梨木香歩のレビュー一覧

  • プレゼント(新潮文庫)

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    新潮文庫100冊の50周年を記念して作られた、7人の人気作家による書き下ろし短編集。

    正直、私の読書の幅はかなり狭くて、好きな作家も偏っている。名前は知っていても作品を読んだことがない作家さんがほとんどだったので、どんな文章を書くんだろうという興味もあって手に取った。

    一番好きだったのは米澤穂信さんの「無明」。目に見えているものだけが真実じゃない。当たり前のことなのに、つい忘れてしまうようなことを、淡々と静かに描いていて、その余韻が心に残った。

    短編集って好きな作品とそうじゃない作品が分かれがちだけれど、普段自分では選ばない作家さんに出会えるのもこういう本の面白さ。

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    2026年07月03日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    「新潮文庫の100冊」50周年記念
    7人の作家による全編書き下ろし
    テーマは「夏」のアンソロジー

    「二つの宇宙」 江國香織
    祖母のことが好きな 大学生男子が経験する二つの宇宙の重なりの部分。
    もし 将来 私がこんな事したら許してもらえないに違いない。
    江國さんは 実際にやりそうだなと思いました。

    「真実のトランク」 宮部みゆき
    ファンタジーホラーになるでしょうか?
    真実のトランクを持つ男性。
    彼がそれを利用した真実を 数十年後に知る女性。

    「きっとあの日の光と同じ」町田そのこ
    幼馴染の男子のそれぞれの恋。
    幼なじみ同士の恋愛ですが、いわば”正規ルート”。恋と友情は別物として描かれており、

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    2026年07月02日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    梨木香歩さんが入っているので買った
    期待通り、とても良かった
    梨木さんの描く、植物にまつわるちょっと不思議な物語とても好き

    江國香織さんと、初めましての町田そのこさんも良かった
    苦手な作家さんはやっぱり苦手を再確認するだけだったが、三浦しをんさんの「マナーはいらない」を読んだ直後でもあり、苦手ポイントが明確に見えて面白かった

    ただ、プレゼントという題名の本に収めるのだから、救いのない暗い話は入っていてほしくなかった
    それが大きなマイナスポイント

    この本で、梨木香歩さんの物語をもっと読んでみたいと思った方へ
    「家守綺譚」を全力で推薦します

    新潮文庫の100冊2026

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    2026年07月03日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    豪華メンバーアンソロジー『プレゼント』
    “夏“をテーマに様々なジャンルを短編で。
    サクッと読めて、この充実感。流石すぎる!
    読んだことがない作者作品にいい出会いがあるかも? お得すぎる!
    箔押し、この紙質。な、限定カバーもいい!
    プレゼントにオススメです! ぜひに。

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    2026年06月29日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    最近、10代、20代のときに読めなかった本をもう一度読むことをしている。太宰の人間失格は、ばっちりお気に入りの本になった。その流れで、本作も読んだ。あのときなぜ挫折したかは覚えていない。今回は最後まで読むことができた。けど、やはり時間が経っているのもあって、どことなく時代が古い印象が漂ってきたのが否めない(たまごっち、とか、テトリス、とか物質として古いものが出てきているわけではない)。実際に、主人公が前より一人でできることができるようになり自負心を覚えたときに「一人前の主婦になったような気分」とあり、う~んと思った。
    設定としては、おばあちゃんがイギリス人で、ママがハーフ、という少し現実から離

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    2026年06月28日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    中高生で読めばまた感じ方が違ったのかな。
    学校にうまく馴染めない主人公が、おばあちゃん家で過ごした1ヶ月で、主人公は自然、動物、おばあちゃんの持つ価値観に触れて成長していくという物語。自然と触れ合い豊かになっていく姿はとてもよかった。とくに、魂と身体の関係については興味深かった。身体は死んだらなくなるけれど、魂はその後も旅を続けている。死んでまた身体を持つ必要があるのか、という問いに対して、「身体があるからこそ、見たり、聞いたり、感動したりすることができるのだ」という趣旨の話をおばあちゃんがしていて、魂を成長させ続けていくことは、自分が死んだあとにもきっと繋がる何かがあるのだろうなぁと感じた。

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    2026年06月27日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    ずっと前に読んだことがある気がしますが全く内容が思い出せないので再読しました。

    子供の頃にしか味合わないあの特有の感覚が蘇りました。誰にでもあるものなのでしょうか?ちょっと知りたくなりました。

    おばあちゃんとおじいちゃんの思い出って色褪せないですよね。

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    2026年06月20日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    まいとおばあちゃんの関係にほっこりした。まいがおばあちゃんとの生活を通して、一人の人間として成長していく物語。
    規則正しい生活や、朝は家事などの運動、昼は勉強するなどの整った暮らしの重要性を再認識した。
    ただ、まいの他の人物(特に男性)に対する考え方や捉え方が気になった。少し偏見のようなものを感じた。もっと他者を受け入れていく姿勢を持った方が生きやすいだろうなと思った。

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    2026年06月17日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    生きづらさや胸が締め付けられる時には、
    西の魔女のような生活を心がけたい。
    あとがきにもあったように、スマホやパソコンなど利便性が高いものやテレビなどの娯楽から一回離れてみる。衣食住を見直し自分のことは自分で決めるという生き方を選ぶことで、自分を見つめ直すきっかけになることを教えてくれた。

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    2026年06月17日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    児童文学という事で、小学生向け、且つ祖父母との交流がある人向けの本のような気がします
    ちょっとターゲットがせまいかも

    とあるまとめによると、この本を読んで、自分の周りにこんな大人がいないって事でムカつく人がいるらしいですね
    理解可能ではあります

    でもフィクションと切り替えて読むことが出来れば、十分に味わうことができる、良書だと思いました

    私にとっては少しライトな感じはしましたけどね
    通勤時間でちょうど読めて良かったです

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    2026年06月16日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    中学生か小学生の頃、国語の教科書に出てきた小説。
    あの頃はただ教科書の話ってだけだっだけど一文一文が確かに記憶にあるから間違いなく名作なんだと思う。
    魔女という割に魔法も何もないが、おばあちゃんは確かに魔女だった

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    2026年06月14日
  • エストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦―(新潮文庫)

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    自然に生かされている、そして積極的に生きようとする。

    立原道造。詩人。5月の風をゼリーにして持ってきてください

    大量消費社会、自由主義経済を地球環境を壊すものとして批判しながら、自身は地球半周にわたるような飛行機での旅を毎月おこなう。その矛盾がやっぱり今のところ消化できずにいる。

    2026.6.11

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    2026年06月12日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    中学生の女の子のお話。学校で上手にみんなとやっていくには、暗黙のルールみたいなものがある。どこかのグループに所属して、その結束を大事にする。そんな事に違和感を抱いてしまった女の子は学校で馴染めなくなる。
    気力をなくしてしまった女の子はおばあちゃんの元で生活して元気を取り戻していく。基本的な食事、睡眠、掃除など自然の中で学んでいく。
    学校生活だけではなくて、社会に出てからでも大事な事で、読んでるだけで癒されました。
    どうしたって、自分の思い通りにはいかない事が色々出てくるけれども、それを受け流す精神を教えてくれるような本でした。

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    2026年06月11日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    30年以上前の名作。恥ずかしながら題名しか知らずにきたので、これまでずっとファンタジーだと思ってた。
    心温まる話だが、想定してたような大きな出来事は最後まで起こらず、少しだけ拍子抜け。
    豊かな自然の中で主人公の心が整っていく様子は、バーネットの『秘密の花園』のようだ。

    「そうね、何が幸せかっていうことは、その人によって違いますから。まいも、何がまいを幸せにするのか、探していかなければなりませんね」(p.58)

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    2026年06月09日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    ネタバレ

    文庫の表紙になってる雀がかわいい。
    移ろう季節とともに管理を任された友人宅でおこる不思議な出来事が書かれていました。
    妖怪や幽霊などを主人公や近所の人も普通に受け入れていいなと思いました。
    この家住んだら飽きないだろうな…
    ペットと言っていいのか、相棒?のゴロー(犬)も自由で可愛かったです。

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    2026年06月01日
  • ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯

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    記録系の本を初めて読んだ。
    表紙のスズメが可愛いというだけで買ったが、読めて良かった。

    読んでても本の内容に没頭というよりは「スズメ可愛いなー」って思うことが多く読んでて温かい気持ちになった。

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    2026年05月09日
  • 家守綺譚 下

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    明治時代、小説家志望の青年が亡き友人の家守をしながら暮らす。その中で河童や狸、木や花、友人などが登場し不思議な世界が静かに繰り広げられる。素朴な中にも小さな驚きや幸せがたくさん詰まった作品。

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    2026年03月29日
  • ブランコ

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     ドイツ生まれの絵本作家ブリッタ・テッケントラップの作品について、だいぶ前に読んだ「おなじそらのしたで」もそうだったけれど、老若男女問わず、誰の心にも響くような普遍性を帯びた作品を描くイメージがあり、それは本書も同様なんですね。

     ブランコって、何故いくつになっても見つけると乗りたくなるのかという謎はともかく、ここで登場するそれは海の見える景観も抜群な丘の上にあって、そこを訪れる様々な人間模様を様々な季節や時間、状況を通して描くことによって、ここで登場するブランコが如何に皆から愛されていて、気のおけない友人のように人間や動物たちの心の支えになっているのかということを実感でき、それが正に皆にと

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    2026年03月13日
  • エストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦―(新潮文庫)

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    ◼️ 梨木香歩「エストニア紀行」

    バルト海に面した北の国。読んで字の如く、だけど、やっぱり梨木香歩さんしてます。

    バルト三国、リトアニア、ラトビア、エストニア。ゴルバチョフが打ち出したペレストロイカのもと独立の機運が高まり1991年にソ連から独立を果たした。ちょうど学生時期で新聞によく載っていたので、なぜか南からの順番で覚えた。

    今回の舞台は北の果て・・梨木香歩は最初は首都・タリンで昔の地下通路などを訪ねる。まさに紀行ものらしい。建物や人の機微を心中よく捉えている。

    バルト三国最北の国、というのは知ってた。でもさすがになじみのない国、タリンではもう一つ想像しにくいな、と感じたが、北部、

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    2026年03月08日
  • 裏庭(新潮文庫)

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    この世界でのリクツにやや振り回されてしまったけれど、ファンタジーのおもしろさやうつくしさはそのややこしいところにも宿るよなあ、とも思う。

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    2026年02月07日