春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

572円 (税込)

2pt

「理解はできないが、受け容れる」それがウェスト夫人の生き方だった。「私」が学生時代を過ごした英国の下宿には、女主人ウェスト夫人と、さまざまな人種や考え方の住人たちが暮らしていた。ウェスト夫人の強靱な博愛精神と、時代に左右されない生き方に触れて、「私」は日常を深く生き抜くということを、さらに自分に問い続ける――物語の生れる場所からの、著者初めてのエッセイ。

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春になったら莓を摘みに(新潮文庫) のユーザーレビュー

4.2
Rated 4.2 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    今の季節にあった題名である。都会より自然のある生活を愛する著者の大学出たてで英国Sワーデンの下宿先を二十年後訪ね湖北地方を旅し、山を登り土地の人たちと交流して自分のアイデンティティを確かめながらまた、ニューヨークに渡りニューヨークの刺激に魅了し反核運動に参加したり、クリスマスパーティーに参加した話、

    0
    2025年03月31日

    Posted by ブクログ

    高校生の時に読んでからずっと忘れられない一冊。
    価値観が違う人・もの・出来事を、理解できなくても自分の中に受容する姿勢の大切さを今でも語りかけてくる。

    0
    2024年11月28日

    Posted by ブクログ

    自分とは異なる考え方や感じ方を肯定するでもなく、否定するでもなく、受け入れるにはどうしたらいいのかと思って、手に取った本。
    どんなに自分では理解できなくても、好きになれなくても、人が感じたことを尊重できる自分になりたいと思った。

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    2023年12月31日

    Posted by ブクログ

    エッセイなのに物語のような1冊。
    ウエスト夫人の人柄に惚れ惚れしてしまう。
    こんな素敵な経験が梨木香歩さんを作ったのかなと思うと彼女の柔らかくも強い文章に納得する。

    0
    2023年06月20日

    Posted by ブクログ

    寒さが少し和らぎ、花粉が飛び始めてムズムズし始める時期が旬のエッセイだと思う。
    あらゆる人々との出逢いが、この250ページに詰め込まれていて、現実の出会いを億劫に思う気持ちを撫でて解いてくれる気がする。

    暮らしの中で問を見つけては真摯に思考を重ねる著者の姿には、なぜだか、エッセイに出てくる車掌や駅

    0
    2023年02月23日

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