梨木香歩のレビュー一覧

  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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    タイトル通り、色々な話がぐるぐる回っていくようなエッセイだった。
    今まで読んだ中で1番難解なエッセイだった気がする…

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    2018年11月09日
  • 春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

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    著者の留学中に世話になった英夫人を中心に添えたエッセイとは知っていた。田舎の賢夫人の暮らしぶりがテーマと思ってたら、随分違った。一篇一篇が結構な長さがあるし、色々騒動も持ち上がるし。

    イギリスでの生活が舞台だから、「玄関ドアの高さをフルに使って入ってきた彼は、」なんて表現になるのかな。判り易いけど、チョッと面白い。

    レディー・ファーストは「甘やかし」と思い、心地良く感じながら「トウゼント オモッテハ イケナイ」と自分に訓戒を垂れる。
    本を読むこともなく働き通しの家政婦の生活、敬虔なクウェーカー教徒の暮らしを思いやり、日常を深く生き抜くことを問う。
    神への信仰にひたむきな女性が先住民の精神文

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    2024年07月23日
  • りかさん

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    ようこは自分の部屋に戻り、箱を見た。お人形のおいてあった下には、着替えが幾組かたたんであり、さらにその下のほうにもう一つ、箱のようなものが入っている。開けると、和紙にくるまれた、小さな食器がいくつか、出てきた。「説明書」と書かれた封筒も出てきた。中には便せんに、おばあちゃんの字で、つぎのようなことが書いてあった。『ようこちゃん、りかは縁あって、ようこちゃんにもらわれることになりました。りかは、元の持ち主の私がいうのもなんですが、とてもいいお人形です。それはりかの今までの持ち主たちが、りかを大事に慈しんできたからです。ようこちゃんにも、りかを幸せにしてあげる責任があります。』…人形を幸せにする?

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    2018年07月17日
  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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    10年以上前の本とは思えないほどに、昨今の世界情勢と何ら変わっていないことに改めてショックを受けた。

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    2017年12月22日
  • エストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦―(新潮文庫)

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    梨木香歩のエストニア紀行を読みました。
    森の苔・庭の木漏れ日・海の葦というサブタイトルがついています。

    梨木香歩がエストニアを旅行して豊富に残されている自然を堪能します。
    エストニアに生きる人たちの生活も描かれていて、なぜか懐かしさを感じてしまいます。

    大量生産・大量消費の生活に慣れてしまった日本人が忘れてしまった自然との共存がまだそこには残っているのでした。

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    2017年09月02日
  • 不思議な羅針盤(新潮文庫)

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    このエッセイが掲載されたのが2007年から2009年。
    10年近くの月日が経って読むエッセイ集なのに古臭さが無い内容でした。
    しかし、すべてが新しく新鮮というわけでなく、「変わらないもの」と「変わった(変わってしまった)もの」があり、「変わらないもの」は「変わらないもの」として、生き方のちょっとした参考になったり、日々引っかかっていた小さな事柄とからんで賛同できたり、「変わったもの」もただ古いわけじゃない感覚があったりと、劇的な何かがある内容じゃないけれど、穏やかな気分になれる一冊でした。
    植物の話や日常の風景(愛犬との共闘は笑ってしまった……)、虫や動物の生態・本能、人としての在り方・考え方

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    2017年07月27日
  • 不思議な羅針盤(新潮文庫)

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    より一層に身近な、ささやかで、たいせつなこと。

    ヒト以外の生き物との身の置き方

    ご隠居さんの、今日を確かに過ごす、少しの昼酒

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    2017年06月10日
  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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    物事をふかーく考えるのが大人になって更に苦手になりました。梨木さんは生きるのがある意味でしんどそう。

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    2017年01月04日
  • エストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦―(新潮文庫)

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    旅には目的地を楽しむことと
    旅のフィーリングを楽しむこと、大きく2つある。
    本書は後者の気分が色濃く出ている。

    だから観光案内を期待して読むと
    少し肩すかし感があるとは思う。
    ただ、できるだけ誠実に旅行者として
    そこにある土地の目線に寄り添おうという
    筆使いは好感が持てる。

    また、これは辺境のための文学としても描かれている。
    辺境についての、でも辺境による、でもなく、
    旅行者としての資格で辺境に捧げられている。

    作者としての姿勢であり、優しい人柄を感じもするが、
    言葉は本来的にもっと暴力的なものだ。
    その暴力を極力発現させないようにと気をくばっていることは分かる。

    だが、そのような意識

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    2016年09月04日
  • 丹生都比売 梨木香歩作品集

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    胸奥の深い森へと還って行く。見失っていた自分に立ち返るために……。
    蘇りの水と水銀を司る神霊に守られて吉野の地に生きる草壁皇子の物語――
    歴史に材をとった中篇「丹生都比売」と、「月と潮騒」「トウネンの耳」「カコの話」「本棚にならぶ」「旅行鞄のなかから」「コート」「夏の朝」「ハクガン異聞」、1994年から2011年の8篇の作品を収録する、初めての作品集。
    しずかに澄みわたる、梨木香歩の小説世界。

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    2016年07月02日
  • エストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    初読。梨木さんらしい人や自然と触れ合いの旅。他人事ながらスケジュールがタイトそうで、もう少しのんびりできたらまた違った空気感なのかなあと想像。なぜか不意に幸田文さんの『木』を思い出し、読み直してみたくなった。

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    2016年06月14日
  • 丹生都比売 梨木香歩作品集

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    独特の世界。
    短編集だったのでめまぐるしかった。
    特に、タイトルの『丹生都比売』はあたしにはちょっと……だったなぁ。

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    2016年04月07日
  • 僕は、そして僕たちはどう生きるか

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    梨木香歩さんは私にとってちょっと特別な作家。

    今回もこの本を読んで、いろいろ考えさせられて、こうして感想を書くにも言葉がうまくでてこない。

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    2016年04月01日
  • 丹生都比売 梨木香歩作品集

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    梨木さんの小説はいつも植物の描写、風景の描写が秀逸だと思う。
    日常を非日常が侵食しているようなストーリーの多いこの短編集でもそれは健在で、読んでいて霧にけぶる朝の雑木林を散歩しているような気分になった。
    私はどちらかと言えば「夏の朝」や「コート」のような現実に近いところで展開する話の方が好みだったけれど、「沼地のある森を抜けて」とかが好きな人は全編楽しめると思う。

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    2016年01月10日
  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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    梨木さん、どれだけ深く、広く、物事をとらえながら生きているんだろう。
    いつもぐるりのことにアンテナをはっており、疲れないのだろうか。
    そんなところの気のゆるめかたもうまいんだろうな。

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    2013年07月24日
  • 渡りの足跡(新潮文庫)

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    梨木さんは筋金入りのバードウォッチャーなんですね。読んでると鳥に興味を持ってくる。かっこよさそう。知床も行ってみたいな。

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    2013年05月24日
  • 渡りの足跡(新潮文庫)

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    可能であれば。
    渡り鳥の飛行ルートや、各章末ごとに記載されている鳥の説明に挿絵などがあると良かったかなと思う。
    梨木さんの文章は感性を鋭敏に働かせながらも、その中でできるだけ客観的であろうとしているところも好きなのだが、いかんせん鳥類に詳しくない人間が読む場合には、挿絵や図解があった方が分かりやすいと思う。

    ま、自分で調べろってことか(笑)。

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    2013年04月09日
  • 沼地のある森を抜けて(新潮文庫)

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    ネタバレ

    前半と後半の印象が違う。
    怨念や呪いのような絡みつく繋がりは、それだけでなく暖めも育てもする、ような複雑な成り立ちにそういうものかも、と思う。
    最終的な結末が意外であり、物語的にはそうでなくては成らない決められていた結末にもみえる。
    前半が好みで、後半はちょっと苦手。
    次に読んだときは印象がかわるかもしれない。

    再読。
    最終的なまとめかたが結局男女だから子孫を残すというのが、新鮮さが足りないと思ってしまったのかも。強引さを感じたのか。
    二人の性格が、少し世間と外れているのだから、せっかくだから新しい形の子孫繁栄?がみたかったのかも。

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    2021年09月09日
  • f 植物園の巣穴

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    日常と異世界の境目がないような不可思議さがいつもの梨木香歩で、間違いなくおもしろい。
    主人公の何ともいえず仰々しい言葉遣いが面白くて、時代設定はいつごろなんだろうと考えつつ読んだけど結局わからず。

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    2019年10月31日
  • りかさん

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    蓉子と「りかさん」との出会いと不思議な物語。再読。
    「からくりからくさ」を先に読んでいたら、いろんな伏線がちりばめられているのがわかり、こうきたか!と驚いた。

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    2011年06月07日