梨木香歩のレビュー一覧

  • りかさん

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    ようこは誕生日プレゼントにリカちゃん人形が欲しかったのに、おばあちゃんから市松人形「りかさん」を贈られる。「りかさん」には取扱説明書がついていて、世話をしていくうち、やがて話し出す。りかさんにつられて、他の人形たちも喋りだし…。不思議な世界です。アビルゲイの話は深刻でした。独特の文章が癖になりそうです。「だけど、このりかさんは、今までそりゃ正しく大事に扱われてきたから、とても、気立てがいい。」

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    2009年10月04日
  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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     いろいろなことを考えて頭が痛い。世の中は広くて、知らないことが多すぎて、わたしは果たして、この世界に対峙してゆけるのかしら。
     “ぐるりのこと=身の回りのこと”から始めよう、と梨木さんは書いていた。地に足をつけて、そこから徐々に、自分を世界へ向けて開いてゆくのだ。うん、頑張ろう。

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    2022年11月20日
  • りかさん

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    主人公の「ようこ」は、「おひな祭りに欲しいものがあるかい」と、おばあちゃんに尋ねられて、「リカちゃんが欲しい」とお願いする。
    しかし、しばらくして届いたのは、ほっそりしたリカちゃんではなく、その倍近くも大きい、「りかさん」という名前の真っ黒髪の市松人形。
    ぷっ。ありそう。ありそう。
    でも、そこからの展開がすごい!りかさんが、ようこに話かけるのだ。それは、周りの人たちには聞こえない、不思議な言葉。
    いつの間にか、ようこは、人形や木や、声を出すことができぬものたちの声を、聞くこと(感じること)が出来るようになっていく。そして・・・
    最高に面白かった。
    お人形遊びが好きだった、かつての少女たち、そし

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    2009年10月04日
  • りかさん

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    梨木さんの作品って、涙無しに読めないところが本当にすごいと思います。最初は「うわー面白いなー好きだなー」と思って読んでるんですが、そのうちにしっかり感情移入しちゃってるんですよね。(あぁ…アビゲイルのお話が…)何より本当にこの方の作品は優しい。『西の魔女が死んだ』でもそうなんですけど、「死」とか「戦争」とか、絶対に避けられない厳しい現実も取り扱っているのに、とっても優しいんです。この本の読後には人形と言うものに対しての価値観とか、接し方が変わってしまいますね。児童文学分類なんだから、これはもっと沢山の人が、高学年…せめて中学生の間に読んで欲しいなぁと思いました。

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    2009年10月04日
  • りかさん

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    初、梨木作品。児童書とばかにしてはいけないお話でした。話す人形ってコワイけど、りかさんならいいかな。

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    2009年10月04日
  • りかさん

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    「リカちゃん人形」が欲しかったはずのようこにおばあちゃんが贈ってくれたのは、市松人形の「りかさん」だった。それ以来、ようこにはいろんな人形の想いや記憶がみえるようになる、というお話。
    設定が巧みで、いろんな背景を負った人形が出てくる分、人間の業みたいなものがいろんな形で描かれてるんですが、欲張っている感じはしない。いい本です。
    ちくしょう、いい作家だな梨木香歩!と思わず涙ぐみながらこぶしを握りしめました。読んでみて!とにかく!
    視点がきちんと主人公の小学生におりていて、かつ文章の雰囲気は彼女を見守るおばあさんのやわらかさやあたたかさが感じられます。

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    2009年10月04日
  • りかさん

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    リカちゃん人形が欲しいようこにおばあちゃんがくれたのは「りかさん」という名の市松人形でした。がっかりするようこでしたが、りかさんは不思議な力を持ち、ようことおしゃべりできる素敵なお人形でした...ということでこのお話はいろんな日本の古いお人形が出てくるとても素敵なファンタジーです。作者の梨木果歩さんは「西の魔女は死んだ」、「裏庭」などで有名な方です。お人形が見てきた歴史と人々の思いはさまざまな物語を奏でます。ようこやりかさんといっしょに体験するお人形の世界はいかがですか?

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    2009年10月04日
  • りかさん

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    1番大好きな本。ほんとうに大好き。ここには書ききれないよ。この本を読んで考え方が変わりました。生き方も少し変わったと思う。りかさんもおばあちゃんもすてき。からくりからくさのあとに読んだほうがいいかも。好みだけど。

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    2009年10月04日
  • エンジェル エンジェル エンジェル(新潮文庫)

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    ホゲー不思議な読後感!
    確かに今は私から見たら、私の[おばあちゃん]でしかない人だけど、おばあちゃんも意思のある1人の人間だから何考えてるかなんて、特に過去に何があったかなんて、何抱えてるかなんてわかんないよねー
    でもなんか、おばあちゃんとかおじいちゃんにあって、人として対話してみたいなって思ったなー
    みんなの中にあるなんかいやーな薄い誰かへの意地悪な気持ちをずっと後悔できるのは、きっとおばあちゃんも優しい人だったんだろうな、、

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    2026年05月22日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    「西の魔女が死んだ」というインパクトの強い一文で作品に引き込まれる。
    社会の群れに馴染めない主人公まいがおばあちゃんとの暮らしで魔女修行を通して成長する物語。
    庭や自然の描写が素晴らしく、いつもすぐそばにある自然に心癒される。一方で思春期の主人公まいの心理状況の移り変わりが思春期の自分と重なり懐かしい気持ちと後悔の念が押し寄せる。
    おばあちゃんからの愛を受けながらも、素直になれず後味の悪い別れた方をして後悔していたまいへ届いた西の魔女からメッセージ。圧倒的な愛の温かさに触れ、後悔ない暮らしをしようと思わされる作品だった。

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    2026年05月18日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    「西の魔女が死んだ」(梨木香歩)を読んだ。

    なんか今更感がなきにしもあらずなのだが、読んでなかったのだからしょうがない。

    これはどちらかというと児童文学ですかね。

    物語最後のあっという仕掛けに胸打たれる。

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    2026年05月14日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

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    家守綺譚の続編
    雰囲気はそのままで、綿貫が家を飛び出してゴローを探す冒険へ
    余韻のある感じがとても好き
    河童とか天狗や宿を営むイワナとか不思議な生き物なのに普通にいる描写なのが不思議と落ち着く感じ

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    2026年05月13日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    p162
    「その時々で決めたらどうですか。自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」

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    2026年05月11日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    めちゃ名作。最後すーっと泣けた。こんな孫の心の拠り所になれるおばあちゃんになりたい。私の中の「老人✖️子供のヒューマンストーリー」ベスト3。
    人生は魔女修行だな。

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    2026年05月10日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    明治時代の作家綿貫が亡き友の生家に住み、鬱蒼と植物茂る庭で起こる不思議な日常を記すという形の本
    百日紅に懸想されたり、鮎が疏水から流れてきたり、狸にばかされたり
    「疏水近くの」あたりならこういうことも起こるだろうとなんとなく納得してしまう不思議が日常に馴染む世界観が好き

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    2026年05月10日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    中学生だかそのころに見かけたものの、タイトルで食わず(読まず)嫌いをしていた本。

    ふとSNSで流れてきて読んでみた。

    まあ普通っちゃ普通。
    ただしかし、「きれいな本」という印象。

    読みづらさもないし薄いのでサクッと読める。

    おばあちゃんの家の暮らし方は、「こういう暮らしがしたいなあ」と思い描くものである。
    現実には仕事があり、また虫が苦手で、できようもない。
    でも本当に必要なものに目を向け、そこにあるものに集中して1つ1つと向き合って大切に扱う。
    本来は必要なことだと思う。

    やはりこの世界は情報と惰性に溢れすぎている。
    本を読むとそういうことに気づけるのだが、どうにも日常に戻るとすぐ

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    2026年05月10日
  • 春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

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    その人がその人であり続けてくれることへのありがたさを感じた。人と関わることの難しさとよろこびを知り、英国への憧れがうまれる、大好物なエッセイでした。

    自分がこの世界の主人公ではない、と気づく時が人には絶対にやってくるじゃないですか。トランプ大統領とかはないやろけど。大谷翔平はそう気づきながらも主人公やけど。まぁそれはええねん。
    ウェスト夫人も梨木さんもこの世界のイギリスの田舎の方にいた、なんでもないけどとても素敵な人たちで、ウェスト夫人との日々が梨木さんを主人公にして世界を創っていってるように見えたのです。

    私もモブキャラながら、誰かの世界に影響を与えていて、それって本当に愛おしいことだな

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    2026年05月10日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    主人公 まい の思春期の孤独、祖母との時間、自立が丁寧に描かれていて心があったかくなる。特にラストのシーンが心に残ってます。おばあちゃんの言葉が「正論」ではなくて、ちゃんと相手の弱さや揺れを分かった上で寄り添ってくれる温かさがあって大好き。
    読む年齢によって刺さる場所が変わる作品だと思います。

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    2026年05月09日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    よくある小説は伏線を回収してスッキリさせますが、本書では回収していませんでした。そこがまた現実的で厳しい世界だと感じました。

    また、私も自然と触れ合うとすごく心が落ち着くので、おばあちゃんの生活にすこし憧れを持ちました。
    後半の渡りの日のショウコの行動には私自身もまいと同じ理由でイライラしました。しかし、結末が意外な方向に行ったので、モヤモヤしながらも良い終わり方だったなと思いました。

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    2026年05月03日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    やはり、自分は児童書が好きなのだなと思った。

    おばあちゃんが小さく語る大切なもの。
    自分の中にある大切なものを感じて、自分の声を正確に聞くこと。
    そんなことをささやかにそれでも魔女として大胆に話す姿勢に僕もニヤニヤしながら本を読み進めて言った。

    全体として、命の輝きやその儚さ、危うさ、偶然性を肯定してくれるような作品だった。
    赤毛のアンをアンの目を通さずに脚色せずに読んだ感じ。
    自然を緩やかにそれでも現実がいつも隣にいてそれを見ている。そんな本だった。
    生きることの難しさと、それでも生きることの豊かさをおばあちゃんから丁寧に教わった。


    キャラクターとしては全体的にジブリみ、というか宮崎

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    2026年04月29日