梨木香歩のレビュー一覧

  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

    購入済み

    ありがとう、ありががとう

    Xで話題になっていたので、再読。
    新たに付け加えられた祖母のモノローグがとても優しく丁寧で、祈りに満ちてる日々だったことを知りました。
    そして若い頃に読んで、無意識に私の理想的な暮らしになっていたことを認識しました。

    魂と身体のこと、死後の世界のこと、生きる理由、大切なことが明快に描かれています。そして、亡くなった動物でさえ、愛があればあの世から守ってくれる。

    自然と共に、他者に与える生き方があり、そこに私は本来の人の生き方を見出します。

    現実世界で社長としてお金集めと再配分をしなくてはならないけれど、本当の幸せってみんながこうして自分の土地と繋がってサンクチュアリを持つことなんじゃない

    #ほのぼの #泣ける #感動する

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    2026年06月18日
  • 家守綺譚 上

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    このような植物に囲まれた住まいにあこがれます。
    高堂さんは言わずもがな、ここには河童、たぬき、キツネ、ヤモリ、女神もご登場。ゴローは犬なのに猫のようでもあります。

    夏の終わりの季節感の描写が好きです。心細く感じるところに妙に共感しました。

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    2026年06月18日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    児童文学とのことですが、大人になった自分も救われました

    魔女修行とのフレーズから、ファンタジーな物語を想像していましたが
    現実を生きるためのコツやヒント、生き物として大切なことを、まいと共に教わった気持ちです

    いちばん印象的だったのは、
    直感は大切だが、その直感に取り憑かれてはいけないということ
    直感がやがて妄想となり、支配されてしまうということ
    そして自身を滅ぼしてしまうこともあると
    身に覚えがありすぎて、肝に銘じました
    又、精神力、意思の弱さは地道に努力することで鍛えることができるということも忘れたくないです

    不安や疑心で身動きがとれなくなったとき、臆病になってしまったとき、
    おばあ

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    2026年06月17日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    不思議さを受け入れて、素直に読みたい小説です。
    染色・織物などの手仕事をする4人の女性の関わり方が素敵でした!
    つながっていく蔦模様。家を守っていくこと、クルド人の有り様、メドゥーサの物語など、たくさんの世界が交差して、世の中はこの様につながっている…ということを感じさせてくれました。

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    2026年06月16日
  • ブランコ

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    海の見える小高い所にあるブランコ。ブランコの周りまたブランコに乗る人々と季節を美しい絵と言葉で綴る珠玉の絵本。1ページ1ページ捲るたびに拡がる世界に魅了される。

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    2026年06月12日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    梨木先生の優しく温かい文体にいつも心を穏やかにしてもらっています。人と人、その血の細くも芯のある強い繋がり。自然と芸術。とても良い本だと思います。

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    2026年06月09日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    本に出てくる植物、わからないものは調べたけど本に出てくる表現そのままなのが素晴らしかった。
    綿貫の素直な性格も良いし、高堂のミステリアスで聡い感じも良かった。

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    2026年06月06日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    本作を読んで、まず胸に強く響いたのは"おばあちゃんと過ごした時間"の記憶だった。
    主人公まいが祖母と過ごす穏やかな日常を描く場面は、私自身の祖母との思い出を鮮やかに呼び起こした。父方の祖母と同居していたこと、母方の祖母も近くに住んでいたこと。昨年亡くなった祖母の姿が、まいの物語を通して甦ってくる。

    まいに強く感情移入してしまったのは、私の中にも「もっとこうすればよかった」「もっと好きだと伝えればよかった」という後悔が、今も頭のどこかで蠢いているからだ。
    人は、相手が亡くなったから悲しいのか、それとも、してあげられなかったことを数えて悲しくなるのか。私の場合は後者に近い。生

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    2026年06月06日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    とても温かいお話でした。SNSやAIなどから影響を受けやすい現代。まるで常に自分の心を殺しているようで悩んでいる人は、まいのような思春期の子供だけでなく大人にも多いのではないでしょうか。
    魔女であるおばあちゃんは、直接的なアドバイスや解決策ではなく、「自分のことは自分で決める」ということ、心身を健康的に保つための生活術を教えてくれた。私も魔女の家に暮らしに行きたい。

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    2026年06月04日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    こんな風に最初から心を掴まれる小説には,なかなか出会えない。
    紅茶を飲みながら,大切に読んだ。
    そして,読み終わるのが惜しくて,もう少し,もう少しだけ...と願っていた。

    細やかで鮮明な描写には植物のきらめきやパンの匂いを感じた。
    おばあちゃんの生き方,考え方,言葉...全てが尊い。

    間違いなくわたしの人生において、なくてはならない宝物になった。
    植物のこと,もっと知りたいなあ

    - 心に残った部分のメモ -

    「まいは、自分が相手によく思われたいのではなくて、正しく理解されたいだけなのではないですか」
    と、繭の中からそっと糸を繰り出すようにいった。

    * * *

    「どんなことが起こって

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    2026年06月03日
  • 野山花花図譜

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    野暮用続きで全く読書時間が取れない日々…
    そんな時にしっかりと癒してくれた本書。

    梨木香歩さんが、八ケ岳の自宅周辺を中心に出逢う山野草達をひとつひとつ紹介してくれるエッセイ。
    イラストも美しくて、写真で見るより特徴がよくわかるし、心にじんわり効いてくる。

    山野草だけでなく、街なかで見かける花もいくつか登場する。
    梨木香歩さんの花々への思い出を語る文章を読みながら、私自身もいくつかの花々達の思い出が甦ってくる。
    花の名前を覚えた時のことや、思いがけない場所で出会えた時のエピソードなど、梨木香歩さんと同じように様々なエピソードが自分の中から湧き出てくるのが心地よい。

    印象的だったのは、岩煙草

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    2026年05月30日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    とにかく物語全体を通して、あるがままを受け入れる征四郎の人間性というか人生観が魅力的だなぁと思う。
    最後の湖底に赴く話がとても素敵。
    続編の冬虫夏草も買って読もうと思う。

    全面的に同意したい、一文↓
    「寝床の中にいて、この世の彼方此方に思いを遣るのは、これもまた立派な精神活動であるからして、肉体労働の向こうを張って、(知的とは云えぬにしても)精神労働者とぐらいは自ら称してもいいのではないかと開き直っている。進化か退化か」

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    2026年05月23日
  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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    集中して思考して心を砕いて、その過程。
    はっきりした指針やアドバイスではなく、各章の最後は、願いや祈りのように感じた。簡単に答えのないことこそ、大切なことで、私が自ら考えるべきことなんだと受け取った。

    自分の内側のこと、世界のこと、世の中のこと、歴史のこと。
    梨木さんにとって、そういうすべてが「ぐるりのこと」なんだと感じた。

    「ぐるりのこと」という言葉を頭に置いておくだけでも、自分から遠いことと思っていることも含めて、少しだけ、見渡せることが増えるかもしれない。

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    2026年05月21日
  • 野山花花図譜

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    本が開きやすくてビックリ!
    その分、イラストも文章もすごく見やすい。
    ゆっくりと丁寧に読みたくなる。この本を読んでいる時間をおだやかなものにしたくなる。そんな一冊。

    ただ……高い……。その価値はあると思う。でも、ちょっと高い…。

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    2026年05月17日
  • 春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

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    春に読もうと思っていたけど、小鳥のさえずりが聞こえる今の時期に読んで良かったな。
    物語?と思うほどのエッセイで、人生って人の物語が交差するところなんだ……と思いました。それほどまでに魅力的な経験が描かれています。
    終始暖かさはあるけど、優しいことばかりではなくて。でも受け入れられないことでも理解しようとする梨木さんの感性が大好きです。
    あと自然の描写がやっぱり素敵!また梨木さんの作品を読みたくなりました。何度も読みたいエッセイです。

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    2026年05月16日
  • 春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

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    見ている世界、知っている世界がまったく違うのだなあとしみじみ思う。エッセイだとは思えないくらい物語。人生は物語だね。すべてがあたたかなもので出来ているわけじゃないけれど、必ず誰かのやさしさがある。そういうやさしさを見つけるのが上手な人になりたいなと思った。心が広くて、知見が深くて、梨木香歩というひとりの人間がすてきなことがよくわかる。(一方的な)敬意を抱いた。

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    2026年05月16日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    雰囲気がすごく良くて、とても力強い物語
    女性4人で共同生活を行う。話の軸として、機織り物があり、「りかさん」という不思議な人形が常に存在している。
    「りかさん」が昔のように意思を持ち始める雰囲気が醸し出されて、少し恐ろしい印象もあるのが良かった

    昔ながらの日本の家単位での結びつきの嫌さ
    女性が嫁ぐことの昔の意味
    機織りを女性がになってきた事実
    物語だけでなく、学びにもなる本でした

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    2026年05月09日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    古民家で共同生活する4人の女性。蓉子が祖母からもらった人形、「りかさん」を通してつながっていく過去の縁が次第に明らかなっていく所はミステリーぽい雰囲気もあって良い。人間関係がかなり複雑になるので相関図を書きながら読むのがおすすめ。

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    2026年05月05日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    群れやグループに属することを求められ、個人として生きるのが特に難しく感じる多感な思春期に出会いたかった一冊。温かみのある文字で癒される。

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    2026年04月29日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    あぁ、なんて優しい世界なのでしょう

    植物の名前がついた28章
    1話ずつ丁寧にゆっくり読み進めました



    主人公の征四郎は、学生時代に亡くなった親友の実家に〝家守〟として住んでいる。

    最初の【サルスベリ】の章から、次々と不思議な現象が起き、えっ?と思ったものの美しい文章にのせられて、気付けば物語世界に身を委ねていた。


    掛け軸の中から出てくる亡き友
    サルスベリの木に惚れられた征四郎
    タツノオトシゴを孕んだ白木蓮
    ふきのとうを取りに来た子鬼
     ──等々

    これらをごく普通に受け入れ、植物や怪異たちと心を通わせながら巡る季節は、とても豊かなものに思える。


    本書を読んでいる間、現代社会で一

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    2026年04月26日