梨木香歩のレビュー一覧

  • 沼地のある森を抜けて(新潮文庫)

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    先祖から伝わる「ぬかどこ」をめぐって奇妙な出来事が起こる。その「ぬかどこ」から自分のルーツを探しに行くんだけど予想の付かない出来事の連続で夢をみているようだった。 ただ、主人公を大事にしてくれた叔母さんの愛情が心に響いた。「血」の繋がりはどんなことがあっても切っては切れないものなのだなあと、ふと自分の家族の事を思い出してしまった。

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    2025年06月09日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

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    ゴロー!!!!居なくなってしまうとは悲しすぎる!ゴローを探しつつ、イワナの夫婦が営む宿を目出して旅に出る主人公。出会う人々や景色など、家を飛び出しても不思議な世界観はそのまま。主人公の見えている世界は、まるで子供の頃見た無限に広がるキラキラした世界の様である。

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    2025年06月04日
  • ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

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    すごい。
    2019年に「読みたい」で登録して、2025年に願いがかなった笑
    表紙のスズメに惹かれたのが一つ。
    梨木香歩さんの翻訳というのがもう一つ。
    鳥好きというのは前提。
    愛のお話でした。
    スズメと意思の疎通ができたと思ったことはないけど、きっと、こんな奇跡もあるのだなあと思った。

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    2025年06月01日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

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    なんか良かったなあ。言葉にしづらい良さ。
    軽快で、安心して楽しめる。
    ものすごくイメージしやすい文章の中に、時折不思議な生き物(?)たちがさも当たり前のように登場して少し混乱する、そんなのも全部楽しかった。
    どうやら前作があるようで、それも読んでみたいな。

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    2025年05月24日
  • エンジェル エンジェル エンジェル(新潮文庫)

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    とても短い本なのに、質がいいってこういう本のことなのかな。二つの物語のスイッチ、入れ替わる時の滑らかさが、とても素敵。若さゆえの傲慢さとか、やるせなさとか、切なさとか、後悔とか…

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    2025年05月18日
  • 春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

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    ネタバレ

    メルヘンなタイトルだけど、イギリスでの一筋縄ではいかない生活を綴った、芯の通ったエッセイ。ウェスト夫人の人柄が素晴らしい。

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    2025年05月14日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ようやく読めた。お母さんには様々な呼び名があるのにお婆ちゃんはどこか唯一無二の存在な気がする。それほど特別で、大きな存在。いつか子どもにおすすめの本を聞かれたら迷わず勧めたい。

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    2026年03月26日
  • 春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

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    む、難しかった。登場人物が多い、ローマ字表記、そして知らない言葉が多くて読み終えるまでに時間を要した…

    とは言っても、外国の文化や、梨木さんの想いがよく伝わる文章で良書。もう少し言葉を知って読み返そうと思う。

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    2025年05月06日
  • ほんとうのリーダーのみつけかた 増補版

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    梨木香歩さん、こんな本も書いてるのか、ということで読んでみた。

    ビジネス書みたいなタイトルだが、そうではなくて、自分の中にリーダーを持てという、若者向けたメッセージ。

    しかし、私が若者に梨木氏の本を進めるとしたら、これではなく、小説を薦めるかな。

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    2025年05月05日
  • 裏庭(新潮文庫)

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    洋館の裏庭から自分の心を取り戻すような旅に出る照美。 今でいう異世界に迷い込むような事なのかな?自分自身の心と向き合って、本当の自分を取り戻すような。 読んでいて不思議な気分になったけど、ラストは今までのもやもやがスッキリ晴れたし、ホッとした。

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    2025年05月05日
  • 椿宿の辺りに

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    ストーリー自体はなんとも言えないひたすら退屈なのですが、やはり梨木さんの文章の面白みやユーモアが散りばめられているので最後まで読まないともったいない気分にさせられる。梨木さんが描く人間味が好きすぎる。

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    2025年04月22日
  • 春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

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    「西の魔女が死んだ」の著者、梨木香歩さんのエッセイ。本書では、他国の人々の出会いや触れ合いが書かれている。文化の違う国で出会った人々との忘れられない思い出。おもしろかった。

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    2025年04月18日
  • ぐるりのこと(新潮文庫)

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    梨木香歩さんらしい静かな文章だったが、その実結構主張があった内容だった。自分はここまで感受性よく生きてはいないなぁ。

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    2025年04月17日
  • 春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

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    タイトルのイメージより複雑難解。聞き慣れない地名や人名が多いのもあるけどなにより異文化!しっくりこない部分も多々ありつつ、そんな人たちやそんな考え方があるものなんだなあと蚊帳の外から眺める感覚で読んだ。1回では消化できないけどちゃんと読めたら楽しいんだろうなと思った。このエッセイがちょっと難しくて心が折れかかっているので、積読の『ピスタチオ』と『海うそ』が楽しく読めることを祈るばかり…

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    2025年03月14日
  • 炉辺の風おと

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    ネタバレ

    梨木さんのエッセイはある時から、見つけると必ず手に取っている。
    日常に繋がるエピソードでありながら、彼女の視点が、ことばが、非日常に導いてくれる、あるいは別の価値観、選択肢を見せてくれて、日常の行き詰まりを緩和してくれるので、だいたいいつもすがるように読んでいる(笑)
    しかし、今回は書かれた時期や媒体のためか、全体に「焦燥感」のようなものを感じた。
    それでも、いくつかのことばに、胸がすっとしたり、「これでよいのだ」と救われた。
    また、引用された本のほとんどが私の「読みたい本リスト」に追加された。
    自分のペースでやりたいことをやりたいときにやりたいだけやって、なんとか死ぬまで生き延びよう!との決

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    2025年03月02日
  • りかさん(新潮文庫)

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    リカちゃん人形を欲しがったのに市松人形のりかさんをプレゼントされて素直に受け取る子供なんている???私は人形が怖いが、それこそほんとうの人間のように感情や念を密かに抱いているように思えるから。本作はあたたかい作品だけれど、人形に対する恐怖は増した。

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    2025年03月01日
  • からくりからくさ(新潮文庫)

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    染めや織り、能、植物の知識もなく、それぞれのルーツや情報量が多すぎてなかなか読むのが難解だったけど途中で読むのをやめようと言う気持ちにはならなかった。古民家で丁寧な暮らしをする日々や、だんだんに謎が解け繋がっていく感じがよかった。『りかさん』を読んだらまた読み返してみようか…

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    2025年02月25日
  • 冬虫夏草(新潮文庫)

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    感動出来るお話なのに、私には少し難しかったので途中飛ばし飛ばしに読んでしまった
    何年か後にゆっくりじっくり読みたいです

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    2025年02月05日
  • 春になったら莓を摘みに(新潮文庫)

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    家守奇譚などを読んでいて和風のイメージがあったため、梨木さんが海外で暮らしていたことを知らず驚いた。

    クリスマスの話が好きです。
    ゲストをたくさん呼んだり、各々料理を準備したり、ネームプレートを用意したり、みんなでツリーの下にプレゼントを積んだり…
    そんな文化祭みたいなイベントが日常に組み込まれていることが羨ましい。
    それと、最後の章の、マイ箸を機内食で使用した後に客室乗務員の方が「お洗いしましょう」というところ。ホスピタリティがすごい。

    「自分が彼らを分からないということは分かっていた。好きではなかったが、その存在を受け容れていた。
    理解はできないが受け容れる。ということを、観念上だけの

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    2025年02月02日
  • 沼地のある森を抜けて(新潮文庫)

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    ネタバレ

    梨木さんの本は何冊か読んできたけど、中でも少しハードな題材の物語だったという印象。
    自己、生殖、性、生命、循環…。
    幻想的ではありながらも、SF的な要素もあって新鮮な読み心地だった。

    風野さんの「性別への嫌悪感」みたいなものがすごくリアルで共感した。私自身も「男の子になりたい」というより「女の子をやめたい」と思ったことが何度もあったし、「みーんな細菌になって無性別になればいいのに」って思っていたこともあったので、風野さんの考えを馬鹿らしいとは思えなかった。

    特に印象的だったのは、最後の沼地での富士さんのセリフ。
    『沼地は、もう、前のような方法では生殖を行わないから、彼らはこの種の、最後の人

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    2025年01月27日