梨木香歩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
地球っこさんに教えていただいた前回読んだ「家守綺譚」がとっても面白かったので、次も地球っこさんが読まれていたこの本を読みました。
うーむ とっても面白い。
家守綺譚より、こちらの方がよりハマってしまいました。。
解説から
「穴」は垂直の移動。「川」は水平の移動を表す。
語り手の人生における、三つの大きな喪失を巡る物語。
この小説は、生と死の世界の間を往復し、死人と交流する物語でもある。
読み終えて、初めからもう一度物語をたどり直してみると、あちこちに差し挟まれたエピソードが、初読時とは違う深い意味を帯びて迫ってくる。
地球っこさん ありがとうございました。
梨木香歩さんの本をもう -
Posted by ブクログ
自粛生活に伴い実家から送ってもらった本の中から再読。以前はいつ読んだか思い出せない。
エッセイ本嫌いの私が、なぜかこの著者のエッセイ本だけは夢中になって読んでしまう。
2007年から3年間雑誌に連載していた短編を集めた本だが、社会が少しずつきな臭くなっていく流れを危惧する言葉も並んでいる。2020年の今読み直してもリアルタイムで感じている心の靄を共有できる。今同じように社会がきな臭くなってきたわけではなく、この頃から少しずつ少しずつ、首を傾げてしまうような変化が続いているんだと思う。そして著者の描く他人との距離感は、今の社会情勢だからこそ一読の価値があると思う。
この本の記憶は、狭い世界で豊 -
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1999年初版から20年、再読。
何回読んでも、大好きな世界。
ようことおばあちゃんが感じとる世界がとても好き。こんな世界を描ける梨木香歩さん、凄いです。
りかさんを通して人形たちのざわめき、想いをたくさん聴いた。
人形はそれぞれの想いを抱えて、そこにいる。
アメリカから親善大使として贈られてきたアビゲイルも、いっぱいの愛を蓄えられて、その愛を届けるために来たのに…。その悲しみを引き受けて守り続けている汐汲み人形も憐れ。
人は業が深いから人形を必要とした、と同時に人形を慈しむ気持ちも持ち合わせている。
人形の使命は人間の感情の濁りを吸い取ることだという。
「濁り」この言葉は、ようことおばあち -
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日々の生活の中で梨木さんの胸に去来する強い感情、そして歴史や政治、社会問題に関する深い教養に裏付けされた思索が、エッセイの形で書かれていた。受験勉強などを通じて、目的に対して最小の労力でそれに辿り着く最短距離ばかり追い求めてきた私にとって、このような、自分を芯に添えて、ぐるりのことと交流しながら深く思考するということはとても新鮮だった。受験勉強で習ったことも、ただの知識に留まらず、思索の幅を広げる道具に出来たらいいなと思った。純粋に考えることの楽しさを感じた物語だった。
『共感する、というのは、大事なことだ。が、それはあくまで「自分」の域を出ない。自分の側に相手の体験を受け止められる経験の -
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うこぎご飯はまじで美味しい。
うこぎは天ぷらも美味い。
私もコペルくん程ではないにしても、相手の気持ちを読んだり、色々考えるすぎる人間なので、言葉にできない生きにくさを子供の時から感じてた。
だから、自分に子どもが生まれた時、我が子にはこういう繊細な子になってほしくない、もっとイージーに生きてってほしいと思っていた。
でも、この本読んでその考え方は変わった。
世の中がこれからどうなるか分からない中で、考える力を持たないことはすごくか弱いことだ。
この本読んで、命が大切にされる世の中になってほしい、そうしなきゃ、という気持ちに行き着きました。