梨木香歩のレビュー一覧

  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    最後の「アイ・ノウ」で涙が出そうになった。まいのおばあちゃんの言葉はひとつひとつが優しくて、温かくてじんわり心に響く。特におばあちゃんが信じる死生観は自分が喪失感を抱えている時に読んだので、すごく腑に落ちた。きっとまいとの約束どおり、おばあちゃんは魂の脱出に成功して自由になった分もっともっと近いところにいて寄り添っていてくれる気がした。

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    2026年04月20日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

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    梨木香歩さんが書く時に回収されない余韻が好き。
    この余韻が言葉で説明し尽くされすぎないから、読者の心に残るんだと思う。

    『家守綺譚』『村田エフェンディ滞土録』に続く話
    ゆっくり読んで噛み締めたい話。

    冬虫夏草、そうか、人間もそうだ。
    と読みながら噛み締めた。

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    2026年04月19日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    お気に入りで、年をとるたびに読み返してます。昔とはまた違った感情を持てて何度読んでも心温まる素敵な本です。

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    2026年04月18日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    不登校となった少女まいが祖母のもとで過ごすひと夏を描いた物語である。祖母は「西の魔女」と呼ばれ、規則正しい生活や自分で決めることの大切さをまいに教えていく。自然に囲まれた静かな暮らしの中で、まいは少しずつ心を整え、自分と向き合う力を身につけていく。

    印象的なのは、おばあちゃんの深い愛情。決して押し付けることなく、しかし大切なことは丁寧に伝える姿勢には温かさと強さが同居していると感じた。また、作中で明確に語られない出来事(ゲンジさんの家の犬とか)が気になる。すべてを説明しないことで、現実の曖昧さや子どもの視点の限界が自然に表現されているのかしら。

    自分自身の祖父母の家の記憶と重なる風景が

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    2026年04月18日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    タイトルが衝撃的でしたが、内容は本当に優しい作品でした。ヒロインの女の子が不登校気味でおばあちゃんの家で暮らすときに近所の男性に

    「しばらくここにいるんです。」病気なので、と小さく付け加えた。

    というフレーズを読んだとに、後ろめたさもあり弱いとこを必死に言い訳するとことか、
    言うよね分かるわ〜と共感しました。

    魔女の試練に挑むヒロインを見ていると、子とものときに素晴らし大人に囲まれて、自分は生きていたんだなと思いました。物語も子どもから見える視点、大人から見える視点が柔らかく混ざった感じがしました。

    作品を見終わって
    今会える人には会える時に会っといたほうがいいぞ!

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    2026年04月18日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    直前に『センス・オブ・ワンダー』を読んでいたので
    、自然豊かな環境でまいが心を回復していく様子に納得感があった。もちろん、おばあちゃんの「魔女修行」のおかげなのだが、豊かな自然環境がまいの心を癒したと思う。
    まいのように繊細で、悩みを抱える子どもはたくさんいるが、まいはこんな素敵なおばあちゃんと豊かな自然に囲まれて、なかなか贅沢だと思った笑。

    まいとおばあちゃんが、ぎこちない雰囲気のまま別れを迎えたのが意外で、一番印象に残った。
    なんとなくギクシャクしたまま会わなくなることはよくあることだ。謝りたいのに謝る機会がなかったり、後悔を抱えたままの人も多いのではないだろうか?おばあちゃんの死の際、

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    2026年04月18日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    好きなんですよねえ、疲れ切った心を、自然いっぱい感じて回復していくストーリーが。植物や小鳥の名前がたくさん出てきました。主人公のまいちゃん、10代前半とのことですがかなり野鳥や野草の名前に詳しいなと思い、これも過去におばあちゃんに教わったのかな、なんて想像しちゃった。大切なのは意志の力。自分との約束を守ること、簡単なようでとても難しいことなんだな…。
    野いちごのジャム、食べてみたくなりました。

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    2026年04月16日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ずっと読みたいと思っていてやっと読めた!
    短くて読みやすく、タイトルから想像するようなファンタジー要素は少なめ

    ともすると、退屈なおばあちゃんとの生活の中に、小さな幸せがたくさん散りばめられていてよかった
    こんな暮らしをしたい

    植物や、食べ物の描写が素敵

    最後は泣ける…
    また読み返したい

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    2026年04月15日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    おばあちゃんとの暮らし、自然を感じ生きること、死ぬこと、日常をどう過ごしていくか、生きる上で大切なことがたくさん描かれていて、また何度でも読み返してこの世界に戻りたいと思わせてくれる本でした

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    2026年04月15日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あぁ…こんなおばあちゃんになりたい。
    こんな生き方をしてみたい。

    仕事・家事・育児に追われて毎日秒で過ぎていく毎日。
    こんな暖かい暮らしをしてみたいと素直に思いました。

    人生において大切な言葉を忘れないよう、たくさんメモしました。
    またもう少し歳を重ねたら再読したい。

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    2026年04月14日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    大好きな本
    IT企業で働く自分にとって、自然の中で暮らす姿がとてつもなく羨ましく、美しいなと感じた。
    ラベンダーの上でシーツを乾かしたい。
    電車で最後のシーンを読んでしまい失敗。大号泣した。

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    2026年04月11日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    "それが幸せだと思いますか?"
    おばあちゃんのこのセリフが、凄く好きだった。

    何が私を幸せにするのか。私にとっての幸せは何か。
    自分で決めたことをやり遂げる力、
    自分との約束を守り続けること。
    その積み重ねが、自分で自分を守る強さになるんだと思った。

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    2026年04月11日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    再読です。やっぱり好き!
    「家を、まもらなければならない。友人の家なのです。」で終わるのも最高。こんな不思議な物語なのに感動させてくれる。

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    2026年04月10日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    自分にとって本当に大切なものは何なのか。 自分で考え、選び、実行していく。 自分と向き合い、意志を持って生きていくということ。 何回読んでもハッとする学びがあって、これからもずっと大切にしたい作品。 魔女のように強くしなやかにたくましく生きていきたいな。

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    2026年04月09日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    陽だまりのように暖かく癒してくれるお話。
    日常に生き急いでいるときに読み返したい本。
    美しい自然はすぐそこにあるのに、少し立ち止まらなければ見つけられない。
    まいの思いには共感するものがあって。
    学校という閉鎖的な空間に閉じ込められ、決められた人たちと、6年、3年と過ごしていかなきゃいけない、学校という場所は、息苦しい場所だと感じた。
    でも、そこだけが自分の居場所じゃない。逃げたって良いし、とらわれる必要はない。
    学生だった頃の私に送りたいお話。

    おばあちゃんの、娘と、その娘を想うささやかな日々が素敵だった。

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    2026年04月07日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    日々の生活に少し疲れたときにこそ手に取りたくなる一冊だと思う。派手な展開はないのに、不思議と心が整っていくような、静かな力を持っている。

    まいと同じ中学生の頃に読んでいたら、きっと「少し変わったおばあちゃんとのひと夏の話」として、また違った受け取り方をしていたのかもしれない。学校や人間関係に悩むまいに共感しつつも、おばあちゃんの言葉の本当の重みまでは、今ほど深くは感じ取れなかった気がする。

    でも今読むからこそ、「自分で決めること」や「逃げることも選択のひとつであること」といった教えが、現実の自分の生活と重なって、より実感を伴って心に響いてくる。

    同じ物語なのに、読む年齢や状況によって受け

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    2026年04月06日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    今から100年以上前(明治時代頃?)が舞台で、主人公の綿貫征四郎が書いている体なので古典的な文体が特徴的。
    草木や花、動物、虫に至るまで全てのものに神聖さがあるという日本独自の宗教観を感じられた。

    不思議な出来事がたくさん起こる中で、中々動じない綿貫征四郎と周りの人々の受容性は、当時の自然との共生意識と宗教観があってこそのものかもしれないが、現代においても見習うべきことがあると思った。

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    2026年04月06日
  • 野山花花図譜

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    ⭐️野山花花図譜
    装丁が目を引く。淡い紫に波多野光さんの上品なイラスト。和綴じなのも嬉しい。野山の草花を愛でたいとき、開いてみる。贅沢なひととき。もちろん、梨木香歩さんの文章も愛しい。

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    2026年04月05日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    十数年ぶりに再読。何度読んでもやっぱり大好き。背筋がシャンと伸びるような、そっと導いてくれる優しい物語。

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    2026年04月05日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    静かなエールがもらえる本。
    本編と別のモノローグも良かった。
    疲れきった様子で突然帰省した娘と、くすんだ銀食器を磨く。
    「ひとの心の傷つきは、簡単に癒されるものではないけれど、こういう昔ながらの地道な作業は、古い友人のように、ひとを励ます。傷が残ることは仕方ないにしても、その炎症作用のようなものを鎮めてくれる。」
    一定の距離感を保ちつつ、優しく見守ってくれる存在は、どんなに心強かったかと思う。
    自分は、子供にとってそんな存在でありたいと思った一冊でした。

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    2026年04月04日