梨木香歩のレビュー一覧

  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ずっと気になっていた本、タイトルから全く想像できない話だったが、心を動かされるやさしい物語だった。
    西の魔女、ことおばあちゃんは心にキズを負った孫娘に魔女修行と称して生きていく上で大切なことを教えていく。
    ところどころで出てくるおばあちゃんのニヤリとする表情が、魔女を思わせて印象的だ。
    大きな愛で孫娘を包み込むおばあちゃんだが、夫を亡くし、娘と考え方の違いで対立することがあったりと、ずっと順風満帆できた訳ではなく、おばあちゃんもずっと魔女修行をしてきたのだと思う。
    家族それぞれ考え方が違って、関係がうまくいかないことがあっても、家族は繋がっていてそこに愛があるのを感じた。
    まいと野いちごを摘み

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    2026年05月24日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    とにかく物語全体を通して、あるがままを受け入れる征四郎の人間性というか人生観が魅力的だなぁと思う。
    最後の湖底に赴く話がとても素敵。
    続編の冬虫夏草も買って読もうと思う。

    全面的に同意したい、一文↓
    「寝床の中にいて、この世の彼方此方に思いを遣るのは、これもまた立派な精神活動であるからして、肉体労働の向こうを張って、(知的とは云えぬにしても)精神労働者とぐらいは自ら称してもいいのではないかと開き直っている。進化か退化か」

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    2026年05月23日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    学校へ行けなくなったまいが、おばあちゃんとの暮らしの中で少しずつ心を整え、成長していく姿がとても良かった。静かで温かい気持ちになれる作品だった。

    “魔女修行”として描かれていたのは、特別なことではなく、早寝早起き、きちんと食事をすること、身体を動かすことなど、生活の基本だった。こういう日々の積み重ねが、心を整えることにも繋がるのだと感じた。
    野いちごのジャム作りやラベンダーの上で乾かすシーツなど、自然に囲まれた丁寧な暮らしの描写にも癒された。
    特に印象に残ったのは、「自分の意思で決めること。決めたことをやり通すこと」が大切だという言葉。そして、「感情や直感に振り回されないこと」も忘れたくない

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    2026年05月22日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    自分の意思をもって毎日を過ごすこと。
    周りの目や評価軸を気にすることなく、自分軸を持つことの大切さを感じた。

    おばあちゃんが無くなるシーンは泣けました。
    何時どうなるか分からないから、会える時の最後は愛の言葉や気持ちで、別れを告げたいと思いました。

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    2026年05月22日
  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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    集中して思考して心を砕いて、その過程。
    はっきりした指針やアドバイスではなく、各章の最後は、願いや祈りのように感じた。簡単に答えのないことこそ、大切なことで、私が自ら考えるべきことなんだと受け取った。

    自分の内側のこと、世界のこと、世の中のこと、歴史のこと。
    梨木さんにとって、そういうすべてが「ぐるりのこと」なんだと感じた。

    「ぐるりのこと」という言葉を頭に置いておくだけでも、自分から遠いことと思っていることも含めて、少しだけ、見渡せることが増えるかもしれない。

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    2026年05月21日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    言わずもがな名作。疑惑と憎悪に対するおばあちゃんの解釈が納得すぎてまいと共に項垂れた。まいの消化しきれない感情の描写が昔の自分を思い出す。子供がいたら必ず読ませたい1冊。

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    2026年05月19日
  • 野山花花図譜

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    本が開きやすくてビックリ!
    その分、イラストも文章もすごく見やすい。
    ゆっくりと丁寧に読みたくなる。この本を読んでいる時間をおだやかなものにしたくなる。そんな一冊。

    ただ……高い……。その価値はあると思う。でも、ちょっと高い…。

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    2026年05月17日
  • 春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

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    春に読もうと思っていたけど、小鳥のさえずりが聞こえる今の時期に読んで良かったな。
    物語?と思うほどのエッセイで、人生って人の物語が交差するところなんだ……と思いました。それほどまでに魅力的な経験が描かれています。
    終始暖かさはあるけど、優しいことばかりではなくて。でも受け入れられないことでも理解しようとする梨木さんの感性が大好きです。
    あと自然の描写がやっぱり素敵!また梨木さんの作品を読みたくなりました。何度も読みたいエッセイです。

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    2026年05月16日
  • 春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

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    見ている世界、知っている世界がまったく違うのだなあとしみじみ思う。エッセイだとは思えないくらい物語。人生は物語だね。すべてがあたたかなもので出来ているわけじゃないけれど、必ず誰かのやさしさがある。そういうやさしさを見つけるのが上手な人になりたいなと思った。心が広くて、知見が深くて、梨木香歩というひとりの人間がすてきなことがよくわかる。(一方的な)敬意を抱いた。

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    2026年05月16日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    4.5
    おばあちゃんの言葉は当たり前のことを言ってるけど、難しいこと
    言葉が多くないところもすきです
    自分が死ぬまで持ち続けたいし
    死んだ後は、大切な人に渡したくなる本です

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    2026年05月15日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    中学生の時に1度読み、社会人になって再読。
    中学生の私には平坦で退屈な印象を持っていたと記憶しています。当時の私の鈍く健やかなメンタルは、主人公の繊細な感覚や物語全体の暗さや明るさをはじき飛ばしていたのでは無いかと思います。あるいは、「私は誰かに諭されなくても上手くやっている」という幼いプライドが言葉を直視することを避けていたような気がします。完全に反抗期でした笑
    社会人の今、再び読んでみると、まいの気持ちに共鳴しておばあちゃんの言葉の一言一言が心に染み渡りました。自身の感性の成長と社会の中で受けた小傷を認識して、私も魔女トレーニングが必要だと思いました。
    心持ちの教科書として読み返せるように

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    2026年05月12日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    人の優しさに触れたことがある人、もう会えない大事な人がいる人、自分の弱さに打ちひしがれてる人、特に刺さると思う
    間違いなく人生の一冊。

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    2026年05月12日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    「いちばん大切なのは、意志の力。自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力です。」この一文がこの本のエッセンス。人それぞれ在り方や考え方は違うし、違ってもいい。ただ、人生を有意義に過ごすには意志の力が大事。周りの意見に流されたり、忖度したり、些細なことならそれでいいかもしれないが、人生の重要事項は自分で決めてやり遂げるしかない。

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    2026年05月09日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    まいが葛藤を抱えながらもおばあちゃんの家で好きな場所を見つけることができてよかった。ラストが最高!渡りの一日もいい。

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    2026年05月09日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    最初、現実ではない別世界のお話かなと勝手に想像していました

    現実だけど、おばあちゃんとの少しだけ不思議で非現実的に感じるような物語。

    まいの気持ちに共感することが多くて、読みながら昔のことを思い出して、感傷に浸ることもありました。

    私はこの本が発行される前に生まれ、映画も私が記憶のない頃のものだったので、
    事前情報なく、手に取りましたが、読んでよかったと思います

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    2026年05月09日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    雰囲気がすごく良くて、とても力強い物語
    女性4人で共同生活を行う。話の軸として、機織り物があり、「りかさん」という不思議な人形が常に存在している。
    「りかさん」が昔のように意思を持ち始める雰囲気が醸し出されて、少し恐ろしい印象もあるのが良かった

    昔ながらの日本の家単位での結びつきの嫌さ
    女性が嫁ぐことの昔の意味
    機織りを女性がになってきた事実
    物語だけでなく、学びにもなる本でした

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    2026年05月09日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    とても読みやすかったです
    まいの周りの大人がとても優しく、読んでいて心がほっこりしました。
    身近に自分を支えてくれて、別の世界を教えてくれる人がいる事はとても素敵です

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    2026年05月08日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    今年読んで1番良かった本。
    主人公まいの気持ちに共感することが多かった。言い回しとしてそんなこと思うか?笑、って思うことはあったけど、基本的にはそう思うよなあって感じた。リアルさをいい感じでデフォルメしている表現がよかった。

    この本は表現がすごくいい。
    緑色が見えてくる。ジャム作りしてる人の動きが見えてくる。手洗いで洗濯してる人の動きが見えてくる。リアルだった。読んでて心が現れる文章やった。

    自分は、この作者は何を伝えたいのかというのも少しは考えるけど、それを無視して、おれはこれを読んでどう思ったか何が大事だと思ったかに力点を置いて本を読むんやけど、この本は読んでてめちゃくちゃ何かを思うこ

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    2026年05月05日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    古民家で共同生活する4人の女性。蓉子が祖母からもらった人形、「りかさん」を通してつながっていく過去の縁が次第に明らかなっていく所はミステリーぽい雰囲気もあって良い。人間関係がかなり複雑になるので相関図を書きながら読むのがおすすめ。

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    2026年05月05日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    西の魔女:おばあちゃんと過ごす日々から人生について学び教わり成長を知っていくまい。
    魔女修行という名目でまいの成長を手助けする西の魔女はなんでもお見通しかのように鋭くでも優しく温かい。きっとまいがどうなっていくか、どんなことを感じ考えるかも予測がついていそうなほど偉大な存在。

    「魔女は自分で決めるんだ」魔女でなくても人間誰もに当てはまる必要なことであるが、クラスという縄張りに馴染めなかったまいには魔女修行というものは大きな救いであったと思う。
    なにか縋るもの、心休める理由があることで人は本来の姿になれる。

    どんな選択を取ろうが、どんな在り方をしようが、どんな結果になろうが、自分で決めたとい

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    2026年05月04日