梨木香歩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレずっと気になっていた本、タイトルから全く想像できない話だったが、心を動かされるやさしい物語だった。
西の魔女、ことおばあちゃんは心にキズを負った孫娘に魔女修行と称して生きていく上で大切なことを教えていく。
ところどころで出てくるおばあちゃんのニヤリとする表情が、魔女を思わせて印象的だ。
大きな愛で孫娘を包み込むおばあちゃんだが、夫を亡くし、娘と考え方の違いで対立することがあったりと、ずっと順風満帆できた訳ではなく、おばあちゃんもずっと魔女修行をしてきたのだと思う。
家族それぞれ考え方が違って、関係がうまくいかないことがあっても、家族は繋がっていてそこに愛があるのを感じた。
まいと野いちごを摘み -
Posted by ブクログ
学校へ行けなくなったまいが、おばあちゃんとの暮らしの中で少しずつ心を整え、成長していく姿がとても良かった。静かで温かい気持ちになれる作品だった。
“魔女修行”として描かれていたのは、特別なことではなく、早寝早起き、きちんと食事をすること、身体を動かすことなど、生活の基本だった。こういう日々の積み重ねが、心を整えることにも繋がるのだと感じた。
野いちごのジャム作りやラベンダーの上で乾かすシーツなど、自然に囲まれた丁寧な暮らしの描写にも癒された。
特に印象に残ったのは、「自分の意思で決めること。決めたことをやり通すこと」が大切だという言葉。そして、「感情や直感に振り回されないこと」も忘れたくない -
Posted by ブクログ
中学生の時に1度読み、社会人になって再読。
中学生の私には平坦で退屈な印象を持っていたと記憶しています。当時の私の鈍く健やかなメンタルは、主人公の繊細な感覚や物語全体の暗さや明るさをはじき飛ばしていたのでは無いかと思います。あるいは、「私は誰かに諭されなくても上手くやっている」という幼いプライドが言葉を直視することを避けていたような気がします。完全に反抗期でした笑
社会人の今、再び読んでみると、まいの気持ちに共鳴しておばあちゃんの言葉の一言一言が心に染み渡りました。自身の感性の成長と社会の中で受けた小傷を認識して、私も魔女トレーニングが必要だと思いました。
心持ちの教科書として読み返せるように -
Posted by ブクログ
今年読んで1番良かった本。
主人公まいの気持ちに共感することが多かった。言い回しとしてそんなこと思うか?笑、って思うことはあったけど、基本的にはそう思うよなあって感じた。リアルさをいい感じでデフォルメしている表現がよかった。
この本は表現がすごくいい。
緑色が見えてくる。ジャム作りしてる人の動きが見えてくる。手洗いで洗濯してる人の動きが見えてくる。リアルだった。読んでて心が現れる文章やった。
自分は、この作者は何を伝えたいのかというのも少しは考えるけど、それを無視して、おれはこれを読んでどう思ったか何が大事だと思ったかに力点を置いて本を読むんやけど、この本は読んでてめちゃくちゃ何かを思うこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ西の魔女:おばあちゃんと過ごす日々から人生について学び教わり成長を知っていくまい。
魔女修行という名目でまいの成長を手助けする西の魔女はなんでもお見通しかのように鋭くでも優しく温かい。きっとまいがどうなっていくか、どんなことを感じ考えるかも予測がついていそうなほど偉大な存在。
「魔女は自分で決めるんだ」魔女でなくても人間誰もに当てはまる必要なことであるが、クラスという縄張りに馴染めなかったまいには魔女修行というものは大きな救いであったと思う。
なにか縋るもの、心休める理由があることで人は本来の姿になれる。
どんな選択を取ろうが、どんな在り方をしようが、どんな結果になろうが、自分で決めたとい