僕は、そして僕たちはどう生きるか

僕は、そして僕たちはどう生きるか

1,375円 (税込)

6pt

やあ。よかったら、ここにおいでよ。気に入ったら、ここが君の席だよ。
染織家の叔父ノボちゃんから「コペル」とあだ名された十四歳の「僕」。親の事情でひとり暮らしをしている。ある朝、土壌生物を調べに行った公園でばったり会ったノボちゃんを連れ、小学校以来疎遠になっていた友「ユージン」を訪ねることになる……。そこから始まる長くかけがえのない一日を描く青春小説。
現代の「コペル」は考え続ける。──モラルが失われたこの時代に、周りに流されず、友との信頼を築いて生きるには──?

電子化にあたり、植物等について後注26項目(著者監修)を追補しました。

*梨木香歩
一九五九年生まれ。作品に『西の魔女が死んだ』『裏庭』『からくりからくさ』『家守奇譚』『村田エフェンディ滞土録』『沼地のある森を抜けて』『この庭に』『f植物園の巣穴』『ピスタチオ』『海うそ』『岸辺のヤービ』、絵本に『ペンキや』『蟹塚縁起』『マジョモリ』『ワニ』、エッセイ集に『春になったら苺を摘みに』『ぐるりのこと』『水辺にて』『秘密の花園ノート』『渡りの足跡』『不思議な羅針盤』、 翻訳書に『哲学と子ども』『ある小さなスズメの記録』などがある。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

僕は、そして僕たちはどう生きるか のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    青春テーマの本探しにて。
    うちが好きなのは大人が読んでおもしろい青春小説なのか。
    たった一日の中で獲得する世界への気づき。外からのきっかけで見つけてくる内にいた自分。
    そういう子どもたちがまぶしくてうらやましくて、うちにとっては「失われた青春」って感じなのかなあ。

    0
    2024年11月24日

    Posted by ブクログ

    たくさんの、本当に沢山の事を考えさせられる本やった。
    『群れ』の恐ろしさ。でも、群れてないと生きていけない人間。
    同調圧力。そして、無意識に圧力に押されて考える事をやめてしまう自分の心。
    怖い。
    きちんと、学んでおかないと、気付いたら戦争がおきてるかもしれない。おきてしまった後に気付いても遅すぎる。

    0
    2021年03月28日

    Posted by ブクログ

    中学生の姪によいのではないかと取り寄せ、まず自分で読んでみたら、すごくよかった。どんどんキナ臭くなってくる国を憂いてた梨木さんが若者のために書いた小説。同調圧力に負けない、些細な違和感を大事に、寛容であろうとすること、大人になるために大切なことがぎゅっと詰まっていた。

    0
    2020年07月31日

    Posted by ブクログ

    うこぎご飯はまじで美味しい。
    うこぎは天ぷらも美味い。

    私もコペルくん程ではないにしても、相手の気持ちを読んだり、色々考えるすぎる人間なので、言葉にできない生きにくさを子供の時から感じてた。
    だから、自分に子どもが生まれた時、我が子にはこういう繊細な子になってほしくない、もっとイージーに生きてって

    0
    2019年04月20日

    Posted by ブクログ

    苦くて消化しきれない草を飲み込まされたような感じ。
    だけど、それを抱えたまま熱をもって群れて生きていかねばならないと思わされた

    0
    2018年12月29日

    Posted by ブクログ

    言いたいことは沢山あるけど、まず最初に感嘆したのは人物描写の豊かさ。ちょっとした会話の間や視線の動かし方、とりとめもな(いように描かれてるけどきちんと読者に効果的に伝わるようおそらく計算されている)く展開し連鎖する人間的思考、それら全てが事細かく表現されているけれど全くくどく感じない、絶妙なバランス

    0
    2018年11月29日

    Posted by ブクログ

    中学校でブックトーク。地味に見える本なので、なかなか手にとってもらえないけど、西の魔女…といっしょに紹介した。/辻塚

    0
    2017年09月18日

    Posted by ブクログ

    物語中盤まで油断してた〜
    確かに、タイトルからして何か重いものを示唆していたのだけれど、内容は多感な14歳の僕の日常ぐらいのものかななんて気軽な気持ちで読んでたのだけれど、途中、インジャちゃんが登場した辺りから、あ、やっぱり重い、今回の梨木さんはいつも以上に強いメッセージを持っていて、だから私も気軽

    0
    2017年02月26日

    Posted by ブクログ

    ×

    perho

    本は必要なときに出会えると、誰かが言ってたとおもうけど、この本にはそういうふうに出会いました。
    コペルくんみたいに素直に、謙虚に生きていけるよう、がんばろう。
    なんとなく、傷つきたくなくて考えるということを避けてきたことが、やさしい言葉でまっすぐ伝わってきて、このままでいていいの

    0
    2016年04月22日

    Posted by ブクログ

    2015.6.13
    どう生きるか。なんとなく周りに合わせて、なんとなく日々を送るんじゃなくて、自分の頭と心で考えて生きることをしていく。10代でこの本を読んでいたら私はどう感じてどうしていただろうか。様々な生き方がある中で、こううい人生を送っているのは自分が選んでいるからで、もう少しいろんなことに真

    0
    2020年02月29日

僕は、そして僕たちはどう生きるか の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 児童書

児童書 ランキング

梨木香歩 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す