梨木香歩のレビュー一覧
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ネタバレ人におすすめの本を貸したら、お礼にとプレゼントしていただいた。なんだか申し訳ない気分だ。でも、本ほど嬉しいものはない!
そして、錚々たるメンバーによるアンソロジー。
どの作家さんも好き!
梨木さんだけ知らなかった。
伊坂さん。もう短い中に伊坂さんが詰まってる感じ。面白かった。共にいた探偵が、停電の数分の間に刺されていた。え?なぜ?探偵によると話し合いが訣別して争った末だと言う。返り討ちにもしたと。そんな時間があったはずがない!?なんと自分はAIだった…
江國さん。かなりのおばあちゃん子の男の子の話。グランマザコンとでも言うのか?そして、このおばあちゃん、度を越した人見知り。人見知りゆえに夫 -
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この本は、
とても身近なところに、すごく小さくて大きな世界があることを思い出させてくれました。
いつも歩く道の途中で、
立ち止まって周りに目を向けると、
地面の端っこに咲く花、その花の中にいる虫、花の細かな花粉や、その花の匂い、雨で濡れた花や草の美しさ、色んな雑草があることに気づきます。
そこにはものすごく小さな範囲の中に大きな世界が広がっていて、目を向けていないだけで、いつでもそこに存在しています。
子どもの頃見ていた世界はこんな世界だったなー。
山とか空とか宇宙とか、大きな存在ばかりに目が向くけれど、小さい世界もまた無限に広くて面白い。遠くに行かなくても、すぐそこに広い世界がある -
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都会で仕事や時間に追われるように生きるのも、別に悪いことではないと思う。ただ、選べるとしたら。どちらの生活も体験した上で、より自分がしあわせに豊かに過ごせるのはどちらかを選べるとしたらどうだろうか。少なくとも、まいがおばあちゃんと過ごした経験は今後のまいのどう生きたいか、という軸に影響を与えていると思う。
パリッとした布団で寝たり、手をかけて身の回りの洗濯をしたり、食べるものは時間をかけてつくったり。本来ある豊かな時間を排除した先に、きっと失って見えなくなるものがたくさんあるはずで、それに気付かせてくれた魔女に感謝したい。ガラスに残された文字、誰もが感じたことのある死への恐怖を抱えていた孫と -
Posted by ブクログ
ネタバレ昔一度読んだけどどんな話か忘れちゃって再度読み直した。
学校に行くのが嫌になってしまった「まい」が、「魔女」のおばあちゃんと一夏を過ごす。そこで課せられた「魔女の修行」とは、意志の力を鍛えること。悪魔をはねのけ、魔女としての力を手に入れるには自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力が不可欠だと説く。おばあちゃんと静かで美しい日々を過ごすが、ある日鶏小屋が何者かに襲われていて…
というお話。
数多の自己啓発本よりもよほど身につまされる一作だった。
自分の意思を自分で確かめること、そして聴きたくない声は聞かず、本当に聞きたい心の声を聞くということ。それは人は出来事に対して自分の感情を選ぶ -
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ネタバレ村上先生の"夏帆"と梨木先生の"裏庭"は重層構造ファンタジー小説の二大巨頭かと思います。
友人の勧めで購入。
その友人は中学生の頃に読んだそう。まじ?難読漢字だらけやのに?めっちゃ秀才やないかい。
幼い照美が、ひょんなことから裏庭という不思議な世界へ入り、冒険する中で照美自身も成長していくストーリー。
裏庭で起こることと、現実は相関していて、その対比が楽しいです。
冒険の中の不思議な出来事は、物語だけとして読んでもとても面白いのに、大人になるまでの現実に対して感じることにリンクしています。
このシーンは、人間の気持ちにおけるここで、、みたいな感じで図 -
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高校生の時に初めて読んで、初めて小説で泣いて、何度も何度も読み返した大切な本。
私は不登校ではなかったけれど、保健室登校をしていた時期がある。主人公のまいと重なる部分もあり、高校生の時はこの本を支えに生きてきた。何度も何度も読み返していたのに、大人になるにつれていつの間にか読まなくなってしまっていた。読まなくなって十数年。ぼろぼろになった本だけれど、大事に取ってあって、久々に手に取った。
…大号泣。話の内容も結末もほとんど覚えていたのに、高校生の時とはまた違った感情が押し寄せてきて涙が止まらなかった。私にとっての西の魔女がもうこの世にいないというのもあるかもしれない。
大人になり、子どももい -
Posted by ブクログ
登場人物の理解において、様々な国の宗教や歴史が重要な要素となっており、その点が難解だった。読み進めるのにも時間がかかった。文章として頭で理解しても、腹には落ちてこない…そんな状態のまま読み進めたが、6割ほど超えたあたりから、腹落ちせずともそれぞれの人物に感情移入出来るようになった。
宗教の違いという壁はそのままに、「遺跡の発掘」という共通点で村田たちが交流し、人間同士として認め合っていく様子に温かいものを感じた。本当の意味での多様性がここに在ると思った。
だからこそ、この結末には涙が出た。でも、これこそリアルだとも思った。まるでノンフィクションのよう。村田という人物が実在し、その人から直接