梨木香歩のレビュー一覧
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ネタバレ・南の国に生まれると北志向になる、という話
南生まれじゃないわたしにも北極星、ありますたぶん。あると思えるのはうれしいこと。いつも無自覚のうちになにかしらを目指してる気がする
・病理的モラトリアム青年の「何になるのか決めかねている」性質と、何にでもなれるES細胞の並列。でも人間は地球単位から見れば細胞で、良いことも悪いこともする。
・曲がり角の度に不安になるけど、私は勢いに任せて息を止めて曲がっていると思う。ワニワニパニックみたいな生き方してる
・らい病の話
自分の頭でものを考えるのって難易度高い。
多角的にものを考えようとしすぎると自分の意見なくなりがち。
・チェルノブイリ -
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キップス夫人が家の前で拾ったスズメと、約12年間一緒に暮らした日々の記録。
夫人はスズメくんに愛情を持ちながらも、観察する姿勢は研究者的なところも感じた。
ある日家の前で弱ったスズメの雛を見つける。介抱して元気にはなったが、そのスズメは生まれつき足と翼に障がいがあり、自力では自然界には戻れないだろうということで、キップス夫人が子供のように育てる。
ベッドに潜って一緒に寝たり、服のポケットに巣篭もりしたりする様子が可愛い。
成長するに従って、夫人のピアノに合わせて歓喜の歌を歌ったり、ちょっとした芸を披露して戦時中、子供を癒したりと大活躍。
そんなスズメくんも老いには逆らえず、11歳の時に病気を -
Posted by ブクログ
読み終えるのに3、4ヶ月かかってしまった。
更に感想書き終えるのに数ヶ月?
ぬか床から卵が出てきたり、そこからひとが孵ったり。人に説明しようとすると、ついこのようにセンセーショナル?な感じで言ってしまってましたが、不思議ではあるけど嫌いじゃないんです。だけど伝わらない自分の語彙力。いや語彙じゃない。よりによって場面一部切り取ってそこしか言わんのがあかんのですよ、自分。とわかっちゃいるが、余りにインパクトがありまして。
ぬか床、酵母、菌。生命の根源から未来まで。
何言ってるんだか。でも相変わらず梨木さんの本は読んでいて気持ち良いのです。
カッサンドラの目がパタパタしてるのは気持ち悪いような、 -
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ネタバレ先日読んだ「からくりからくさ」のようことりかさんのお話でした。
これを読むとなおさら、「からくりからくさ」のりかさんがようこにとってただの人形ではないことが理解できます。
それにしてもなんという想像力。人形たちが話す過去の出来事もそうですが、桜の古木にようこが捕まってしまうところも・・・。ようこは「そういう質の、お子なんだねぇ」と言われますが、私は「そういう質」ではないなぁ、作者はきっと「そういう質」なんだろうな~と羨ましいような、それはそれでちょっと大変だろうなという気持ちもあったり。
おばあちゃんやりかさんの言葉や、モノや世の中への向き合い方などで幼いようこはたくさんのことを感じ取って、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ難しかったです。ずっと前に読んで、どうにもこうにも自分の中で「読めた」という感触がなかった記憶があり、今回はもうだいぶ歳も重ねたし、「読める」と思ったのですが・・・(以前、全く楽しめなかった「村田エフェンディ滞土録」は、数年後に読んで大好きになったという経験があったのですが、今回はそうはいかなかった・・・!)
草木染めの修行をしている蓉子は、亡くなった祖母の家に住むことにし、学生の下宿として部屋を貸すことにします。集まってきた下宿人は、同世代である美大の学生の紀久、与希子とアメリカ人のマーガレット。紀久は紬、与希子はキリム織りの研究をしており、マーガレットは東洋医学を学んでいます。4人に共通