梨木香歩のレビュー一覧

  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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    物事をふかーく考えるのが大人になって更に苦手になりました。梨木さんは生きるのがある意味でしんどそう。

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    2017年01月04日
  • エストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦―(新潮文庫)

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    旅には目的地を楽しむことと
    旅のフィーリングを楽しむこと、大きく2つある。
    本書は後者の気分が色濃く出ている。

    だから観光案内を期待して読むと
    少し肩すかし感があるとは思う。
    ただ、できるだけ誠実に旅行者として
    そこにある土地の目線に寄り添おうという
    筆使いは好感が持てる。

    また、これは辺境のための文学としても描かれている。
    辺境についての、でも辺境による、でもなく、
    旅行者としての資格で辺境に捧げられている。

    作者としての姿勢であり、優しい人柄を感じもするが、
    言葉は本来的にもっと暴力的なものだ。
    その暴力を極力発現させないようにと気をくばっていることは分かる。

    だが、そのような意識

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    2016年09月04日
  • 丹生都比売 梨木香歩作品集

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    胸奥の深い森へと還って行く。見失っていた自分に立ち返るために……。
    蘇りの水と水銀を司る神霊に守られて吉野の地に生きる草壁皇子の物語――
    歴史に材をとった中篇「丹生都比売」と、「月と潮騒」「トウネンの耳」「カコの話」「本棚にならぶ」「旅行鞄のなかから」「コート」「夏の朝」「ハクガン異聞」、1994年から2011年の8篇の作品を収録する、初めての作品集。
    しずかに澄みわたる、梨木香歩の小説世界。

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    2016年07月02日
  • エストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    初読。梨木さんらしい人や自然と触れ合いの旅。他人事ながらスケジュールがタイトそうで、もう少しのんびりできたらまた違った空気感なのかなあと想像。なぜか不意に幸田文さんの『木』を思い出し、読み直してみたくなった。

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    2016年06月14日
  • 丹生都比売 梨木香歩作品集

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    独特の世界。
    短編集だったのでめまぐるしかった。
    特に、タイトルの『丹生都比売』はあたしにはちょっと……だったなぁ。

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    2016年04月07日
  • 僕は、そして僕たちはどう生きるか

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    梨木香歩さんは私にとってちょっと特別な作家。

    今回もこの本を読んで、いろいろ考えさせられて、こうして感想を書くにも言葉がうまくでてこない。

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    2016年04月01日
  • 丹生都比売 梨木香歩作品集

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    梨木さんの小説はいつも植物の描写、風景の描写が秀逸だと思う。
    日常を非日常が侵食しているようなストーリーの多いこの短編集でもそれは健在で、読んでいて霧にけぶる朝の雑木林を散歩しているような気分になった。
    私はどちらかと言えば「夏の朝」や「コート」のような現実に近いところで展開する話の方が好みだったけれど、「沼地のある森を抜けて」とかが好きな人は全編楽しめると思う。

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    2016年01月10日
  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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    梨木さん、どれだけ深く、広く、物事をとらえながら生きているんだろう。
    いつもぐるりのことにアンテナをはっており、疲れないのだろうか。
    そんなところの気のゆるめかたもうまいんだろうな。

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    2013年07月24日
  • 渡りの足跡(新潮文庫)

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    梨木さんは筋金入りのバードウォッチャーなんですね。読んでると鳥に興味を持ってくる。かっこよさそう。知床も行ってみたいな。

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    2013年05月24日
  • 渡りの足跡(新潮文庫)

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    可能であれば。
    渡り鳥の飛行ルートや、各章末ごとに記載されている鳥の説明に挿絵などがあると良かったかなと思う。
    梨木さんの文章は感性を鋭敏に働かせながらも、その中でできるだけ客観的であろうとしているところも好きなのだが、いかんせん鳥類に詳しくない人間が読む場合には、挿絵や図解があった方が分かりやすいと思う。

    ま、自分で調べろってことか(笑)。

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    2013年04月09日
  • 沼地のある森を抜けて(新潮文庫)

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    ネタバレ

    前半と後半の印象が違う。
    怨念や呪いのような絡みつく繋がりは、それだけでなく暖めも育てもする、ような複雑な成り立ちにそういうものかも、と思う。
    最終的な結末が意外であり、物語的にはそうでなくては成らない決められていた結末にもみえる。
    前半が好みで、後半はちょっと苦手。
    次に読んだときは印象がかわるかもしれない。

    再読。
    最終的なまとめかたが結局男女だから子孫を残すというのが、新鮮さが足りないと思ってしまったのかも。強引さを感じたのか。
    二人の性格が、少し世間と外れているのだから、せっかくだから新しい形の子孫繁栄?がみたかったのかも。

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    2021年09月09日
  • f 植物園の巣穴

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    日常と異世界の境目がないような不可思議さがいつもの梨木香歩で、間違いなくおもしろい。
    主人公の何ともいえず仰々しい言葉遣いが面白くて、時代設定はいつごろなんだろうと考えつつ読んだけど結局わからず。

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    2019年10月31日
  • りかさん

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    蓉子と「りかさん」との出会いと不思議な物語。再読。
    「からくりからくさ」を先に読んでいたら、いろんな伏線がちりばめられているのがわかり、こうきたか!と驚いた。

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    2011年06月07日
  • りかさん

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    リカちゃん人形がほしかった女の子におばあちゃんがくれたのは
    りかさんという日本人形で
    世話をするうちに人形の声がきこえたり
    幽霊が見えたりするようになる

    アビゲイルの話は泣ける‥

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    2011年01月17日
  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ぐるりのこと。最初はなんのことかよく分からなかったけど、どうやら身の回りのことらしい。作者が身の回りのことであれこれ考えたエッセイ。
    どことなくしんみりした。旅先の人たちとのやり取い、女の子が微笑んだりするところ、特によかった。
    この本の最後の作者の文章がかっこいい。「大地の由来~」の部分。これまで読んだ作者の小説を思い返すと、納得する部分がある。
    かなり真面目な題材が主だったので、なんとも読むのに想像より時間がかかったけど、読んでよかったかな。
    でもエッセイより小説のがやっぱり好きだ。

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    2015年05月05日
  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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    再読2017.05.29
    自分のぐるりのことに、もっと目を向けたい。

    人間は境界を持たざるを得ないということ。

    一人のヒトの限界を受け入れること。

    加藤幸子「長江」

    ◯人はいつでも、「個人の生」と並行して、「時代の生」をも生きなくてはなりません

    ◯しょうがないなあ、の方は、あきれた感じと、本来つきあいきれないものだけれど、つきあってゆくよ、という、相手の存在を許して丸ごと受け入れる

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    2017年05月29日
  • りかさん

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    そういえば、本当に幼い頃、お友達の家で「お雛の会」が一度だけあった事を思い出した。綺麗なんだけど、大きな和室に飾られている大きなお雛さまが怖かった事も思い出した。お人形遊びが大好きだった私たち。「人形のほんとうの使命は生きている人間の、強すぎる気持ちをとことん整理してあげることにある。・・・」今まで遊んできた人形たちに感謝だわ。

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    2009年10月04日
  • りかさん

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    ・「からくりからくさ」にも登場するりかさんとようこの物語。微妙なリンクがたまらなくうまい。マーガレットとか。・喋る人形というと半ばホラーですが、やさしい雰囲気がなんとも言えない。

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    2009年10月07日