梨木香歩のレビュー一覧

  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    優しくあたためてくれる物語でした。
    中学生の頃、この作品に出会えていたら今が変わっていたのかなと思います。
    自分の意志で決めることを大切にしようと強く感じました。

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    2026年01月04日
  • エンジェル エンジェル エンジェル(新潮文庫)

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    高校生のときに読んだもの再読
    人は神を必要としている。神もまた、人を必要としたのだろうか。その善良なだけではいられなかった在り方に、失望だけではない憐れみを抱いてくれたのだろうか。そうなら救われるのに。と思ったことを思い出した。今ようやく言葉にできた。

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    2026年01月04日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    高校生のときに読んだものの再読。
    西と東、男と女、天と地、死と生、さまざまな対比がありながら全てが地続きだということ。境はある。けれど繋がっている。境界線は、越えようと思えば越えられる。

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    2026年01月03日
  • りかさん(新潮文庫)

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    すごく昔に読んだものの再読。
    りかさんという市松人形と女の子の物語。だけどこの物語は他の物語と地続きになっている。使命をもったアビゲイル、冠を無くした男雛、昔読んだ時よりも色々と考えることがありすぎる。

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    2026年01月03日
  • 不思議な羅針盤(新潮文庫)

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    植物や鳥を見て感じたことから、人の生き方や人間関係へと思いを巡らせていく。見過ごしてしまいそうな小さな草花や生き物のちょっとした動きにも興味を持って見ているところや、その人らしくあればいいというメッセージが、梨木さんらしくて良い。
    2007〜2009年に雑誌で連載されたエッセイをまとめたエッセイ集で、当時はあまりにも急激に右傾化したので危機感が強まったことが反映されたものとなったそうだが、今読んでいても違和感がない。2015年文庫版あとがきでは「以前にも増して国の先行きに危機感を感じる世の中になってきた」と書かれているが、今はさらに危機感が強まっているのではないだろうか。

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    2026年01月02日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

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    『家守綺譚』の続編。行方不明のゴロー(犬)を探す旅に出る征四郎。行く先々で出会う不思議な出来事。河童や天狗が当たり前のように出てくる。前作と合わせて、読書とガーデニングが趣味という人には絶対おすすめ。寝る前に一遍ずつ読んでいくと良い夢見られるかも。

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    2026年01月01日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

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    読み終わりたくなかったけど読み終わっちまった!2025年の100冊目に相応しい作品だった!!

    家守奇譚からの村田エフェンディ滞土録からの…冬虫夏草!!!最高のシリーズだった。
    夏目友人帳とか好きな人本当に読んでほしい…

    この作品を紹介するならまず家守奇譚を読んでほしいのであえて紹介はしないんだけどとにかく最高だった、本当に心の底からずっとずっと読んでいたかった。
    特に桔梗と寒菊が好きだったな、どっちも泣いたし、主人公である綿貫を私はすでにめちゃ信頼してるんだけどそれをさらに強固にさせてくれる感じ、非常に好きだわ〜。

    あーー、最高だったなー。このシリーズの3冊はいつでも読めるように買う!!

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    2025年12月31日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    穏やかな文章で、読後も不思議な穏やかを感じました。悪い意味ではありません。ものすごく読後に感動的なものを感じた、というわけではありませんが、穏やかな中にも考えさせられました。
    中学生の主人公の女の子が多感な感情をかかえ、おばあちゃんとしばらく暮らす話です。ものすごい魔法が出てくるわけではありませんが、一度は読んでほしい本として紹介させる理由がわかる気がします。徐々に染み込んでくるような本でした。

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    2025年12月31日
  • 村田エフェンディ滞土録(新潮文庫)

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    すばらしいという感想しか出てこなくて困った。留めておきたい言葉がたくさん、たくさんありすぎていちいち手を止めてしまう。「私は人間である。およそ人間に関わることで私に無縁なことは一つもない」「人は過ちを繰り返す。繰り返すことで何度も学ばねばならない。人が繰り返さなくなったとき、それは全ての終焉です」
    『家守綺譚』の姉妹編ということで読んだけれど、『家守綺譚』とはまた違う、でも期待していた以上にずっとずっと深く、容赦なく、うつくしいものであふれていた。あとがきまで読んだあと、ため息が出た。

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    2025年12月30日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    駆け出しの作家の綿貫征四郎は亡き友の家の家守りをするがそこで摩訶不思議な出来事が起こる。掛軸から現れる亡き友、征四郎に懸想するサルスベリ、他にも征四郎を化かす狸や河童、人魚、小鬼等々…。現実と幻想の世界の間が重なり合う不思議な世界観が心地良い。

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    2025年12月30日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    ゆるゆる、あわあわと不思議な日常が綴られた一冊。

    「左(さ)は学士綿貫征四郎(わたぬきせいしろう)の著述せしもの。」という一文から始まる本書。

    小説家を志す主人公の綿貫征四郎は親友の高堂(こうどう)の父親から「年老いたので嫁に行った娘の近くに隠居する、ついてはこの家の守をしてくれないか」という話を持ち掛けられる。人の住まない家はすぐに傷むので、綿貫がここで暮らして毎日窓の開け閉めをしてくれるのならば、いくばくかの月謝を払おうという申し出に対し、綿貫は英語学校の非常勤講師という副業を辞め、いそいそとこの一軒家で暮らし始める。

    私にはピンと来なかったのだけれど「山一つ越えたとろにある湖」「家

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    2025年12月26日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    あったけえ。心がポカポカするわ。
    日曜日の朝、早起きして喫茶店に行ってコーヒーを飲んでる、その雰囲気をそのまま詰め込んだような1冊。
    全人類が一度は読むべき。ボイジャー1号呼び戻して、ゴールデンレコードに追記してもいいぐらいの傑作。

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    2025年12月25日
  • 家守綺譚 上

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    梨木香歩の非現代路線の作品が好きだ。
    そして近藤ようこが近年、文豪作品を原作に漫画化している。
    多様な近藤作品群でも好きな路線。
    この路線が交わるとは。
    梨木香歩が上巻の帯に「行間が、ここまで絵にできるなんて」と書いている通り、絵の芳醇から文章の芳醇を思い出せる。
    下巻には近藤ようこが「やさしく、きびしく、しあわせな仕事でした」と。
    それこそ幸せな読書ができた。

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    2025年12月23日
  • 家守綺譚 下

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    梨木香歩の非現代路線の作品が好きだ。
    そして近藤ようこが近年、文豪作品を原作に漫画化している。
    多様な近藤作品群でも好きな路線。
    この路線が交わるとは。
    梨木香歩が上巻の帯に「行間が、ここまで絵にできるなんて」と書いている通り、絵の芳醇から文章の芳醇を思い出せる。
    下巻には近藤ようこが「やさしく、きびしく、しあわせな仕事でした」と。
    それこそ幸せな読書ができた。

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    2025年12月23日
  • 家守綺譚 下

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    人と自然が近かった頃、不思議なことが不思議でなかった頃のお話。
    原作の世界観そのままに、澄み切った世界を描きだしています。
    忙しい現代人がホッと一息つける優しい世界が広がっています。
    『冬虫夏草』の漫画化も希望します!

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    2025年12月21日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    読後の痺れるような爽快感。無人島に持って行くなら、こういう本も欲しい。

    征四郎にとって高堂は、自分と対を成すような人。自分でそこまで自覚していなくても、きっと憧れや尊敬を感じていた、本当に大切な友だったのだろう。そんな友を亡くし、悲しみより寂しさの方が強かったのではないか。
    そのぽっかり開いてしまった穴を埋めていくのは、木々や花など自然界のもの、妖怪、優しい隣のおかみさん、新しい大切な相棒のゴローなど、征四郎と絶妙な距離を保ってくれるものたちとの日々の暮らし。そしてあちらの世界から時々現れる高堂その人。特にこの高堂との、静かで不安定で無骨な男同士のやりとりが、私にはキュンときた。
    大切な友人

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    2025年12月15日
  • 家守綺譚 上

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    大好きな梨木香歩さんの作品。原作の世界観が見事に表現されています。
    毎日少しずつ読み進めました。あの時代にタイムスリップしたいと思いつつ(笑)
    仕事で疲れた時、現実逃避したい時には最高です。
    梨木ワールドにどっぷり浸れます。

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    2025年12月11日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    登校拒否になった中学生の女の子が、田舎のおばあちゃんちで過ごすお話
    おばあちゃんは実は魔女で不思議な力を持っているという事から、魔女修行に励む事になる
    魔女修行は精神力の鍛錬

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    自分を生き抜く力を伝える、ロングベストセラー小説の愛蔵決定版。中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、夏のひと月をママのママ、西の魔女と呼ぶおばあちゃんと共に暮す。感受性が強く生きにくいと言われたまいは、その性質を抱えて生きるために魔女修行に取り組む――初刊から23年を経て、書下ろし短篇おばあちゃんのモノローグ「かまどに小枝を」等表題作に?がる三作も収録。
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    2025年12月09日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

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    カッパや天狗が普通に出てくる、ファンタジーというか民話というか。初めは呆気にとられるが実に興味深く、ありそうな気がしてくる。

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    2025年12月08日
  • ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

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    ネタバレ

    人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

    古書店巡りしてたときに偶然見かけて、
    普段なら買わないジャンルなのですが妙に目が惹かれて、

    購入。
    読み、泣きました。

    実話であり、できる限り感情を省いた記録だと著者が心がけており、
    それでも滲み出る「この子が愛おしかった」故の表現の数々に私はとても嬉しくて……。

    内容ですが、
    戦時中、あるピアニストの婦人が拾ったスズメの記録です。

    12年生きたスズメの生涯について、
    老いて大病を患った彼の傍らで、思い出を語ってくれています。

    小鳥と暮らしたことのある人なら
    共感や想像が簡単だと思います。

    首にぴったりくっついて同じベッドで眠るな

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    2025年12月06日