梨木香歩のレビュー一覧

  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    これからも自分には手痛いことが起こり続けるだろうこと、それに自分がひとつひとつ、心身ともに傷つきながら関わらざるをえなくなるだろうこと、
    こんなことは私の致命傷にはならない。
    こんなことで、あなたはだめにならない、決して。

    この本を必要としている私に、この本が届きました。
    20 年ぶりに。
    小さな声で力の限り、励ましてもらいました。
    ありがとう。

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    2026年02月09日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

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    いざという時のために取っておいた秘蔵の一冊。鈴鹿の山々を満たす清涼な空気、沢のせせらぎ、秋草の彩り。冬の間、長らく恋しく思っていた自然が目の前に広がった。

    番犬ゴローが行方不明となり、わずかな手がかりをもとに最後に目撃された山へと分け入る綿貫。前作の『家守綺譚』では妖や霊、人がひっきりなしに彼のもとを訪れたのに対して、本作では彼自身が赴く。河童、天狗、赤竜に、イワナの夫婦。坊主に神主、村の人々。様々な存在とのささやかな邂逅がささくれだった心に沁みる…。最近寺社仏閣巡りにハマっているのもあり、あちこちと寄り道をする主人公に自分を重ねながら読んだ。辛い現実からしばし目を逸らさせてくれたかと思いき

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    2026年02月06日
  • 家守綺譚 上

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    なにげなく話が淡々と進む近藤ようこワールド 原作が別にいるけどしっかりとマッチしている なんかいい買い物でした 下巻も楽しもう

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    2026年02月02日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    いいお話だった
    おばあちゃんの自然の中での暮らしが理想すぎる
    まいを自分に重ねてしまった
    わたしも魔女修行というか自分の内面磨き頑張りたいって思った

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    2026年01月30日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    普段読まないジャンルだけど
    すごく良かった

    西の魔女の家や生活が素敵すぎて
    まいが羨ましい

    胸が暖かくなった
    子供に読ませたい

    どんな花なんだろう、どんな木なんだろうと調べるのも楽しかった

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    2026年01月29日
  • ブランコ

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    大人向けの絵本って感じでよかった。
    イラストも綺麗。ちょっとした待ち時間に読んだけど、心にじんわり染み渡る感じで素敵だった。

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    2026年01月25日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    さすが、愛蔵決定版、と銘打って紹介されているだけある。3冊読んだけど(正確にいうと『西の魔女が死んだ』部分は1冊分しか読んでないけど)この1冊が一番好き。読む前からそんな予感はあった。シンプルな表紙の深い緑色がこの話にとてもよく似合うこと。スピンオフの関連話が3つも入っていること。その3つどれもが素敵な話だったこと…
    ふーーー。しみじみ満足です。

    「こんなことは私の致命傷にはならない」
    うーん。沁みる。おばあちゃん、私も大好き。

    おばあちゃん目線で書かれたお話『かまどに小枝を』も、とても素敵。
    私も子どもを育てるようになって、母の偉大さを思い知っているのだけど、母も私や私の子どもたちのこと

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    2026年01月23日
  • 僕は、そして僕たちはどう生きるか

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    ネタバレ

    少し前に映画化されて話題となった『君たちはどう生きるか』原作の主人公の名前はコペル君です。この物語の主人公のあだ名もコペル君。色々思い悩む14歳です。
    一見正しいと思われる大人の理論に違和感を覚えたとき、自分でよく考えて反論をすることができますか?コペル君は周りの大人達にも助けられながら、自分の感性を信じ、見過ごしていたことに気づき、意見をまとめる方法を学んでゆきます。
    この本が少しでもあなたの生き方の手助けになること、そして頼りになる大人が見つかることを願って、おすすめします。

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    2026年01月23日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    うだつの上がらない主人公が暮らすことになった家には広い庭がある。その庭や近くの山などの四季折々の様子が描かれる中で、植物が不思議な振る舞いをしたり、河童やら狸やら不思議な生き物が現れたりするのが、いかにも梨木香歩さんの世界で良い。次々と現れる不思議なものたちを、そういうものだからと大らかに受け容れる人たちの物語を読んでいくうちに、気持ちが明るく軽くなってくる。
    梨木香歩さんの作品に通底する「分かっていないことは分かっている」、「理解はできないが受け容れる」ことは、排外主義が蔓延り、同調圧力が強まっている今の世の中で、大切にしなければいけないことだとあらためて思った。

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    2026年01月18日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    話は、マイが中学3年の授業中に西に住む祖母が心臓発作で倒れた連絡が来た所から始まり、母と車で祖母の家に向かう時に、2年前の祖母と2人での生活を思い出す。

    中学1年の春マイは母親に「わたしはもう学校へは行かない。あそこは私に苦痛を与える場でしかないの」と告げ、不登校に。
    人里離れた山の中で1人暮らしの祖母(イギリス人)に預けられる事に。
    祖母は母から電話で、マイは「扱いにくい子」「生きにくいタイプの子」と説明されても喜んでマイを引き受けた。
    「私(祖母)の家系は魔女の能力を持つ人が多いからマイにもその血が流れていて、鍛練すれば、あなたにも出来る様に成るわよ。」
    マイと祖母の生活が始まった。

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    2026年01月12日
  • りかさん(新潮文庫)

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    りかさんみたいに、落ち着いて静かに構えていたい。ようこちゃんみたいに、目に見えないものを感じ取れる繊細な感性を持っていたい。
    2人の登場人物に、幼い頃から魅了され、憧れ続けている。彼女たちみたいになれますように。

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    2026年01月11日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    1つの古い日本家屋に住む四人の女性と一体の人形。
    美しい自然や織物の描写、人形りかさんと能面をめぐる謎。
    とても読み応えのある一冊でした。

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    2026年01月11日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

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    この世界から抜けたくなくて、ずーっと読んでいたくて、でもいなくなったゴローのことも気になって…って思っているうちに読み終わってしまった。この世界がほんとうにだいすきで、読み終わっちゃったかあ、って今しょんぼりしている。人も、人ではないモノも、なんだかみんな愛しい。どちらも必ずやさしいわけではないのだろうけど、それでもこの世界ではいたわりあっている感じがして、とても心地良い。こんなにぶっ刺さるシリーズには滅多に出会えないと思うんだ…。わたしが死んだら一緒に棺桶に入れてもらうおう。

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    2026年01月11日
  • エンジェル エンジェル エンジェル(新潮文庫)

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    高校生のときに読んだもの再読
    人は神を必要としている。神もまた、人を必要としたのだろうか。その善良なだけではいられなかった在り方に、失望だけではない憐れみを抱いてくれたのだろうか。そうなら救われるのに。と思ったことを思い出した。今ようやく言葉にできた。

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    2026年01月04日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    高校生のときに読んだものの再読。
    西と東、男と女、天と地、死と生、さまざまな対比がありながら全てが地続きだということ。境はある。けれど繋がっている。境界線は、越えようと思えば越えられる。

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    2026年01月03日
  • りかさん(新潮文庫)

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    すごく昔に読んだものの再読。
    りかさんという市松人形と女の子の物語。だけどこの物語は他の物語と地続きになっている。使命をもったアビゲイル、冠を無くした男雛、昔読んだ時よりも色々と考えることがありすぎる。

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    2026年01月03日
  • 不思議な羅針盤(新潮文庫)

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    植物や鳥を見て感じたことから、人の生き方や人間関係へと思いを巡らせていく。見過ごしてしまいそうな小さな草花や生き物のちょっとした動きにも興味を持って見ているところや、その人らしくあればいいというメッセージが、梨木さんらしくて良い。
    2007〜2009年に雑誌で連載されたエッセイをまとめたエッセイ集で、当時はあまりにも急激に右傾化したので危機感が強まったことが反映されたものとなったそうだが、今読んでいても違和感がない。2015年文庫版あとがきでは「以前にも増して国の先行きに危機感を感じる世の中になってきた」と書かれているが、今はさらに危機感が強まっているのではないだろうか。

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    2026年01月02日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

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    『家守綺譚』の続編。行方不明のゴロー(犬)を探す旅に出る征四郎。行く先々で出会う不思議な出来事。河童や天狗が当たり前のように出てくる。前作と合わせて、読書とガーデニングが趣味という人には絶対おすすめ。寝る前に一遍ずつ読んでいくと良い夢見られるかも。

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    2026年01月01日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

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    読み終わりたくなかったけど読み終わっちまった!2025年の100冊目に相応しい作品だった!!

    家守奇譚からの村田エフェンディ滞土録からの…冬虫夏草!!!最高のシリーズだった。
    夏目友人帳とか好きな人本当に読んでほしい…

    この作品を紹介するならまず家守奇譚を読んでほしいのであえて紹介はしないんだけどとにかく最高だった、本当に心の底からずっとずっと読んでいたかった。
    特に桔梗と寒菊が好きだったな、どっちも泣いたし、主人公である綿貫を私はすでにめちゃ信頼してるんだけどそれをさらに強固にさせてくれる感じ、非常に好きだわ〜。

    あーー、最高だったなー。このシリーズの3冊はいつでも読めるように買う!!

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    2025年12月31日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    穏やかな文章で、読後も不思議な穏やかを感じました。悪い意味ではありません。ものすごく読後に感動的なものを感じた、というわけではありませんが、穏やかな中にも考えさせられました。
    中学生の主人公の女の子が多感な感情をかかえ、おばあちゃんとしばらく暮らす話です。ものすごい魔法が出てくるわけではありませんが、一度は読んでほしい本として紹介させる理由がわかる気がします。徐々に染み込んでくるような本でした。

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    2025年12月31日