梨木香歩のレビュー一覧
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駅ピアノでやっていたタリンの国。ヒトが生活するだけで多くの種が絶滅に追いやられる。自然にとっては人間の経済活動よりも放射能汚染の方がまだまし。多様性と言いながら大量虐殺を止めることなく地球を破壊し続けるヒトへの絶望感。多くのことを考えさせられました。さすがはプロの作家さんの紀行文で読まされました。素...続きを読むPosted by ブクログ
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初めて読ませていただきましたがしっかりした人。いかに植物を愛し真面目に生きてらしているようすがありありと解りました。個人的に参考になったのは人との距離の取り方かなPosted by ブクログ
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梨木香歩の不思議な羅針盤を読みました。
婦人誌に連載されていたエッセイ集でした。
草木や動物たちに向き合う姿勢、庭に生えた草や木の実の料理についての話、友人や通りすがりの人とのつながりかたなど、面白く新しい発見のある内容でした。
杉浦日向子さんのご隠居さんの話題は面白く読...続きを読むPosted by ブクログ -
梨木さんの世界。
はじまりは「ぬかどこ」。
世界に一つしかない細菌叢の世界。
しかも時間とともに変化し続ける。
一つの細胞から細胞膜、細胞壁、細菌、麹菌、動物、人。
脈々と続く時間の流れ。
境界のない世界。
とても大きな世界感。
人と人の結合がこのように語られるのか と驚き。
「かつて風に靡く...続きを読むPosted by ブクログ -
梨木さんのネイチャーライティング、エッセイ集。
渡りをする鳥たち、周りの自然。
とても深い知識に基づいたエッセイだけど文学的表現に富んだ、読み応えたっぷりの一冊。
「街の機嫌」
「ノーノーボーイ」
「存在」は移動し、変化していく。生きることは時空の移動であり、それは変容を意味する。それが「渡...続きを読むPosted by ブクログ -
たくさんの、本当に沢山の事を考えさせられる本やった。
『群れ』の恐ろしさ。でも、群れてないと生きていけない人間。
同調圧力。そして、無意識に圧力に押されて考える事をやめてしまう自分の心。
怖い。
きちんと、学んでおかないと、気付いたら戦争がおきてるかもしれない。おきてしまった後に気付いても遅すぎる。...続きを読むPosted by ブクログ -
梨木さんの世界観。
とても素晴らしい。
「からくりからくさ」の蓉子さんが子供の頃のお話。
蓉子さんが素晴らしいのは、おばあちゃん(麻子さん)からもらった人形「りかさん」がいたからだったのか。。
蓉子さんもとても素敵だけれど、原点は麻子さんとりかさん。
「歴史って、裏にいろんな人の思いが地層のように...続きを読むPosted by ブクログ -
これも すごい梨木さんの世界。
あっちの世界とこっちの世界。
人の中も複雑。
天使と悪魔。
それは本当にそれほど違う??
なにもかも認めることができれば、それはすごいことだと思う。
梨木さんの本は やっぱり良いなぁと思います。
まだ買い置きしているものがあるので、順番に読んでいきたいと思います。Posted by ブクログ -
2007年から2009年までの三年間、雑誌「ミセス」に連載されたエッセイ集。
随所に梨木さんらしさが出ている。
動植物
への深い知識、人間としての大きさ、深い愛情。。
特に最後の「どんぐりとカラスと暗闇」は梨木さんの思いが詰まっている。
この本もまたずっと一緒にいたい一冊になりました。
最近 良...続きを読むPosted by ブクログ