梨木香歩のレビュー一覧

  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    自然の豊かなところにあるかわいらしい家。花の咲く庭。畑で育てる野菜。お茶にしたり、料理に使ったり、洗濯したシーツをかけて干して香りをつけたりと大活躍のハーブ。そして、愛情深く、良き理解者となってくれるおばあちゃん。素敵なもの、「こうだったらいいな」と思うものをこれでもかとたくさん詰め込んだような物語だ。そういう意味では現実味がないと言えるのかもしれない。でも、たいていの人は多かれ少なかれ主人公のまいのように悩みや生きづらさを抱えているのだから、「こうだったらいいな」を詰め込んだ物語は必要なんだろうと思う。精神的栄養補給になるような心温まる物語だった。

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    2026年06月24日
  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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    ゆっくりじっくり文章を味わいながら読んでいくエッセイ。 薄いけど内容は濃厚。ぐるりのことに興味も持たず全然目を向けていなかった、自分の感情や気持ちを曖昧にして言語にする努力を怠っていたことに深く反省しました。彼女のエッセイを読むと、今まで見えなかったところがパっと見えるようになってきます。

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    2026年06月22日
  • 家守綺譚 下

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    ひとことで感想をまとめるのは難しいほど、とても心にしみる話でした。
    四季のうつろいを植物の有り様で感じ、人情の機微をたぬきや小鬼などの不思議な現象で感じながら、フフッと笑える場面がたくさんありました。
    時の流れがゆったりとしていて、とても心地よい読書ができました。

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    2026年06月22日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    面白すぎる。
    小学生に裏庭を読んだきり、梨木さんの作品は読んでなく、大学生の今、今作を読んだ。
    文体があまりに綺麗。背伸びをしている表現がなく、ただ綺麗なものがスーッと身体を過ぎていく感覚が実際に風が吹いているようで気持ちがいい。
    涙あり、笑あいありの傑作。

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    2026年06月21日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    中学生の時に初めて読んでから、ふと思い出して読み返す度に心にじんわり温もりをくれる。思春期にこの本に出会えてよかった。
    忙しない日常に息が詰まってきたときに読み返したい大好きな一冊。

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    2026年06月20日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    西の魔女が死んだの作者の本が漫画化されたようで、本屋さんで目に留まり、なぜか文庫の方を読みにいく。主人公の鷹揚さに感服しながら「ここ」と地続きの「あちら」に身を任せるのが心地よかった。
    最終章で見せる主人公の芯の強さと細やかさが印象に残った。

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    2026年06月19日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

    購入済み

    ありがとう、ありががとう

    Xで話題になっていたので、再読。
    新たに付け加えられた祖母のモノローグがとても優しく丁寧で、祈りに満ちてる日々だったことを知りました。
    そして若い頃に読んで、無意識に私の理想的な暮らしになっていたことを認識しました。

    魂と身体のこと、死後の世界のこと、生きる理由、大切なことが明快に描かれています。そして、亡くなった動物でさえ、愛があればあの世から守ってくれる。

    自然と共に、他者に与える生き方があり、そこに私は本来の人の生き方を見出します。

    現実世界で社長としてお金集めと再配分をしなくてはならないけれど、本当の幸せってみんながこうして自分の土地と繋がってサンクチュアリを持つことなんじゃない

    #ほのぼの #感動する #泣ける

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    2026年06月18日
  • 家守綺譚 上

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    このような植物に囲まれた住まいにあこがれます。
    高堂さんは言わずもがな、ここには河童、たぬき、キツネ、ヤモリ、女神もご登場。ゴローは犬なのに猫のようでもあります。

    夏の終わりの季節感の描写が好きです。心細く感じるところに妙に共感しました。

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    2026年06月18日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    児童文学とのことですが、大人になった自分も救われました

    魔女修行とのフレーズから、ファンタジーな物語を想像していましたが
    現実を生きるためのコツやヒント、生き物として大切なことを、まいと共に教わった気持ちです

    いちばん印象的だったのは、
    直感は大切だが、その直感に取り憑かれてはいけないということ
    直感がやがて妄想となり、支配されてしまうということ
    そして自身を滅ぼしてしまうこともあると
    身に覚えがありすぎて、肝に銘じました
    又、精神力、意思の弱さは地道に努力することで鍛えることができるということも忘れたくないです

    不安や疑心で身動きがとれなくなったとき、臆病になってしまったとき、
    おばあ

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    2026年06月17日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    不思議さを受け入れて、素直に読みたい小説です。
    染色・織物などの手仕事をする4人の女性の関わり方が素敵でした!
    つながっていく蔦模様。家を守っていくこと、クルド人の有り様、メドゥーサの物語など、たくさんの世界が交差して、世の中はこの様につながっている…ということを感じさせてくれました。

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    2026年06月16日
  • ブランコ

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    海の見える小高い所にあるブランコ。ブランコの周りまたブランコに乗る人々と季節を美しい絵と言葉で綴る珠玉の絵本。1ページ1ページ捲るたびに拡がる世界に魅了される。

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    2026年06月12日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    梨木先生の優しく温かい文体にいつも心を穏やかにしてもらっています。人と人、その血の細くも芯のある強い繋がり。自然と芸術。とても良い本だと思います。

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    2026年06月09日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    本に出てくる植物、わからないものは調べたけど本に出てくる表現そのままなのが素晴らしかった。
    綿貫の素直な性格も良いし、高堂のミステリアスで聡い感じも良かった。

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    2026年06月06日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    こんな風に最初から心を掴まれる小説には,なかなか出会えない。
    紅茶を飲みながら,大切に読んだ。
    そして,読み終わるのが惜しくて,もう少し,もう少しだけ...と願っていた。

    細やかで鮮明な描写には植物のきらめきやパンの匂いを感じた。
    おばあちゃんの生き方,考え方,言葉...全てが尊い。

    間違いなくわたしの人生において、なくてはならない宝物になった。
    植物のこと,もっと知りたいなあ

    - 心に残った部分のメモ -

    「まいは、自分が相手によく思われたいのではなくて、正しく理解されたいだけなのではないですか」
    と、繭の中からそっと糸を繰り出すようにいった。

    * * *

    「どんなことが起こって

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    2026年06月03日
  • 野山花花図譜

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    野暮用続きで全く読書時間が取れない日々…
    そんな時にしっかりと癒してくれた本書。

    梨木香歩さんが、八ケ岳の自宅周辺を中心に出逢う山野草達をひとつひとつ紹介してくれるエッセイ。
    イラストも美しくて、写真で見るより特徴がよくわかるし、心にじんわり効いてくる。

    山野草だけでなく、街なかで見かける花もいくつか登場する。
    梨木香歩さんの花々への思い出を語る文章を読みながら、私自身もいくつかの花々達の思い出が甦ってくる。
    花の名前を覚えた時のことや、思いがけない場所で出会えた時のエピソードなど、梨木香歩さんと同じように様々なエピソードが自分の中から湧き出てくるのが心地よい。

    印象的だったのは、岩煙草

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    2026年05月30日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    とにかく物語全体を通して、あるがままを受け入れる征四郎の人間性というか人生観が魅力的だなぁと思う。
    最後の湖底に赴く話がとても素敵。
    続編の冬虫夏草も買って読もうと思う。

    全面的に同意したい、一文↓
    「寝床の中にいて、この世の彼方此方に思いを遣るのは、これもまた立派な精神活動であるからして、肉体労働の向こうを張って、(知的とは云えぬにしても)精神労働者とぐらいは自ら称してもいいのではないかと開き直っている。進化か退化か」

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    2026年05月23日
  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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    集中して思考して心を砕いて、その過程。
    はっきりした指針やアドバイスではなく、各章の最後は、願いや祈りのように感じた。簡単に答えのないことこそ、大切なことで、私が自ら考えるべきことなんだと受け取った。

    自分の内側のこと、世界のこと、世の中のこと、歴史のこと。
    梨木さんにとって、そういうすべてが「ぐるりのこと」なんだと感じた。

    「ぐるりのこと」という言葉を頭に置いておくだけでも、自分から遠いことと思っていることも含めて、少しだけ、見渡せることが増えるかもしれない。

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    2026年05月21日
  • 野山花花図譜

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    本が開きやすくてビックリ!
    その分、イラストも文章もすごく見やすい。
    ゆっくりと丁寧に読みたくなる。この本を読んでいる時間をおだやかなものにしたくなる。そんな一冊。

    ただ……高い……。その価値はあると思う。でも、ちょっと高い…。

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    2026年05月17日
  • 春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

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    春に読もうと思っていたけど、小鳥のさえずりが聞こえる今の時期に読んで良かったな。
    物語?と思うほどのエッセイで、人生って人の物語が交差するところなんだ……と思いました。それほどまでに魅力的な経験が描かれています。
    終始暖かさはあるけど、優しいことばかりではなくて。でも受け入れられないことでも理解しようとする梨木さんの感性が大好きです。
    あと自然の描写がやっぱり素敵!また梨木さんの作品を読みたくなりました。何度も読みたいエッセイです。

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    2026年05月16日
  • 春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

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    見ている世界、知っている世界がまったく違うのだなあとしみじみ思う。エッセイだとは思えないくらい物語。人生は物語だね。すべてがあたたかなもので出来ているわけじゃないけれど、必ず誰かのやさしさがある。そういうやさしさを見つけるのが上手な人になりたいなと思った。心が広くて、知見が深くて、梨木香歩というひとりの人間がすてきなことがよくわかる。(一方的な)敬意を抱いた。

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    2026年05月16日