梨木香歩のレビュー一覧

  • プレゼント(新潮文庫)

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    好きな作家さん、気になる作家さんが大集合だったので迷いなく手に取った。

    「ウッドペッカー荘事件」
    「きっとあの日の光と同じ」
    この2作が好きでした。

    ただ,残念ながらわたしは短編集はあまり合わないのかもしれないなあ

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    2026年09月18日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ふと自分を大切にしたくなったのは、祖父母に大切にされた記憶が甦ってきたからだろうか…お盆に読めてよかった。

    「庭の草木のように確かな日々を暮らす」良さ。でもそれだけでない、ぼんやりした、でも大切なものを投げかけられる。
    「苦しむために身体ってあるみたい」
    楽に生きたいと日々願うけど、それは魂が肉体から離れる時ならば仕方ないのかも。身体を通して感じることに、振り回されず主導権を握る。味わい楽しむ。そんな風に生きれたらいいなと思う。

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    2026年08月29日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    ネタバレ

    明治時代、亡くなった友人の実家を守ることになった売れない物書き・綿貫征四郎の
    日記のような連作短編集。
    愛犬ゴローと暮らす綿貫のもとに、死んだはずの友人・高堂が床の間の掛け軸から現れたり、
    河童やタヌキが人の姿で語りかけてきたりする。

    サルスベリに惚れられる、という第一話で
    なるほどそういう話なのかと察した。
    一編一編が短く、畳み掛けるように季節が移ろっていく。
    不思議な読み味の作品。

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    2026年08月11日
  • 不思議な羅針盤(新潮文庫)

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    『プレゼント』に収録された『見越しのマツ』が面白かったので読んでみた。草花や鳥など季節の変化を細やかに感じながら生き方に想いを馳せる梨木さんの丁寧な暮らし。雑な家事に明け暮れる人にとっては古風な日本人を見るような憧れと、景色の解像度が上がる感覚になる。短いエッセイをまとめたものなので、乗り換えのある電車通勤や、寝る前に少しずつ読むのにおすすめ。

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    2026年08月05日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    綺麗だなあ
    「人はきっと、日常を生き抜くために生まれるのです。
    そしてそのことを伝えるために。」
    重ねても重ねても漆黒の黒を作り出すことができないが、その奥行きの深さが生み出す美しさがある。
    それが日常ということなのかもしれない

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    2026年07月27日
  • エストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦―(新潮文庫)

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    自然に生かされている、そして積極的に生きようとする。

    立原道造。詩人。5月の風をゼリーにして持ってきてください

    大量消費社会、自由主義経済を地球環境を壊すものとして批判しながら、自身は地球半周にわたるような飛行機での旅を毎月おこなう。その矛盾がやっぱり今のところ消化できずにいる。

    2026.6.11

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    2026年06月12日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    ネタバレ

    文庫の表紙になってる雀がかわいい。
    移ろう季節とともに管理を任された友人宅でおこる不思議な出来事が書かれていました。
    妖怪や幽霊などを主人公や近所の人も普通に受け入れていいなと思いました。
    この家住んだら飽きないだろうな…
    ペットと言っていいのか、相棒?のゴロー(犬)も自由で可愛かったです。

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    2026年06月01日
  • ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

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    記録系の本を初めて読んだ。
    表紙のスズメが可愛いというだけで買ったが、読めて良かった。

    読んでても本の内容に没頭というよりは「スズメ可愛いなー」って思うことが多く読んでて温かい気持ちになった。

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    2026年05月09日
  • 家守綺譚 下

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    明治時代、小説家志望の青年が亡き友人の家守をしながら暮らす。その中で河童や狸、木や花、友人などが登場し不思議な世界が静かに繰り広げられる。素朴な中にも小さな驚きや幸せがたくさん詰まった作品。

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    2026年03月29日
  • ブランコ

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     ドイツ生まれの絵本作家ブリッタ・テッケントラップの作品について、だいぶ前に読んだ「おなじそらのしたで」もそうだったけれど、老若男女問わず、誰の心にも響くような普遍性を帯びた作品を描くイメージがあり、それは本書も同様なんですね。

     ブランコって、何故いくつになっても見つけると乗りたくなるのかという謎はともかく、ここで登場するそれは海の見える景観も抜群な丘の上にあって、そこを訪れる様々な人間模様を様々な季節や時間、状況を通して描くことによって、ここで登場するブランコが如何に皆から愛されていて、気のおけない友人のように人間や動物たちの心の支えになっているのかということを実感でき、それが正に皆にと

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    2026年03月13日
  • エストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦―(新潮文庫)

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    ◼️ 梨木香歩「エストニア紀行」

    バルト海に面した北の国。読んで字の如く、だけど、やっぱり梨木香歩さんしてます。

    バルト三国、リトアニア、ラトビア、エストニア。ゴルバチョフが打ち出したペレストロイカのもと独立の機運が高まり1991年にソ連から独立を果たした。ちょうど学生時期で新聞によく載っていたので、なぜか南からの順番で覚えた。

    今回の舞台は北の果て・・梨木香歩は最初は首都・タリンで昔の地下通路などを訪ねる。まさに紀行ものらしい。建物や人の機微を心中よく捉えている。

    バルト三国最北の国、というのは知ってた。でもさすがになじみのない国、タリンではもう一つ想像しにくいな、と感じたが、北部、

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    2026年03月08日
  • 裏庭(新潮文庫)

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    この世界でのリクツにやや振り回されてしまったけれど、ファンタジーのおもしろさやうつくしさはそのややこしいところにも宿るよなあ、とも思う。

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    2026年02月07日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    植物の知識が無いのと、人物の名前・関係が覚えきれなかったせいで、凄く面白そうな小説なのに楽しみきれなかった。

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    2026年01月27日
  • 鳥と雲と薬草袋/風と双眼鏡、膝掛け毛布(新潮文庫)

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    地名を糸口にその土地の歴史や物語に思いを馳せる本。知っているところ、聞いたことのある地名の項は興味深く読んだ。

    一気に読むというより、家のどこかに置いておいて、時々開いて気になったところを読む、という読み方が向いていると思う。

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    2026年01月14日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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     大学でボートに乗っていた友人、高堂は湖に舟を漕ぎだしたまま行方不明になった。
     その友人の父親から空家の管理を任されたが、日々不思議なことが起こる。
     床の間の掛け軸の湖の絵から、時たま高堂がボートに乗って現れる。
     曰く、植物が懸想していると。

     この家に来るようになった犬が河童の衣を拾ってきたり、
     よくタヌキに化かされたり。

     この家で起こる日々の不思議を描く。

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    2026年01月06日
  • 沼地のある森を抜けて(新潮文庫)

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    理解できるところと理解できないところが極端にわかれた。
    合間に挟まる「かつて風に靡く白銀の草原があったシマの話」がなんなのか考えるのが楽しかった。
    5年後くらいにまた読んでみたい。

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    2026年01月04日
  • 不思議な羅針盤(新潮文庫)

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    植物や動物、人に対する細やかな視線がそんなに厚くない一冊にしっかりと詰まっている。
    裏庭、を再読したくなった。近づき過ぎず遠ざからない。ゆるやかにつながる。

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    2025年12月29日
  • 沼地のある森を抜けて(新潮文庫)

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    最初は面白かったけど途中からよくわからず、読み飛ばしてしまった。うーん、今は頭が足りないみたいなので、また読み返してみたい。

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    2025年12月25日
  • f 植物園の巣穴

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    独特の世界観に心が折れかけたけれど、最後まで読んでよかった。

    過去と向き合うことは苦しいこともあるけれど
    おかげで前に進むことができる。
    そういうこともある。

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    2025年12月22日
  • 家守綺譚 上

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    近藤ようこの美しい絵で描かれる不思議が当たり前のような世界のお話。

    梨木香歩を読んだことがないのですが、坂田靖子の作品にテーマやモチーフが似てるな、と思い出したりしました。よく分からない不条理なものがただそこにあり、それをそのままに受け入れる主人公のさまが心地よかったです。

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    2025年12月18日