梨木香歩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人生において、人形が身近な人にはぜひ読んでほしい物語だった!!
私自身はあまり人形とは縁のない人生を送っているが、私の妹は3歳のころから大人になった今でも、とある犬の人形(はなこ)を大事にしている。
妹にとってはなこは、人生で一番の親友であり、よき理解者だ。たぶん私より仲良し笑
だから、この物語を読んで、はなこの存在そのものや、はなこと妹の関係、はなこへの妹からの愛情が肯定された気がして、本当に嬉しかった。
また、裏ではこんなことを思っているんだろうなとはなこへの気持ちが深まった。
この小説では主人公の少女ようこが、人形のりかさんと他の様々な人形の人生に向き合うストーリーが描かれている。
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Posted by ブクログ
ネタバレおもろいやないか!
この人面白に関しては寒いと思ってたけどおもろいわ
"義理の叔母は多少慎重にはしていたものの、どこかに、大げさに言えば自由を告げられた囚人のような開放感が隠しようもなく滲んでいた。ちょっとした言葉のはしばしや、立ち上がるときの動作に、それを聞く前とは違う「切れのよさ」のようなものが見えるのだ。"
のところすごい分かる〜〜ってなった
仮縫って言葉が出てきたのが運命的だわ…
山幸彦は口調とか親にも敬語なところとかで真空ジェシカのガクの声で読んでる
思ったけど時折思うこの、「要らぬユーモア」というのは、面白くなかったら邪魔になっちゃうからだなと気づい -
Posted by ブクログ
土壌生物、自然破壊、軍隊、戦争、性的搾取、同調圧力、ジェンダー、etc.
問題を感じる時、必要なのは考えること、向き合うこと。
私はユージンと似た所があり、言葉を飲み込む事がある。
ショウコの
『傷ついていないふりをしているのはかっこいいことでも強いことでもないよ。あんたが踏んでんのは私の足で、痛いんだ、早く外してくれ、って言わなきゃ』
の言葉にはそうだなぁと深く頷いた。
インジャの身の上話は唐突だったし、テーマが盛り込まれ過ぎて、何が深く心に残ったかよくわからなくなってしまったが、
生き方の道標みたいなものを思い出したい時に良い本かもしれない。
コペルの最後の言葉で表現される
『けれど、そ -
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Posted by ブクログ
著者がエストニアを尋ねた際の紀行文。北欧の小さな国の穏やかな様子、自然の豊かさや厳しさが描かれる。きっといい本だろうなと思いながら、なぜかなかなか入り込めなかった気がする。
著者はずいぶん世界のあちこち行ってるみたいだけど、そのなかでなぜエストニアについて書いたんだろうというところが読み取れなかった。コウノトリが好きなの?
チェルノブイリのように人間がかかわらなくなったことで希少動物の自然繁殖が進んだというエピソードなど、人間がいることで地球やほかの生物に迷惑をかけている、嫌われているということ。著者も「ヒトはここまで嫌われているのだ。/ヒトが生活する、ただそれだけで、多くの種が絶滅に追いや