったけれど、保健室登校をしていた時期がある。主人公のまいと重なる部分もあり、高校生の時はこの本を支えに生きてきた。何度も何度も読み返していたのに、大人になるにつれていつの間にか読まなくなってしまっていた。読まなくなって十数年。ぼろぼろになった本だけれど、大事に取ってあって、久々に手に取った。
…大号泣。話の内容も結末もほとんど覚えていたのに、高校生の時とはまた違った感情が押し寄せてきて涙が止まらなかった。私にとっての西の魔女がもうこの世にいないというのもあるかもしれない。
大人になり、子どももい -
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宮部みゆきさんの作品読んだ「真実のトランク」
その前に江國香織のも読んでて、かなり癖が強いザ小説家みたいな描写をしていたから、それに比べてすごい私にとってスッと内容が入ってくるような感じの作家さんでした。
読み終わった時に思わず「えー、、、」と声出してしまって読後に物語を思い返して考え直したくなるような作品でした。考えさせられるの大好きかもしれん。謎深いから読んだ人と考察を言いあいたくなるような、行間?っていうんかな、全てを書き切らない美徳みたいなものを感じました!!66歳らしい。やから価値観とか合わへんのかなとか思ったけど全くそんなことなくて、不思議です。本って。
他の人に勧めるとしたら、 -
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水彩画のような本だった。
森や草木、おばあちゃんとの暮らし、季節の移ろい。淡く優しい色が少しずつ重なって、一枚の絵になっていくような物語だった。
特に心に残ったのは「自分で決める」ということ。
自分の人生なのに、自分で決めることは案外難しい。私自身にもまだ足りないところだと感じた。
自分で決める力を持つこと。それが、不安や恐れ、自分を惑わせるものから自分自身を守ることなのかもしれない。
そして、おばあちゃんには自分の死が近いことが見えていたのだろうか。
最後のメッセージには胸がいっぱいになった。
身体がなくなっても魂まで消えてしまうわけではなく、身体から離れた魂は自由になれる。
静 -
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ネタバレ途中からの展開でどうなるんだろうと思っていたら、案外あっさり終わってしまったと感じたけど、あなたならどう成長していきますか、どのようになれるか考えさせられて逆に良かったのかもしれない。
欲を言えば、主人公の成長をもっと眺めたいと思った。
ただ、自分は物語的にも非常に面白いと思ったが、自分自身感性のある人になりたいと近々考えながら、悩んで試行錯誤を繰り返していたが、おばあちゃんの「いちばん大切なのは意志の力」との言葉が刺さり、これを意識しなきゃ感性のある人にはなれないと心から訴えられたような気がした。
ただ何をすれば、いいんだろうとその答えも、まずは「早寝早起きを自分でコントロールすること」から -
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ネタバレよかった。この話は家守奇譚の続編。前作もかなりの名作。前作は水墨画のような幻想的な印象だった。今作は、テイストはそんなに変わらないけど、色彩が豊かな印象。活力を感じた。
名作の条件は、余韻があるかないかだと思う。冬虫夏草、これは余韻がすごい… なんかもう泣けたわ。なんで泣けたのかわからん。50近くもなるおっさんが、涙腺が緩くなっているとはいえ、最後には涙を目に溜めながら読み終えた。最後のページの余白を少しの間読んでいた。うん。よかった。
手に負えぬ煩いは放っておけ。
このフレーズにいろんな想いが詰まっているよなぁ。グッときた。