梨木香歩のレビュー一覧

  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    中学生の頃に読んだ本でずっと心に温かく残っています。
    人生のいろんな場面で思い出すことがあります。
    自分にもこんなおばあちゃんがいたらな…
    否定せずに肯定して受け止めてくれる。そんな場所がほしくて辛かった学生時代…
    主人公を羨ましく思う読み手の私の気持ちもありながら、私自身が主人公になったような気持ちでおばあちゃんのセリフに耳を傾けて、本の世界から癒しや安心をもらっていた頃がありました。
    何度も読み返して助けてもらった私の大切な本です。

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    2026年02月12日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    すてきな物語としか言いようがない。有名な作品すぎて逆に読まずにいたけれど、どうせ読むなら書き下ろしの短編も収録されたこちらにしようと決めていた。本編はもちろん、「ブラッキーの話」「冬の午後」「かまどに小枝を」の短編たちも本編のやさしい余韻を広げてくれていてほんとうによかった。それにしても梨木香歩が書く自然のうつくしさや、空気の温度や、光の加減はすばらしすぎてうっとりしちゃうな。

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    2026年02月11日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    再読回数最多の作品だが何回読んでも面白い!

    飄々と現れる高堂、聡明な仲裁犬ゴロー、何でも知っている隣のおかみさん、そして新事実にいちいち狼狽える主人公・綿貫。彼らの交流と周囲を彩る動植物の鮮やかさに心を奪われた。

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    2026年02月11日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    こういう穏やかな小説が読みたい時もある。
    比較的忙しい毎日の中でほっとひと息つけるような、自分もまいと同じく社会の喧騒から離れて森の中で暮らしているような柔らかいに気持ちになれた。どこかの誰かの人生を覗き見できるのも小説の良いところ。たまにはゆったりしてもいい。

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    2026年02月10日
  • 海うそ

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    ネタバレ

    難解そうで積読になってたけど意外に引き込まれて一気読み。島に伝わる伝承や民間信仰、地名の変遷あたりは個人的に興味大。とくに地名は同じ音でも本来の意味とは別の漢字を当てたり、歴史がくだるにつれ変わったりするのが面白かった。

    南九州の“遅島”という架空の島が舞台。そこへ人文地理学の研究者がフィールドワークへ向かい、遅島の地理や植生、家の構造、そして修験道の寺院遺構などを巡る。

    かつて修験道の島として栄えた遅島だが神仏分離〜廃仏毀釈の影響をじかに受けた結果、当時の様子を想起させるようなものはほとんど残されていない。現地でそれを目の当たりにした主人公はそれを諸行無常ではとらえきれない、これが色即是

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    2026年02月11日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    心が温まるお話でした。西の魔女(おばあちゃん)と過ごしたかけがえのない時間。人生にはそういう小休憩みたいな時間が必要なのではないか、と感じました。まいが元気になってくれて、本当に良かったです。

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    2026年02月02日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    購入した本のしおりにこの小説の一節が記されていたので、惹かれるように読み始めました。
    暖かくて読みやすく、春の風のように心の中に言葉が流れてくるような物語だったように感じます。

    元々タイトルのみを知っていたので、怖い話なのか私とは次元の違う魔法や魔術が用いられた世界を生きる人の話なのかと少し身構えながら読み始めたのですが、家族と同じ家で過ごしていた頃の懐かしい感覚に包まれ、読み終わる頃には私もきっと主人公と同じだ、という思いが残っていました。

    数年前から魔女になりたいと思って生きている私なのですが、基礎トレーニングさえ出来ていないところを見るとまだまだ未熟に思います。
    何があってもあの頃の

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    2026年01月31日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    読んでいる最中は、「一体なんの話なんだ?」とイマイチストーリーが読み込めなかった。
    途中で折れて、ChatGPTにこれって一体どんな話なの?と質問…笑
    そこからどんな意味合いなのかスルスルと頭に入ってきて、腑に落ちました。
    最初少し下調べしてから読むのも面白いのかもしれないし、二度読んでみてもいいのかも。

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    2026年01月28日
  • 家守綺譚 下

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    このところ「家守綺譚」を再読したいと思っていたのだけれど、家の本棚(混沌世界)の中から探しあぐねていて、この漫画版の評価が高そうだったので、漫画版を読んでみた。
    パッと開いた時に、あまり私好みの絵ではないかなと思ったのだけれど、読んでいくうちに全く気にならなくなったし、文章を読んで頭の中で想像していたことが、より鮮明に実体化して、理解が深まる感じがした。
    ゴローの存在がすごく効いていて、良かった。
    近所の書店が閉店することになったので、そこで購入。お話の内容とともに、その思い出も絡まって、私の中に残ると良いなぁと思う。

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    2026年01月26日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    面白かったです
    とにかく優しい文章と
    心地良いリズムで
    成長途中の少女と西洋人の祖母の
    交流を描いた物語

    誰でも少年少女の時期にありがちな
    繊細多感で優しさと激しい敵意
    主人公はそれでキズついた少女

    祖母はひとり田舎で丁寧な暮らしを
    している外人さん
    魔女の血縁だとか

    例えば母や父や誰とも違う
    祖母独特の愛情や優しさってありますよね
    私の祖母もやはり優しく温かかったと
    思い出しました

    最後の章の藤沢君⋯(笑)

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    2026年01月25日
  • 鳥と雲と薬草袋/風と双眼鏡、膝掛け毛布(新潮文庫)

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    著者いわく、「専門的な知識もないまま、好きが高じて書き綴った「地名を巡る」小文」で成る、「鳥と雲と薬草袋」と「風と双眼鏡、膝掛け毛布」の二冊を一冊の文庫本にした本書。同じテーマを一気に読めてファンとしては嬉しい限りです。前者の目次を数えると49の地名について書き綴られているようで、後者はそれ以上でした。二冊のタイトルがなんとなく似ていることにも納得しました。

    梨木香歩さんといえば、鳥、カヤック(と水辺)、草花、神話などにお詳しいと踏んでいます。が、地名にもこんなにお詳しいとは。そしてこんなにも日本各地に足を運んでおられるとは。しかし、「家守綺譚」の続編である「冬虫夏草」なんかを思い出してみる

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    2026年01月21日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    中高生に薦める本として上位に上がっていることは知っていた。読んでみると確かに10代で読んだらそれなりに影響を受ける名作と感じた。45歳の私が読んでもいいこと言ってるなあ、と思うのだから。
    決めるのはいつも自分。これは何かあるときは思い出したいワードだ。

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    2026年01月18日
  • 海うそ

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    南方の島国特有の湿度と、寂寥感がどことなく肌にぴったりと貼り付いたまま読み進めるような一冊だった。
    豊かな緑の表現に圧倒され、島の過去に思いを馳せ、気付けば50年の時が経ち島が持つ過去の姿も薄れていく。
    現実でも自分にとって愛着のある場所が開発などによって姿を変えたりするけれど、色即是空、空即是色、全ては変化し続ける。
    寂しく思うこともあるけれど、変化しないものなどない。でもやっぱり寂しい。そんな気持ちになりました。

    あとは、島の景色や植生、地理的要素、全てがあまりに細かくて架空の島とは思えませんでした。
    表現力が凄まじいです。

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    2026年01月17日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    一度は読んでみたいと思い手に取りました。
    まいの繊細な心情が僭越ながら私と重なるところがあり10代の時に読んでいればなぁと思いました。20代の今読んでも、心に響くものはありました。おばあちゃんとまいの魔女修行、それを通してまいが成長していく様子に私も、明日も頑張ろうと思えます。

    中学3年の時に同級生が「西の方向に魔女がいるんだって」と言っていたことを思い出しました。何を言っているのかと呆れていましたが、気づいたら掃除の時間になると西側の窓を見つめていました。
    今思えば、その子はきっとこの本を読んだのかな。

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    2026年01月03日
  • 家守綺譚 下

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    頼りになって笑顔が可愛い犬のゴローが好き。隣のおかみさんも、何が起きても動じず、河童についても当たり前のように教えてくれるなど、存在感が良い。
    亡くなった友人・高堂がどこにいるかわかり、でも綿貫は…。
    河童や狸や小鬼が身近だった時代から遠くなってしまった現代を少しさびしく思った。

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    2026年01月01日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    しみじみ良かった。奇妙な出来事がたくさんある日々なのだけど不思議さがクセになって惹き込まれた。自然描写が美しくて犬のゴローが可愛い。主人公の周囲の人々が淡々としているのも好ましい。
    読後に知らない植物はネットで調べてみたりした。漫画化された作品も読んでみたい。

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    2025年12月31日
  • 家守綺譚 上

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    以前、原作を読んで、好きだな〜と思った雰囲気が上手く漫画になっていて嬉しかった。庭のサルスベリに懸想されたり、掛け軸の中からボートを漕いで亡くなった友人があらわれたり、掛け軸から抜け出してサギが池の魚を食べたり、池にいた河童を犬 のゴローが川に送りに行ったり…。不思議なことを、おどろきながらも受け入れて毎日が流れていく。

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    2025年12月31日
  • 炉辺の風おと

    購入済み

    静けさが愛しい

    小沢さかえさんの挿絵と梨木香歩さんの文章の静けさが調和して、なんだか自分も山奥にいるように錯覚する不思議なエッセイ。

    #切ない #深い #癒やされる

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    2025年11月24日
  • ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

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    野生の雀の孵化すぐと思われる雛を育て上げ看取るまでを回想の形で記した本。第二次世界大戦中から戦後の時代です。

    動物を慈しみながら一緒に生活している全ての人がそうであると思うが、非常によく観察(?)されていて驚くほどだ。そして野生の雀とは異なる生態を時に見せていく事を客観的に捉えて記載されているところが凄い。研究目的ではないのだから。また文章が高尚で時には難しく哲学的雰囲気の事もある。

    そして主人公の雀がまた凄いのだ。素敵な文章の中に登場するこの雀の一生が、通常の野生の雀とは一線を画している。その面白さが端的な文章にギュッと詰まってる。著者の雀との関係性も素晴らしい。決してヒトの思う通りにす

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    2025年11月24日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    ネタバレ

    小説を読んだのは、3.4年ぶり
    そんな私でも読みやすく、優しい文章でした。
    ラストは温かい涙が溢れてきました。

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    2025年11月24日