梨木香歩のレビュー一覧

  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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    作者の独特の感性を通して「今」が描かれている。その文章は美しく温和にも関わらず、鋭利な刃でもあるような気がした。確かに今を生きる僕たちは加速するばかりなのかもしれない。その先に何があるか分からないというのに。(2011年)

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    また読んでみた(2023年)
    ・多様性はただそこにいることを受け入れることなのか?共感のような互いの侵食を必要とするのか?
    ・言葉は不便なものである。誤解も不信も生む。語るより何か作業を一緒にやるといい。
    ・総合学習、なりたい職業を決めて、どうやったらなれるか調べてみよう。それはマニュアル化の始まり、本当になりたくてしょうがないのか?を考えるのが先なのでは。

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    2023年08月15日
  • りかさん

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    わたしが初めて読んだ梨木作品で、彼女の文章に魅了されるきっかけとなった作品。
    ようこと「いいお人形」りかさんとの小さな冒険のお話。
    ー「いいお人形は、吸い取り紙のように感情の濁りの部分だけ吸いとっていく」ー

    「お人形」の少し怖くて妖しい、でもどうしようもなく魅力的な世界にわくわくさせられた。いわゆる児童書だけど、読み込ませる魅力の詰まった本なので是非手に取ってみてください。

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    2011年02月28日
  • りかさん

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    色々な人生を人形の目から物語る。切ない系。人形の絵がリアルすぎるが、内容的にはこのくらい湿気というか影があってもいいのかもしれない。

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    2010年05月28日
  • エンジェル エンジェル エンジェル(新潮文庫)

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    さりげない日常が昔の記憶を呼び戻すことがある。聖書をちゃんと読んでいたらもっと理解が深まっただろうけど、個人の罪とその懺悔の物語の深さは十分理解できた、と思う。これ何度読んでもラストシーンで泣いてしまうんだよな。ラストがどうなるか分かってるのに。梨木香歩すきすぎる。

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    2021年10月05日
  • りかさん

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    私は後日談の「からくりからくさ」から読みましたが、どちらも楽しめました。登場人文の名前が出るたびに「へーそこで、そういう繋がりが」と再発見の喜びがありました。

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    2009年10月04日
  • 春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

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    ネタバレ

    おもしろい、と思う本を書く人は、やっぱり魅力的な生活をしてた。
    そして、好きそうなものがなんとなく似てたことに、少々ニヤリ。
    赤毛のアンの舞台、プリンス・エドワード島とか、ベアトリクス・ポターとか。
    ニューヨークにあまり魅力を感じず、だったら羊の糞だらけの場所の方がいい…ってのも。
    私とじゃ、オツムの出来からして違うだろうけど、そのちょっとの共通点が妙にうれしかった。
    私がいつも読むエッセイは、笑えるものばかりだけど、これはすごくいろんなことを考えるきっかけになった。
    新年初のエッセイに、実にふさわしかった。

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    2023年08月30日
  • りかさん

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    ようこは誕生日プレゼントにリカちゃん人形が欲しかったのに、おばあちゃんから市松人形「りかさん」を贈られる。「りかさん」には取扱説明書がついていて、世話をしていくうち、やがて話し出す。りかさんにつられて、他の人形たちも喋りだし…。不思議な世界です。アビルゲイの話は深刻でした。独特の文章が癖になりそうです。「だけど、このりかさんは、今までそりゃ正しく大事に扱われてきたから、とても、気立てがいい。」

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    2009年10月04日
  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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     いろいろなことを考えて頭が痛い。世の中は広くて、知らないことが多すぎて、わたしは果たして、この世界に対峙してゆけるのかしら。
     “ぐるりのこと=身の回りのこと”から始めよう、と梨木さんは書いていた。地に足をつけて、そこから徐々に、自分を世界へ向けて開いてゆくのだ。うん、頑張ろう。

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    2022年11月20日
  • りかさん

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    主人公の「ようこ」は、「おひな祭りに欲しいものがあるかい」と、おばあちゃんに尋ねられて、「リカちゃんが欲しい」とお願いする。
    しかし、しばらくして届いたのは、ほっそりしたリカちゃんではなく、その倍近くも大きい、「りかさん」という名前の真っ黒髪の市松人形。
    ぷっ。ありそう。ありそう。
    でも、そこからの展開がすごい!りかさんが、ようこに話かけるのだ。それは、周りの人たちには聞こえない、不思議な言葉。
    いつの間にか、ようこは、人形や木や、声を出すことができぬものたちの声を、聞くこと(感じること)が出来るようになっていく。そして・・・
    最高に面白かった。
    お人形遊びが好きだった、かつての少女たち、そし

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    2009年10月04日
  • りかさん

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    梨木さんの作品って、涙無しに読めないところが本当にすごいと思います。最初は「うわー面白いなー好きだなー」と思って読んでるんですが、そのうちにしっかり感情移入しちゃってるんですよね。(あぁ…アビゲイルのお話が…)何より本当にこの方の作品は優しい。『西の魔女が死んだ』でもそうなんですけど、「死」とか「戦争」とか、絶対に避けられない厳しい現実も取り扱っているのに、とっても優しいんです。この本の読後には人形と言うものに対しての価値観とか、接し方が変わってしまいますね。児童文学分類なんだから、これはもっと沢山の人が、高学年…せめて中学生の間に読んで欲しいなぁと思いました。

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    2009年10月04日
  • りかさん

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    初、梨木作品。児童書とばかにしてはいけないお話でした。話す人形ってコワイけど、りかさんならいいかな。

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    2009年10月04日
  • りかさん

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    「リカちゃん人形」が欲しかったはずのようこにおばあちゃんが贈ってくれたのは、市松人形の「りかさん」だった。それ以来、ようこにはいろんな人形の想いや記憶がみえるようになる、というお話。
    設定が巧みで、いろんな背景を負った人形が出てくる分、人間の業みたいなものがいろんな形で描かれてるんですが、欲張っている感じはしない。いい本です。
    ちくしょう、いい作家だな梨木香歩!と思わず涙ぐみながらこぶしを握りしめました。読んでみて!とにかく!
    視点がきちんと主人公の小学生におりていて、かつ文章の雰囲気は彼女を見守るおばあさんのやわらかさやあたたかさが感じられます。

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    2009年10月04日
  • りかさん

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    リカちゃん人形が欲しいようこにおばあちゃんがくれたのは「りかさん」という名の市松人形でした。がっかりするようこでしたが、りかさんは不思議な力を持ち、ようことおしゃべりできる素敵なお人形でした...ということでこのお話はいろんな日本の古いお人形が出てくるとても素敵なファンタジーです。作者の梨木果歩さんは「西の魔女は死んだ」、「裏庭」などで有名な方です。お人形が見てきた歴史と人々の思いはさまざまな物語を奏でます。ようこやりかさんといっしょに体験するお人形の世界はいかがですか?

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    2009年10月04日
  • りかさん

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    1番大好きな本。ほんとうに大好き。ここには書ききれないよ。この本を読んで考え方が変わりました。生き方も少し変わったと思う。りかさんもおばあちゃんもすてき。からくりからくさのあとに読んだほうがいいかも。好みだけど。

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    2009年10月04日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    この本初めて読んだのが不登校なりかけのときだったから涙流しながら読んだ記憶。自然とおばあちゃんって何よりも大好き。

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    2026年03月23日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    読んでよかった
    現実にいたはずなのにだんだん不思議世界に迷い込むような不思議な感覚
    また定期的に読み返す作品が増えた

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    2026年03月21日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    中学生のまいが、おばあちゃんから「魔女」になるための方法を学んでいく。それは自分の意志で決めるということ。中学生のまだ子供っぽさが残るリアルな心情が細かく描写されてて、共感できることが多かった。「アイ・ノウ」もいうおばあちゃんのセリフがお気に入り。昔読んだけどどんな内容かすっかり忘れてしまっていたが、昔読んだ時の感情と今読んだ時の感情はまた違うだろう。

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    2026年03月20日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    想像していた以上にファンタジーに溢れた、奇妙なユーモアの一冊。豊かな自然の中にあるちょっと不思議な物語をちょっと覗き見している感覚。

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    2026年03月19日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    中学生の頃に読んだことがあったが、「英国人の祖母とつくる野いちごのジャム」のシーン以外覚えておらず、久しぶりに手に取った作品。

    ジャムのシーンも他の食事シーンも、頭に情景が浮かぶような素敵な文章だが、それだけではなく多感な少女の葛藤がしっかりと描かれていた。

    年齢が近い頃は少女目線でしか読めなかった小説だったが、数年経ち両親や祖母目線でも読めるようになった今だから気付ける一文があったりして、大人になってから読むと新しい発見に気付かせてくれた一冊。

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    2026年03月11日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    私も修行しなきゃ。自分が決めたことを実行して、決まったルーティンに沿って生活していくことで自分を大切にできて、その上で人間は強くなれるんだと思った。

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    2026年03月10日