【感想・ネタバレ】やがて満ちてくる光の(新潮文庫)のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

梨木香歩さんのファンなら必ず手元に置いておきたい本。

デビューから2019年までに色々なところで発表されたエッセイをまとめたもの。
鳥のこと、バードストライクのこと、植物のこと、イスタンブールやエストニアのこと、時間・空間の境界のことなど。

これまで梨木さんがどれだけ丁寧に生きてきたかがよく分かる。
一つ一つ丁寧に向き合う姿勢が素晴らしい。
もっと早くに梨木さんの小説に触れ、この本を読んでいたら、自分ももっと丁寧に生きてこれたかも。
少なくともこれからはもっともっと丁寧に生きてゆこうと思いました。

いつかお会いしてお話を伺いたい、そんなことが出来たら夢のようですね。

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2023年08月30日

Posted by ブクログ

書店で梨木さんのエッセイを見つけたので読んでみた。
梨木さんの書く文章や表現は美しいなと改めて感じる。書かれている場所や植物を調べたりしながらゆっくり読み進めるのも楽しかった。

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2024年04月02日

Posted by ブクログ

エッセイ
梨木香歩さんが鹿児島出身ということで、途端に親近感
とても美しい表現にうっとりする
植物や鳥に造詣があり、愛を持つ

学者のような
こんな美しく丁寧で敢えて選んだような言葉使いにとても嬉しく思う

言葉を大切にしてるいる方
この先もいろいろ梨木香歩さんの本を読みたい

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2023年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

再読。長期間にわたるいろいろな種類のエッセイを集めた一冊。エッセイの断片を拾っていくことで梨木さんという人の形が浮かび上がってくる。作家さんのエッセイを読んで憧れを抱くことは多いが、梨木さんに対しては憧れよりさらに畏怖の念さえ抱いてしまう。それくらい生き方の芯にあるものの揺るぎのなさにひれ伏してしまう。

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2023年10月28日

Posted by ブクログ

梨木香歩さんがデビューから様々な媒体で書き綴ったエッセイをまとめた一冊。悪くいえば雑多で脈絡がないのだけれど、むしろそうした雑多な感じが梨木さんという個人をより鮮明に浮かび上がらせてくる。作品を介さない、素の梨木香歩が垣間見える感じなのだ。個人的には「家の渡り」が読み応えがあった。

あとがきで梨木さんも書かれているように、編集者は大変だっただろう。およそ四半世紀にわたり他の媒体に掲載されたものを探し出すのはもちろん、それらすべての媒体から転載の許可を得るのは難儀なことだろうと思う。まあ、おかげで我々読者は労せずに梨木さんのエッセイをまとめて読めるわけである。

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2023年06月16日

Posted by ブクログ

梨木さんのエッセイを読んでいると、著者が手を差し伸べてくれていて、一緒に森の中を散策している気分になります。ふと気づくと悩みが消えていく感覚。。どこへ行くか分からなくなってしまって立ち止まった時にいつも読む本です。

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2023年06月15日

Posted by ブクログ

同じ時代に同じ国に生きていても、美しく心打たれる場所と巡り会えるチャンスは同じではない。それが生き方の違いというものであろうなあ。

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2023年12月20日

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