梨木香歩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
梨木さんの作品って、涙無しに読めないところが本当にすごいと思います。最初は「うわー面白いなー好きだなー」と思って読んでるんですが、そのうちにしっかり感情移入しちゃってるんですよね。(あぁ…アビゲイルのお話が…)何より本当にこの方の作品は優しい。『西の魔女が死んだ』でもそうなんですけど、「死」とか「戦争」とか、絶対に避けられない厳しい現実も取り扱っているのに、とっても優しいんです。この本の読後には人形と言うものに対しての価値観とか、接し方が変わってしまいますね。児童文学分類なんだから、これはもっと沢山の人が、高学年…せめて中学生の間に読んで欲しいなぁと思いました。
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Posted by ブクログ
「リカちゃん人形」が欲しかったはずのようこにおばあちゃんが贈ってくれたのは、市松人形の「りかさん」だった。それ以来、ようこにはいろんな人形の想いや記憶がみえるようになる、というお話。
設定が巧みで、いろんな背景を負った人形が出てくる分、人間の業みたいなものがいろんな形で描かれてるんですが、欲張っている感じはしない。いい本です。
ちくしょう、いい作家だな梨木香歩!と思わず涙ぐみながらこぶしを握りしめました。読んでみて!とにかく!
視点がきちんと主人公の小学生におりていて、かつ文章の雰囲気は彼女を見守るおばあさんのやわらかさやあたたかさが感じられます。 -
Posted by ブクログ
花屋さんに並ぶ花はもちろん綺麗だけど、最近は自然に咲いている山野草に心惹かれるようになってきた。
八ヶ岳にも拠点をお持ちの梨木さんは、生活の中に山野草があるのだなと羨ましく思った。
波多野光さんの美しいイラストとエッセイが素晴らしくマッチしていて、ゆっくり楽しみながら読んだ。
ゆっくり読めた要因の一つが、「コデックス装」で作られていること。本がまっすぐ水平に開くので、手を離して絵画を観るように眺めることもできる。
細部までこだわりが感じられる本だなと思った。
どこの出版社だろう?と見てみたら、淡交社さん。
どことなく茶道の雰囲気が漂っていたのも納得。
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルに魔女とあることから、勝手にファンタジーチックな話かと想像していた。実際読んでいる間は、おばあちゃんとまいの暮らしが丁寧に描かれているので、夏休みにおばあちゃん家を遊びに訪れたあの時の感情や景色を思い出して懐かしい気持ちになったと同時に、無常な時の残酷さを感じた。近しい人にほど素直になれなかったり、感情が先走って言うつもりのなかったことを言ってしまうのがもどかしかった。おばあちゃんの最後の言葉にまいへの愛情が溢れていて、後悔や感謝の気持ちがブワーッと押し寄せて涙が出そうだった。短い話でここまで心を揺さぶられたのは初めてだったのでとても印象に残った。
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Posted by ブクログ
ネタバレ心が温かくなるお話。
魔女の修行をして、心も体も元気になっていくお話だが、どこか現実離れしているようで自分と重ね合わせて元気をもらう場面も多々あった。
自分のことは自分で決める、好きな仕事をする、
好きに理由なんてない
中学でグループを作って、そこに合わせて仲良くすることに煩わしさを感じるっていう言葉がすごく共感できた。仲良しごっこのような時間に対して私も感じたことあったなぁ
西の魔女、東の魔女への最後の書き置きは、おばあちゃんがまいのことをずっと見ているよっていう温かいメッセージだったのかなと解釈。
また、心が荒んで疲れた時に読みたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレたくさんの植物が出てきました。
朝の空気感、夜の雰囲気、ゆっくり流れる時間と家事をして忙しなく過ぎる時間。
緑の中でおばあちゃんと過ごす中で感じる状況が、とても伝わってきて水も風も草木の匂いでさえも感じてくるようでした。
魔女の修行、私にも必要な気がしてやってみようかなと思って、まるで子供に戻ったみたいにワクワクしました。
近しい人の死を迎える時は、とてもつらく苦しいけれど、私もまいとおばあちゃんのように受け止めることが出来たらいいのになぁ。
グループが苦手で浮く感じ、そのクラスの状況はとても共感出来ました。だからこそ、私にもおばあちゃんのような存在が居たらまた違う人生だったのかなとも思