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Posted by ブクログ 2019年12月22日
1999年初版から20年、再読。
何回読んでも、大好きな世界。
ようことおばあちゃんが感じとる世界がとても好き。こんな世界を描ける梨木香歩さん、凄いです。
りかさんを通して人形たちのざわめき、想いをたくさん聴いた。
人形はそれぞれの想いを抱えて、そこにいる。
アメリカから親善大使として贈られてきた...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月15日
思わずほったらかしてあった人形の髪の毛を梳かしてしまいました(笑)。世界のすべてに命があるように感じる子どもの頃。その感じを残したまま大人になる人もいるのですね。後篇、人形が語る秘密の話に涙が止まりませんでした。平和の大切さってわかる人とわからない人がいるのでしょうか。平和を大切に思う人の小さな声が...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月28日
わたしが初めて読んだ梨木作品で、彼女の文章に魅了されるきっかけとなった作品。
ようこと「いいお人形」りかさんとの小さな冒険のお話。
ー「いいお人形は、吸い取り紙のように感情の濁りの部分だけ吸いとっていく」ー
「お人形」の少し怖くて妖しい、でもどうしようもなく魅力的な世界にわくわくさせられた。いわゆ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
ようこは誕生日プレゼントにリカちゃん人形が欲しかったのに、おばあちゃんから市松人形「りかさん」を贈られる。「りかさん」には取扱説明書がついていて、世話をしていくうち、やがて話し出す。りかさんにつられて、他の人形たちも喋りだし…。不思議な世界です。アビルゲイの話は深刻でした。独特の文章が癖になりそうで...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
主人公の「ようこ」は、「おひな祭りに欲しいものがあるかい」と、おばあちゃんに尋ねられて、「リカちゃんが欲しい」とお願いする。
しかし、しばらくして届いたのは、ほっそりしたリカちゃんではなく、その倍近くも大きい、「りかさん」という名前の真っ黒髪の市松人形。
ぷっ。ありそう。ありそう。
でも、そこからの...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
梨木さんの作品って、涙無しに読めないところが本当にすごいと思います。最初は「うわー面白いなー好きだなー」と思って読んでるんですが、そのうちにしっかり感情移入しちゃってるんですよね。(あぁ…アビゲイルのお話が…)何より本当にこの方の作品は優しい。『西の魔女が死んだ』でもそうなんですけど、「死」とか「戦...続きを読む
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