梨木香歩のレビュー一覧
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新潮文庫の100冊、50周年。おめでとうございます。ありがとうございます。これはプレゼントです。
いったいこれは、
新潮文庫からのプレゼントなのか
買った私からのプレゼントなのか
基本的には力関係で決まるだろう
本の内容に満足したならば私への
それほどでもないならば文庫への
伊坂幸太郎「ウッドペッカー荘事件」
⸺名探偵ものは、これを最後にした方が良いかも。
江國香織「二つの宇宙」
⸺僕にとって永遠の謎、女性、それが二重惑星の様に回るのならば、もうそれは…。
宮部みゆき「真実のトランク」
⸺宮部版喪黒福造。90年代。あり得たかもしれない世界。
町田そのこ「きっとあの日と同じ」
⸺「コンビ -
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人それぞれだと思うけどこの小説を読んで、まいみたいに一旦嫌なことから距離を保って人と自分の考え方や生き方の違いを考えてみるのもいいなと思った(まいはおばあちゃんから教わっていったけど。)。
その距離を置いた環境でもケンジさんみたいに気に入らない、本当に理解できない人っていると思う。そしてまいはおばあちゃんに共感してもらいたかったのにケンジさんをかばったようにみえて悔しくて虚しくなってしまったのも本当に分かる。だけど最後まいは、何の嫌悪感もなく話すことができていて私にはまだこの2人の雰囲気がよく分かっていないけど、何かが2人を変えた、もしくは2人が変わったのだと感じた。
こんな風に人は何か少しの -
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『西の魔女が死んだ』を読んでまず感じたのは、これは祖母と孫の心温まる交流を描いた物語ではなく、自分の人生を自分の意思で選び取る強さを教えてくれる作品だということだった。
物語は、中学校での人間関係に傷つき、不登校になった少女・まいが、「西の魔女」と呼ぶ祖母のもとで過ごすひと夏を描いている。魔女という言葉から幻想的な物語を想像するかもしれないが、おばあちゃんが教えるのは特別な魔法ではない。早寝早起きをすること、規則正しく暮らすこと、自分で決めたことを最後までやり抜くこと。日々の暮らしを丁寧に積み重ねることこそが魔女修行であり、その穏やかな時間の中で、まいは少しずつ自分を取り戻していく。
この -
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再読
だいぶ前に読んだ時は、さらっと読み終わって、おばあちゃんの魔女的生活くらいしか印象に残らなかったのだけれど、今回はしみじみ噛みしめながら読めた
おばあちゃんの方に年齢が近くなってきたせいか
まいが主人公だから、まいに近い年齢向けのように思えるが、案外ずっと大人になってからの方がまいの気持ちもおばあちゃんの言いたいこともよくわかって楽しめるのかもしれない
もう一編の「渡りの一日」は、その後のまいが出て来る話
ダンプカーって、絵画の運搬には使わなくない?ってことが気になりすぎて、ストーリーが頭に入って来ない
新潮文庫の100冊2026
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最近読んだ新潮文庫のアンソロジー『プレゼント』掲載の梨木香歩作品が面白かったので、他の作品も読みたくなり探したところ、本作がバーネットの『秘密の花園』に影響を受けているとのことで、興味を持って読んでみた。
読んでみると児童文学というより、日本を舞台にした本格ファンタジーだった。ストーリーは王道で、トラウマを抱えた少女が異界に旅立ち、困難に立ち向かいながら自分と向き合い、成長して帰ってくるいわゆる「行きて帰りし物語」だが、物語の構造が複雑で子供向けの単純なものではない。
全体的には楽しく読んだが、正直なかなか飲み込めなかった部分があったり、目まぐるしい展開に物語に入りきれないまま読み終えてしま -
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第二次大戦下の英国、女性ピアニストの著者がイエスズメのクラレンスと暮らした12年の記録(紹介文には「老ピアニスト」とあるが、著者のキップス夫人がクラレンスに出会ったのは50歳のことであるから、現代の感覚とは合わない)。
翼や足に障害をもって生まれたクラレンスだったが、著者と暮らしていく中で、自作の歌を歌ったり芸をしたりと、スズメらしかぬパフォーマンスをみせる。生き物がサバイバルから解放されたとき、有り余った力を何に使うか。秘められたポテンシャルは未知数である。
また、年老いてからのクラレンスの、生きることをあきらめない姿勢にも感銘を受けた。
本書は(序文で著者が示す通り)「気取りのない文 -
購入済み
西の魔女が教えてくれた『いちばん大切なのは意志の力。自分で決める力。自分で決めた事をやり遂げる力。』は大切な生きる指針になるなと思った。そして生き方も様々で良いのだなと。
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私にとって「りかさん」が特別な本なので、続編である「からくりからくさ」は今までなかなか読めなかった。
子供の頃の蓉子ちゃんとりかさん、そしておばあさんの関係性や雰囲気がとても好きで子供は大人になるのに大人になってからの話は読みたくないと思ってしまっていたけれど、またりかさんに会いたくて今回続編の本作を読んだ。
おばあさんは亡くなり、りかさんは浄土送りへ、蓉子ちゃんは大人になっていたけれどあの時のやわらかい雰囲気はそのままで不思議なやさしさがこの本にも込められていた。
おばあさんの家でルームシェアを始める4人の女性、草木染め、機織り、キリム、アーユルヴェーダとそれぞれ違う個性で違うものを追いつ