誉田哲也のレビュー一覧
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自身が剣道人。それゆえに、あえて読まなかった作品。過去になんどか剣道を題材にした作品を観たり読んだりしたけれど、「いや、そうじゃない。それはないでしょ。」と、知っているがゆえに、フィクションにも染まりきれず、辟易とした経験が多々あったから。そんな人にも是非読んで欲しい作品。なぜもっと早く読まなかったんだろうと思う。剣道の描写もとても素敵。丁寧。実際、書いてあるようにやってみると一皮むけたような稽古もできた。そして青春。自分にはここまでうちこめる部活生活ではなかったけれど、こういう経験を踏んでいる人たちがいるのだろうと、世界までひろげてくれた一冊。
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ネタバレAudibleにて。
2008年の作品でドラマも有名ということで、かなり今さらなんだろうけど刺激が強くおもしろかった。
姫川刑事のトラウマとなっている、また、刑事を志すことになったレイプ事件。その裁判で、強姦ではなく合意の上だったとの弁護士の主張に対する当時の姫川の反論に、傍聴席の刑事たちが敬礼するシーンは痺れた。
この話では、普通に生活している人々が、殺人ショーを見ることで死をリアルに感じ、そこから生を感じられるようになっている。また、姫川刑事は、強烈なトラウマを持ちながらも、犯人と同じ思考をもつことで、他の刑事より早く真実にたどり着く。姫川刑事がそのような思考を持つこと自体の理由付けは特に -
Posted by ブクログ
ネタバレ誉田哲也さんというと私の中で中学生の頃に読んだストロベリーナイトのイメージが強くあります。
しかし本作はまったくちがう。
「人気ロックバンドの元ギタリストはいったいどこに消えたのか」、ここだけ読んで初めはミステリーだと思っていました。
しかし音楽と向き合い続ける梨紅が、自らの成長のために、元ギタリストの伊丹を探しはじめる。伊丹に会って、自分は何がしっくり来ていないのかを知ろうとしたからだ。そうして徐々に明かされる伊丹の過去。
伊丹に会うために山形まで車を飛ばし、通い続ける梨紅。
わたしは純愛だと思いました。
確かにはじめは伊丹の才能を求めて行ったはず、しかし世捨て人のように暮らす今の伊丹が梨紅 -
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姫川シリーズ最新!
今回から、魚住久江さん参加!
(ドルチェ/ドンナ ビアンカの主役)
章毎に、語り手が、姫川さん、魚住さんと代わるので、ちょっと混乱したけど、2人共、人間観察バッチリやわ。
今回は、姫川さんより、魚住さんの方が活躍したんかな。
人間力もなんというか、なんか凄い感じ。
今回の事件は、慰安婦問題に絡めた感じで起こってる。
作者の想いもあるのか、新聞媒体とテレビ局の関係もチクリと。
「日刊新聞法」の問題点と絡めて。
そうなんか。創業家が力持つのか…
姫川さんの尖った感じのやり方。
魚住さんの包み込むようなやり方。
取調べでは、顕著に出るのかな。
さすが、今泉さんが、頭