梨木香歩のレビュー一覧

  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    西の魔女が死んだ 梨木香歩
    感想・独自解釈
    まいがおばあちゃんに誘導されてる気がすると思ったことは間違いではなく、魔女の力=日頃の積み重ねによって起こっているのだと感じました。
    魔法に目覚めた瞬間はおばあちゃんのメッセージに気づいたとき。おばあちゃんの修行とおばあちゃんの命のおかげで魂について触れ、魔女の力を無意識でも使えるようになったのではと考えました。
    魔法と聞くとファンタジーのように聞こえ、誇張されてる表現ですが、それはまいが中学生だからおばあちゃんはそのように教えたのでしょう。実際に社会でもみくちゃにされ疲れた時(いわゆるうつ状態)にはリズムの取れた生活をして、リハビリのために少しずつ

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    2025年11月30日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    心温まる作品。
    思春期の少女とどこか不思議な雰囲気のある「魔女」のひと時を描いた作品。

    当たり前だけど難しいこと・わかっているけど上手くいかないこと
    だけどもやはり大切であること、それを教えてくれる作品だと思いましたね...

    文体としては児童文学寄りにも感じました。

    普段本を読まない・久々に本を読んでゆっくり温まりたい人にお勧めです。

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    2025年11月29日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    同僚にとても泣けたと言われて読んでみた一冊
    結果としては泣けなかった
    ハートフルな話で感動したし、きっとおばあちゃんがいたら親とはまた違う心の拠り所のような存在になったのかなーと羨ましくも思った。
    おばあちゃんの家みたいな生活には憧れある
    あっさり終わってしまった感じもありもう一回読めば何か違うものを感じれそう…

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    2025年11月28日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    タイトルから感じたイメージとは違って、ジブリ作品を見ているような感覚
    自然でもあるし、まいの葛藤する気持ちも色んな人に共通するんじゃないかな
    心地よい作品だった!
    解説の生も死とても重くない表現でした

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    2025年11月27日
  • 炉辺の風おと

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    静けさが愛しい

    小沢さかえさんの挿絵と梨木香歩さんの文章の静けさが調和して、なんだか自分も山奥にいるように錯覚する不思議なエッセイ。

    #深い #癒やされる #切ない

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    2025年11月24日
  • ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

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    野生の雀の孵化すぐと思われる雛を育て上げ看取るまでを回想の形で記した本。第二次世界大戦中から戦後の時代です。

    動物を慈しみながら一緒に生活している全ての人がそうであると思うが、非常によく観察(?)されていて驚くほどだ。そして野生の雀とは異なる生態を時に見せていく事を客観的に捉えて記載されているところが凄い。研究目的ではないのだから。また文章が高尚で時には難しく哲学的雰囲気の事もある。

    そして主人公の雀がまた凄いのだ。素敵な文章の中に登場するこの雀の一生が、通常の野生の雀とは一線を画している。その面白さが端的な文章にギュッと詰まってる。著者の雀との関係性も素晴らしい。決してヒトの思う通りにす

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    2025年11月24日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    ネタバレ

    小説を読んだのは、3.4年ぶり
    そんな私でも読みやすく、優しい文章でした。
    ラストは温かい涙が溢れてきました。

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    2025年11月24日
  • 本からはじまる物語

    購入済み

    読みやすい

    本屋の魔法使い。よかった。自分もこんな本屋の人に会いたいと思った。自分の好みの本を見抜いて勧められたり、欲しい本があるとすぐに取り寄せてもらえる。うらやましいな。

    #共感する #エモい #ほのぼの

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    2025年11月22日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    子供の頃の感覚が蘇った。
    どこか俯瞰して見て素直に思う事ができてたあの頃が懐かしくなった。

    西の魔女の丁寧な暮らし。
    決めること、継続する事
    それが、日々の積み重ねでいつの間にか自分の人生になっていくんだな。
    魔女のような人をジャッジしたりせず、温かい心で過ごしたいな。

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    2025年11月20日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    【実家に帰りたくなる本】

    おばあちゃんが危篤だと一報を受ける。

    まいは中学一年生のときに過ごしたおばあちゃんとの思い出を振り返るのだった。

    登校拒否になってしまったまいは、療養として数ヶ月おばあちゃんと二人で過ごす。おばあちゃんとともに生活をしていく中で、意志の力、つまり自分の決めたことをやり遂げる力の大切さを学んでいく。

    生活習慣を整えること、嫌な声が聞こえても無視をすること、死ぬことは身体と魂が分離して魂だけの旅を続けること、直感を信じすぎると憎悪に支配されてしまうこと。まいは、いい魔女になるまでの鍛練として様々な教えをおばあちゃんから貰う。

    しかし、おばあちゃんの家の隣に住むゲ

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    2025年11月20日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    日本の昔ながらの自然を感じられる風流なお話だった。
    主人公は若くに亡くなった友達の古い家に、家守として住むことになるが、そこで見聞きした摩訶不思議な面白い話が次々と出てくる。
    狸に化かされたり、花の精に想いを寄せられたり、家の掛け軸から出入りする亡き友達の亡霊と話したりと何かと忙しい。
    この世とあの世を行き来する感じが不思議で、意外と心地よく、するすると読み進められてよかった。

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    2025年11月09日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    何とも形容し難い不思議な世界観と空気感。ファンタジーが日常に溶け込んでいて、読んでいるこちら側も自然とその日常を受け入れてしまっているような感覚になる。

    ゆったりしていてどこか物悲しい。秋にぴったりの物語。

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    2025年11月08日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

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    「家守奇譚」の続編。
    今回は、ゴローを探す旅の物語。

    個人的には、
    身の回りの生活に「あるかもしれない」と思える
    風流が豊かに描かれた前編の方が好みだったかな。

    とはいっても、
    本編は、一冊の中での伏線回収が素晴らしく、
    期待を裏切らず面白かった!

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    2025年10月31日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    ジャパニーズファンタジー。
    身近な植物や動物と、四季折々の少し不思議な出来事と。美しい情景と、主人公の素朴さがなんとも言えず良い。

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    2025年10月18日
  • 家守綺譚 上

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    家守綺譚はとても大好きな作品です。
    小説では登場人物や美しい情景を明治時代の浮世絵のようなはんなりしたもので想像していました。
    それとは少し違ったけれど物語の雰囲気に合っていたし、家や庭の風景などはまさに想像通りで読み応えがありました。

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    2025年09月28日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    小中学生の頃に授業とかテストで読んだ本が読みたくなって手に取った。本作はテストで一部読んだ気がするが全部は初めて。

    子供だった頃に読むのと大人になってから読むので視点が変わりそう。

    心が洗われた。

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    2025年09月17日
  • 渡りの足跡(新潮文庫)

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    自然を題材にしたノンフィクションエッセイ(ネイチャーライティング)
    渡りをテーマに梨木さんの主観でやさしい文体で表現されていて、とても楽しく読めました。渡り鳥の生態ついてあまり知らなかったので、とても興味深く勉強になりました。国境など政治的な障壁なく自由に各国を周遊して旅する姿あこがれます。ハチクマの渡りを見に行きたくなりました。

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    2025年09月13日
  • 村田エフェンディ滞土録(新潮文庫)

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    「家守綺譚」の綿貫さんのお友だち 村田さんのトルコにおる頃の話。

    相変わらず不可思議な感じやな。
    異国って名前が似合う土耳古(トルコ)。
    地理的にも、アジアとヨーロッパを結ぶ位置にある。
    お稲荷さん、異国の神が暴れるとか、ええ感じ。
    まぁ、怪異なんやけど、ファンタジーしてる!

    こういうとこなら、家守綺譚などで、現れる不可思議な事も起こりそう…
    お稲荷さんと異国の神が暴れるのも、ある意味文化交流!

    異国の地で、異国の人らと語り合い…
    何かええ感じやな。

    お稲荷さんも、異国の神も仲良く帰国!
    あっ!ゴローおった!
    かなり、老犬なんかな?
    鸚鵡と仲良くしてな!

    そういう世界、知らなくもない

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    2025年08月31日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    読み終わって、亡くなった祖父の事を思い出した(祖母ごめん笑)
    2、3日心に穴があいた感覚…

    大好き、好きだよと伝えたくなった

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    2025年08月30日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    幻想的な世界に魅了されて物語に引き込まれた。
    現実と異界が絶妙なバランスで主人公が遭遇していく。
    薄い本なので何度も再読するのだろう。

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    2025年08月29日