梨木香歩のレビュー一覧

  • 裏庭(新潮文庫)

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    梨木香歩先生の作品を読むのは、西の魔女が死んだに続き今作で二作目です

    西の魔女が死んだ
    と比較するとやや難解な部分もありましたが、(グリム童話を読むともっと深く理解できたのかな?と思っています)
    はっとするセリフがとても多く、読後は温かな余韻が広がっていました
    テルミイの勇敢な行動に勇気づけられました
    激しい感情の嵐に、じぶんの心を重ね追体験しているような気持ちにもなりました
    梨木先生の美しい表現にも癒されます

    河合隼雄先生の解説も興味深く読ませていただき、作品に対する理解が深まりました

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    2026年09月02日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    風景の描写がとても綺麗、澄んだ空気を感じる。その一方の感情の表現も素敵。どす黒い感情が湧いた時どうするか、日々社会のなかで生活をしていたら向き合わなくてはいけないもの。自分にとってのレッスンにもなった。

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    2026年09月01日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    2回目読みました。
    1回目は20年ほど前。
    年月が経ち、もう一度読んだら、改めてこの作品の良さがわかった。
    自分で決める、周りに惑わされない。
    私も魔女修行を始めよう。

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    2026年08月31日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    夏にぴったりの本だった。不思議とおばあちゃんの家の情景が浮かんで、そこはすごく涼しい感じの場所だった。

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    2026年08月28日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    いつも何気なく視界に入る自然の美しさに、名前をつけてもらいつつ、再発見することができた。
    最初は従順かつ素直なまいだったが、徐々に感受性豊かな表面が暴走し、なんとも人間の醜さというか、そういうところが見られた時。
    なんだか親近感が湧くとともに、この物語をある種の、きれいでそれこそ輝かんばかりの逃げ道か何かと無意識にとらえていた私に、途中のまいのおばあちゃんへの疑念と重なったものを感じさせた。わからないところもあった(渡りの一日は特に)ので、またいつかじっくり読み返したい。ので、星5と迷ったが星4。

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    2026年08月26日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    庭やまいのお気に入りの場所を想像しながら読んでいました。おばあさんはソフィーを想像しながら。楽しくさらっと読めました。みんな生きてりゃいろいろある。と思いました。

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    2026年08月26日
  • やがて満ちてくる光の(新潮文庫)

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    解像度高く言語化されていて物事の捉え方感じ方を美しい文章で表現されていた素晴らしい著作だと思う。解説にも書かれてたが正に作家の人生を辿っているといっても過言ではない大作だった。現成からトランジットに共感したり、家を渡るに感嘆したりとても楽しめた。何事にも思考を巡らせていきたいと思う。

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    2026年08月25日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    こんな暮らししたいなあと思った。
    おばあちゃんが亡くなったあとのシーン、泣けた。たまに読み返したいかも。

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    2026年08月24日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    「感性の豊かな私の自慢の孫」
    と、独り言のように呟いたので、まいは大いに照れてしまった。おばあちゃんにはそういう、誰はばかることなく身内をほめるところがあった。そして自分がそれを誇りにしていると、まるで植物に水を遣るかのように、さりげなく伝えるところも。

    「そうね、何が幸せかっていうことは、その人によって違いますから。まいも、何がまいを幸せにするのか、探していかなければなりませんね」

    「その時々で決めたらどうですか。自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きる

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    2026年09月01日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    タイトルは前から知っていたけど、読んでみたら勝手に想像していたファンタジーの世界とは全く違って、ものすごくリアリティがある内容と展開だった。自然や田舎の描写がとても素敵で、情景が浮かびやすくさくさく読めた。

    主人公まいは中学校という狭い世界の中でみんなと同じように振る舞うことに息苦しさを覚えつつも、孤高を貫けるほど自分に自信もなく、学校に行けない日々が続いていた。学校を休んでも自宅で過ごしても変わらないのであればと田舎のおばあちゃんの家にしばらく療養に行くことになる。まいのおばあちゃんはイギリス人で、日本人よりも日本の文化を大事にしながら1人田舎で丁寧な毎日を送っている。

    まいはおばあちゃ

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    2026年08月23日
  • 村田エフェンディ滞土録(新潮文庫)

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    ネタバレ

    国籍も宗教も違う夫人の下宿先に集う個性豊かで魅力的な人々と鸚鵡の、ちょっと不思議で、あたたかな交流を描く本作。

    トルコの歴史ある遺跡や道端の臭いまで伝わってきて、自分も下宿先に居候させてもらって日常を覗いているような気持ちで読めました。

    このあたたかな時間がずっと続いてくれたらと思うけれど、突然帰国しなければならなくなったり、出兵する事になってその後…という方々もいたり、時代や国という大きな枠組みの中で逆らえず、思い通りにいかず切ない中で、最後に救いがあったり、チャイやトルココーヒーを飲みながら読み返したくなります。

    みなさんが書かれている、この本とリンクしている2作品も読んでみます。

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    2026年08月20日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    無理に背伸びせず、自分のポリシーを変ず、ありのままの自然(現実)を受け止め上手に世界に溶け込んで生きていく。そんな生き方にちょっと憧れてしまう。
    チャーミングな魔女でした。ハーブティーが飲みたくなります。

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    2026年08月20日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    学校の中でうまく立ち回るのをやめてみたまいは、しばらくおばあちゃんのところで過ごすことに。ママに「生きにくい子」と言われるまいはおばあちゃんの元で魔女修行を始める。シンプルに暮らすおばあちゃんにジャムの作り方を習ったり花や草の名前を教えてもらったり。
    人は死んだらどうなるのか、私も子供の頃何回も父に聞いたなぁ。
    おばあちゃんがそうなったとき、ちゃんとまいに教えてくれた。
    まいがおばあちゃんのことを大好きなこと、ちゃんと知っていますよ。そしておばあちゃんの魂はちゃんと脱出しましたよと。

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    2026年08月18日
  • 海うそ

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    ネタバレ

    4.0
    廃れていく、変化していく悲しさを感じた。
    島の湿気じみた生暖かい風が吹き続ける余韻の長い物語

    個人的に廃仏毀釈の話から、当時の時代の流れに興味を持ったので、良いキッカケをいただいたと思う。

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    2026年08月15日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    まいの心がグンと成長する場面、そこにいざなう雨の森の白い花々と銀龍草。ものすごく神秘な映像が浮かぶ。

    動かずいつもそこにいて、まいのすべてを包んでくれる大きな庭と、出来事や人のたたずまいでざわめく、まいの小さな心の動き。
    おばあちゃんは庭のようにつつみこんでくれる存在で、ゲンジさんはテリトリーに入れるのは無理な存在。
    学校に行けないでどうしようもなくもがいていたまいと、規則正しく自分の意思で生活していろんなことができるようになったまい。
    偉大な魔女のように思えていたおばあちゃんと、おばあちゃんだってひとりの人間だったんだって思えたまいの心の変化。

    この、対比というのかな?すてきな物語だと、

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    2026年09月18日
  • やがて満ちてくる光の(新潮文庫)

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    たぶん梨木香歩と同じものを見たとしても、感じとるものや考えることの量が天と地ほど違う気がする。それくらい、この人が見ている世界が広いなあってしみじみ思う。宗教的な話は、正直そんなに興味がないし小難しいのでさらさら〜っと読み流したけれど、このひとの物事の見方からは学ぶものや知るものがすごく多い。読書から学んだり得たりする体験って、こういう本を読むことなのかなと思ったりする。

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    2026年07月26日
  • 裏庭(新潮文庫)

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    最近読んだ新潮文庫のアンソロジー『プレゼント』掲載の梨木香歩作品が面白かったので、他の作品も読みたくなり探したところ、本作がバーネットの『秘密の花園』に影響を受けているとのことで、興味を持って読んでみた。

    読んでみると児童文学というより、日本を舞台にした本格ファンタジーだった。ストーリーは王道で、トラウマを抱えた少女が異界に旅立ち、困難に立ち向かいながら自分と向き合い、成長して帰ってくるいわゆる「行きて帰りし物語」だが、物語の構造が複雑で子供向けの単純なものではない。
    全体的には楽しく読んだが、正直なかなか飲み込めなかった部分があったり、目まぐるしい展開に物語に入りきれないまま読み終えてしま

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    2026年07月20日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

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    梨木香歩さんといえば”西の魔女が死んだ”だよねと
    思っていたのせすが、家守綺譚の後日談ですか?
    もう綿貫の気持ちになってゴローを懸命に探しました。
    山に炭鉱の村が出来ていた事や安治川の大水、本当話を織り込みつつ、、野草が出て来る度々にぐぐって、
    最後が感動ですね。

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    2026年07月13日
  • ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

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    第二次大戦下の英国、女性ピアニストの著者がイエスズメのクラレンスと暮らした12年の記録(紹介文には「老ピアニスト」とあるが、著者のキップス夫人がクラレンスに出会ったのは50歳のことであるから、現代の感覚とは合わない)。

    翼や足に障害をもって生まれたクラレンスだったが、著者と暮らしていく中で、自作の歌を歌ったり芸をしたりと、スズメらしかぬパフォーマンスをみせる。生き物がサバイバルから解放されたとき、有り余った力を何に使うか。秘められたポテンシャルは未知数である。

    また、年老いてからのクラレンスの、生きることをあきらめない姿勢にも感銘を受けた。

    本書は(序文で著者が示す通り)「気取りのない文

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    2026年07月12日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    「ウッドペッカー荘事件」 伊坂幸太郎
    白河ヨフネの友を思う気持ちが切ない。

    「無明」 米澤穂信
    どっしりと重苦しい、夏のいやーな暑さと辛さを感じる。

    「見越しのマツ」 梨木香歩
    ああいった寂しさって自分にもあったなぁってしんみり。

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    2026年09月18日