誉田哲也のレビュー一覧

  • 感染遊戯

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    姫川シリーズ第5弾。今作はスピンオフということで、勝俣、倉田、葉山がメインのお話でした。テーマは「官僚殺し」。ですが、息子や恋人と向き合いきれなかった後悔や恨みが動機のように思います。個人的には今まであまり印象のなかった葉山の熱い一面が見れたこと、気になっていた倉田のその後が知れたことが良かった点でした。

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    2023年01月14日
  • 世界でいちばん長い写真

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    友人から薦められて読んでみた。
    誉田哲也さんは映像化されるような
    たくさんの有名作品を書かれているのに
    本を読まない私は全く知らなくて
    教えてくれた友人に感謝した。

    冒頭の書き出しからすぐ
    物語の世界に引き込まれた作品。

    学生時代のモヤモヤした気持ちや
    やり遂げる感動と楽しさが文字だけで伝わる作品。
    登場人物も魅力的で、
    周りにいたらどれだけ楽しいかと
    主人公を羨ましく思ってしまった。

    いつも中途半端になる私が
    最後まで読み切り
    みんなで作り上げる1作品に
    一緒になって喜び大人になってから再確認する
    学生時代の心の純粋さと懐かしさを感じた。

    何かをやり遂げたくなる素敵な作品。

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    2023年01月07日
  • 警官の貌

    購入済み

    福田和代さんだけ知らなかったが、好きな小説家が並んでいるので購入。
    短編集だがどれも読み応えがあってよかった。
    最後の貫井さんの見ざる、書かざる、言わざるが衝撃的だった。あっという間に読んでしまった。

    #ドキドキハラハラ

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    2023年01月02日
  • 妖の掟

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    誉田哲也『妖の掟』文春文庫。

    デビュー作である『妖の華』の17年振りの続編。伝奇ノワール小説。

    前作より明らかに面白くなっているのは、誉田哲也のキャリアの賜物だろう。

    不死身の吸血鬼と暴力団の跡目争い、奇妙な殺人事件を捜査する警察、自分たち以外の吸血鬼の存在を認めない吸血鬼村の重鎮たち……

    時代を越えて生きる吸血鬼一族である闇神の紅鈴と欣治は都会の片隅でひっそりと暮らしていた。400歳を超える紅鈴は風俗で働き、200歳を超える欣治はそのヒモという関係だった。

    ある夜、ヤクザに暴行を受けていた情報屋の辰巳圭一を助けたことから、紅鈴と欣治は圭一のアパートで暮らすことになる。圭一に闇神の正

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    2022年12月13日
  • 新装版 ジウIII 新世界秩序

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    1から一気に読んできたけど、、泣いた❗️笑
    これはヤバい❗️
    ノワールな世界観を背景にしたミステリ、アクション小説、なんかじゃありません。最初はパンチの効いた入りで妖しさとスピード感で引き摺り込んでおきながら、ときおり挟んでくる純粋な男性らしさ、女性らしさの感情でホッとさせつつ、さらにそれまでの事件を忘れさせるような生々しい描写、、そして人が本能的に渇望する願望をド直球で描写したラスト、、あっという間の3日間でしたっ、、
    みんな読んでよ❗️❗️

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    2022年11月23日
  • あなたが愛した記憶

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    ネタバレ

    続きが気になってすらすら読めた、私の中では結構お気に入りで面白かった
    ゾクゾクするようなシーンとか少し描写がグロいのもあったけど、最後は温かくて、感動した( ; ; )グロさは自分的には大丈夫
    誉田哲也さんの作品もっと読んでみたいと思った

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    2022年11月14日
  • サイドストーリーズ

    購入済み

    しゃれた構成のアンソロジー

    煙草をテーマに有名作家の有名小説の番外編ばかりを集めたという大変にしゃれた構成のアンソロジー。
    もとの小説を読んでいれば読み返したくなるし、読んでいなければ読みたくなるという、出版社 作家の術中にはまってしまうたちの悪い本。
    番外編ではあるが元の本の色合い香りを程よく保った佳作が多い。

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    2022年10月03日
  • 武士道ジェネレーション

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    ずっと温めていた武士道シリーズ完結編。
    凄く良かった~!
    シリーズを読み返しながら。
    二人の出会い、切磋琢磨しながらの成長。
    青春っていいなぁー、戻りたいなぁー、好きなことをもっと頑張れば良かったなぁーと、思いを巡らせてしまいました(*´-`)

    何かに熱くなれるってカッコイイ!
    両極端な性格の二人だけど、友情はこれからもずっと続くんだろうな。

    誉田先生の振り幅にはいつも驚かされます(笑)

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    2022年09月30日
  • 月光

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    この世には知らない方が
    良い事もあると改めて感じた
    愛する者の為に強く生きて
    愛する者を守る為に自らの命を差出す・・・
    そういう人間になりたいと思うと同時に
    守られた人間、残された人間が
    その事実を知った時どう感じるのか
    知らない方が良かったと思うのか
    辛い事実であっても知れて良かったと思うのか
    久しぶりに考えさせられた本
    愛と一言に言っても様々な愛の形があることに気づいた
    愛してくれないと思っていたとしても、
    実は別の形で愛されてたのかもしれない
    もっと早く出会いたかった本

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    2022年09月03日
  • 歌舞伎町ダムド

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    ネタバレ

    <ジウ・サーガ>7冊目。

    “歌舞伎町セブン”の義賊としての一面と、人間らしさが描かれた巻。
    ジウの後継者を名乗る人物<ダムド>が、歌舞伎町で殺戮を繰り返す。
    そして、ついに東弘樹殺害の依頼がダムドに。
    一方、子供を人質に殺戮要員として駆り出されたミサキ、こと伊崎基子も東弘樹殺害を命じられる。

    歌舞伎町セブンは、東の護衛に回り、そしてミサキを助けるために作戦を決行する。

    ようやく伊崎基子がどうのようにして“ミサキ”になったかが明かされる。
    こういうことだったのか。
    <新世界秩序>まだ残ってたのか。
    一体どんな闇の集団なんだよ……。
    『ジウ』三部作がどんなだったか、詳しくは思い出せない部分も

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    2022年08月24日
  • 新装版 ジウIII 新世界秩序

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    警察小説。切れ味抜群のアクション満載。女子2人の人情にグッとくる。
    悪漢のミヤジもまた苦悩の果てに大人になった人と2巻でわかっている。
    ジウの来歴は1巻の犯人が語っている。あの生い立ちで、そのセリフは…。何を言ったか美咲が知った時、私も思わず泣けてきた。
    悪い犯罪者だとは知っている。憎むべきだとわかっている。それでも、この子の人生って、と思うと、抱きしめてやりたいような衝動に駆られる。

    どちらサイドでも、主要な人物には彼らの人生があって、そこが深みになっていると感じた。
    人物の背景がしっかりしているから、物語の運びに説得力がある。展開もスピーディ。
    とても面白かった。

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    2022年07月06日
  • 世界でいちばん長い写真

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    作家の名前だけで購入したのだが、武士道シリーズをもっと青春よりの小説にした本で面白かった。ギネスとなった実話を元にした本とか。
    親友が引越して一人になった弱虫の主人公の宏伸。リサイクル店を経営する祖父。変人で一ヶ月も世界を放浪し行方不明になるが、孫娘の従姉妹が店番をし、そこに宏伸は入り浸る。この孫娘が美人だが、ガサツでいちいち面白い。このリサイクル店に持ち込まれた特殊なカメラに引き込まれる写真部の裕伸。勝ち気な写真部の女性部長に引きずられて、このカメラの改良版で卒業記念の写真を撮るための実行委員長に祭り上げられる。
    同級生への淡い恋愛感情が芽生えたり、従姉妹の結婚話しがあったり、楽しい内容だっ

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    2022年07月03日
  • 新装版 ジウII 警視庁特殊急襲部隊

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    前作よりちょっとミステリアス。
    Ⅲへの橋渡しになるのかな?これまでのジウの行動について、なかなか曲者の人物を通じて語られる。
    怪しげな思想、理想を語る、前作の犯人。これがこの先どのように影響するのだろう。

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    2022年06月25日
  • 新装版 ジウI 警視庁特殊犯捜査係

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    それぞれ際立ったキャラクターとテンポの良い展開。キレッキレのアクションも良い。
    誘拐事件の解決に向けた地道な捜査と、SATの訓練、ほんのりロマンスもある。
    ミステリーとサスペンスと、アクション、盛りだくさんなのにとっ散らかってない、緊張感のあるいい小説。
    ジウはどういう人物で、この先どのようになるのか、期待が持てる。

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    2022年06月25日
  • 武士道セブンティーン

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    前作より好き!香織が確実に成長している。美緒ちゃんがいい味出してる。たまにはさむギャグ?ネタ?もクスッと笑えて良い

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    2022年05月31日
  • ボーダレス

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    坂系の子たちで実写化したらしいけど

    自分はハロプロ脳なので
    ハロプロの子たちに脳内変換。

    何はともあれ
    片山希莉=小田さくらは間違いない。

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    2022年05月30日
  • 武士道ジェネレーション

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    ンメェェーアァァァーッ

    磯山香織
    甲本早苗
    桐谷玄明
    沢谷充也

    一気読み。
    面白かったです。
    スピンオフをお願いしたい。
    田原美緒
    黒岩伶那
    気になります。

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    2022年03月28日
  • 新装版 ジウII 警視庁特殊急襲部隊

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    一気読みした、なんだこりゃ〜〜〜
    こりゃもうただの警察小説じゃないですね、繰り返される誘拐事件、段々の事件の概要が見えてきたと思ったら警察内に黒幕の存在か???って感じだしこりゃすげえ
    SATに戻ってきた伊崎巡査長、彼女は敵か味方か、ジウとの決着はいかにって感じなので続きも読もうと思います
    ラストカッケェー頭の中に絵がはっきり浮かんだ

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    2022年03月27日
  • 歌舞伎町ゲノム

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    面白かった!
    このシリーズがとにかく好きです。長編もいいけど、今回のような短編も最高でした。
    特に、歌舞伎町セブンの個性溢れるメンバーの知られざる複数のストーリーにお得感だったのは短編ならだからかな、と思いました。

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    2022年01月26日
  • 武士道ジェネレーション

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    前作(3)では本作の前振りの話題が幾つもあったのに、出版されたのは6年後と随分間が空いていた。冒頭から結婚式のシーン、まさか香織がと思ったら早苗だった。きっちりと6年後の時間が経っていて、早苗は香織の行っている道場の師範代と付き合っていて、香織も道場主も知らなかったとか。道場主が体調を崩し道場の継続が問題となるが、この道場には大きな秘密があった。前作で明かされた秘密を師範代と香織が対応していくが、今まで「お気楽不動心」の早苗が心配して強く反対を続ける。早苗の恩師も現れて過去と向き合う。初めての香織の恋愛話しも飛び出し、この恋愛の行く末も気になるが、これでシリーズ最終話とは寂しい。

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    2022年01月24日