梨木香歩のレビュー一覧

  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ずっと気になっていた『西の魔女が死んだ』をようやく読みました。
    静かでやさしくて、でも心の奥にじんわり残る物語でした。

    大きな事件が起こるわけではないのに、言葉一つ一つや登場人物の距離感がとても丁寧で、読んでいるうちに気持ちが落ち着いていく感じがありました。西の魔女の生き方や言葉は押しつけがましくなくて、それが余計に心に沁みます。こんなおばあちゃんがいたら素敵だな、と自然に思いました。

    読むタイミングや年齢によって、受け取るものが変わりそうな本だとも感じました。今の自分だからこそ、素直に受け止められた部分も多かった気がします。

    派手な展開はないけれど、言葉や空気感がとてもやさしく、読み終

    0
    2026年02月08日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    いざという時のために取っておいた秘蔵の一冊。鈴鹿の山々を満たす清涼な空気、沢のせせらぎ、秋草の彩り。冬の間、長らく恋しく思っていた自然が目の前に広がった。

    番犬ゴローが行方不明となり、わずかな手がかりをもとに最後に目撃された山へと分け入る綿貫。前作の『家守綺譚』では妖や霊、人がひっきりなしに彼のもとを訪れたのに対して、本作では彼自身が赴く。河童、天狗、赤竜に、イワナの夫婦。坊主に神主、村の人々。様々な存在とのささやかな邂逅がささくれだった心に沁みる…。最近寺社仏閣巡りにハマっているのもあり、あちこちと寄り道をする主人公に自分を重ねながら読んだ。辛い現実からしばし目を逸らさせてくれたかと思いき

    0
    2026年02月06日
  • 家守綺譚 上

    Posted by ブクログ

    なにげなく話が淡々と進む近藤ようこワールド 原作が別にいるけどしっかりとマッチしている なんかいい買い物でした 下巻も楽しもう

    0
    2026年02月02日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    中学生から10年ぶりの再読。

    アイ・ノウ。おばあちゃんはちゃんとわかっている。言葉はなくてもわかる。素直に言ってくれるのが1番幸せだよね。でもやっぱり言うのはできないけれど。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    「あまり上等ではなかった多くの魔女たちが、そうやって自分自身の創り出した妄想に取り憑かれて自滅していきましたよ」

    10年の月日で忘れたものは何か。見失ったものは何か。目が見えなくなったか。それとも見ようとしないのか。

    憎しみや憎悪は魂の成長を妨げる。

    常に学び、自律する。それが上等な魔女。


    0
    2026年01月31日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

    Posted by ブクログ

    いいお話だった
    おばあちゃんの自然の中での暮らしが理想すぎる
    まいを自分に重ねてしまった
    わたしも魔女修行というか自分の内面磨き頑張りたいって思った

    0
    2026年01月30日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

    Posted by ブクログ

    普段読まないジャンルだけど
    すごく良かった

    西の魔女の家や生活が素敵すぎて
    まいが羨ましい

    胸が暖かくなった
    子供に読ませたい

    どんな花なんだろう、どんな木なんだろうと調べるのも楽しかった

    0
    2026年01月29日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ​ 読み終えた今、胸の奥が温かい涙で満たされている。この物語が私に教えてくれたのは、魔法とは決して不思議な術のことではなく、自分の意志で人生を切り拓いていく「強さ」のことなのだということだ。
    ​ 正直に言えば、物語の序盤、私は「魔女」という存在にあまり良いイメージを持っていなかった。世間一般でも魔女はどこか不気味でマイナスな印象があるし、何より車の中でのまいとお母さんの会話から、おばあちゃんのことを「気難しくて嫌な人」なのではないかとさえ思っていた。二人までがおばあちゃんを「魔女」と呼ぶところに、どこか他人事のような、冷ややかな響きを感じていたからだ。
    ​ しかし、その先入観はすぐに裏切られる

    0
    2026年01月26日
  • ブランコ

    Posted by ブクログ

    大人向けの絵本って感じでよかった。
    イラストも綺麗。ちょっとした待ち時間に読んだけど、心にじんわり染み渡る感じで素敵だった。

    0
    2026年01月25日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

    Posted by ブクログ

    さすが、愛蔵決定版、と銘打って紹介されているだけある。3冊読んだけど(正確にいうと『西の魔女が死んだ』部分は1冊分しか読んでないけど)この1冊が一番好き。読む前からそんな予感はあった。シンプルな表紙の深い緑色がこの話にとてもよく似合うこと。スピンオフの関連話が3つも入っていること。その3つどれもが素敵な話だったこと…
    ふーーー。しみじみ満足です。

    「こんなことは私の致命傷にはならない」
    うーん。沁みる。おばあちゃん、私も大好き。

    おばあちゃん目線で書かれたお話『かまどに小枝を』も、とても素敵。
    私も子どもを育てるようになって、母の偉大さを思い知っているのだけど、母も私や私の子どもたちのこと

    0
    2026年01月23日
  • 僕は、そして僕たちはどう生きるか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    少し前に映画化されて話題となった『君たちはどう生きるか』原作の主人公の名前はコペル君です。この物語の主人公のあだ名もコペル君。色々思い悩む14歳です。
    一見正しいと思われる大人の理論に違和感を覚えたとき、自分でよく考えて反論をすることができますか?コペル君は周りの大人達にも助けられながら、自分の感性を信じ、見過ごしていたことに気づき、意見をまとめる方法を学んでゆきます。
    この本が少しでもあなたの生き方の手助けになること、そして頼りになる大人が見つかることを願って、おすすめします。

    0
    2026年01月23日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    うだつの上がらない主人公が暮らすことになった家には広い庭がある。その庭や近くの山などの四季折々の様子が描かれる中で、植物が不思議な振る舞いをしたり、河童やら狸やら不思議な生き物が現れたりするのが、いかにも梨木香歩さんの世界で良い。次々と現れる不思議なものたちを、そういうものだからと大らかに受け容れる人たちの物語を読んでいくうちに、気持ちが明るく軽くなってくる。
    梨木香歩さんの作品に通底する「分かっていないことは分かっている」、「理解はできないが受け容れる」ことは、排外主義が蔓延り、同調圧力が強まっている今の世の中で、大切にしなければいけないことだとあらためて思った。

    0
    2026年01月18日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    2026年が始まって間もないけれど、もうすでに今年のベスト読書になるんじゃないかという気がしてる。情景や温度、暖かさまで感じることができる文章で、なによりおばあちゃんの台詞ひとつひとつが自分に向けられた言葉みたいで涙ぽろぽろ溢しながら読み進めた。名著だと知りつつも読むのが遅れてしまったけど、むしろ大人になってからこそ読むことができてよかったのかもしれない。

    0
    2026年01月14日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    おばあちゃんは懇意にしているようなのでゲンジさんは実はすごくいい人だったみたいなエピソードがいつか出てくるだろうと思いながら読んでたけど、、、。

    おじいちゃんの真っ赤なルビーのような野いちごの群生はちょっと感動するだろうなあと思った。
    亡くなった人からの植物の時間差プレゼントってすごい。

    あと、鳥の鳴き声を「テッペンカケタカ」とか「チョットコーイ」とか表すのってかわいいなと思う。
    昆虫DJの大田こぞうさんも似たような表現を過去にしていた。
    自然への解像度が一般人より高いんだろうなー。

    著者は河合隼雄氏と関わりがあるようで、ユングの集合的無意識を連想するのは自分だけじゃないだろう。

    0
    2026年01月13日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

    Posted by ブクログ

    話は、マイが中学3年の授業中に西に住む祖母が心臓発作で倒れた連絡が来た所から始まり、母と車で祖母の家に向かう時に、2年前の祖母と2人での生活を思い出す。

    中学1年の春マイは母親に「わたしはもう学校へは行かない。あそこは私に苦痛を与える場でしかないの」と告げ、不登校に。
    人里離れた山の中で1人暮らしの祖母(イギリス人)に預けられる事に。
    祖母は母から電話で、マイは「扱いにくい子」「生きにくいタイプの子」と説明されても喜んでマイを引き受けた。
    「私(祖母)の家系は魔女の能力を持つ人が多いからマイにもその血が流れていて、鍛練すれば、あなたにも出来る様に成るわよ。」
    マイと祖母の生活が始まった。

    0
    2026年01月12日
  • りかさん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    りかさんみたいに、落ち着いて静かに構えていたい。ようこちゃんみたいに、目に見えないものを感じ取れる繊細な感性を持っていたい。
    2人の登場人物に、幼い頃から魅了され、憧れ続けている。彼女たちみたいになれますように。

    0
    2026年01月11日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    1つの古い日本家屋に住む四人の女性と一体の人形。
    美しい自然や織物の描写、人形りかさんと能面をめぐる謎。
    とても読み応えのある一冊でした。

    0
    2026年01月11日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    この世界から抜けたくなくて、ずーっと読んでいたくて、でもいなくなったゴローのことも気になって…って思っているうちに読み終わってしまった。この世界がほんとうにだいすきで、読み終わっちゃったかあ、って今しょんぼりしている。人も、人ではないモノも、なんだかみんな愛しい。どちらも必ずやさしいわけではないのだろうけど、それでもこの世界ではいたわりあっている感じがして、とても心地良い。こんなにぶっ刺さるシリーズには滅多に出会えないと思うんだ…。わたしが死んだら一緒に棺桶に入れてもらうおう。

    0
    2026年01月11日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    おとぎ話読んだみたいな感じ。 ゆるやか〜に日差しに当たってるようなのほほんとした空気がずっと流れていて、休みに微睡みながら読むのにいい。 おばあちゃんの行動の1つ1つが、不思議な魔女に触れ合っているみたいでわくわくする感じも、自分が孫になったみたいで素敵。何回でも読みたい。

    0
    2026年01月07日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    中学生ぶりの再読。
    微かな記憶で読みたい衝動に駆られて本屋さんに問い合わせその日に購入。
    今、再読できてよかった。
    子供が2人とも小学生になり新たな視点で読む「西の魔女が死んだ」はとても新鮮で面白くココロに染みた。
    私も、子どもたちも、日々魔女修行。
    いつか我が子達が手に取ってくれたら嬉しいな…と希望も添えつつ我が家の本棚に置いておくことにしよう。

    0
    2026年01月05日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    優しい作品。

    この作品に学生時代に出会いたかった。
    自分の嫌なことをハッキリ言えるようになったと思ったらそれは相手にとっては嫌に感じたり。上手くいかないこともあるよね、でもそれが人間だよねってことと、伝えきれなかったことに対しての愛情を感じた。

    0
    2026年01月05日