梨木香歩のレビュー一覧

  • 不思議な羅針盤(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    『西の魔女が死んだ』を読んで、梨木香歩さんの作品に興味を持った。
     とても繊細な感覚で生き物や人、ものごとを見て、丁寧な言葉で表現されていて素晴らしいし、好きだなと思った。
     このエッセイを読みながら、私が最近謎に思っていたことが解けたり、好きな自然や、きれいだなと思う言葉や感覚、懐かしい思い出に触れることができた。
    また、自身の感覚に近いところが多々あり、親近感が湧いたし、深みを感じたので再読したいと思った。
    15年以上前のエッセイなので、そういうところも興味深かった。

    ◯『世界は生きている』
    つい先日4月の末に、帰宅の道を歩いていたら近くの校舎の脇の高い木の上からセミの声が聞こえてき

    0
    2025年05月18日
  • 不思議な羅針盤(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    梨木香歩さんの本に溢れる日常や植物、光はわたしにとってのあたたかさであり、居場所である。

    どんな植物だろうと検索にかけるワクワク感がたまらんので、スマホを片手に本を読み進める。まわりから見たらどっちかにしろよ〜な気持ちかもしれないがわたしにとってこの方法で本を読むことがたのしいのだ。

    0
    2025年05月13日
  • やがて満ちてくる光の(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    短編のエッセイがいっぱい。

    生活の中での繊細な視点とその言語化。
    自分も通じるところがあり、とても励まされるような感じがした。

    アン・シャーリーの孤独、村岡花子の孤独
    ...心に響いた。
    幼少期のマイナスと思われる出来事、感情もまた自分を形作るものであり、なくてはならないものではないか。
    嫌でたまらなかったことを慈しみ、なにか一歩進んで考えられるような気がした。


    ちょっとした機微にたくさん触れられる一冊。

    0
    2025年05月12日
  • エストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    エストニアの空気が伝わってくるような、そんな文章。
    長く続いてきた歴史とそこで生きてきた人々と。
    行ってみたいなぁ

    0
    2025年05月04日
  • 不思議な羅針盤(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    清々しい、というか潔い、のほうがしっくりくるかな?
    日常的なほんのちょっとしたことが、そうっと光っているような、そんなイメージ。
    やっぱりこの人の書く文章が好きだ

    0
    2025年05月04日
  • エンジェル エンジェル エンジェル(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    p80「ずっと後になって、私は、本心、というものが、それを言った当初はそう思えなくても、実は段々にそれに近くづいていくこともあるのだと思った。
    むしろ、その時にはわからなかった本心がひょこっとかおをだす、ということがあるのかもしれない」

    自分はその場の雰囲気に馴染まないような意見が言えない。はじめに賛同してしまう。こうちゃんの気持ちに自分を重ねてしまった。
    でもその時は本心じゃなかったって悩んでいたこともこれで正解かもって思えるような勇気をくれた言葉だなぁ。

    陀羅尼助っていう馴染みの腹痛薬が出てきて嬉しい。奈良県民には良薬として親しまれているんだ。

    p79「時間というものは不思議だと思う

    0
    2025年04月28日
  • ぐるりのこと(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    梨木さんの感覚と思考回路
    どう繋がって
    ああいった物語を
    紡いでいるのかと分かって
    とても興味深く楽しく読めた

    柔らかな雰囲気でありながら
    深層まで思案し続ける
    哲学的エッセイ...と言う感じ
    (チョット難シカッタヨ)

    0
    2025年04月21日
  • エストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    昔の生活が残る小さな島の老婆たち。古いホテルの幽霊。海辺の葦原。カヌーで渡る運河の涼やかな風。そして密かに願ったコウノトリとの邂逅は叶うのか……。北ヨーロッパの小国エストニア。長い被支配の歴史を持つこの国を訪れた著者が出会い、感じたものは。祖国への熱情を静かに抱き続ける人々と、彼らが愛する自然をつぶさに見つめた九日間の旅。

    0
    2025年04月16日
  • エンジェル エンジェル エンジェル(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    過去と現在が
    交差しながら進む物語
    ひとつひとつの繋がりが
    徐々に徐々に解けてゆく
    押し付けがましくなく
    程よく空想の余地を残して展開し
    閉じていくのがよい

    0
    2025年04月06日
  • 裏庭(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ☆4.0

    再読。
    こんなに愛しく哀しいお話だっただろうかと思いながら読んだ。
    昔読んだ時より重ねてきた時間がそう思わせるのかも。
    手を取って優しく引いてくれることはないけれど、必ずそこで待っていてくれている。
    ちょっとだけ寂しい、でも微笑んでしまう。
    そんな作品。

    0
    2025年06月13日
  • りかさん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    以前読んだ
    「からくりからくさ」の
    前日譚と後日譚
    物語が広がって面白かった

    人の情緒や機微などの想いを
    上質に紡いている感じで
    じわじわ心地よい作品

    0
    2025年04月03日
  • 炉辺の風おと

    Posted by ブクログ

    火にまつわる話から。その後、様々な経験を深い思考と洞察で描く。現代の闇の冷たさを温める火は存在しうるのか。

    0
    2025年03月24日
  • 渡りの足跡(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    渡り鳥がテーマのエッセイ… なのではあるが、それだけにとどまらない骨太の本。ワイルドな行動と繊細な知性を併せ持つ梨木氏の文章を心して読むべし。

    0
    2025年03月23日
  • ほんとうのリーダーのみつけかた 増補版

    Posted by ブクログ

    「ほんとうのリーダーのみつけかた」はタイトルだけみたらリーダー育成本かと思うけど、これはマスメディア、メディアリテラシー、人の生き方、同調圧力等を考えて生きる糧になる本。中学生や親御さんにも読んで欲しい本。教科書や課題図書にしてほしいレベル。

    0
    2025年03月16日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ゆっくりと読めてよかった
    世界観が非常に良い
    私もこんな世界でのびのびと生活したいなぁ

    でも最後の方は飛ばし飛ばし読んで終わってしまったから、また再読したい

    0
    2025年03月13日
  • ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

    Posted by ブクログ

    キップス夫人が家の前で拾ったスズメと、約12年間一緒に暮らした日々の記録。
    夫人はスズメくんに愛情を持ちながらも、観察する姿勢は研究者的なところも感じた。

    ある日家の前で弱ったスズメの雛を見つける。介抱して元気にはなったが、そのスズメは生まれつき足と翼に障がいがあり、自力では自然界には戻れないだろうということで、キップス夫人が子供のように育てる。
    ベッドに潜って一緒に寝たり、服のポケットに巣篭もりしたりする様子が可愛い。
    成長するに従って、夫人のピアノに合わせて歓喜の歌を歌ったり、ちょっとした芸を披露して戦時中、子供を癒したりと大活躍。
    そんなスズメくんも老いには逆らえず、11歳の時に病気を

    0
    2025年02月26日
  • 沼地のある森を抜けて(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    再読、なのにはじめて読んだような感じです。最初に読んだときは、この物語を受け入れる準備が自分にはなかったのかな?と思う。たぶん三度目の再読があると思う。

    0
    2025年02月24日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    なかなかに複雑だけど面白い!
    登場人物も意外に多いし
    染め物の知識からお家騒動
    クルド人の置かれた文化的背景などなど
    単独でピックアップされても充分な
    お話が唐草のように絡みあって
    からくりが解けるように終わって...
    じっくり知識を持って読むと
    もっと面白いかなと思いつつも
    知識薄くても読み応えあって
    素敵な物語だった!

    0
    2025年02月20日
  • 沼地のある森を抜けて(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    読み終えるのに3、4ヶ月かかってしまった。
    更に感想書き終えるのに数ヶ月?

    ぬか床から卵が出てきたり、そこからひとが孵ったり。人に説明しようとすると、ついこのようにセンセーショナル?な感じで言ってしまってましたが、不思議ではあるけど嫌いじゃないんです。だけど伝わらない自分の語彙力。いや語彙じゃない。よりによって場面一部切り取ってそこしか言わんのがあかんのですよ、自分。とわかっちゃいるが、余りにインパクトがありまして。
    ぬか床、酵母、菌。生命の根源から未来まで。
    何言ってるんだか。でも相変わらず梨木さんの本は読んでいて気持ち良いのです。

    カッサンドラの目がパタパタしてるのは気持ち悪いような、

    0
    2025年01月23日
  • 丹生都比売 梨木香歩作品集

    Posted by ブクログ

     わからないようで、頭ではなく心で読むような整合性のとれた物語。キラキラと美しい感覚を覚える。

    『夏の朝』は大好き

    草壁皇子の話が読みたくて手にした本。壬申の乱が草壁皇子の目線で描かれている。

    0
    2025年01月09日